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ひねもす ちはやふる

HN福ら雀による、漫画「ちはやふる」に関する思ったことのつれづれ考察。 基本的に、否定より現状肯定、貶すより良いほうに捉えることをメインのスタンスとしています。感想より分析が好きです。 支部もやってます↓ http://www.pixiv.net/member.php?id=11693593

ちはやふる BE・ LOVE 4・5・6号 176・177・178首 まとめて感想

ゴールデンウィーク、なんとかPCに向かう時間が確保できました。

とかさまさん、奈緒さん、拍手コメントのほうでの温かいお言葉、本当にありがとうございました。
心の根っこから、エネルギーをいただきました。

拍手をしてくださった皆様も、本当にありがとうございました。

***以下、前置きが長いので、読み飛ばしてくださっても大丈夫です***


気が付けば、今年の桜はバタバタしているうちにあっという間に終わってしまいました。
なので、まだ、昨年に母と一緒に見た近江神宮と京都の桜が眼に鮮明です。

この春あわらに桜を見に行けないのは本当に残念でしたが、「たのしみ貯金」としてとっておくことにします。

思えば、下の娘が「ちはやふる」を大好きになったのは、8歳にのときに行った時雨殿で母に「ちはやふる」コミックスを買ってもらってからでした。

そして母が未明に亡くなった日、下の娘の中学校では百人一首大会がある日でした。

夜明け前、病院から帰宅したあと、まずは何も伝えずいつものように学校へ送り出したのですが、
娘は母のためにとかるたを頑張り、学年で2位をとって帰宅しました。

帰宅した後の訃報に大泣きした娘でしたが、つい数日前、ちはやふるを読み返していて、「新の気持ちがすごくよく分かる。泣いてしまう」と言っていました。

またひとつ、深いところで、ちはやふるが大切な作品になった気がします。

***さて、前置きはここまで***


ちはやふる復活後の感想をだいぶためてしまいました。
ですがせっかくここまでつなげてきたので、まとめての短縮版あらすじですが、
箇所箇所の感想とともに、以下綴らせていただきます!

◎176首

詩暢ちゃんと周防名人、太一出演のTV番組放送が、かるた界に波紋をよぶ。
南雲会では、村尾さんが新に、「新は白波会的なかるたが弱点では」と指摘。
いっぽう千早は受験勉強。
「不思議の国のアリス」を使い、英語のリスニングと音読と身体の動き(かるた鍛えた暗記力が活きる)で邁進中。
が、しかし、かるたで鍛えた忘却力もまた発揮され・・・
ふと窓の外を見ると、肉まん君は図書室で、かなちゃん&机くんカップル(♪)は教室で勉強している。
「かるたはひと段落」という言葉を思い出し、さみしくなる千早。
下校時、そんな千早にかなちゃんが貸してくれたのは、岩波新書 リービ英雄著『英語でよむ万葉集』。
  「ひと段落」した皆とは線ができた
そう思ってしまった千早は、太一や新はどうしているか、と気にしながらも、
「それでも進むって決めたんだ」と思いを新たに。
千早が訪れたのは、須藤さんの東大かるた会。
五十嵐読手の読みで良い反応ができたことと、英語の勉強から、
「私には音源が必要だ」と悟った千早は、須藤さんに専任読手7人の音源を借りに来たのだった。
周防名人に口添えくらいはしてやるぜ、うちの部員強い順で3人抜きできたら、という須藤さん条件を前に千早は・・・
一方、周防名人のそばには太一が。
(ふたりの会話から、今回のTV番組は兼子さんは見逃してしまったことがわかり残念・・・)
名人と一緒にいるときは同じ食べ物(ここではアイスバー)を同じ食べ方で食べ、同じように歩く。
「同化」することを2ケ月試してみている太一は、音に繊細なひとの感覚を体感できるようにまでなっている。
白山会館に着いたふたりは、千早が須藤さんと対戦しているのを目の前にする。
「会っていく?」という周防さんに、「いいです、これ捨てといてください」と太一が渡したアイスの棒は、なんと「アタリ」。
(周防さんが「ハズレ」を引いてがっかりしているのを知っていたよう・・・このさりげに当たっててそれを渡すあたり、太一らしいなあ)
  せっかく周防さんに近づこうとしているのに 千早に会うとダメだ
  見ても声聞いてもダメだ
  自分になっちゃうからだめだ
 (先輩は自分になりたいんです、からだいぶ遠くにきたな太一・・・)
激しく鎬を削りながらも楽しんで戦っている千早と須藤さんをとめたのは、周防名人。
「読手さんのデータはなにしてもあげないよ
 一生懸命お願いすれば たいていのことは叶ってきた? 甘いよね」
反論せず、「失礼しました」とおとなしく帰る千早。
裏では「周防さんて須藤先生に厳しくない?」との意見が・・・
帰り道。
「一人になるんなら かるたなんか楽しくない」と思った小学生のことを思い出してしまう千早。
 
  なんで思い出すの もうちがうよ ちがうよ
そこへ、須藤さん(相変わらず携帯未登録・・・)からの電話。
「おれ 持ってるぜ 読手さんの音源
 いるなら やろうぜ 今日の続き
 クイーンになりたいんだろ?
 おれも
 なりたいんだ 名人に
 周防さんを倒したいんだ」

