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ひねもす ちはやふる

HN福ら雀による、漫画「ちはやふる」に関する思ったことのつれづれ考察。 基本的に、否定より現状肯定、貶すより良いほうに捉えることをメインのスタンスとしています。感想より分析が好きです。 支部もやってます↓ http://www.pixiv.net/member.php?id=11693593

ViVi4月号「ちはやふる」特集!&「ダ・ヴィンチ」4月号「ちはやふる」特集も少し

*いつも拍手コメントありがとうございます*

・ボラーチョ様
アニメから来てくださったとのこと。ありがとうございます!
私はあらすじだけですが、末次先生の絵でご覧いただくと感動と迫力が違うので、ぜひご覧になってみてください(*^▽^*)

・ななし様
瑞沢5勝、本当に驚きですよね・・・!
そしてかなちゃんと机くんが2回戦っている感じの誤字、教えてくださってありがとうございます。コピペがバレバレで恐縮です(>_<)修正させていただきました!



映画公開もいよいよカウントダウン。

ViViで「ちはやふる」特集ということで、つい買ってしまいましたー!
記事は3本です。


①「こんにちは、広瀬すずです。」

記事も写真も、「ちはやふる」よりすずちゃんメインといった感じのインタビュー。
でも「写ルンです」で写真を撮ることが趣味で、「ちはやふる」の現場でもいっぱい撮影した、というコメントに末次先生のレポを思い出します。


②「野村周平×真剣佑 ボーイズトーク」

こちらはふたりとも袴姿でのインタビュー。
ふたりでかるたの札の取り方を話し合っている感じの写真もあり、野村くんの繊細な表情や、真剣くんのダイヤモンドなきらきらおめめが楽しめます(笑)

半分「ちはやふる」半分ボーイズトーク=恋愛話という感じでした。

最初の見開きは、「ちはやふる」撮影中の、真剣くんの「ほとんど外国人」なノリとか、クールで日によってムードが違う「ノム先輩のそんな猫みたいな感じが好き」という真剣くんの告白?!とか。

次の見開きは恋のおはなし。
野村くんの「ちょっとね、「遊んでます」感を出したほうが男って惹かれるんですよ、たぶん」なコメントとか、野村くんの話はなかなか深い…。


③ 「ちはやふる」のこと

1頁使っての、すずちゃん・真剣くん・野村くんによる、千早・新・太一メインの人物語り。

あらためて、福井に2週間滞在して、渚会でかるたを、そして福井弁を学んだという真剣くんの役作りはすごいな…
そして野村くんと真剣くん、新と太一で配役逆では?と言われたことを気にしてる野村くん。(確かに最初は違和感あったな…)
でも今は、末次先生のレポ効果もあるかもですがそれぞれ合ってるのではと思います。(ただ、野村くんは明るい色の髪より濃いめの髪が似合うな)



「ダ・ヴィンチ」4月号でも映画化記念の「ちはやふる」特集あり。
記事を書かれてる人の思いが胸熱でした・・・!
そしてやっぱり末次先生の色使いは華やかで透明感があって、好きだなあ。

31巻のカラー写真もありました。赤メインに新・太一とも緑の着物でしたね!

(そしてそして、以下は余談ですが、もし「ちはやふる」特集で「ダ・ヴィンチ」4月号買われた方がいたら、メイン特集の「有栖川有栖」記事もぜひご覧ください。

 派手ではありませんが、格好良くシニカルで、でも優しく穏やかな人たちの、手さわりのよい世界があります(*'ω'*))

個人的に、役者さんメインの記事まで追いかける体力がないのですが、「ちはやふる」メインであれば追いかけたいな、と…。
いろいろと見逃せません。

拍手[12回]

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BE・ LOVE 6号 ちはやふる 163首 あらすじ•感想 & 番外編「太一母&新母」映画撮影現場見学!

太一の近江神宮到着により、どうなる?!のドキドキ感がいつにも増して強かった164首。

163首、久々にある扉絵には、小学生時代の3人がいました―――

そして気になる31巻の表紙も発表!

番外編として末次先生「映画「ちはやふる」公開直前Specialルポ漫画」もあり、31巻刊行を記念しての「三十一文字コンテスト」(「ちはやふる」への想いを31文字で詠む)開催も宣言され、盛りだくさんな6号です。




