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ひねもす ちはやふる

HN福ら雀による、漫画「ちはやふる」に関する思ったことのつれづれ考察。 基本的に、否定より現状肯定、貶すより良いほうに捉えることをメインのスタンスとしています。感想より分析が好きです。 支部もやってます↓ http://www.pixiv.net/member.php?id=11693593

BE・ LOVE 15号 ちはやふる 149首 あらすじ•感想

表紙に、夏のまぶしい日差しを浴びて瞳を輝かせているような千早。
巻頭で実写映画の監督インタビュー。
今回もちはやふる全開な15号です。



以下、ネタバレあり、ご注意ください。****



149首表紙は、決意を秘めたような袴姿の千早。

いよいよ東京都予選決勝リーグ2試合目、瑞沢高校VS富原西高校。

富原西…?速水さんいるし、戸越西では??
何かの事情があっての高校名変更なのか、そのあたりは??でございます。

両校のオーダー表。瑞沢高校のは、机君の字。
富原西のは「緊張感のある毛筆の楷書」で「試合に対するありあまる礼の心」(両方とも@かなちゃん)が感じられるもの・・・。

「田丸が西高のポイントゲッターと当たらないようにと思ったのに あっちの主将とあたったー!」
等とオーダーで騒ぐ机君、肉まん君をさておき、
「うちも書き直しますっ お母さん、筆!」と叫ぶかなちゃん。
筆ペンならあるわよ、とさすがの理恵子さん。(やっぱ理恵子さん来てた!/前回「利恵子さん」としちゃってましたが…あれ?6巻や10巻では自称でも利恵子さんだったんだけどなあ)

精神統一するかなちゃんだけど、「いいから並んでください」と試合時間に。

かなちゃんの前には…涼しげな瞳をした、速水さん。


よかったわ、2試合目には(襷が)間に合って…と息をつく女帝は、今年はハチマキも作ってきたもよう。
理恵子さんは「……最後の手段としていいかもしれませんね」という微妙な反応。
「汗も止まるしいいと思うんですよ。とくに男子とか」と、一見精神的だったけど理由のしっかりさは、さすが理系の先生?

理恵子さん、千早母は互いに気が付き声をかけあう。
そのかたわら、だれだろう?と太一母の姿をみとめる理恵子さん。
「あ 真島さん」という千早母の声掛けに、「真島さん?!」と、太一母だと気が付いた様子。

「あらあらあらあら いやだどうしよう どこかでお茶でも」
と試合開始なのに大興奮?
「けっこうです もう帰りますので」という太一母に
「そんなことおっしゃらないで お母さま 真島くんはなぜかるた部を辞めてしまったんです? 私今年も真島君の着付けができると楽しみにしておりましたのに」
と理恵子さんいきなり直球。

「理恵子コレクションも3年目…真島君の18歳の一瞬を残そうといいカメラも用意してましたのに…」と、スマホにおさめてあるこれまでのコレクション?を太一母&千早母に見せる驀進ぶり。

それをみて太一母。
「瑞沢かるた部は 袴がユニフォームなんですね そんなことも知りませんでした…」
「ほんとうに… 太一はなぜ かるた部を辞めたんでしょう…?」
とつぶやく。

一方場内では2試合目の真っ最中。

速水さんの「ふわんと でも速い」札を取る動きの綺麗さ、折り目正しさに、自らも背筋の伸びる思いになるかなちゃん。

『目の前にいるのが 心地いい感じ』

札を送る指に墨の跡が残っているのを見て、あの美しい毛筆は速水さんの手によるものと気づく。
(繰り返しやっていることがわかるもの、ってことで、足の畳ダコとか思い出しますね)

速水さんは「たま」を「た」で払う。

『まさか こんな強くなるなんて 思わなかった』
『かるた始めて まだ1年の速水さんが』
と振り返るチームメイト。

「競技かるたやろーよ 楽しいよ 百人一首覚えるのがちょっと大変だけど」
と誘われて、
「大丈夫です ずっと書道をやっていて 尾形光琳の百人一首がお手本でしたから」
少し頬をそめながらそう答えた速水さん。
(富原西の制服、ボックスプリーツでかわいいな…)

『本当か嘘かわからないけど』
『すごいこと言ってた』
「白と黒の世界」のなか、百人一首を「書く」ことで体に叩き込んでいる速水さんは
「”1音”とか”1字”とか なんですか?」
「札をわけるのは 1画目」
というのだ――

その速水さんの姿に「和のものへの 深い愛」を感じてときめくかなちゃん。

『私も美しく取らなければという気持ちになりますね せっかく着物なのですから
襟は乱れてないかしら?』
と自らの立居振舞を振り返るかなちゃん。

そこへ――かかる声は、千早のもの。

「かなちゃん 札極厳しく」

札極
厳しく

”声に出して読みたい日本語”と波田くんと筑波君が「かっこいい」と思うほど鋭いひと言。

『そうよ いまは』
『札の前』
我に返るかなちゃん。

速水さんの長い腕による大胆な取りには負けるけど、コンパクトな取りには自信がある、田丸さんにも負けない、と。

「たご」を送り、攻めて取るかなちゃん。
素晴らしい攻めがるた!

『かるたを始めて3年目』
『攻めるべき 得意札にも巡り会った』

6巻で
「た札送るときどうして一番に「たご」なの?」
と聞いた千早に
「大きな物には引力がある気がして」
と答えていたことを思い出します。

机君とのD級決勝でも、音のしないまっすぐなかるたで「たご」をとっていたかなちゃん。
すっかり「たご」が得意札のよう。

「2字・3字決まりがきっと得意な人」とかなちゃんが思う速水さんは「たご」を取られ少々焦り気味?

『何度手を洗っても指紋の中の墨が取れないほど嗜みがある人』
『でも 駆け引きはなれてない チームとの連携もない』
と速水さんを読むかなちゃん。

『美しくなくても 勇気を持って 弱点をつくわ』
と、「女たるもの美しく」とはまた違う、バージョン違いの進化をみせたかなちゃんです。

一方田丸さんは苦戦。

「よし!いい取り」
「連取いこーぜ できる できる」
という机君・肉まん君に
「このくらいの褒め言葉 嘘でも言える」
との机君の言葉が頭をよぎり、すっかりトラウマ台詞になったもよう・・・

『先輩たちは チームが勝つために 私を調子に乗せたいだけ』
『私を受け入れてくれているわけでも 強さを信じてくれてるわけでもない』
と沈もうとする田丸さんの耳に――