◎177首

舞台は京都、明星会(伊勢先生宅?)の前にたたずむ詩暢ちゃんから。
6歳のときから、家から1個目のバス停から歩いて20分の距離を、
熱くても寒くても、遅い走りながら家政婦さんと一緒に通った日々を思い出している詩暢ちゃん。
『いまさら うちがここで学ぶことなんてあるんか?』と思った詩暢ちゃんだったが、
帰宅したおばさん(伊勢先生奥様?)に見つかり、がっちりと腕をつかまれなかへ。
「もし詩暢ちゃんが来ることがあったらこの子と取らせようって伊勢先生言ってはったんや」と
紹介されたのは、クイーン戦で札ガール(大盤係)をやってくれた桃ちゃん。
左利きの桃ちゃんを相手に強さをみせ、だんだん楽しくなる詩暢ちゃんだったが、詩暢ちゃんから1字決まりをとった桃ちゃんが皆に応援されているのを見て硬化する。
 笑わせるわ
15枚差で勝利した詩暢ちゃんは、いつもの「いけず」を言って立ち去る。
 もう来ん もう小学生やない
帰宅すると、母がマネージャーのように仕事のオファーを整理している。
 「世界で1人目の かるたのプロになりなさい」
 よみがえる、おばあちゃんの声。
 でも―
 もう走らん
一方東京。
千早と須藤さんはふたりで北央へ。
須藤さんの持つ読手さんのデータを見て、「いいんです」という千早。
「須藤さんはどんなに性格が悪くても
 卑怯なことしちゃだめなんです」
きっぱり言う千早に、「昔のありあけ 小峰読手バージョン」を出してきて、興奮させる須藤さん。
でも。
「気ぃ抜くなよ おれは 勝つかるたを磨きたいんだ」
帰り道に、「はあ?!読手講習会行った事ねえ?!信じらんねえ
やってみなきゃ読手の気持ちとかわかんねーだろ タコターコ」
と須藤さんから言われ、須藤さんと一緒に、読手講習会に参加することにした千早。
須藤さんの姿を間近でみていて、疑問がわいた千早。
「須藤さんはなんでかるたやってるの?」
「は?いまさらなんだよ べつに意味ねーよ」
「好きなの?」
「なにそれ気持ち悪ぃ べつにいいじゃん」
対戦練習の間も、「勝つかるたを磨きたい」「名人になりたい」という
須藤さんの言葉を思い出す千早。
わかったことは。
 須藤さんて”感じ”も速さもナンバーワンじゃないけど
 一勝一勝にこだわりながら 登ってる
そんな千早に須藤さんは告げる。
「いつか おれがかるた協会の会長になったらおもしろくねえ?」
「ハハ 夢とかじゃねーけど アリじゃね? 向いてね?」
「後輩のかるた部のやつらが 安心して楽しくかるたやれるように
 仕事しながらやる それがおれの思う文武両道」
「かるた協会会長って全員名人経験者なんだぜ 笑うー」
 涙うるうるの千早と北央メンバーを
「やめろ うぜえ」
で切る須藤さん。
自分の情熱を思い出した千早は、
「私は速さをみがきたい いろんな手できてください」
と須藤さんに向き直る。
一方、詩暢ちゃんは、オファーのきたテレビの仕事。
京都出身・ハワイ出身の女の子、丸麻呂と麻呂兄というゆるキャラ?!との対戦。
母に「TVとしての面白さ」をしこまれた結果、
「覚えてるの5首しかない」というハワイの子に「しの」を取られてしまう。
「札はなんていっていますか?」と聞かれ、「えらい楽しいって言うてます」とウソをつく。
収録終了後、詩暢ちゃんの耳には、札からの声は何も聞こえなくなっていた―