***以下、本誌も163首もネタバレですので、ご注意ください。***





息を切らせてかけつけた太一の姿に、驚愕する瑞沢メンバー&お母さんズ。

でも

『お おい綾瀬 真島来たぞ 真島…』

と知らせたくてうずうずする肉まん君の気配にも、太一到着にも、千早は全く気が付かない。

ひとつ深呼吸をして札に向かう千早。

次の瞬間、千早の腕が一閃する。


読まれた札は、「つき」。

でもその瞬間、隣の肉まん君と舜の陣の「つき」も飛んでいた。

結果、千早が飛ばした「つき」の札が、舜の陣の「つき」も飛ばして競技線の外に飛ばしたことが判明。

村尾さんが確認した競技規定により、出札を持ち札としていた舜の札となる。

  『隣の陣の当たり札まで飛ばした?!あの子すげえ』

騒然とする場内。

「肉まんくん、ごめんね」と謝られた肉まんくんも、

  『読まれたのが「つき」かどうかもわからなかった 綾瀬の反応が速すぎて』

と千早に慄く。

そんなかでも。

「田丸さん次は取れるよ リズムとって 自分のテンポでね」

周囲に声をかける千早。ただ、目線は合わせずうつむいたまま・・・
 
  『千早ちゃん チームのことは見えてるのに ほかは全然見えてない』
  『真島部長が来てることにも 気づいてない…』

千早を案じるかなちゃん。

太一は、6枚差で新に勝っている千早の戦況に驚く。

  『新相手に 勝ってるのか?!』

新は落ちる汗をぬぐう。

  『すごい 強いな』

思い出すのはじいちゃんの言葉。

   余計なこと考えんやつが強いんや

  『じいちゃんも言ってたな』

千早がいるのは、音と札だけの世界。

―――すさまじい集中。

札のみを見つめ、前を向かない千早を見つめる新。

「おもい」で落ち着いて敵陣を抜いた新は、千早に「しら」を送る。

   『攻めがるたの選手は 敵に持っててもらいたいポイントの札』

   『新…気持ちよく取らせない気だ』

との村尾さん分析。

「あきか」を連取した新は、千早に1字決まりの「す」を送る。

   『す?!それまで送る?! なに考えてる新』

さすがの村尾さんも動揺し、次にぞっとする。

   『危険 でも 攻めにくい イヤなイヤーなかるた―――』

一方、新は。

   『千早 おれやよ』

と、心で千早を呼ぶ。

次に読まれたのは、運命の札。


「せ」


ものすごいスピードで動くふたりの手。

次の瞬間、千早の陣の「せ」を、新が抜いた―――

驚愕する太一、村尾さん。

   『綾瀬さんの陣に集中した「しら」「す」「せ」
    攻めのポイントになる札が自陣にありすぎて 取りにくくなった』
   『しかも「せ」に伸びた手をガードしてからの払い 新…』
   『最初からガリガリの「せ」狙いじゃねえか』

飛ばした札を拾う新。(ここで千早と新の差、3枚)

―――千早 おれやよ

「せ」の札。それは、小学生のころ。

   千早があの日とった一枚

そして。
  
   今日に続く一枚

茫然としていた千早の瞳が、新と同じく小学生の頃を思い出したように明るくなる。

   ずっと取り返したかった

   音と札だけでない

   目の前にいるのはおれやよ

その次に読まれた札は。

 「ちはやぶる―――」

空札の「ちは」にビクッとする選手たち。

ひときわ大きく反応した千早は、

  『「ちは」空札…』

と顔を上げる。

その視線の先には――――太一。

太一の姿を認めた千早は、何かが晴れたような表情に。
頭に巻かれたはちまきには、「たいち」の縫い取りが見て取れます。

試合をしている千早を見る太一の姿は、小学生の頃、ボロアパートで読手をしてくれた太一の姿と重なり。

小学校の頃に同化した千早の目の前には、にこやかに微笑む小さな新の姿―――そして、真剣なまなざしで千早を見る、今の新が。

舞い散る桜に包まれての思い出に、我に返る千早。

  私……

「ゆう」が読まれ、新にとられ、試合中なことを思い出す。(ここで2枚差)

次は「あきか」。これも新が連取。(ここで1枚差)
(さっきすでに読まれているので、編集または校正ミスかと…前のとどちらかが差し替えになるのかも)

  『うわあ――――やっぱりすごいなあ』
  『新は すごいなあ』

千早はいつもに戻った様子。

ふーっ、とひとつ深呼吸をして、次は速い取りで飛び出す。

 「あっセイム?」
 
と焦る千早に、

 「いや 千早の取りでいいよ」
 「でも」
 「クリーンな取りでなかっらたおれの取りでない」

と譲る新。

 「ははっ 強気だなあ」

小学生の頃のような屈託のない笑みを浮かべる千早。

  新と かるたが
  新とまた かるたができる

あの時のボロアパートの気持ちを取り戻す、千早―――

 そこへ。

「瑞沢1勝!」(机君 VS望月さん)
「瑞沢2勝!!」(かなちゃん VS理沙ちゃん)

の声。

はっと我に返る千早。

「よし!」
「つっ続きます!」

声をあげる肉まんくん、翠ちゃん。

千早もあらためて、新を前にしても団体戦であることを思い出す。

はちまきに手をあてて。

  『見て 新』
  『見て 太一』

  『これが 私の仲間だよ』


「瑞沢3勝!」(肉まんくん VS舜君)
「瑞沢4勝!!」(翠ちゃん VS滉君)

次々とあがる声。

残るは、1組―――


「おおえやま」


自陣最後の札を払ったのは、千早。

新の陣にはまだ2枚の札が。

乱れた呼吸を整えながら。

「瑞沢 5勝!」

きっぱりと告げる、千早。


  
■7号(3/15発売)に続く■


◎瑞沢5勝…!!!