「息をして」
「大丈夫 息をして」
と、千早の声。背には添えられた手のひらが。

『今年もうちは強いよ いい1年はいったよ!』
といった千早の姿が思い出され――

『綾瀬先輩はきっと 嘘のつけない人だ
西田先輩だって 駒野先輩だって』

『A級になったって 大会で勝ったって
本当は 自分が一番 自分を信じてない』

かけられるどんな言葉も、それを写す自分の心の鏡こそが問題なんだと気が付いてはいる田丸さん。


一方、かなちゃんに田丸さんに声掛けをした千早は、
実力差ある相手にそんなに差が付いていない。

でも、千早は焦っていない。

『丁寧に 勝ち急がない 大差勝ちに意味はない そばで 戦い続ける』
『だってきっと 太一ならそうする』

千早の姿に太一の姿が重なり、想いがこみあげる菫ちゃん。


そして、試合を眺める太一母は・・・
「ずっと かるた部の子たちって冴えないなあって思ってましたけど
 かっこいいじゃないですか」
「なぜ あの中に 太一がいないんでしょう」

太一母は「1位がキープできなかったらかるた部やめること」と言ってはいても、「従うなんてこれっぽっちも思ってなかった」という。
そして、太一がかるたを辞めていないことは、Tシャツやい草についたジャージの洗濯物から察しているもよう。

「母親をごまかせると思ってるのかしら」
そうつぶやく太一母の眼には涙。

「子供って…」
といい表情で口を開く理恵子さん。

でも出てきた言葉は…
「バカですよね」
「穴ボコだらけなのに 自分一人で生きてるみたいな顔するんですよね」
うなづきあう3人の母。

さてここで、千早母には太一がかるたを辞めていないことが伝わったわけですが…
どこかにつながるかな?

そうこうするうちに…

「瑞沢1勝!」(千早)
「こっちも瑞沢2勝!」(肉まんくん)
「ああっ」(千早母)

「だからいいなさいよ 西高1勝って」「あ」(速水さん)
「ありがとうございました」(かなちゃん)
「ああ―」(理恵子さん)

と悲喜こもごもな母。

「瑞沢3勝!」の声もあがる。

太一母「よくわからないんですけど 勝ってるんですか?」
千早母「え…たぶん」
理恵子さん「勝ってますよ!瑞沢」
という会話のなか、
「もし勝ち進めたら全国大会に一緒に応援に行きませんか?」と声をかける千早母。
「全国優勝した瞬間を見てないんです。連覇まで見逃したら怒られますよ」
「いいですね!」と理恵子さん。
「息子が出ないんなら行きませんよ ヒマじゃないんです!失礼します」という太一母を、そりゃそうだ…と見送る2人。

最後に太一母は理恵子さんに向き直り。

「大江さん 息子に試合用の着物を貸してくださってありがとうございました」
と一礼。
「もし また 着る機会がありましたら お店のほうに 相談にうかがいます」
という顔に、すごみが・・・
小学校からの付き合いの千早母はぞくっとし、理恵子さんは『上客の予感…』
(これは、太一が少なくとも東西戦には出る伏線では…!)

今度こそ太一母を見送る2人。

「母親の気持ちなんて 子供はわからなくていいけど
母親同士でくらい わかっていたいですよね…」

(すごくよくわかる。わかっていたいけれど、いろんな子供、いろんな母親、いろんな家庭があるなかで、それがどんなに難しいことか…!)

そして2試合目の結果は。

「東京都予選 2試合目 瑞沢対富原西高は 3対2で瑞沢の勝利です」
「北央対朋鳴は4対1で北央の勝利です」

『ううっ1勝したけど 全然楽じゃない むしろ崖っぷち?!』
『北央にたとえ全勝しても大丈夫とは言えない~ 田丸さんの連敗が痛すぎるよ どーすんの
スタメンで出し続けるの?』
と菫ちゃん心の叫び。

かなちゃんは「私の一敗も申し訳ない…」と思いつつ、次の対朋鳴とのオーダー表を書く速水さんを見つめながら、「いつか千早ちゃんと戦ってもらいたい」と願う。

『1勝1敗で2校 うちと瑞沢 最終戦のメンバー構成が肝だぞ』と緊迫する坪口顧問。

『北央だけが2勝 さすがだな』
『主将は負けまくりで チーム中1番弱いのに』
『チームとしては 近年で一番強い仕上がりなんじゃないか?』
と噂される北央・・・
(ってことは4-1、4-1で勝ってる中、対朋鳴戦でもひとりだけ1敗したのはヒョロ君・・・
なのにヒョロ君は相も変わらず太一に「瑞沢二試合三勝二敗でギリギリ。ヤベーぞ。来いよ」とメール…。君のほうがギリギリだー!もう自分と自分のチームだけに集中だヒョロ君>_<)

そんななか、北央新1年の3人はそれぞれにキャラがたっているようで…

まずは、147首で太田くんを「おまえちゃんと性格悪いな」と認定?したおめめパチパチくるくるの美馬くん。

今度は、先輩を目の前に
「須藤先輩 あの… 「勝たなかったらブッコロス」って言ってください♡」
ともじもじしながらもとんでもないことを。

ただのMかと思いきや、続いて
「そして甘糟先輩は「ブッコロスなんて言うのおれだけにしてくださいよー」って言ってください♡」
という、すどかす好きもびっくりのご褒美?オーダー…

最後は
「オイオイオイオイなにキャラだてめー」
「そんでおれになにキャラを演じさせよーとしてんだテメー」
と須藤さん甘糟くん2人にいじられ、「キャー♡」と喜ぶしまつ^^;

そして最終戦前なのにすぐ寝てしまう瀬多君。
「もー余裕でしょ」といい「また田丸に当たったらおれ絶対勝てますよ かるた会のころの痛い話で揺さぶれるッス」という相変わらずイイ性格している太田君。

3人とも、濃い・・・

「オーダー読めるんスよね?」と聞かれたヒョロ君は、ヒョロットカードで占いながら、
「太田 試合のために相手を心理的に揺さぶるのは 悪いことじゃねえ でも それがただのおまえの了見の狭さなら いまのうちに 自覚しとけ」
と好プレーを…!
(でも、自分がボロボロなのによそのチームの辞めたメンバー気にするのは了見が広すぎるというか、はき違えてるのかもと思いますよ…それがなければこの台詞、もっと響いたなあ)

北央の2年3年も、1年の3人の実力は認めている。

『1人が3人もスタメン』『ムカつくけど』

近年最強

その北央を倒さないと 次に行けない――

そこで、「次号につづく」。

次号は8/1発売の16号、「全国大会出場をかけた因縁の対決が、今始まる!」です。
実写映画の撮影現場ショットも見られるそう。
すずちゃんの長髪に、まっけんゆうくんのメガネ姿が見られるかな??
そしてなんと、「昭和元禄落語心中」の第1話も!

巻末には、「大津×あわら×府中 聖地巡礼キャンペーン」のお知らせが。
内容は
http://www.chihaya-awara.com/seichi-cp.html
と同じもの。

とりあえず7/18、できるかぎり府中に行って、分倍河原駅に文化センターを拝んできたい!と思います。
しかし、これだけの全国規模で、カード一人一枚って、やっぱり鬼だ…>_<

拍手[7回]

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BE・ LOVE 13号 ちはやふる 148首 あらすじ•感想

以下、ネタバレあり、ご注意ください。****

一読でいちばん納得いかなかったのが、ヒョロ君が、太一へ「来いよ」メール送るところでした。

千早の声がけで前向きになってる瑞沢に、太一を呼んでどうする?と思ったのですが。

やっと時間がとれて読み返してみると、
太一に、太一がいなくても大丈夫な瑞沢を見せたかったのか・・・?

