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ひねもす ちはやふる

HN福ら雀による、漫画「ちはやふる」に関する思ったことのつれづれ考察。 基本的に、否定より現状肯定、貶すより良いほうに捉えることをメインのスタンスとしています。感想より分析が好きです。 支部もやってます↓ http://www.pixiv.net/member.php?id=11693593

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BE・ LOVE 4号 ちはやふる 161首 あらすじ•感想

◇サツキ様◇
拍手コメントありがとうございます^^。
第160首、胸熱でしたよね・・・!その続きが半月で読めるなんて、嬉しいですよね!


さて待ちに待った、その第160首の続きです…!

先にびらぶ4号の周辺情報を。

① 「ちはやふる」上の句試写会が、大津であるそう!

いいな・・・!行きたいな・・・!
キャストの登壇はない予定だそうですが、ぜひお近くの方申し込んでみてくださいませ。
(私は前号の試写会を申込みました。当たるといいのですが・・・!)


② そして!なんと!
  ちはやふるラッピングトレインが、復活!

 わーい、嬉しい!
 前回乗り損ねていて、とってもとっても残念だったのです。

 出発式は2/26、大津の試写会と同じ日だそうです。
 うう・・・いいな・・・

 写真は、昨年のラッピングトレインが載っていましたが、
 「新しいラッピングは果たして?!」とあるので変わるのでしょうね。
 うう、今回こそどこで乗りに行きたい・・・!

③ 裏表紙の返しには、「講談社26誌 連合試写会」が!
  2000組4000名に当たるそうで、東京、大阪、名古屋、札幌、福岡の会場です。
  (えっ福井がない!)

  新は上の句あんまり出てこないと聞いていますが、
  下の句には出てくるはずと思うので、下の句は福井でも試写やってほしい・・・!

  下の句は4/29公開なので、春の芦原温泉ちはやweekで、花見とともにやったりしないかな・・・。
  そしたら予定が合えばぜひ行きたいです。


さて。


末次先生、先日twitterでこう仰ってました。

「今発売中のBE LOVE3号、とてもとても物語的に大事な回です。
30巻を読んだ直後の皆さんも、うっかり読んだらいい…大変なことになってるから。
描きながら「これは大変なことになったな…」と思ってしまったくらい。
あの子たちの運命にぜひみなさん付き合ってやって下さい。」

「あの子たち」。
私の中では漠然と複数でイメージされていたのが、161首を読んだ後、くっきりとその姿が浮かんできた気がします。

161首も、熱い回でした。




***以下、本誌も161首もネタバレですので、ご注意ください。***





161首も扉なし、いきなり本編スタートです。


団体戦の決勝と3位決勝戦が行なわれる勧学館。


 どうして
 どうして

菫ちゃんとかなちゃんは繰り返す。

 どうしてここにいないの 真島先輩
 真島部長だけなのに きっと この対戦の

 本当の意味がわかるのは 真島部長だけなのに

向かい合う、千早と新。

千早と新の真剣なまなざし。
そして、太一――――


テレビ番組は実験等を終えてトークタイム収録中。

唇をとがらせているのは、名人と詩暢ちゃん。

ひらがなの置かれた場所を暗記したあと、その場所を示す反応速度を計る実験では、
ふたりとも平均的大学生を大きく下回る結果ということに不満を表明しているらしく・・・・