さすがに全勝で瑞沢が勝つ、と思っていた人はいないのでしょうか。
かなり意外な結果が。

ただし勝ち抜けた順としては、
望月さん&理沙ちゃんとあたった机君&かなちゃんが先に勝ち、
続いて舜&滉とあたった肉まん君&翠ちゃん、
最後に千早、なので、順当は順当かと。

しかし、最初の5枚差を2枚差まで詰めたとはいえ、新が敗戦。
個人戦と団体戦の違いもあるでしょうが、かなり衝撃的ですね…


◎千早が、戻ってきた…!そして新は。

新を見ないで札だけを見つめる、チームリーダーとしての千早も成長(変化)のひとつかな、
とも思っていましたが、それはやはり縛られている何かがあり、解き放たれるべきものだったんだということが判明。

でも勝ったのは、千早。

勝つこと含め「余計なこと考え」ず、「チームリーダーとして存ること」だけを考えていた千早は、本来の姿ではない千早をいつもの千早に戻すために、「せ」をガリガリに狙っていた新を今回は上回った、ということなのかもですね。
(新を本来の姿に戻した村尾さんを思い出します…新、ここでも「してもらったことを返して」ますね。)
でももう少し、新のチームリーダーとしての姿も見たかった…

ただ、新は千早がいるのは「音と札だけの世界」と思っていましたが、
千早はチームメンバーのことはしっかり見ていた訳で、そのあたりは千早の集中力さすが、というところでしょうか。

そして、新がガリガリに狙っていた「せ」の札。

千早が太一へのメールに「せ」の札を託していました。
千早が初めて取った札、ということ以外にも、
新も「せ」を自分たちになぞらえて大事に思っていたんだなと思うと3人の想いに胸熱です。

新のいう「クリーンな取り」高松宮杯思い出しますね。

このあたりも、名人ならば甘いといいそうな感じでしょうか。

新は揉めない「クリーンな取り」のまま、名人を目指せるのか。
そろそろこのあたりも気になります。


◎次回の展開

今回までが、運命の31巻。次からが、32巻となります。

3位決定戦は、瑞沢3位、藤岡東4位、という結果で終了しました。

一方の決勝戦、今回まったく推移のわからない北央と富士崎はどうなっているのか??
桜沢先生結婚の話題も復活するのか??

そして会場に駆け付けた太一。
新は、高松宮杯からの半年以上ぶりの再会、千早もまともに会うのは3~4か月ぶりでしょうか。

3人の気持ちには等しく小学生の頃の思い出がよみがえっているとは思いますが、そのまま屈託ないあのころに戻るのもハードルが高いような…
どんなふうにお互いの気持ちを表し合うのでしょうか?

次号もドキドキと気になるところです。


◎末次先生「映画「ちはやふる」公開直前Specialルポ漫画」

太一の母と新の母が、あわら市の撮影現場を見学!

実写映画に対して
「はあ?なにバカなこと言ってるの?そんなことあるわけないじゃない」
と相変わらずキツイ麗子さん。

一方、
「本当ですよねえ 太一くんのお母さん うちの子たちをだれかが演じるってことですか?ありえんわー」
とニコニコながら少々毒舌?な麻里さん。

そこへ、目がつぶれる「でかすぎるダイヤモンド」の主役3人が・・・!

真剣君から「お母さん!」と呼ばれ、

「親の欲目で息子のこと世界一可愛いと思ってたんですけどウソでした!世界一はこっちでした~」

と泣く麻里さんに、

「魅力的になろうと思ったら魅力的になれない気がするんスよね」という野村さんに

「太一より太一らしいわ…」

と驚愕する麗子さん。

そして「千早ちゃんはきれいな子だけどここまでではないんじゃない…?」と
こそこそささやかれるすずちゃん(笑)

撮影は、ジェントルマンな顔してドSな小泉監督のもと、

「同じシーンを違う角度から何度も何度も何度も何度も何度も何度も 何度も何度も撮る…」

その姿に感動する麗子さんと麻里さん。

確かに、小学生エキストラ参加したときも、小学生の小さい子たちも
「何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も」
同じシーンを撮ってました・・・・・・

原田先生ご自身もかるた指導した!という、
「マンガを読んでいる人こそ楽しめる本物の競技かるたの音と速さが表現されている」映画。

映画公開、本当に楽しみです・・・!

「ちはやふる」記事掲載のViViも買いましたので、そちらはまた改めて!

◎31巻表紙

そして気になる31巻の表紙は、新と太一とのこと!わーい!
描き下ろしの表紙、色味がどんなふうか気になりますー

27巻 ピンク&黄緑
28巻 赤&黄
29巻 赤
29巻 黒

と来てるので、新&太一だったら、緑系か青系かな?

拍手[30回]

BE・ LOVE 5号 ちはやふる 162首 あらすじ•感想

近江神宮に向かう太一。
5枚リードしたうえにメンバーへのフォローまで行き届く千早。
リードされつつ、「これが 千早?」と戸惑う新。


28巻分待ちに待った新と千早の対決は、どうなるのか?
いよいよ3人合流となるのか?
気になる162首です。





***以下、本誌も162首もネタバレですので、ご注意ください。***






162首も扉なし、いきなり本編スタートです。


  これが 千早?

今の千早の姿に違和感をおぼえる新。
新の脳裏に、落ち葉まみれで太一を押しのけた小学生の千早の姿がよぎる。


一方。


  まただ
  いつから?
  並べる札に「ちは」が来なくなった


荒い呼吸とともに自分に問いかける千早。

  『やっぱり 「ちはやふる」かなあ 綿谷くんがあたしの名前の札だって』

小学生時代、嬉しかった気持ちがふとよぎる。

  ない


千早をみつめる、新。
札をみつめる、千早。

次の札も鋭い取りで千早に軍配が。
戸惑う村尾さん。

  な・・・なんなんだ
  新の調子は悪くない
  なのにこの子の鋭さはなんだ
  こんなに強い子だったか?
  