でもどちらにしても、新鋭に20枚差で負けたヒョロ君。
瑞沢とか千早とかじゃなくて、もっと自分のこと中心に考えてよいんだよー!
と思うのですが・・・むむ


第148首も、扉絵なしで本編。
”東京都予選 決勝リーグ 1試合目”

”北央学園 対 戸越西高”

西高はメンバー女子中心で、ひとり強い子がいるだけで北央との差は圧倒的。
のはずが・・・競っている。

「おめめパチパチくるくる君」は美馬、くり坊主君は瀬多という名前であることが判明。
北央はその2人に太田を加えた1年3人、城山、ヒョロ君というメンバー。

が・・・?

素早い取りで周囲を圧倒しているのは、西高の「ひとり強い子」、速水さん。
いい取りしてても黙っていて、周りから「取ったー」「やったー」とか言いなさいよ、と言われている。
1勝したあとも黙っていて、「言いなさいよ声張って」「勝ったんでしょ?!」と背中をたたかれ、やっと。

「西高 1勝」と告げる、一重まぶたの涼しげな面立ちの子。
(だ、誰かに面差しが似ている・・・?と思ったら、一郎さん&二郎さんかも?!@クーベルチュール)

ヒョロ君は20枚差負け・・・
『北央の部長が』『唯一の3年が』『そんな負け方あるかあ』と、(試合中なので声には出さずとも)喧喧囂囂(ケンケンゴウゴウ)と大騒ぎなOB陣。

青ざめて震えるヒョロ君は口の端でニッと嗤う。
それを見てまっすぐ前を向く、残り4人。

一方。
”朋鳴高校 対 瑞沢高校”
瑞沢は全体的に枚数押され気味。

『みんな 数字的にはいい試合をしてる してるけど・・・』と手に汗にぎる、菫ちゃんと原P。

そして襷!先生がみんな分持ってくるといっていたのを思い出す菫ちゃん。
(先生は電線故障で電車がとまっており、オロオロ中なことはつゆ知らず・・・)

『せっかく 千早ちゃんがあっという間に一勝したのに 全然関係ないみたい』とかなちゃん。

『むしろ 朋鳴の気合は ここから試合がスタートするような』

同じく焦る机くん。
『綾瀬が強くて 一人で先に勝つなんて昔からのことだ』
  (集中して1枚! リズム作ろう と声かけする太一を回想)
『その強さを 孤立させないようにしてたんだ 真島は 自分自身の強さと 声かけで…』

何やら決意した面持ちの机くんと肉まんくん。

『真島がいないんなら だれがやる?』

『おれだろ』

「よも」を取った田丸妹に、机くんが声をかける。

「田丸さん 良く取った ナイス! 田丸さんなら連取いけるよ!」

けれど、声かけのための声かけ、ということがにじんでしまったのか・・・
田丸妹は机くんの『このくらいの 褒め言葉 嘘でも言える』という台詞を思い出してしまい、逆に青ざめる・・・
連取どころか得意札「たま」(「た」で始まるから?)を取られてしまう。

くそうなんとか流れを、と競った取りをモメに入る肉まんくんだが(翠北会ゆかりの「モメユミ」伝授の技?)、
「え? モメるんですか? 札 来なくなりますよ・・・? 次はとりましょう!」とすっかrり佐々さんのペースに。

空気が朋鳴にもっていかれている。
これまでのことを回想する坪口さん。

部活サボってアイドルの握手会行くのも、「青春」。
文化祭での模擬店。連休に海そばの民宿で合宿。
(しかし広史さん、さすが「ひろし」だけに「HERO」ロゴ好き…)

わざと青春を多用した。
”こんな日々は いまだけ”
”全力を傾けるべき時間は いま”
(周防さんの「青春」のなかには「月日」がある、というのを思い出しますね。ちはや年長メンバーのこの二人、意外と酒の席とかで呼吸のあった漫才みせてくれるかも?!)

そんな思いを共有したからか、みんな「素振り」「札流し」などの地味な練習にもよく耐え。
「決まり字が短くなった札から送り札にし、それを絶対にぬく白波会の鉄則」もきっちり守る。

「よしっ連取!」
「いいよ 部長 ナイス」
「全員勝って 全部買って 近江神宮行くぞ」
「「「「オウッ」」」」と声かけも活発・・・
焦る瑞沢メンバー。

須藤さんは冷静に分析。
『去年 全国大会優勝校が ずいぶん ナメられてんじゃねーか
っていうか あいつら優勝しちゃったから もう 夢は 叶えちゃったから』

『”全国大会優勝”ってボールもって どこ行くの?って 顔してるよな』

「み」「みんな丁寧に暗記いれて」
「1枚ずつだよ 取るよ!」

千早、必死に声かけ。
でも・・・

『届かない』
『早く勝つ そういう強さが大事だと思ってた でも 届かない』

「さ」の一字ぎまりを全員とられる瑞沢。
朋鳴部長「佐々鈴香」の「さ」「す」「か」は、「絶対取るぞ」→「「さ」と「す」と「か」!」と朋鳴の合言葉になっている得意札。

そこへ続く「す」。

焦りながらも、戸口に袴をもった母の姿をみつける千早。

『かるたが好きなだけの キモい自分に こんな青春があるなんて思わなかった』と仲間たちを思う、佐々部長。

そして「か」・・・
「来ると思ったもんねー!」と、3連取・・・

青ざめる千早。

『ダメだ ダメだ 綾瀬までがそんな顔』

千早にそんな気持ちを伝えるべく、攻め気を見せる机くん。
なのにタイミング悪く、肉まんくんが佐々部長に負けてしまう。

『勝ちたいんだ』
焦る机くん。

『勝ちたい』
2枚差で負ける、田丸妹。

『勝ちたい』
同じく2枚差で負ける、筑波君。

『勝ちたい?―――違う』

机くん、運命戦。
自分でみつけ出したジンクス通り「あ」の札と信じ、自陣の「あわじしま」を守る。

『おれは みんなを 勝たせなきゃいけなかったんだよ バカやろう』

試合終了。

朋鳴3勝、瑞沢2勝で、朋鳴の勝ち―――

会場を飛び出す千早。
「あー 逃げたくもなるよなー チーム全然かみ合ってねーもん」
うけけ、と笑う須藤さんと甘粕君。

「全国優勝なんてやっぱりまぐれか」
「やっぱポッと出の高校って選手層薄いよな」
「きれいだけど 袴もやっぱ 大変そー」
「Tシャツの子だけ 強かったよね」
「瑞沢も 今年は 全国ムリか?」
言われたい放題の瑞沢。