◎178首

札とのつながりが感じられなくなり、焦る詩暢ちゃん。
一方、TVの仕事の話は母を介して広がるばかりで・・・
9月、新学期。
千早の模試の結果は良くなく、受験生もいよいよ本気。
落ち込んでいた千早は、電車内でかばんのなかにかなちゃんから借りた万葉集の本を見つけ、「たご」の原歌の英訳をみつけて、そこに明るい気持ちをもらう。
それを覗き込んだのはなんと周防名人。
「ぼくは常々 ちはやぶるの一首はおおげさなんじゃないかと思ってるんですよ」
「いくら美しくても紅葉は毎年のこと それなのに「神代も聞かず」とは
 どんだけなにを知ってんだよ 業平 このリア充めと思うわけで」
との周防さんの感想に顔をしかめる千早。
そこにまるで千早からのブーイングのように名人の携帯がバイブレーションする。
(やはり耳を大事にする名人だけあって、音ではなくバイブなんだ・・・)
知らない番号ゆえに出なかった名人は、留守電の溜息ひとつで詩暢ちゃんだと知り大騒ぎ。
千早はお財布ありったけ(二千円もない・・・)を周防さんにつきつける。
「詩暢ちゃんが周防さんに電話かけてくるのは 普通のことなんですか?」
その声に落ち着きをとりもどし、冷静にリダイヤルする名人。
部屋でかるたの練習をしていると聞き、
「またかけてきてくれるんじゃないの 仕事に遅れるから」
とお金を返して去っていく。
その一方で、周防さんは何度も詩暢ちゃんに電話を掛けてみている様子・・・
詩暢ちゃんは、なり続ける電話を座布団の間にはさみ、かるたに向き合っている。
耳をすませても、聴こえない声。
幼いころの札との楽しいおしゃべりを思い出すが、今は・・・空札ばかり。
そこに、忘れ物(おいて行った伊勢先生の本)を届けに訪れたのは伊勢先生。
「読んでくれたんやな。 たくさん線引いてくれてありがとう」
という先生に、
「意味わからんとこばっかりやったし」
と言う詩暢ちゃん。
教えたる、と先生はいうが、「うちもう明星会には行かへん」と答える。
「もっとレベルの高い練習してはるかと思ったのに あの程度
 クイーンを倒したいと思ってやってる子はおらへんかった」
「そやな…厳しくしたら続かん子も多くてな かるたの楽しみ方も人それぞれや」
「…………歳 とらはりましたなあ 先生」
詩暢ちゃんのなかの伊勢先生は、いまでも
『同年代の仲間はおらんほうがええ 詩暢ちゃんは
 一人になるほど 強くなる子や』
という姿―
「うちには かるた楽しむより 強くなる道しか選ばせてくれへんかったのに」
そんな詩暢ちゃんの姿に、伊勢先生のかけた声は。
「いまは みんなと一緒に百人一首の勉強もしとるんやで 笑うやろ」
「百人一首は高い山みたいなもの」
「千メートルの山に登ると 下におるときは見えへんかった二千メートルの山が見える
 二千メートルの山に登ってみると 三千メートルの山が見える」
「競技かるたも同じや みんながみんな登れるわけやない
 でも 詩暢ちゃんは挑める子やと思うた」
「わしの言葉にわからんところがあるのなら まだ詩暢ちゃんは登り切ってないことや」
そのことばに、うちはクイーンや、これ以上の強さがあるかと反発する詩暢ちゃんだったが、
「綿谷新くんにも負け続けて 周防くんとも戦ったことがないのに最強のつもりか?」
と返される―
夜になるまで、そのまま固まっていた詩暢ちゃん。
あれこれお母さんに世話を焼いてもらっていたところ、息せき切って訪れてきたのは周防名人。
「えっと…あの 電話した? 何かあった?」
 問うて来る小さい声。
その腕をぐっとつかんで、詩暢ちゃんは明星会へ。
 もう走らん もう走らんて 思うたのに
伊勢先生の前に名人を引き出し、
「これから 名人とかるた取るわ 勝ったら認めてや
 うちこそ最強やって」
と宣言する詩暢ちゃん。
すわ、名人VSクイーンの試合がはじまる?!というところに、
割り込んできたのは小学生のこころちゃん。
帰んなさい、と言われても動かず、満面の期待に満ちた笑みで詩暢ちゃんに向かう。
「だってチャンスないかもしれんもん クイーンもう来んかもしれんもん」
「クイーン うちとかるた取って 強い人と試合がしたい どんだけ強いんか知りたい
 うちも強いで 桃ちゃんにもときどき勝つんやで」
  強い人と試合がしたい うちと かるた取って
 『この子 小ちゃいころの あんたみたいやなあ』
と詩暢ちゃんにこそっと告げたのは・・・札の声。
 詩暢ちゃんのなかで何かがこみあげてくる。
  会いたかった 会いたかった 一人でさびしかった どこへ向かったらいいか わからへんかった
  あのころの 自分の前に 今の自分がもし現れたら
  まだまだ先に綺麗な山があると 見せてくれる人がおったら
「じゃああんたととるわ 名人はええわ もう帰って」
やったああと喜ぶこころちゃんに、袖にされてため息をつく周防さん。
「ようわからんけどご苦労様やな 周防くん
 名人とクイーンの最高峰の一戦も見てみたかったけどな」
「無邪気なこと言いますね 詩暢ちゃんになにか呪いをかけてたのは伊勢先生でしょう?」
(ここの周防さん、めっちゃかっこよかった・・・!)
  最高峰という名の 荒野
帰途の新幹線で、千早に電話をかける名人。
告げた言葉は―
「東日本予選 がんばって 詩暢ちゃんと 不尽の高嶺で待ってるよ」
**ここまでは34巻に収録**

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【お知らせ】「ちはやふるオフ会in桜の時期のあわら」のご紹介(最終3/31締切です)


皆様、ご無沙汰しております。

先日は、あまり私事が関係しないほうがよいはずのブログで私の事情を述べまして、失礼いたしました。
なのに、皆様、あたたかいコメント等たくさんくださり、本当にありがとうございました。

お陰様で四十九日とお彼岸を終えることができ、まだまだ気持ちは落ち着かないながらも、かたちはひと通りは落ち着きました。

そうこうしている間に、ちはやふる連載復活からはや4回分更新が溜まってしまいました;
34巻も出ましたね!
しっかりチェックはしていますので、おいおい開けてしまった穴から更新したいと思います。

(最新号の太一については騒ぎたい事てんこ盛りです・・・!
 真意はまだわからないものの、めちゃめちゃ燃えました。
 今年の秋、きんもくせいをみたら絶対太一を思い出します(笑))