  まるで手を伸ばした先に
  当たり札が現れるような

そのうえに、惜しかった肉まん君にフォロー、いい取りをした机君にナイスの声を。
(よって、前回、肉まん君にだけ声がかからなかったのは、あんまり意味がないかもしれません・・・)

  そのうえまさか チームメイトの試合展開まで見えてる?

 千早の器にぞっとする村尾さん。

  なんなんだ


 一方新は冷静に千早をみつめている。

 『瑞沢は 勝ちにいくよ』
 全国大会で再会したとき、
 すれ違いざま、そう告げてきた千早の姿。

  ああ そうや
  最初から感じてた
  千早はきっと

  この全国大会で きっと一度も
  「千早」にならなかったんや

  瑞沢の 主将(キャプテン)


 次の札。

 きわどい取りだったが、今回は新の取り。
 新は、千早の観察結果を振り返る。

  千早のかるたのいいところは…
  反応の良さ
  やっぱり〝感じ〟がいい
  そして当然 白波会らしい攻めがるた

  たとえば詩暢ちゃんと比べたら
  手の軌道が少し高い

  音をちゃんと聞いてからの加速でも
  いい反応ができれば取れる

  そして白波会らしい攻めがるたのせいで
  
  敵陣を抜けないことが たぶん大きなストレス

  『うん… うん…  うん』

 ひとつひとつ確認し、自分にうなずく新。

 その様子をみて、
 『今大会初めてリードされても』(村尾さん)
 『しょっぱなから5枚差ついたって』(舜)
 『新兄ちゃんは新兄ちゃんや』(滉)
 同じく安堵する、福井メンバー。


  いつもどおり いくよ
  よろしく千早


 うつむいて札を見つめる千早。
 千早を見つめる新。

 コポコポ、と新の「水」が満ちる。
 ふたりの背景には、あのボロいアパートの部屋が描かれ―――

 
 一方、お母さんズ。

 「次札が読まれたあとはいりましょう」とうながす利恵子さん。
 ずっと正座で足がしびれて…と待ったをいれる他のお母さんズ。

 太一母は
 「観戦だけでこんなに大変ってどうなんですか
  競技かるたって普及するようにできてないですよね」
 とハッキリ物言い。

 さすがの利恵子さん、ホホ、そういう面もありますね、と流して、

 「正座に不慣れではきついのも当然 着物の生活をしていれば見に付くものですが
  コツをお教えしておきましょう」

 と高笑い(笑)
 そこで大江親子お得意の身だしなみ講座、今回は正座の作法。頼りになります。

 「根気みせましょう 子供たちに笑われますよ」

 との言葉、しびれます…!

 その娘、かなちゃんVS理沙ちゃん。

 「ひ」始まりの歌は私も苦手だけどいい感じでとれた、とかなちゃん。

 ひさびさにかなちゃんの古典蘊蓄が紀貫之の歌についてひろげられ…やっぱりこうでなくちゃね。

 でも。

   この札がもう「ひとは」に見える…

 というかなちゃんも、こうでなくちゃねです。

 そこに飛ぶ、千早の声。
 「かなちゃん 守り堅いね いいよ! 練習通り!」

 一番読手に近いベストな位置の千早から、かなちゃんの席は一番遠い。
 それでも端の席の流れがわかる、ということに驚く皆。

   綾瀬が見てる
   全員のことを

 士気あがる瑞沢メンバー。

   歌よ ごめんなさい

 かなちゃんの見つめる札には、敵陣の札さえこちら向きに、
 「おおえ」や「ありま」の文字が…

 
 そしてここで、

   おれの名前は 松林滉

 前号の舜と対になるように滉のモノローグ。


 滉って損してんなー、と言われることもあったけれど。

   二人でやる かるたはずっと楽しかったし

 翠ちゃんと競り勝ち、声をかける滉。

 「よし取った!いけるよー 次もどんどん行くよー」

   団体戦のカタチおもしろいし

 そして翠ちゃんは。

   ど…どうしよう 押されてる…

   少しの差で競り負けてる なんで?
   ほかの試合もそうだ 勝負弱い…

   勝負なのに勝負弱いって最悪じゃん!
   自分で出たいって言っといて

 と、自分を叱咤する。

   勝ちたい すごいって
   私を出してよかったって言われたい
   勝ちたい
   結果を出すには どうしたら


 その時。

 弾いた札を取りに行った翠ちゃんに声がかかる。

 「おい こっちだろ 田丸
  82番の「もろ」」

 相手は太田くん。
 「あ すみません」と声をかけ受け取る翠ちゃん。

 「おい」

 太田君よりさらにかけられた声は。

 「粘れよ」

 一瞬、放心する翠ちゃん。

 「あ またおまえ 人の名前忘れてんのか?! 太田だよ太田」
 と勘違いする太田君(笑)

 「なんだよ ったく」

 と自席に戻る太田君でしたが、
 北央の仲間に微笑まれ…

 「なんだよ ったく」
 と2回目の言葉は戸惑いか照れ隠しのよう。

   なに言ってんだ おれ
   田丸にあんなこと

 理音から大山札を取る太田君。

 「いいぞ太田」の声がかかるなか。

   あいつは きつくても かるたにしがみついてきたやつだ
   「粘り続けてきたやつ」だ おれよりずっと

 という思いとともに、

   『いや マジおれ了見狭えな』

 と心でつぶやく。
  
 「太田 おまえが勝ったらデカイぞ! 頼むぞ」とヒョロ君の声が飛ぶ。
 「はい!」

   まーいーや
   人に言ってる場合じゃ ねえ!!