どーん・・・・と落ち込む、試合に出た瑞沢メンバー。
声かけに戸惑うかなちゃん。

そこへ波田くんが例によって2リットルの水を出す。
「みなさんどうぞ 水」

「なんであんたはもうー 飲めないよ そんなに」
「ストローありますよ」
「いや だから ストローとかそういう問題じゃねーよ」
「でも 大事ッス」
菫ちゃん、筑波君の突込みにも波田くんはヘーゼン。

「水が正しく飲める人は・・・」
という波田君の手から水をうばって呷る千早は、袴姿。
ダッシュで会場を抜けた千早は、着替えにいっていたのだ。

千早のなかには。
”真島の 抜けた穴”

「みんな」
かなちゃんたちの肩にぐっと手をかけ。
みんなに語り掛ける千早。

「一緒に部を作ってくれた真島太一は かるた部を辞めたけど
 私は いつか 戻ってくると思ってる 何年後か 何十年後か
 それまでに 私は クイーンになる
 そして それまでに瑞沢を 北央学園みたいな かるた強豪校にする」

須藤さんの脳裏には、「全国優勝校」というボールを、きらめく星の中、はるか遠くに投げる千早のビジョン・・・
『投げた すっげー 遠くに』

そしてそのボールをおいかけるように、みんなで同じ方向をみつめる瑞沢かるた部。
(どこか146首の、女帝の「来年も 再来年も 続いていく 瑞沢かるた部」のビジョンと重なります)

言葉を継ぐ千早。
「まずは」
「全国大会団体戦 連覇!」
「個人戦 1年も2年も3年も 各階級優勝」
 「えっ」
 「私たちも?」「優勝?」「優勝・・・」
 戸惑う原P、橋立くん、どこかときめいている波田くん。
 そして、口を引き結ぶ田丸妹。

同じく、士気が満ちてきた、2年3年メンバーの顔。

「もらっていい? 波田くん」(千早?)という声かけに応え、
「どーぞ あ さっき言うの途中でしたけど 水のガブ飲みはだめですよ 綾瀬先輩」
と、「正しい水の飲み方」を伝授する波田くん。さすが元・野球少年です。

「みなさんが思うより かるたは身体に過酷ッス」
「自分はかるたではまだ 全然戦力になれませんけど 身体とスポーツのこと 少しは知ってます」
「自分は自分のできることをやります。 全国制覇 上等ッス」

千早の言葉は、届いている―――

そこへ、襷をもってやっとこさかけつけた女帝。
2試合目が始まる。
(北央は、どうしたんだろ。でも須藤さんたちが瑞沢冷やかす余裕があったってことは、勝ったのだろうな)

暑いなか、雑菌の繁殖を避けてストローで「正しい水の飲み方」を一斉にする、瑞沢メンバー。

『何年後 何十年後』

「よし 行こう」

千早の言葉は、みんなにしっかり届いているようだ。

そんな様子をみて、携帯を手にするヒョロ君。

こちらも駆け込みで千早に袴を届けた千早母はやっと胸をなでおろす。
「やれやれ 千早ったら 着るの早くなったわー」

ふと見ると、そこには太一の母の姿が。
何やら思い悩むふうで、うなだれている。

ヒョロ君の操作した携帯には・・・
「宛先:真島太一
本文:東京予選決勝リーグ、瑞沢一敗。来いよ。 木梨」
と・・・

15号に続く。


***以下、感想

①ヒョロ君の謎のメール
ヒョロ君の、千早たちの立ち直った姿を見つめる姿、太一にメールを送る時の落ち着いた様子を見ると、
瑞沢がだめだから太一を呼んだ、というより、太一に、太一がいなくても大丈夫な瑞沢を見せたかったのか・・・?とも。
でも、なんで? 太一を安心させようとしたのだとしても、お前の居場所がなくなっちゃうぞ、という煽りにしても、きらきらしてる千早を見せたかったのだとしても、余計なお世話的になってしまう可能性が大だと思うのですが・・・
このあたり、後で「そうだったのか!」とぽんと膝を打つ展開になってくれることを祈りつつ。
そして2試合目の選手集合かかってるのに良いのかヒョロ君?!まさか出ないなんてことは・・・

ヒョロ君はもっと自分のことで一生懸命になっていい!むしろ、なって、いいとこみせて欲しい。

②太一母の姿
太一に会場にいて欲しかったけど、いなくて落ち込んでいるふうの太一母。
考えたら、成績が1番から落ちた時も「かるた」の「か」も出さなかったし、「あなたはためこむタイプなんだから」とアドバイスしようとする前向きさでした。
もしかしたら、東日本予選の時の菫ちゃんの言葉も響いているのかもですが、母自身が、太一がかるたに懸命になっている姿に何か思うところがあったのかもしれません。
千早母のように、「かるたをやっているなら大丈夫」と思うようなところが。

一方、太一がかるたを一度辞めたあとの描写で、「今晩ビーフシチューよ 何時ごろ帰る?」という母に「いらない、勉強して帰る」と答えるシーンがありましたが、そこの母、後姿のせいか、寂しげでした。
かるた部を辞めた太一を見てはじめて、太一母は、(瑞沢で)かるたをやっている太一の姿が(苦しんでいたことも含めて)生き生きとしていたことを実感したのでしょうか。
ということは、太一がこっそりかるたを再開した後も引き続き母は不安に思っている、ということ。
今の太一はやっぱり、前向きというよりは、闇堕ち的な雰囲気をかもしだしているのでしょうか・・・
回想の穏やかな太一は毎号見るものの、現時点の太一はほぼ出番がないので、周防さんの真意とともに気になるところです。

③雑感

・そういえば、新人の4人ふくめこれだけの人数が袴着ているのに、利恵子さんの姿が見えない・・・見えないだけでいるのかもですが、千早も袴着るの早くなったことですし、瑞沢かるた部も2・3年で着付けができるようになったのかも?これも隠れた成長ですね。

・朋鳴高校かるた部の、「創作短歌で30%オフ」な焼きそばや、下の句言えたら半額や「下の句カフェ」、
どこかのかるた部で実際やってたら、行きたくなるナイスアイデア。いいなあ。

・朋鳴の「一札入魂」のTシャツ。
ちはやふる映画エキストラ参加して、高校かるた部Tシャツ(ぜんぶ映画オリジナルの高校)を頂きました。
背中の「一首入魂!」に惚れて「勅使河原」Tシャツをいただきましたが、やっぱりこの「一札」のがよいなあ・・・。

④ 西高と瑞沢のこれから
西高は、あらためて確認すると、高2の予選で瑞沢といい戦いしてましたね。
この時机くんに勝った須田さんは、今回も登場。髪型も一緒w
北央の城山くんと当たって、苦しい試合ながら頑張ってました。

当時の縄野キャプテンはもう卒業していないみたいですが、「karuta win!」のTシャツはもちろん一緒。
この時の「ヒーローじゃなくてかっこ悪くて」も一枚一枚な筑波くん、かっこよかったなあ・・・
(ぜひまた良いところ見せる出番、作ってください末次先生T T)