さて、そんな開店休業状態ではありますが、ぜひご案内したいことがあり、以下ご連絡です。

***「ちはやふるオフ会in桜の時期のあわら」のご紹介***

この4月、ちはやふるファンの、ちはやふるファンによる、ちはやふるファンのための
「『ちはやふる』ファンお花見お泊まり会」イベントが、桜の時期の福井県あわら市で開催されます。

この時期の芦原温泉でもハイクラスな旅館さん
(一昨年・去年と声優トークショーのキャストの皆さんや
 映画ロケ時の役者さん達もご宿泊された?お宿)に、
若干割安になる大部屋グループプランで宿泊させて頂いて、
おいしいお料理と素敵なおもてなしと心地の良い温泉につつまれて
ファンの同士と楽しい時間をすごすという、とびきり素敵な企画です。

〔日程〕4月8日(土曜)~4月9日(日曜)
〔場所〕グランディア芳泉さま

私も昨年秋にあわらを訪れた折、原作と映画とそれぞれの桜並木をご案内いただいて、
ああ、この桜たちが満開になったらどんなに素晴らしいだろうな・・・と
心の中で再会を誓ったのですが、今年は諸事情でうかがえなくなってしまいました・・・

ですが、写真で拝見してもこの桜並木が素晴らしいこと請け合いですし、
あわら温泉の皆様のおもてなしは、私の中では某ねずみの国のおもてなしを凌駕するものだと思っています。

もしご都合のつく方がいらっしゃいましたが、ぜひぜひ参加をご検討されてくださいませ♪
よろしくお願いいたします。

*詳細および申し込み方法は、以下URLをご参照ください*

http://blog.goo.ne.jp/hiroronfx/e/47107ba65b616f68839caec3674aefb5


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BE・ LOVE 4号 ちはやふる 176首 ミニ感想 と お知らせ

ほんとうに、ひさびさの、連載再開です。

前回11/1に更新してますので、3か月ぶりの「ちはやふる」。

コミック34巻も、3/13に発売が決まったとのことで、
このペースですと、これからはコミックスまで休載なく進みそうですね。





****以下、少々ネタバレあるのでご注意ください****




夏が終わり、周防さんと詩暢ちゃんの特番をきっかけとした、
「強さ」を求めての3人の新しい動き。

・千早:太一の助けもあり、改めて認識した自分の武器を最大限活かしたいと奮闘

・新:周防名人の前に、自分の弱い点の認識・克服

・太一:「自分になりたい」ではなく、「自分」から超える(離れる?)ことでの強さ獲得

そして、須藤さん・・・!

胸熱展開の助走がはじまった、という感じです。




感想をアップできればと思うのですが、少々私事でバタバタしております。

以下、重い話です。

「重い話はちょっと・・・」と思われる方は、ここでブラウザを×されてくださいね。














先週、私の母が亡くなりました。

一昨年の10月に、体調不良から胃がんの末期であることが判明し、
ずっと闘病しておりました。

当初は抗がん剤がよく効き、去年の3月には、
孫(私の娘)の十三参りで一緒に京都に行き、近江神宮に参拝するまで元気になっていました。

ですが、冬に入り、薬もあまり効かなくなって急激に元気がなくなり。

この1か月の急激な変化は、今でも信じられません。

日程の都合上、葬儀はこれからです。

しばらく、ネットにも向き合えないと思います。



ですが、3か月ぶりの「ちはやふる」再開が嬉しく、ひとことだけでも更新しようと思いました。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
重いお話をお聞かせしてすみません。


この3か月のBELOVEブランクの間にも、福井や山形の熱いちはやふるファンの方々のご活躍や、
先生の作品愛・人物愛などを感じることのできるきっかけをいただきました。

近くの皆様、いろいろと優しいお心遣いを、そして情熱を分けて下さいまして、
本当にありがとうございます。

遠くの皆様、素晴らしい企画をありがとうございます。


「ちはやふる」、先生も、作品も、ファンの方々も最高です。

拍手[31回]

BE・ LOVE 22号 ちはやふる 175首 あらすじ•感想

さて、「イシュタルの娘」が表紙の22号!

なんと、今号でしばらく「ちはやふる」は休載―――
年明けには再開予定とのこと。

次回が11/15(23号)、次が12/1号(24号)、次が12/15号(新年1号?)となるので、
復活はもしや1/1号??(2号?)

これだけ長いお休みは、太一の告白後以来??
とても残念ですが、末次先生は今年映画関係でとてもお忙しかったと思うので、ゆっくり英気を養っていただけたら・・・とも思います。

でもできたら、年明けたらすぐバレンタインだし、
「クーベルチュール」の彼らとも久々に会いたいなあ、とも思ったり。

そして再開した「ちはやふる」は、ぶれない千早とともにますますパワーアップしていることでしょう。




***以下、175首のあらすじ(ネタばらし)となりますので、ご注意ください。***





今回は扉絵はなし。
自宅で、ビッグなスノー丸のぬいぐるみに凭れて「かるた展望」を読んでいる詩暢ちゃん。

先号は、千早母の「千早!」怒声からでしたが、今号は詩暢母の怒声から(笑)

「詩暢――っ!
 先月収録した特番の放送 もうすぐや あんた見んの?」
「は?
 べつに興味ないし見んでも・・・」
「気にならんの?テレビ映りとか 声の出し方とか笑い方とかのチェック・・・」
「いらんわ」
「張り合いないわ なんなのあんた 行く行く言うて明星会も行かんまんまやし」