  次は理音が守る。

  「守ったよー! みんな体動いてるー?!」

 声が出るようになった理音を見守るマコさんにOBたち。

   この1年で 一番変わったのは理音だ

 とみつめるのは桜沢先生。

   サボってばかりだった筋トレもランニングも
   ふんばってやるようになった

 理音のなかにあるのは。

   優勝…
   去年はできなかった優勝
   したい
   5試合勝ち切りたい

   富士崎として

 「集中するよみんな 音聴いて」
 「ハイッ」

 結束を感じさせる富士崎メンバー。


 翠ちゃんは太田君の「粘れ」という言葉を、なんであいつがと思いながらかみしめている。

 千早に教わった「吐いて吸う」呼吸をしてふと見ると、自陣の滉が狙ってきている札に気が付く。

   敵陣1枚抜いて 送り札にしよう

  〝いいところは コンパクトな取り 短距離砲〟

   粘れ

   ひとつでも


 お母さんズも観戦席で、利恵子さん作法にのっとり正座を粘っている・・・

   子供たちを教えていても 自分を振り返っても思う

   根気強く粘りやり続ける以外に

   自分を変える道はない

 桜沢先生のまなざしの先には、涼しい顔で正座する利恵子さん、粘る富士崎メンバーが・・


 そこに


   キイッ

 かすかに、戸のあく音。

 振り返った太一母の前には、カバンを斜めがけにした姿が・・・

 菫ちゃん、女帝、かなちゃん、机君、肉まん君、翠ちゃん。

 彼らが目を向けた先には。

   人を 変える道はない―――

 汗みずくになって駆けつけた、太一の姿が・・・!
 
  
■6号(3/1発売)に続く■


「根気強く粘りやり続ける以外に」「自分を」「人を」変える道はない

良い言葉です。

皆の粘り強さが太一を変え、太一も粘ることで自分を変えつつある…という感じにもとれる今回の終幕。

次回は、映画公開まであと少しということで、末次先生描き下ろしの撮影ルポマンガが。
楽しみ!


以下、感想および気になる点。


 ① 千早に対する新

  『うん… うん…  うん』
 と千早の様子を観察して自分にうなずく新は、サーチ完了、ロックオンといった感じでしょうか。

 こうして千早のいいところを分析する新、
 詩暢ちゃん戦でも「全方位の速さ」「正確さ」と詩暢ちゃんの長所を分析していたことを思い出します。

   『新 よく覚えとくんやぞ 人が崩れるのはぁ 長所からや』

 にっこり笑って怖いこという、じいちゃんの姿が思い出されます…
 さすが新のドSかるた!

 ここから新が千早の長所を崩して挽回していくのかな、と思いましたが、
 太一の登場が先に来たので、一体どういう流れになるのでしょうか…!


 ② 3年になったかなちゃん
 
 「歌よ ごめんなさい」と謝るかなちゃん。

 1年のときの、
 
 「私ももう 「ありま」とか「あきの」とか言うの慣れちゃいましたけど
  近江神宮でだって すごくすごく勝ちたいですけど
  かるたが「歌」であることを忘れたくないんです」
 (4巻)
 
 というのも、かなちゃんにとってはもちろん本当の気持ちのはず。

 そのうえで、3年のこの時は、「ごめんなさい」と勝負に徹するかなちゃん。


 千早が「千早」のままではいられないのと、
 かなちゃんが「かなちゃん」のままではいられないのは、同じ方向性なのではと思いました。

 どちらがいい悪いというのではない。課せられたもの、といいますか。

 千早が「千早らしくない」というのは、けして悪い意味で描かれている訳ではないのでは、と思います。

 ただ、新を見ず札と仲間ばかり見ている千早と、千早をみつめる新と。

 その間の空気をふたりのどちらかが壊す前に、太一が登場しました。

 新と千早は一番奥の席なので、他の人よりは気づきにくい訳ですが…
 瑞沢メンバー全員わかってるのだから、千早が気づかない訳ないですよね…

 太一の登場により、千早は勢いづくのか。

 それとも、これまで「主将」として張りつめていたものが崩れるのか。
 (そんな弱くはあってほしくないと思いますが、新が「瑞沢の主将」としてみた千早は
  やはりあまりキラキラしたプラスのイメージに感じ取れないのですよね…どうなのでしょうか??)

 次号、一体、どうなるのでしょう??

 そしておそらくは次号までが運命の31巻収録になるはず。

 末次先生、twitterで

 「節目の30巻は目前だけど、本当の節目は31巻じゃないかと思ってる。やっぱり三十一文字だよね」

 とリプを返されてましたが・・・一体31巻のラストはどこまでくる?!

 
 補足:BE-LOVE新連載、今回2回目の「ゼイチョー!」なかなか面白いですね。
    実は、仕事で給与計算だの社会保険手続きだの税金セミナーだのやってるので、すごく身近な話題なのです。
    1話1話こんな感じのハッピーエンドにしていくの、かなーり大変かと思うのですが…、それだけに応援してます!

拍手[32回]

BE・ LOVE 4号 ちはやふる 161首 あらすじ•感想

◇サツキ様◇
拍手コメントありがとうございます^^。
第160首、胸熱でしたよね・・・!その続きが半月で読めるなんて、嬉しいですよね!