この時も千早が圧倒的な強さでノーミス・25枚パーフェクトで勝ち、「瑞沢一勝!」といって士気を高めて太一が2勝、肉まんくんが3勝、と続いたのでした。

この時の瑞沢かるた部の噛み合いっぷりを振り返ると、今回千早が浮いてしまったのは、圧倒的な強さやフォロー役の太一の不在というより、みんなとのコミュニケーション不足なのかもしれません。
筑波君・菫ちゃんは千早の人となりを予選時にはもうよく知っていたけれど、今の1年はほとんど知らず練習も一緒にしたことがないのですものね。

なので、千早が袴になったこと、千早の「強欲ぶり」を共有することで、今度こそ一丸となれるはず。
もう負けは許されないし、単に勝つだけではなく、勝ち試合数をできる限り増やさないと厳しい。
そのかげで、机くんは須田さんにこっそりリベンジ、も見たいです。

そして、最後に北央で、ヒョロくんに、良いトコ見せてほしいです・・・!

拍手[5回]

BE・ LOVE 13号 ちはやふる 148首 読みました!


ちはやふる 148首、読みましたー

時間がないのであらすじ&感想はまたあらためて、ですが。
個人的には、かなり……???な終わり方でした>_<



****以下、ネタバレ注意!****



前回「西高」とあったのは「戸越西高」で、北央学園と対戦。
ひとり強い子がいて、マイペースさとあいまって「圧倒的なエゴイスト」な感じ?

一方瑞沢は大苦戦。
これまで「圧倒的なエゴイスト」千早をひとり浮かせず孤立させなかったのは、太一の実力と声かけだったのだ、とあらためて認識する肉まんくん・机くん。
「全国大会優勝校」というボールをもってどこ行くの?という顔だと看破する須藤さん。
そして、とうとう一敗してしまった瑞沢・・・

けれど、千早はくじけない。
キラキラした目で、「全国大会優勝校」というボールを「すっげー遠く」に投げる・・・

波田くんのサポートもあり、やる気を回復する瑞沢メンバー。
と、ここまではカッコいい・・・!と久しぶりに胸を熱くしながら読んだのですが・・・


千早の
「みんな 一緒に部を作ってくれた真島太一は かるた部を辞めたけど
 私は いつか 戻ってくると思ってる 何年後か 何十年後か
 それまでに 私は クイーンになる
 そして それまでに瑞沢を 北央学園みたいな かるた強豪校にする」
という台詞。

そして、自分も西高の圧倒的な子に負けてしまったヒョロ君が
「東京予選決勝リーグ、瑞沢一敗。来いよ」
と太一にあてたメール。

本当に太一はいないのか、いることに期待して確かめに来たかのように、予選の場にたたずんでうつむく太一母。


これらが、
① 太一が千早に直接会わずとも、遠隔ででも勝手なふるまいを詫びて千早の気持ちを大事に扱ったあとで、
② 太一がかるた再開したこと等いっさい知らされずに
語られたら、熱さと期待に胸をふくらませるのですが・・・!!

以前の太一の過ちについてはここまでまったく触れられず。
こっそりかるたを再開していることを知っている読者側としては。
なんか、もーもやもやするというか、消化不良でたまりません。すっきりしない。

もう、太一なしで、千早中心に瑞沢は立ち直ってほしい・・・!!と思ってしまいます。
少なくとも、今はまだ出てくるところじゃないぞ。

コミックの発売も1か月伸びたとか。
ぜひ、このあたりのもやもやを加筆で解消していただけると、ほんと嬉しいと思います・・・
そうでないと、太一のシーン、素直に感情移入できない・・・
やっぱり、好きな女の子に対して、その子の大事なものを腐すなんてこと、していいことじゃないと思うのですよ・・・しかもその腐したものをだまって再開しているなんて・・・うう・・・

※6/13 修正 腐す、という表現を使ってしまいましたが、これは間違いでした。
かるたを悪くいったのではない訳で。相手が大切にしていて毎日一生懸命やっているものを、札が真っ黒と言うことで出来なくさせてしまった訳ですよね。
どちらにせよ、行動としてはうーむですが。
千早のまっすぐな性格を知ってたなら、そして好きなら、とってほしくない行動だと思う気持ちは変わりません。

「ちはやふる」次回は1回とんで15号。
15号は休載ですが、カラーページで実写版のキャストが発表されるようです。

実は、あのあとエキストラ参加親子で行ってきまして。
ちび千早ちゃんを見て、ああ、千早役はうわさのあの子なのかな・・・?という。

エキストラの件も、またあらためて~

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BE・ LOVE 12号 ちはやふる 147首 あらすじ•感想

表紙で「東京都予選決勝リーグで、チームに戻った千早と新!」とあるので、
すわ新の出番か?とそわそわしてしまったBE・ LOVE 12号。

実写版の追加情報はなかったけれど、「ちはやふるweek」の続報あり。
10/4トークショーへの追加出演者決定、原田先生役の石塚さん、由宇役の安済さんとのこと。
(おふたりとも福井県ご出身とはびっくり!)
そして主題歌の99RadioServise・・・!(主題歌ナマで聴けるのかな・・・vv)

そのうえ、10/3はトークショー出演者による「ちはやふるファンナイト」開催。

そして6/1からは、お得な宿泊・チケットセットプラン発売・・・?!
こ、これはちょっと月曜に「ちはやふるweek」サイトで詳細を確認しなくてはです。
http://www.chihaya-awara.com/


さて、本編。
前回、かるた部への「けじめ」を果たした千早。決勝リーグの展開にわくわくしながら、本編です。
!!!以下細かくネタバレしていますので、ご注意ください!!!

第147首も、扉絵なしで本編。"出揃った""決勝リーグ進出4校"
すみに小さく前回のあらすじが載っています。

一次予選で敗れた子たちは、悔し涙に沈む。
「やっぱり強いトコは強いね 北央とか瑞沢とか」
「うちまだ 部創ったばっかじゃん またがんばろう」
そんな姿をみつめる千早。

北央の新戦力のうち、眉がふと目でどっしり鼻君の太田君は
「あーいうのおれ苦手 泣きに来てんじゃねって思っちゃう 泣くのに見合う努力してんのかな?」
と冷たい発言をし、仲間のおめめパチパチくるくる君に「おまえちゃんと性格悪いな」と認定?され、
"創部の苦労も知らないくせに"
とさりげない?千早の攻撃を喰らう。

千早の脳裏には、太一と畳を運んだあの日。

「もう ほんとにこれで終わり? 早いよ まだ」
「団体戦らしいこと なにも」
「5人並んで試合したかった・・・」
 (確かに。一次予選では、チームらしい試合形式じゃなかったものね・・・)
「しかたないよー やっぱちゃんとした先生いないとさ」
「でもでも瑞沢とか創部一年目で全国行って」
「周防名人はかるた始めて3年で名人にっ」
「若宮詩暢は15歳でクイーンにっっ」
「また一部の天才の話を」
「夢くらい見てもいいじゃん!」
 (この台詞、好き)