母の怒声で明らかになる事実。

詩暢ちゃんは、明星会に行っていない――

 『明星会 寄らせてもらいます』
  うっかり 言うてしもたけど

詩暢ちゃんの脳裏によみがえるのは、かつて、明星会のなかでもひとりだった自分。

詩暢ちゃんに同年代の子を当てても仕方ない、と、大学生の子がくる6時まで待たせたり、
「(同年代相手は)詩暢ちゃんのためにもならんし 相手の子が気の毒や」という伊勢先生のいる風景。

  伊勢先生 伊勢先生の言うとおりやし
  それはいまでもなんも 変わってへん うちも 先生も

やはり、長い間培ってきた互いの関係性はそう変わらない様子。
伊勢先生より贈呈された「かるた歴50周年の著書」を手に取り、考えに沈む詩暢ちゃん。


テレビでは、特番が始まる―――


 競技かるた それは――
 百人一首 千年まえから続く 歌人の魂を乗せた
 畳の上の音の格闘技


「あらー真島くんじゃないの 晩ごはん食べた?
 親子丼ならすぐ作れるわよ 食べる?」

と声をかける千早母に、

「お母さん静かにして!」

と千早。


 今年の名人戦で五連覇を果たした周防久志名人と
 三連覇中の若宮詩暢クイーンの
 強さの秘密を解き明かします


「強さの秘密 解き明かしてくれるの?! ほんとに?!」
「千早もうるさいわねー」

と、すっかりホームコメディな綾瀬家。


説明が進み、映し出される試合相手。
そこにうつったのは、太一。

いつの間にか出来ている親子丼をもぐもぐしている太一と、
テレビの太一を青ざめた顔で見比べる千早。


白波会では。
「まつげくんか?!」

南雲会では。
「わっ太一?!」

東大かるた会では。
「真島じゃねーか!」

綾瀬家では。

「なにやってんのよ太一~え~」
「おばさん親子丼うまいっス」
「えっ真島君もテレビ出てんの?!」
「テレビ映えするわねえ♡」
とおおさわぎ。

「おれなんか引き立て役です」という太一。

テレビのなかでは、音響研究所の鈴岡直美先生の、
名人の「S」音認識についての解説が続きます。

 『聴力検査の結果 高音も低音も 平均値を上回る結果が出ました
  これが第一の名人の速さの秘密と言えるでしょう』

 「名人はどうやってその能力を手に入れたんですか?」
  との質問に
 「生れつきと 環境です」
  と小声で答える名人。

目を見開く千早。

 「環境といいますと?」
 「あ でも 努力している部分もあります
  専任読手の方7名の 百首の読み上げデータをそろえてるのはたぶん僕だけです」

 専任読手7名――!
 どーんと描かれたお姿7名、迫力に満ちています。
 (中には、お名前のわからない人も)

 原田先生も、新も、富士崎かるた会のヨロシコも理音にとっても驚きの事実。

 「7人全員ってことは 最近全然大会で読まなくなった九頭竜葉子さんのも持ってんのか レアすぎる」

名人は、名人になる前の2年、ずっとその読み上げの音源を、
音量を小さくして上の句の頭だけ流していたとのこと。

その話をきいて、

「音とつながってても札とつながってないのは そのせいやったんですねえ
 周防さんの天才ぷりの凄まじさときたら」

と微笑う詩暢ちゃん。



「お嬢さんアップでもかわいいですねえ イケズがよう似合うてますわあ」

京都の若宮宅では、家政婦さんと詩暢母がテレビ前に。

「黙ってて!」という詩暢母はずいぶん真剣に見ている模様。
そんな様子を、詩暢祖母もながめています。


さて、詩暢ちゃんの検査の結果は。
聴力は一般の人と大きな差はなく、違うのは、どこを見ているか。
目線をトレースする器具をつけての検証では、まったく焦点が動いていないことが判明。

 「読まれた札に視点を合わせることなく 一枚だけを払う正確さ そして 速さ
  クイーンの強さの秘密は 名人とはまたちがうところにありました」

「みてはいないんだけど」とは、ごちそうさました太一。

「若宮さんは目がいいんだと思った」
「どういうこと?」
「目と手の整合作用がすごい。運動神経がすごいってことになんのかな
 自分の身体を正しくコントロールできてる 訓練でしか身につかねえ」

というのが、太一の見立て。

 「基本ひとりで練習されているとか。さびしくないですか?」
 「うちなんかまだまだ下手で他の人に迷惑かけてしまいますから
  ひとりがお似合いです」

と答える詩暢ちゃんの「イケズ」(自分より強い人がいないので練習にならない)を
正確に把握して吹き出す新。


 「でも うちのそばにはいつも 百枚の札がいてくれますので
  さびしいと思ったことはありません」


と答える、凛としたテレビのなかの詩暢ちゃん。



一方、若宮家の「今の」詩暢ちゃんは、伊勢先生の本とにらめっこ。
伊勢先生の本の、「言ってる意味がわからへん」という詩暢ちゃん。

  「いつでも 来てくれて ええからな」

という伊勢先生の言葉を思い出しながら――

「先生 意味わからんって言いにいかな」

とつぶやく。


一方、テレビの詩暢ちゃん。

「練習時間が長いと言われますけど 箱の中でずーっと
 開けても開けてなくても なんやらかんやらおしゃべりしてるのが札です
 それが聞こえてしまう
 箱を開けずにいられましょうか」