さて待ちに待った、その第160首の続きです…!

先にびらぶ4号の周辺情報を。

① 「ちはやふる」上の句試写会が、大津であるそう!

いいな・・・!行きたいな・・・!
キャストの登壇はない予定だそうですが、ぜひお近くの方申し込んでみてくださいませ。
(私は前号の試写会を申込みました。当たるといいのですが・・・!)


② そして!なんと!
  ちはやふるラッピングトレインが、復活!

 わーい、嬉しい!
 前回乗り損ねていて、とってもとっても残念だったのです。

 出発式は2/26、大津の試写会と同じ日だそうです。
 うう・・・いいな・・・

 写真は、昨年のラッピングトレインが載っていましたが、
 「新しいラッピングは果たして?!」とあるので変わるのでしょうね。
 うう、今回こそどこで乗りに行きたい・・・!

③ 裏表紙の返しには、「講談社26誌 連合試写会」が!
  2000組4000名に当たるそうで、東京、大阪、名古屋、札幌、福岡の会場です。
  (えっ福井がない!)

  新は上の句あんまり出てこないと聞いていますが、
  下の句には出てくるはずと思うので、下の句は福井でも試写やってほしい・・・!

  下の句は4/29公開なので、春の芦原温泉ちはやweekで、花見とともにやったりしないかな・・・。
  そしたら予定が合えばぜひ行きたいです。


さて。


末次先生、先日twitterでこう仰ってました。

「今発売中のBE LOVE3号、とてもとても物語的に大事な回です。
30巻を読んだ直後の皆さんも、うっかり読んだらいい…大変なことになってるから。
描きながら「これは大変なことになったな…」と思ってしまったくらい。
あの子たちの運命にぜひみなさん付き合ってやって下さい。」

「あの子たち」。
私の中では漠然と複数でイメージされていたのが、161首を読んだ後、くっきりとその姿が浮かんできた気がします。

161首も、熱い回でした。




***以下、本誌も161首もネタバレですので、ご注意ください。***





161首も扉なし、いきなり本編スタートです。


団体戦の決勝と3位決勝戦が行なわれる勧学館。


 どうして
 どうして

菫ちゃんとかなちゃんは繰り返す。

 どうしてここにいないの 真島先輩
 真島部長だけなのに きっと この対戦の

 本当の意味がわかるのは 真島部長だけなのに

向かい合う、千早と新。

千早と新の真剣なまなざし。
そして、太一――――


テレビ番組は実験等を終えてトークタイム収録中。

唇をとがらせているのは、名人と詩暢ちゃん。

ひらがなの置かれた場所を暗記したあと、その場所を示す反応速度を計る実験では、
ふたりとも平均的大学生を大きく下回る結果ということに不満を表明しているらしく・・・・