「しかし やり方を変えるとその結果が反転するんです」

文字の一部を逆向きにおいたり、指示する文字を見るのではなく「聞く」場合、
ふたりの反応速度は格段にあがったという。

まさしく、競技かるたのスタイルに特化して磨かれた能力、ということに。

スポットライトの外で、
「ねえ君も札がひっくり返っても同じように見えてるの?」
とスタッフさんに聞かれ、「あ…そうですね」と答える太一。

太一の眼は引き続き名人とクイーンに。

「あとぼくは 読手さんの声で〝色〟が見えて というか 聴こえて?
 同じ色の札を取りに行くことがあります」

と、名人。

「い…色が…聴こえる…」
と度肝を抜かれた司会者。

そこへ。

「うちは 札はみんな こんくらいの 小さな神様みたいに見えてます」

とにっこりと語る詩暢ちゃん。

「擬人化ですか?」
「最初50人もいるから 超うるさいです」
「話すんですか?」
「みんな とっても かわいくて わがままです♡」

  不思議ちゃんだ!
  歴代クイーンはたいてい不思議ちゃんって有名だもんな
とすっかり詩暢ちゃんシフトになるスタッフ。

あれこれお喋りする、札の小さな神様たち。
その神様たちの小さな手と指で握手する詩暢ちゃん。

その、愛おしげな表情。

「この子たちと この札たちと 離れずに生きていくのが 私の夢です」

そんな詩暢ちゃんを見つめる太一。


涙をこぼしながらの詩暢ちゃんの「私の夢です」には、スタッフさんたちもしびれてすっかり応援団に。

『僕の番組だったのに』と和菓子をほうばる名人。
『詩暢の番組になったわ』とお母さんはガッツポーズ。

太一の脳裏によみがえるのは「あれは努力の人だよ」という名人の言葉。
その太一の前で、詩暢ちゃんは札の枚数チェックのように見えながらも、百枚の札に挨拶をしていた。


『ここまで 札を愛しいと思ったことがあるか?』


自分に問いかける太一。


「君はどうするの ぼくはおやつ食べにいくけど」という周防さんに「帰ります」と告げる太一。

  〝努力の人〟
  近づけるような気がしたって
  結局見るのは絶望だ
  
  ああはなれない
  ああはなれない

ぎゅっと目を瞑る太一の耳に入っていたのは、スタッフの言葉。

「ああはなれないよなあ だって・・・」
「でもさーがんばってもなれねえレベルだろー」

太一は、はっと目を見開く。

  「だって」と「でも」は
  男が使う言葉じゃありません

母の言葉を思い出したところで――
目の前に突き出されたのは、喜八洲総本舗のきんつばの包み。

名人が「おみやげ 親御さんに」と言って渡そうとするのに、
「は?!いりませんよ」と断る太一。

固辞する太一に周防さんは告げる。


「君は」
「君も」
「持ってるものを無視しすぎだ」


「大阪までなにも言わずに来る そのお金を自由に使わせてくれるのは誰だ」
「緊張せず新幹線に乗れる男に育ててくれたのは誰だ」
「高校生の君が」

太一の頭に思い浮かんだのは、夕ご飯のメニューをスマホで太一に教える母の背中。

「ただの プレッシャーかけてくるだけの親ですよ
 かるたやってるってわかったらまたうるさい
 大阪なんてバレたってまたうるさい」

顔を赤くしてそう告げる太一の鞄に、名人はきんつばをそっと入れる。

「つきあってくれてありがとう またね」



帰りの新幹線に乗る太一。


携帯には、千早からのメール。

第157首で千早が打っていた「準決勝まで進んだよ」という宛先も件名もないメールは、やっぱり太一あてだったことが判明。

それを見て、

  すげえ 強いじゃん
  おれがいなくても

と思う太一。
その脳裏には、

  君は 持ってるものを無視しすぎだ

という周防さんの言葉が。

太一はその指をすべらせて、そのまま母親に電話をかける。

『ハイ もしもし』
と電話に出た母に、
「夕飯いらないから」
を伝えようとした太一は、
『あなた いま どこにいるの』
『なにをしてるの?!なんで大阪?!』
とすっかりつかまる。

「でも今日中に帰るし・・・」
と口にした太一の耳に聞こえたのは、畳を叩く音。

どうやら太一からの電話で、太一母はある会場から出ようとしているよう。

「か…母さんこそ どこにいんの…」
との太一の問いに。

「どこって…」
と答えた太一母がいるのは、勧学館のロビー。

やっぱりあの帽子の女性は太一母でした。

「あなたが 朝早くに いつもと違うカバン持って出ていくから
 全国大会に行ったんじゃないかって
 近江神宮にいるんじゃないかって 思ったんじゃないの…」

その答えを耳にして、頬を紅潮させる太一。

そこへ、かなちゃん母、千早母が
「あらっ真島さん いらしてたんですか」
と駆け寄る。

「見てないともったいないですよ 最後の試合なんですよ」
と言われ、
「うちの子 出てないんで 見ても仕方ないですよ」
と返す太一母に、
「ここまで来といてそれはないでしょう 応援しましょうよ!」
とうながす二人。