「うちは 札はみんな こんくらいの 小さな神様みたいに見えてます
 みんな とってもかわいくて わがままです」

「この子たちと この札たちと 離れずに生きていくのが 私の夢です」

テレビ画面のなかで涙がきらめく詩暢ちゃんを、
日本全国の人が固唾をのんでみている――


「この子 なんかすごいねー。愛がすごいの伝わってくる」
と、千歳でさえ?感じた模様。

「千早 かるたってそんなおもしろ・・・」

千歳の言葉をさえぎるように立ち上がる千早。

「お お母さん私 クイーン目指したい」

「勉強もがんばるから 必死にやるから クイーン戦に出たい
 両方がんばるから」

千早の脳裏には、
「今年こそ 約束や」
という詩暢ちゃんが――


「もう千早も・・・クイーンになってどうするっていうのよ」

とため息をつく千早母。

「お母さんは私になんになってほしいの?

 看護師さんとか本屋さんとか べつに具体的にないでしょ?

 なんかこうふんわり
 し・・・幸せになってほしいってくらいなもんでしょ?」

と、ふんわり・・・ポーズをとった千早に、

断固として、「ちがうわ!」と拳でテーブルをたたく母。

「子供には 高確率で幸せになってほしいのよっ」

ものすごい剣幕に圧される千早、千歳。

「・・・そのくらいのシンプルな望みなのに なんでうちの子はふたりとも
 大丈夫かどうか 怪しい道ばかり行って・・・」

と、シリアスな雰囲気のなか、食器を洗い出す太一。

「いいのよ食器なんか洗わなくて」
「やりますよこんくらい 親子丼おいしかったです」
「あらやだはずかしい」
「おばさん
 千早は周防名人に近い耳の良さがあります」

太一の言葉にあわてる千早母。

「え 名人ってあの人?まさか――」
「でも聴力にもピークがあって 千早はいまかもしれない
 
 いつか"感じ"なくなる・・・・・・」

呆然とする3人。

「じゃ もう遅いんで お邪魔しました」
「え?! 太一言うだけ言って?!」
「失礼しまーす」

パタン。
閉じられるドア。

太一の残した言葉と、自分の望みをかみしめる千早母・・・

「・・・千早
 できるの?千早にそんな 両立とか・・・
 お財布的にも浪人してもらっちゃ困るのよ?」

「わ・・・私いい言葉知ってる 知ってるよ!」

「? どんな言葉・・・」

「するよ両立!!」

「だからどんな・・・」

「がんばるよ両立!!
 あ がんばるがんばるって言うだけじゃダメだね えっと」

と、駒野先生のレクチャーにしたがい、物事の上達のポイントをおさえていく千早。

① 目標は具体的に/次の模試でどの大学かB判定もらう

② 時間は集中的に使う/勉強時間はかるたとキッチリ半々にする

③ 第三者に反省点の指摘を受ける/先生たちに毎日添削してもらいに行く

④ 居心地のよい場所から出ていく/ちがうかるた会にも修行に行く


とうとう微笑う、千早母。


「太一!」

家を出て、去っていく太一を追いかける千早。

「ありがとうね」
「なにもしてねーよ」
「ありがとう ありがとうね 太一」

かすかに頬を染め、手をあげて去っていく太一。


  いつか "感じ" なくなる

  やりたいことを思いっきりやるためには

  やりたくないことも思いっきり やるんだ



■ 「ちはやふる」は次号からお休み。年明けに再開予定とのこと ■



***以下、ざっくりと感想です。***


① 駒野先生の名台詞


“やりたいことを思いっきりやるためには、やりたくないことも思いっきりやんなきゃいけないんだ”

きましたね、駒野先生の名台詞!!

「やんなきゃいけないんだ」じゃなくて、「やるんだ」となっているところ。
千早の決意の現れです・・・!

駒野先生の物事の上達のポイントレクチャーも、すごかった。
高2の娘に読ませなければです(笑)


② ちょうどよいバランスになった千早と太一

以前は、太一→→→→←千早 な感じでアンバランスだったふたり。

ですが今回は、太一の行ないが千早を思ってのこと、と千早はしっかり感謝しましたし、
太一は太一で、押し付けがましくなく、さりげない気配りでした。

いろいろアンバランスゆえに起こってたひずみが、解消された感じがします・・・
このふたりの気の置けない感じも、やっぱり好きだなあ。


③ テレビ番組の意味

テレビで、周防さんの弟子?的な立場を全国的に知らしめた太一。

これはやはり、周防さんの病状がすすみ、名人戦に出られなくなるような展開になった時に、
師匠/弟子の関係が皆に伝わるようにするための設定でしょうか?