「しかし やり方を変えるとその結果が反転するんです」

文字の一部を逆向きにおいたり、指示する文字を見るのではなく「聞く」場合、
ふたりの反応速度は格段にあがったという。

まさしく、競技かるたのスタイルに特化して磨かれた能力、ということに。

スポットライトの外で、
「ねえ君も札がひっくり返っても同じように見えてるの?」
とスタッフさんに聞かれ、「あ…そうですね」と答える太一。

太一の眼は引き続き名人とクイーンに。

「あとぼくは 読手さんの声で〝色〟が見えて というか 聴こえて?
 同じ色の札を取りに行くことがあります」

と、名人。

「い…色が…聴こえる…」
と度肝を抜かれた司会者。

そこへ。

「うちは 札はみんな こんくらいの 小さな神様みたいに見えてます」

とにっこりと語る詩暢ちゃん。

「擬人化ですか?」
「最初50人もいるから 超うるさいです」
「話すんですか?」
「みんな とっても かわいくて わがままです♡」

  不思議ちゃんだ!
  歴代クイーンはたいてい不思議ちゃんって有名だもんな
とすっかり詩暢ちゃんシフトになるスタッフ。

あれこれお喋りする、札の小さな神様たち。
その神様たちの小さな手と指で握手する詩暢ちゃん。

その、愛おしげな表情。

「この子たちと この札たちと 離れずに生きていくのが 私の夢です」

そんな詩暢ちゃんを見つめる太一。


涙をこぼしながらの詩暢ちゃんの「私の夢です」には、スタッフさんたちもしびれてすっかり応援団に。

『僕の番組だったのに』と和菓子をほうばる名人。
『詩暢の番組になったわ』とお母さんはガッツポーズ。

太一の脳裏によみがえるのは「あれは努力の人だよ」という名人の言葉。
その太一の前で、詩暢ちゃんは札の枚数チェックのように見えながらも、百枚の札に挨拶をしていた。


『ここまで 札を愛しいと思ったことがあるか?』


自分に問いかける太一。


「君はどうするの ぼくはおやつ食べにいくけど」という周防さんに「帰ります」と告げる太一。

  〝努力の人〟
  近づけるような気がしたって
  結局見るのは絶望だ
  
  ああはなれない
  ああはなれない

ぎゅっと目を瞑る太一の耳に入っていたのは、スタッフの言葉。

「ああはなれないよなあ だって・・・」
「でもさーがんばってもなれねえレベルだろー」

太一は、はっと目を見開く。

  「だって」と「でも」は
  男が使う言葉じゃありません

母の言葉を思い出したところで――
目の前に突き出されたのは、喜八洲総本舗のきんつばの包み。

名人が「おみやげ 親御さんに」と言って渡そうとするのに、
「は?!いりませんよ」と断る太一。

固辞する太一に周防さんは告げる。


「君は」
「君も」
「持ってるものを無視しすぎだ」


「大阪までなにも言わずに来る そのお金を自由に使わせてくれるのは誰だ」
「緊張せず新幹線に乗れる男に育ててくれたのは誰だ」
「高校生の君が」

太一の頭に思い浮かんだのは、夕ご飯のメニューをスマホで太一に教える母の背中。

「ただの プレッシャーかけてくるだけの親ですよ
 かるたやってるってわかったらまたうるさい
 大阪なんてバレたってまたうるさい」

顔を赤くしてそう告げる太一の鞄に、名人はきんつばをそっと入れる。

「つきあってくれてありがとう またね」



帰りの新幹線に乗る太一。


携帯には、千早からのメール。

第157首で千早が打っていた「準決勝まで進んだよ」という宛先も件名もないメールは、やっぱり太一あてだったことが判明。

それを見て、

  すげえ 強いじゃん
  おれがいなくても

と思う太一。
その脳裏には、

  君は 持ってるものを無視しすぎだ

という周防さんの言葉が。

太一はその指をすべらせて、そのまま母親に電話をかける。

『ハイ もしもし』
と電話に出た母に、
「夕飯いらないから」
を伝えようとした太一は、
『あなた いま どこにいるの』
『なにをしてるの?!なんで大阪?!』
とすっかりつかまる。

「でも今日中に帰るし・・・」
と口にした太一の耳に聞こえたのは、畳を叩く音。

どうやら太一からの電話で、太一母はある会場から出ようとしているよう。

「か…母さんこそ どこにいんの…」
との太一の問いに。

「どこって…」
と答えた太一母がいるのは、勧学館のロビー。

やっぱりあの帽子の女性は太一母でした。

「あなたが 朝早くに いつもと違うカバン持って出ていくから
 全国大会に行ったんじゃないかって
 近江神宮にいるんじゃないかって 思ったんじゃないの…」

その答えを耳にして、頬を紅潮させる太一。

そこへ、かなちゃん母、千早母が
「あらっ真島さん いらしてたんですか」
と駆け寄る。

「見てないともったいないですよ 最後の試合なんですよ」
と言われ、
「うちの子 出てないんで 見ても仕方ないですよ」
と返す太一母に、
「ここまで来といてそれはないでしょう 応援しましょうよ!」
とうながす二人。

太一母は電話にむかって
「太一 あなたがいないせで 瑞沢負けたわよ」
と告げる。

「いま3位決定戦」

  『間もなくー京都に到着です』

「ねえ 千早ちゃんが戦ってるのって あの子でしょ?」

「あの福井の メガネの子」

その言葉を耳にした太一の眼の前で、京都駅に着いた新幹線のドアが開く―――

走馬灯のように、小学生の時の思い出がよみがえる。

「1枚もとらせんよ」との新の挑戦を受けたこと。
メガネを隠したこと。
3人で落ち葉に寝転がったこと。

新幹線から飛び出す太一。そしてそのかばんの中には喜八洲総本舗のきんつばが・・・・・・





一方、勧学館。


 おれの名前は 松林舜

と、舜のモノローグより始まります。

舜と滉は双子でないのに同学年で、ずっと比べられて育ってきて、
でもやっぱり1年近くリードしている舜のほうがなんでも良くでき女子にもモテたらしい。

 かわいそうなのは キツいのは滉のほうだと思ってた
 でも

かるたの団体戦で、ピンチに声が出るのは、気持ちが強いのは、滉のほう。

『すげえよ 滉 おれなんか』

舜が眼をやるのは、新と千早のガチンコ勝負。

大迫力の競り合いに、大きな動きを見せたのは千早。

その様子を見て、焦りを顔に浮かべるのは村尾さん。

 『新が 序盤から 5枚もリードを許してる?』

舜は青ざめている。

 『劣勢の新兄ちゃんなんか 見たことないから それだけでもう 心折れる…』



新は、ただ千早を見つめている。
次々と仲間にかけられる、千早の声。


「いいね かなちゃん 2枚リード」
「机くん 守りよかったよ」
「田丸さん 次も取れるよ」
 (む?肉まん君はスルーか?)

「落ち着いて さあ行くよ」


  これが 千早?


戸惑う新を見下ろすように。


「行くよ 瑞沢」


告げる、千早・・・・・・


■5号(2/15発売)に続く■



ということで!

末次先生のおっしゃる「あの子たち」には、
勿論熱い戦いを繰り広げる高校生たちみんなが含まれることと思いますが、
そのなかでも、千早、新、太一の3人がくっきり浮かんでくるように思いました。

太一のなかに、やっと、いよいよ、3人の時間が戻ってきました。
いよいよ、3人が、ひさびさに、顔を合わせます・・・!


京都駅から大津京駅までは電車で11分。
大津京駅からタクシー飛ばせば、勧学館までは京都駅から30分強で行ける感じでしょうか?