彼女らの気持ちが痛いほどわかりせつなくなる千早。

 "決勝リーグに進めるのは4校。20校はここで去る"
 "ここで去る"

一方、坪口さんともっちー先生も彼らをながめる。
「瑞沢が全国優勝した影響は たしかにありますね」
「周防名人とか 若宮クイーンもだけど」
「強さは絶望にもなるけど 夢にもなるから」

「それにふさわしい存在であることが 勝者の責任」

"勝者の責任"
"夢も" "絶望も"

一方の勝者である詩暢ちゃんは、コンビニバイトの面接を受けている。
144話での着物を買うためのアルバイト活動は続いていたもよう・・・

でも接客スマイルが微妙で、16時から18時の勤務、しかも土日は不可という条件では難しそう。
しかも、
「特記事項にも書いてあるけど かるたのクイーンってなんのこと?」
と言われてしまう・・・

どこのバイトも玉砕続き、そして不採用の電話のたびに衣裳wが変わっている詩暢ちゃん。
天使の羽可愛い、そしてうさぎリボン、インパクト大・・!

その姿を眺めつつ、「だから無理や言うたのに」というお母さんの話を「ハア」と受ける家政婦さん。


スノー姫Tシャツでかるたの練習をしている詩暢。
「優しく きれいに 鋭く 正確に」札を迎えにいけるよう特訓。
そうやって札を迎えに行けたときだけ送り札をする、というのが、
詩暢ちゃんの一人練習の自分だけルールのよう。

「かるたクイーンって何のこと?」
と言われた面接を思い出し、
「かるたの大会で 賞金とか出たらええのにな そしたらもっと人気も出んのに…」
という考えがふっとよぎる。

その次の十枚。
空札が続き、焦る詩暢。

"失礼いたしました"
とかるたに詫びる。

おばあちゃんが札への真っ直ぐの線を引いてくれた畳表も、張り替えてなくなってしまっていることを思い出しつつ、
練習に集中する。

練習を終えた詩暢に、家政婦さんが知り合いの新規開店パン屋さんのアルバイトを紹介してくれる。
しばらく土日も人が必要という話に「大会出られんしパン苦手やし」といったんは背を向ける詩暢だが、
振り返り「そろそろパン党なろう思うてました」と告げる。

本当に大丈夫ですかと案じる家政婦さんに、
「心配してもらってすんませんなあ うちはこれでもかるたの…」
といいかけて、"かるたのクイーンってなんのこと?"と言われたことを思い出し、かるたをぎゅっとつかむ。

詩暢ちゃんも、何かを変わろう、変えようと思っているのかも・・・?


さて、いよいよ全国高等学校 かるた選手権 東京大会 決勝リーグ。
一次予選とは真逆に、みんなが袴のなか、ひとりTシャツジャージの千早。
かなちゃんは千早はてっきり袴と思い、声を掛けなかったもよう・・・
(うーんでも部全体として前日確認とか必要でしょう;;)

お母さんに袴もってきてー!という千早の前に
「相変わらず騒がしさは超A級だな」
「噂には聞いてたけど チームワークガタガタじゃん瑞沢」
と登場したのは、出た!北央OBの須藤甘粕コンビ。

「瑞沢がっていうか 綾瀬だけが 噛み合ってないんじゃね?」
という須藤さんはやはり一歩観察が深い。

「今年もうちは強いよ いい1年はいったよ」
という千早に、初めての袴で居心地悪そうだった田丸妹もびっくり。

「真島の抜けた穴が 埋まるくらい? あいつの穴なんて たいしたもんじゃなかった?」
といきなりどSな援護射撃をかます須藤さん。

須藤さんは、太一が周防さんのところでかるたをやっているのを知っているはず・・・
だと思うので、それを踏まえるとただのドS発言ではなくもう少し深い意味
(「埋められるような穴じゃないだろ」という援護射撃を太一にも?)にもとれるのだけど。

暗い顔になった千早を見てあれ?という風情を見せたり、
ドS射撃のあとの「うけけけ」という軽い笑いも見えるので、
須藤さんは太一のかるた復帰を知らない可能性もあるのだろうか・・・読みきれないところです。

決勝リーグは4校の総当たり戦。3試合して勝ち星が多い2校が全国へいく(行ける確率は2分の1ということだ)。
勝ち星が並んだ場合はチームの勝ち試合の多いほうが上位になる、というルール。

オーダーシートは、主将:西田、副将:綾瀬、三将:田丸、四将:駒野、五将:大江、六将:筑波、七将:花野、八将:原の順。
橋立くん、波田くんはまだ修行中のもよう。

主将が千早でなく肉まんくんなのは、実力順ではなく1年生になじんでる点でも収まりが良い、という3年の判断のよう。
ごめんな綾瀬、とそう断る机くんに、薄笑いを浮かべる千早。
スタメンで試合ができる、瑞沢としてできる、というだけでやる気充分のもよう。

でもひとりTシャツは隠しようがなく、傍からは「部外者?」「補欠?」「マネージャー?」と言われてしまう・・・

瑞沢が最初にあたる相手は、坪口先生率いる朋鳴高校。

坪口先生はパーカーの前ポケットに手を突っ込んで涙にくれている・・・。
うちの高校に女子部員がいる最後の大会になるかと思うと、ということのよう。
(男子向けの学科増設で2年生女子8名、新1年生も男子250名に対して女子10名しかいない朋鳴高校は、
もちろん?新入部員5人も全部男子・・・)

涙と鼻水まみれでも
「1試合でも多く 1分でも長く おまえらと青春したい」
という坪口先生・・・
うう、その願いもかなうといいなあと思ってしまいます。
(そして朋鳴高校副将の武井くんがなかなかカッコいい・・・)
主将は、勿論この人! 佐々さん。

試合開始。千早は5人の真ん中という配置。
千早は3年C級名並さんに全力でかかり、圧倒する。
五将だけど今回は出ないかなちゃんと菫ちゃんは、千早の目にこれまでの大会を思い出し、
千早が本当に帰ってきたことを思う。

そして、千早も・・・
 "この空気 団体戦 一人じゃない この空気の中で"

観戦している甘粕くんは、東京都予選決勝で千早が目指してできていなかった「1点を狙うかるた」が進化していることを感じる。

23枚差で勝ち、「瑞沢1勝!」の声をあげる千早。

でも、はなから千早をマークしていない朋鳴の、主将佐々さんの
「こっからいくよ~ 去年の雪辱晴らすよお~」
というチームワーク?に瑞沢、呑まれそうな気配・・・

坪口さんも「なんとなく 千早ちゃんはいま 瑞沢のエースじゃない」と感じている。

朋鳴高校のデータはたんまりある。机くんもしっかり分析している。
でも、「みんな 1枚ずつだよ」「大丈夫大丈夫 落ち着いていくよー」という千早の声も空しく押されがちな瑞沢。
それをみつめる坪口さん。