詩暢ちゃんの「プロの道」も、伊勢先生との関係も、どうなるか・・・
気になります。

④ 千早母の叫び

「子供には 高確率で幸せになってほしいのよっ」

 ああ、わかります・・・!というか、個人的には、
「絶対幸せになってほしい!」

1日のほぼ80%は幸せで満たされていて欲しいです。

もちろん、幸せではない時間が幸せな時間を作る、ということもあるかもしれませんが・・・

千早母も、詩暢母も、思うは同じだなあと共感仕切りだった次第です。


さて、「ちはやふる」連載はしばらくお休みですが、
来週のびらぶには、あわら市の「ちはやふるweek」レポが載るとか♪

「イシュタルの娘」の続きも気になるし、次号も買わねばです。


そして時間の余裕ができたら、連載再開までに、一度これまでの展開を読み直してみたいなあ。
33巻の感想も。

皆さんも、何か気が付かれたこととか思われたことがあったら、感想ぜひ共有してくださいませ!



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BE・ LOVE 21号 ちはやふる 174首 あらすじ•感想

仕事が大荒れで、週末にいろんなものが吹き寄せられてブログに手を付けることができず><
予定外に遅い更新になってしまいました・・・。

この間、上の句&下の句のDVDでましたねっ!
まだ通してはみられてないのですが、特典映像もとっても豪華だということなので(先に見た娘の感想)、時間がとれたらたっぷり浸ろうと楽しみにしています。

さて!!
33巻の栗茶色の新と対照的な、白新が印象的なびらぶ21号。
今号はちはやふるの2017ダイアリーつきです♪
これ、いつももったいなくて使えず、毎年大事に保管してしまっています。
今年は最近のお話からの名台詞も多く、読み返すと感慨深いです・・・


さて。
「勝利のその先へ」の174首、はじまりはどうなるのでしょう??



***以下、174首のあらすじ(ネタばらし)となりますので、ご注意ください。***


扉絵は、秋の紅葉のなか、高校のかるた部前ベンチ(かな?)に膝をかかえて座る千早。
どこか、満足そうな顔をしています――

さて。

「千早っ!」

近江神宮の夏が明けて最初のせりふは、千早の母の怒声から。

学校に「自習しに」行こうとする千早に、
「だまされないわよ かるたの練習でしょ」
という千早母。

夏休み前の三者面談で、
「全国大会で部活からスッパリ足を洗えばなんとか行ける大学あります」
と言われていたらしい千早。
模試の結果もズラッとC判定とのこと・・・
(4月から6月にかけてあれだけ頑張っていたのに、なかなか挽回は難しいものなのですね・・・)

「で・・・でも私 クイーン戦に・・・」
という千早に、
「千早。浪人してまでクイーンになってなんになるっていうの?」
と尋ねる母。

「と とにかく今日は行くから吹奏楽部と勝負なのっ」
と不思議な言葉を残して家を出ていく千早。
そんな千早を見送る千歳姉。



登校した千早は、部室の掃除をしています。
きっとかたくかたく絞っただろうぞうきんで、きゅっきゅっと畳をふく千早。

  2年までの成績がポンコツな私には
  推薦やAO入試の道はない
  センターと2次試験でがんばるしかない

  がんばるしかない

映し出される部室のカレンダー。
名人・クイーン戦は、センター入試の1週間前・・・

  でも・・・
  どこにも受からなかったら?

  浪人する?予備校通って お金は?
  できる限りバイトして・・・でもその間だって

  かるたをやり続けたい――


蝉の声。焦燥感を覚える千早。


そこに。
一陣の風とともに現れたのは・・・太一。


ふりかえる千早に、
「さっき通りかかったときもやってたけど・・・
 これ普通の掃除じゃねえな?」
と部室にあがってくる。

「ケジメの大掃除ならおれもやるよ
 2年間お世話になったんだ」
と、掃除をはじめる太一。


あの告白の日以来、部室で同じ時間をともにするふたり――


 「この壁のシミなんだ?コーヒー牛乳か?」
 「これ使って太一」
 「あっこの洗剤知ってる!夜の通販で10個セットの」
 「お母さん買っちゃったの」
 「うちも」
 「使えんのか?」
 「使えない!」

と、すっかり元の通りに思える千早と太一。

 「こういう掃除って3年みんなでやんねーの」
という太一。
(このあたり、退部してるんだだった・・・って思い出させてせつなし)

みんな勉強がんばってるし、と言うけど、実は一番やばい千早・・・。

 「いつもはしないところまで掃除してるとわかる」
と、千早。

どこにも厚いホコリがたまってないくらい、すみずみまで掃除してくれているのはかなちゃん。
コーヒー牛乳のしみは、肉まん君。
ノートの整理のしかたは、机君。

  積もっていく

いろいろなものが積もっている空間を太一と共有しながら、
「浪人してまでクイーンになって なんになるっていうの」という母の言葉が耳に残る千早。


そこに、吹奏楽部の面々が千早を迎えに来て、一緒にいた太一も勢いで一緒に行く事に。

さて、千早が家を出る時に口にした「吹奏楽部との勝負」とは?!
部室取り替え(2階⇔1階)をめぐるカラオケ勝負のこと!

互いの主張が真っ向からぶつかり、先生方にも一任されたこの勝負。
3対3の源平戦ならぬ、採点カラオケ勝負です。

吹奏楽部のトップバッターは、さすがのすごい声量。
「"感じ"がだめになる みんな逃げてー!」
という千早に、耳栓をさしだす机君。
(さすが薬局の息子??!)