かるたの試合はだいたい1時間半くらいだと思うので、太一、ばっちり間に合いそうですね。

以下、感想および気になる点です。

① 戻ってきそうな太一

どこか新に対して敵愾心をもっていた太一のなかで、ようやく、千早と新と3人の「チーム」がよみがえってきた気がして、とても嬉しかったです。

人はみな、どこかしら自分より優れたところを持っているもの。
それを、自分もそうでなければいけないように己に課すのは太一の厳しさで、良いところです。

でも新に対して、名人に対して、詩暢ちゃんに対して。
そこが頑ななまでになってしまっていた太一に、太一自身の持っている素晴らしいものを気づかせた名人。
その導きに素直に従った結果、自分のなかにずっとあった大切なものに気がついた(と思われる)太一。

そんな流れを思わせます。
3人の時間が、早く戻りますように・・・!


② 名人の「君も」。

持ってるものを無視しすぎ、と太一に告げた名人の、「君も」という台詞。

「も」ということは他にもいるということで。

誰だろう、ということが気になります。
名人の近くの人なのでしょう。

詩暢ちゃんも新も、自分の持っているものが見えていないようには見えないので、
もしかしたら千早のことかな・・・?
気になります。



③ 「またね」と告げる名人は、まるで別れを告げているように見えます。

「師を持たない人間は 誰の師にもなれんのだ」とは、北野先生の台詞ですが、
太一に対する周防さんは、かるたにおいても、生き方においても、立派な師なのではと。

周防さんも、かるたでの師はいませんが、兼子さんという人生の師はいるわけです。
だから、太一の師になれる。

内田樹さんの言葉に、

「苦役でありかつ至福であるような経験。
 もっとも人間的な経験はたいていそういう質のものである。
 親の仕事の目的は、子どもが「親を必要としなくなる」ことである。
 自分の存在理由を消去するために全力を尽くす。
 そのような仕事だけが真に人間的な仕事である。」

というのがありますが、まさに、「師の目的は弟子が師を必要としなくなる(そしていずれ「師」となる)」こと。

「またね」と太一に静かに微笑んでいるように見える(でも顔がはっきりとは見えない)周防さんは、
「もう君に僕は必要ないよ」とその背中を押しているように感じるのですが・・・・・

と、勝手に妄想してしまいましたが、普通に白山会館でふたりでかるたをとっていたらすみません(笑)。



④ 太一母

いつもと違うカバンだ、ということをきちんと見ていた母。
そして全国大会の日程をしっかり掴んでいた母。

これは前のエピソードですが、沈んでいるように見える息子に、好物を夕ご飯に作って待つ母・・・

小学生時代の太一母は、うわ、苦手!と誰もが思うような人でしたが、やっぱりそこは人の親。
高校生の息子の心にしっかり沿おうとしているところ、息子の一生懸命なものを大事にしようとするところ、じーん、ときます。



⑤ 喜八洲総本舗のきんつば。

私、これ、大っ好きなんです、
(あ、みたらし団子も!)

それが本編に再登場して大事なお役目を担ってあんまり嬉しかったので、
実は、先に、私に喜八洲のすばらしさを教えてくださった師匠にお伝えしてしまいました。

その時は、太一はきんつばを母に渡すもの、とばかり思っていたのですが、
その師匠様が新の名前を出されたことで、おや、もしかしたら??と思いついたことが。

千早と太一が始めて福井を訪れた際の「おみやげ」を発端として?、
新から千早と太一にもたらされた「おみやげ」。

全国大会1年のときは、羽二重餅。(これほんとに美味しい…)
2年のときは、酒まんじゅう。

そしてもしかしたら3年目は、太一から齎されるのかも?なんて。

でももとは貰い物ですし・・・やっぱり太一母の手に渡るかな?


⑥ 最後の千早の表情


ここは、読者で意見が分かれそうな気がします。

最後、「行くよ 瑞沢」と告げる千早には、暗い陰がつき、キラキラと輝いては描かれていません。
少し怖い雰囲気すらします。

ここから、私が思いつく方向性は2つ。


1.怖く感じるのは、新の視点だから。

チームとして初めての全国大会である藤岡東。
そしてやはり団体戦経験の浅い新からしたら、今回は準決勝で敗れたとは昨年優勝の瑞沢は大きな敵。

新よりリードするだけではなく、メンバーひとりひとりに声をかけているその余裕が、
新にとっては脅威に感じられる、というイメージです。

この場合、千早は不動で、新のほうがむしろ千早から多くを学ぶ方向になりそう?


2.千早が良くない方向にいっているから。

1とは真逆ですが、決勝に進めなかったことで、より、太一の不在=自分のリーダー力不足を
痛いほど思い知った千早が、自分に「強くあること」「リーダーであること」を課すことで、
行ってみれば闇落ちのようになってしまっている、という解釈。

・「これが 千早?」という新が、焦ってはいなさそうで、むしろ千早の異常をいぶかしんでいるような感じなこと。
・千早が声を掛ける対象に肉まん君がいないこと
 → 肉まん君は新・太一と同じ小学校からの付き合いなので、この後千早の異常に気付く流れ?

もしこの2の方向であれば、何かをきっかけに(それが太一の登場?)、
新が千早に「かるたは楽しい」と思い出させて、勝たねばという呪縛を解く、という流れになりそうな気もします。


さて、どちらになるでしょう・・・!

いよいよ太一の道も交わるので、次回はかならず近江神宮1本になるはず。
楽しみです。


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びらぶ最新号でふつうに村尾さんがいて、あれ?と思って30巻見返したら一コマいるから、私自分の村尾さん愛を疑ってました…
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