"イヤなもんだよな 千早ちゃん"
"せっかく 1勝したのに 逆に チームを真ん中で 割ってしまっているような"

一方。
"本気で思ってる 坪口先生を連れて 行くぞ 夏の近江神宮"
と燃える朋鳴。

同じく見つめる、須藤さんも・・・
"からかい半分だったのに 5人並ぶともう 無視できねえな"

――あいつの抜けた穴なんて たいしたもんじゃなかった?
――真島の抜けた穴

次号(6/15発売の13号)につづく!
予告は「太一を欠いて進む、決勝リーグ。その時千早は・・・⁈」。

瑞沢も心配ではありますが、次回こそ、福井がでないかなあ・・・。

***

千早が真ん中、ということで、思い出すのは3巻で千早が決めた瑞沢のオーダー。
(このときはまだ主将とかじゃなくて、1・2・3・4・5だったなあ)

「真ん中って いちばん声が出せて いちばん全体を見れる人の席だよ うちでいったら太一」
「私みたいに自分の勝負でイッパイの人の席じゃない」
といっていた千早。

太一の抜けた穴は大きい。
でも、苦手だった真ん中の席で、太一の穴を実戦で埋められたら、千早が1年と比べて成長したという本当の証。
ぜひ、しっかり埋めて、須藤さんの心配を打ち破ってほしいです。
試合終えちゃった千早が、どうやったらみんなの心を動かすのか?
どう展開するのかが楽しみです。

ちなみに、、、、「雪辱を晴らす」という言い方がどうしても気になる;;

「雪辱」とは「辱(はじ)を雪(すす)ぐこと」なので、「雪辱」だけで、
「試合・勝負などで前に負けた(辱めを受けた)相手に勝ち、前に受けた恥をそそぐ(除きさる)」という意味。
(https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/gimon/171.html)

なので、「晴らす」がつくのは・・・うーむ。
「雪辱を果たす」だったらぴったりだなあ。

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BE・ LOVE 11号 ちはやふる 146首 あらすじ•感想

BE-LOVE11号もちはやふるが表紙!今回は3人とも袴ですw

髪をアップにした千早が中央。
右近の橘左近の桜的に、というか助さん格さん的に、というか、
レッドを中心にしたブルー(新)とグリーン(太一)の戦隊もの的にというか、
ともかく千早の脇侍として、新と太一。
助さん=太一、格さん=新…けっこうイメージがあって面白いかも?
うっかり八兵衛は肉まんくん、風車の弥七は机くん、かげろうお銀はかなちゃん・・・
とふくらむ妄想はさておき。

実写版は2016年公開だそうです(^^)
そしてなんと、友だちの子がエキストラ当選して、行ってきたそうで!

5/9 Twitterより ↓
友だちの家がちはやふる子供エキストラに当たって行っていたことが判明ー!友だちは行けずパパが中2と小6の娘を連れていったみたいなのだけど、かるたの試合?を見ながら、わー、とか、すごーい、という役目だったそう(≧∇≦)子役の子はいたけど、名前とか口外しないように誓約書ありだったとか…

撮影場所は千葉だったそう。かるた会館ではなかったのね。お土産には各高校のTシャツを選べたらしく、小6の子はインターナショナルと書いてある黒T(千葉情報国際高校⁉︎袴だったけど)、中2の子はオレンジで背中に和歌が書いてあるショウなんとか高校(翔陽?でも和歌ないな…)のを貰ったらしい

映画にしっかり映ってるとよいね、確認しにいこう!(*^^*)と話しつつ、エキストラ行った子が公開は来年なんじゃないかなという話をするので中学生になったら行こうね!と約束を。あー聞けば聞くほど公開が楽しみ(≧∇≦)


誓約書が必要なくらいに?注目のキャスト!発表が楽しみです。



そして第146首も、扉絵なしで本編。
1回のお休みをはさんでも、リズミカルです。


「最終戦も田丸でいく!」と宣言する肉まんくん。
「えぇ?!一次予選だって勝ち数足りなきゃ終わりなんですよ?!」
菫ちゃんは否定的。
そんななか、すぐ試合だからと食べながら説明する肉まんくん。

もぐもぐ聞き取りにくいですが、つまるところ、
田丸妹が千早に勝てていたのはまぐれではなく、読みのタイミングに合わせる点では「うちの部で一番」なこと。
札をいちばん拾えるのは田丸。

  「田丸はやれう  田丸は やれるよ?」

泣きそうな顔になる田丸妹・・・

そして、そんないい場面に、
①メロンパン→②ホットドッグパン→③いちご生クリームボート?のようなもの
と次々とたいらげていく肉まんくんは、ほんとカッコいいです・・・。

運命の7試合目。

田丸妹の背中を、どん、と押す千早。
千早を一度振り返り、顔を赤く染めて背中を向ける田丸妹。
田丸妹も千早から「もらい」、背中を押した千早も何かを「もらった」良い顔をしています。

7試合目、肉まんくんの相手はなんとヒョロ君。
「勝ったらコロス」の背後霊お姉さまとも闘わねばなりません^^;

そして、響く序歌―――

テニス部の試合を終えた女帝が駆けつけ、涙ぐみながら試合を見つめている菫ちゃんに声を掛ける。

「どう?みんな 頑張ってる? 綾瀬さんは来てるの?」
「…来てます…けど…」
「なに?!どうしたの?!」
「綾瀬先輩も 真島先輩も 試合に出てないなんて… 
私にとっての瑞沢かるた部じゃない…」
涙がこぼれそうな菫ちゃん。見つめる女帝。

ここで、「私にとっての」というところが菫ちゃんのエライところ。
そして淋しいところなんだろうな、と…
ほんと菫ちゃんは可愛い。

一方試合では。
「肉まんくん そんなかるただったっけ?腰も手も動き小っちゃくなっちゃって~」
というヒョロ君。
「取られてんのに なに言ってんだよ」
「取られてるけど 怖くないって 言ってんの!」
「いーよべつに怖くなくて」
「にゃにおう?!」

一歩オトナな肉まんくん。
そのわけは・・・

  田丸はおれの苦手なタイプだ
  だから学ぶところが たくさんある

3年3人でのミーティングの回想シーン。

肉まんくんが綾瀬が戻ってきたらどうする?と聞いたとき、
「戻ってきても 予選はこれでいきます」
ときっぱりというかなちゃん。

「かなちゃん ちょっと変わったよな」と机くんに振ると、
「え?ああ いつの間にか まつげ4本になってるよね」
とさらっと返され・・・。!!!

なんと!
27巻の第142首ではまだ3本だったまつげが、
1話あいて第144首で「じゃあ 次は 田丸さん 私とですね」というときには確かに4本。
やっぱり違和感あって、まつげ増えたな恋してるからかな?位に思ってたのですが、こんなに明確に指摘されるとは…。
(そしてもちろん、その3本→4本の間には、机くんの告白があるわけです…!)