「机君用意いい!」と貰う皆のなかで、
「あ、おれは自分のがあるから」という太一。

その姿に、周防名人を重ねる千早・・・

次はかるた部の番、対するは千早。

「勢いで16歳のとき1曲だけ配信した綾瀬千歳のデビュー曲」の、振り付き完全コピー!

吹奏楽部の91点にたいし、95点をたたき出します。

「久しぶりに聴いた、千早のコレ。帰り道の歌の定番だったよな」
と大うけしている太一。

その表情に、嬉しそうな表情をうかべる千早。

  『真島さー 周防さんのいる東大かるた会に練習にいってるんだってさ』

  との肉まん君の言葉。

  「次は試合で」と書かれた、喜八洲総本舗のきんつば。


 太一が かるたをやめてない やめてない


――かるたをしてれば おれらの道はいつか重なる――


脳裏には、新の言葉がよみがえり。
太一と背中合わせに座り、物思いにふける千早・・・

勝負は順調に?すすみ。

吹奏楽部92点 VS かるた部85点(翠ちゃん!)

かるた部でも採点カラオケやって上位を選んだようですが、
「ほかのやつらみんな田丸より下手なのか? ヤベーな」
という太一にぐうの音も出ない千早・・・

「やばいかな・・・部室・・・」

焦っている千早の顔を見つめる太一。

その手が、次に「うるう年のマーチ」を歌うべく、
スタンバイした机君の手から、マイクをうばいます。



「まえ行ったカラオケでおれのほうが点高かったし
 今日せっかく掃除したし」



太一とびいり参戦の結果は、かるた部の勝利。

部室、死守――!


にぎやかな帰り道。


「部室はずっとあそこがいい 先輩たちも引退しちゃって心細いのに
 思い出つまった部室までなくなったらヤダ!」

という菫ちゃんを、嬉しそうにみつめるかなちゃんと千早。

「ならもっと歌うまく歌えよ新部長ー副部長もー」
と肉まん君にいわれる筑波君&菫ちゃん。
(もう、筑波政権なのですね・・・)

この日、かなちゃんは髪の毛をおろしていて、とってもフェミニンな雰囲気。

肉まんくんも
「わっかなちゃん いつもと髪型ちがうからびっくりするー」
と驚いています。

いつの間にか、みんなから離れたふたり。

「・・・肉まんくん ありがとう
 あのとき 好きって いってくれて」

かなちゃんの突然のせりふに一瞬真顔になる肉まんくん。

「な なんだよー言ったじゃんうそだって! うそだようそ! ごめんごめん」

明るく言う肉まんくんに、かなちゃんも涙を浮かべながらにっこり笑って――

「ありがとう うそって言ってくれて」

その言葉に、分かってもらっている嬉しさと切なさをかみしめる肉まんくん。
照れ隠しなのか、駆けだして、

「おい机君!かなちゃんの髪おろしたのヤベーな!かわいすぎんな」

と机君にタックル。

その机君は、何と泣いていました。
とまどう肉まん君。

「う・・・夏だね・・・」
「う・・・うん?」
「暑いね・・・」
「うん?」
「みんなでカラオケ楽しかったね・・・
 部活思いっきりやって おれら引退したね・・・」
「う・・・うんそうだね どしたの机君」

 「友だちがいて 後輩がたくさんいて みんなで帰り道笑って
  どうしよう これ宝物だ 2年半 ただの時間のはずが
  自分にはムリだって思ってたものが 手に入ったよ
  宝物になったよ・・・」

泣きじゃくってTシャツの裾で涙をぬぐう机君。
もらい泣きする瑞沢女子に、机君に共感する男子――


さて、一緒の帰り道。
分倍河原駅で降りた千早と太一。


「机くんすごかったね。あんななったの初めてみた」

と微笑む千早。

「駒野たちはこれで引退で かるたは一段落だからな」

と言う太一。

(まるで「駒野たち」と「自分たち」の置かれた状況は違う、と言っているような・・・?)

千早も、太一のそのニュアンスを察します。

「太一の」
「太一の「次の試合」ってどれのこと?」

「私は器用じゃないし バ・・・バカだから
 受験捨てて クイーン戦予選に懸けていいのか
 今年はあきらめて 来年目指すべきなのか・・・」

そう問いかけた千早の腕を、とらえる太一。

「えっ」

驚く千早に、

「録画予約とかしてんの?」

と聞く太一。

「え?」
「もう始まるぞ
 知ってるだろ
 テレビで周防名人と若宮詩暢の かるたの特番があるの」

その太一の言葉に、今度は千早が太一の腕をとらえて駆けだします。

着いた先は、千早の家。

「えー真島くんじゃん 珍しー」
と千歳にいわれながら、家にひきずりこまれ、TVの前に坐らされる太一。

「お願いお願い 一緒に見て」

番組が、始まる―――



***以下、ざっくりと感想です。***


アフター近江神宮は瑞沢パートから。

ひさびさに「瑞沢かるた部」の彼ららしい日常が見られて、嬉しい回でした。

でも、前と同じようでいて、しっかり一線を引いているように見える太一・・・

そして胸熱だったのは、やはりつくかな肉まん君です。

ちはやふる連載はしばらくお休みなので、このあたりの感想、時間のあるときに全体通してまた書きたいです。

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