驚愕している肉まんくんに対して、
「まつげ増毛美容液(@菫ちゃんプレゼント)って効くんだなー」
とさらっとつぶやく机くんは、かなちゃんが大きい荷物を運んでるのを見つけ・・・
「そんなの よく 気がついたな 机く…」
という肉まんくんをよそに、荷物を持ってあげるべく駆けつけます。(か、かっこいい…!)

僕がもつよ、ありがとう、という感じに頬を染め合うふたりを見て・・・
さすがの肉まんくんも・・・



回想終了、試合に戻ります。

  変わらない ものなんかない

 回想で仲良くふたり並んで歩くかなちゃんと机くん、出遅れた感の肉まんくん。
 背中を向ける真島、勉強する千早。

  変わらない ものなんかない
  おれは どう 変わればいい?
  おれは どう 変わればいい?

  らしくなくても なんでも学んで
  強くなるしか ねえんだよ

  主将はおれだ
  いま この部を いちばん強く 支えるのは おれだ

「瑞沢 1勝!」

やりました、肉まんくん!
ヒョロ君とお姉さんを撃破。

『また…、北央の主将 また 負けたっ 主将がいちばん弱い…』とうるさいギャラリー。
でも、北央のみんなはちゃんとヒョロ君の本当の強さをわかってる、はず!?

田丸妹は、肉まんくんの頑張りを見て
144首の自分の指摘(プレースタイル私に似せてコンパクトに直してきてるのすごいです!)を思い出し、
ちょっとフフンと得意げ。でも嫌な感じではありません。

  西田先輩は 私を認めてくれてる

お世辞でもなく、褒められるべき良い点を初めて「きちんと褒められた」とわかっている田丸妹。

「田丸さんナイス!」「やれるよ 田丸 がんばれ」という、かなちゃん机くんご夫妻(^^)の応援をうけ、
『受け入れてくれてる』
嬉しさを追い風に、どんどん札を拾う。

女帝は観戦している千早を見て声を掛けるも、千早は試合を凝視して、ものすごいとしかいえない顔に・・・
「で…出たいの? 出たい顔なの?それ」
思わずつっこむ女帝。

歯を食いしばっているような表情をしている千早の横顔・・・

そこに「瑞沢 2勝!」の勝ちどきを田丸妹があげる。

田丸妹の姿に胸を高鳴らせる1年3人。
「今年はどうかわかんないけど、来年はきっと私もここで試合を・・・」
そして、無意識に?素振りがはじまる波田くん。
そんな3人の姿も女帝はしっかり見ています。

「瑞沢 3勝!」「瑞沢 4勝1」
かなちゃん、机くんから次々と響く声。

筑波君はおろおろで・・・響いた声は「北央4勝!」
とうとう甘粕君暫定二代目のおめめパチパチくるくる君にやられてしまいました。
うーん筑波くんここのところ良いところどころか、出番も少なめ…!がんばれ筑波君!

「出揃った 決勝リーグ出場校は」
北央学園 都立西校 朋鳴高校 瑞沢高校
の4校!
(都立西、実在高校名が出てきているとは・・・!取材とかしたのかな?
 そして瑞沢も都立だけどつかないのは万人承知だからか)

田丸妹のがんばりに、「さっきはごめんな」とあやまる橋立くん。
またいつもの調子で鼻高々な謙遜をし、原Pに「そんな…そんなことないよ…」と言わせかけた
田丸妹に、机くんが声を掛けます。

「うん 田丸はほんと すごかった
 勝ち星 稼いでくれて 助かった
 1年なのに 頼っちゃってごめんな」
(うーん・・・いい男・・・)

「えっそんなー 大丈夫ですよー」
と変わらないノリの田丸妹に

「でも 気を付けて このくらいの褒め言葉 ウソでも言える」
と笑顔でびしっ。

「言ってほしい言葉をくれる人間に 人は簡単に操作されるよ」
「そんな簡単な 人間になるな」

うたれる、一同。真顔な机くん、ひと回りもふた回りも自信をつけて、カッコいいです。
(でも机くん、言ってほしい言葉をもらって簡単に操作されるって、それって太ich・・・ムニャムニャ)

おののく田丸妹。
気が付けば、目の前にがばっとひれ伏してる千早にもおののく。

「大事な時期に きゅ…休部して すみませんでした」
「予選ルールの練習に 参加できなくて すみませんでした」

と指をついて頭を下げる千早。

『言われなくても がんばってます』と
新ルール対応に大騒ぎしながら努力に努力を重ねる、みんなの姿・・・

  かるたが したい
  かるたがしたい

パタ、と落ちる涙。

  みんなと

「も もう一度 戦わせてください
 瑞沢かるた部として」

涙ぐむ、かなちゃん。

「何言ってるんですか 千早ちゃん 千早ちゃんが作った部じゃないですか
 千早ちゃんと真島部長が・・・」
というかなちゃん(部長はまだ太一なの??)に

  ちがう
  もう ちがう

と、新しい流れを感じているのは……女帝?

「花野さんはさっき ああ言ってたけど」
(綾瀬先輩と真島先輩が出てないなんて 瑞沢かるた部じゃない)

そういいながら、優勝旗の優勝校の名をみつめる女帝。
(東京都大会の優勝旗だから、実質1年、本当にスタートのときの?)

「あの二人が 出てないことで 綾瀬さんと 真島君が 出てなくても みんなが勝ち切ることで
 来年も 再来年も 続いていく 瑞沢かるた部が やっとできてきたと思うんですよ」

女帝の脳裏には、瑞沢かるた部の面々が・・・・・・


(次号6/1発売へ続く)

今回は熱かった!肉まんくん、机くんふたりとも見せ場たっぷりで、かっこよかった!
やっぱりいいなあ・・・熱いの。
もう少し、かるたの試合を細かく見たかった気はしますが、スピーディーな新ルールだから仕方ない?
トーナメントに期待!です。

月と太陽が明るければ明るいほど、他の星の光は翳って見えがち。
星たちがそれぞれの輝きをみつけ、光を放つためには、必要な生みの苦しみだったのかも。

「圧倒的なエゴイスト」だった千早が、背中を押すことを覚え、
黒くてかたいかるたを乗り越えて、みんなとかるたがしたい、と告げるに至ったのも熱かった。

年長者教育者としての女帝の名には、そんな彼らの変化がよくわかり大局的にものが見れるのだけれど、当人たちは目の前にとにかく一生懸命。

「変わりたい」と思っている肉まんくんも、女帝の名にはもう変わって映っているはず。

「今のままじゃいけない」「良くなりたい」「変わりたい」
そう思うとき、人はもう変わりかけてるんだなと思います。

そして、それは太一にも言えること。
名人に操られる?引きずられる?だけじゃなくて、がんばれ!とエールを送りたい。

次号は東京都大会のトーナメントでしょうか?
個人的には、福井大会の経過も気になるところですvv

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