太一母は電話にむかって
「太一 あなたがいないせで 瑞沢負けたわよ」
と告げる。

「いま3位決定戦」

  『間もなくー京都に到着です』

「ねえ 千早ちゃんが戦ってるのって あの子でしょ?」

「あの福井の メガネの子」

その言葉を耳にした太一の眼の前で、京都駅に着いた新幹線のドアが開く―――

走馬灯のように、小学生の時の思い出がよみがえる。

「1枚もとらせんよ」との新の挑戦を受けたこと。
メガネを隠したこと。
3人で落ち葉に寝転がったこと。

新幹線から飛び出す太一。そしてそのかばんの中には喜八洲総本舗のきんつばが・・・・・・





一方、勧学館。


 おれの名前は 松林舜

と、舜のモノローグより始まります。

舜と滉は双子でないのに同学年で、ずっと比べられて育ってきて、
でもやっぱり1年近くリードしている舜のほうがなんでも良くでき女子にもモテたらしい。

 かわいそうなのは キツいのは滉のほうだと思ってた
 でも

かるたの団体戦で、ピンチに声が出るのは、気持ちが強いのは、滉のほう。

『すげえよ 滉 おれなんか』

舜が眼をやるのは、新と千早のガチンコ勝負。

大迫力の競り合いに、大きな動きを見せたのは千早。

その様子を見て、焦りを顔に浮かべるのは村尾さん。

 『新が 序盤から 5枚もリードを許してる?』

舜は青ざめている。

 『劣勢の新兄ちゃんなんか 見たことないから それだけでもう 心折れる…』



新は、ただ千早を見つめている。
次々と仲間にかけられる、千早の声。


「いいね かなちゃん 2枚リード」
「机くん 守りよかったよ」
「田丸さん 次も取れるよ」
 (む?肉まん君はスルーか?)

「落ち着いて さあ行くよ」


  これが 千早?


戸惑う新を見下ろすように。


「行くよ 瑞沢」


告げる、千早・・・・・・


■5号(2/15発売)に続く■



ということで!

末次先生のおっしゃる「あの子たち」には、
勿論熱い戦いを繰り広げる高校生たちみんなが含まれることと思いますが、
そのなかでも、千早、新、太一の3人がくっきり浮かんでくるように思いました。

太一のなかに、やっと、いよいよ、3人の時間が戻ってきました。
いよいよ、3人が、ひさびさに、顔を合わせます・・・!


京都駅から大津京駅までは電車で11分。
大津京駅からタクシー飛ばせば、勧学館までは京都駅から30分強で行ける感じでしょうか?

かるたの試合はだいたい1時間半くらいだと思うので、太一、ばっちり間に合いそうですね。

以下、感想および気になる点です。

① 戻ってきそうな太一

どこか新に対して敵愾心をもっていた太一のなかで、ようやく、千早と新と3人の「チーム」がよみがえってきた気がして、とても嬉しかったです。

人はみな、どこかしら自分より優れたところを持っているもの。
それを、自分もそうでなければいけないように己に課すのは太一の厳しさで、良いところです。

でも新に対して、名人に対して、詩暢ちゃんに対して。
そこが頑ななまでになってしまっていた太一に、太一自身の持っている素晴らしいものを気づかせた名人。
その導きに素直に従った結果、自分のなかにずっとあった大切なものに気がついた(と思われる)太一。

そんな流れを思わせます。
3人の時間が、早く戻りますように・・・!


② 名人の「君も」。

持ってるものを無視しすぎ、と太一に告げた名人の、「君も」という台詞。

「も」ということは他にもいるということで。

誰だろう、ということが気になります。
名人の近くの人なのでしょう。

詩暢ちゃんも新も、自分の持っているものが見えていないようには見えないので、
もしかしたら千早のことかな・・・?
気になります。



③ 「またね」と告げる名人は、まるで別れを告げているように見えます。

「師を持たない人間は 誰の師にもなれんのだ」とは、北野先生の台詞ですが、
太一に対する周防さんは、かるたにおいても、生き方においても、立派な師なのではと。

周防さんも、かるたでの師はいませんが、兼子さんという人生の師はいるわけです。
だから、太一の師になれる。

内田樹さんの言葉に、

「苦役でありかつ至福であるような経験。
 もっとも人間的な経験はたいていそういう質のものである。
 親の仕事の目的は、子どもが「親を必要としなくなる」ことである。
 自分の存在理由を消去するために全力を尽くす。
 そのような仕事だけが真に人間的な仕事である。」

というのがありますが、まさに、「師の目的は弟子が師を必要としなくなる(そしていずれ「師」となる)」こと。

「またね」と太一に静かに微笑んでいるように見える(でも顔がはっきりとは見えない)周防さんは、
「もう君に僕は必要ないよ」とその背中を押しているように感じるのですが・・・・・

と、勝手に妄想してしまいましたが、普通に白山会館でふたりでかるたをとっていたらすみません(笑)。



④ 太一母

いつもと違うカバンだ、ということをきちんと見ていた母。
そして全国大会の日程をしっかり掴んでいた母。

これは前のエピソードですが、沈んでいるように見える息子に、好物を夕ご飯に作って待つ母・・・

小学生時代の太一母は、うわ、苦手!と誰もが思うような人でしたが、やっぱりそこは人の親。
高校生の息子の心にしっかり沿おうとしているところ、息子の一生懸命なものを大事にしようとするところ、じーん、ときます。



⑤ 喜八洲総本舗のきんつば。

私、これ、大っ好きなんです、
(あ、みたらし団子も!)

それが本編に再登場して大事なお役目を担ってあんまり嬉しかったので、
実は、先に、私に喜八洲のすばらしさを教えてくださった師匠にお伝えしてしまいました。

その時は、太一はきんつばを母に渡すもの、とばかり思っていたのですが、
その師匠様が新の名前を出されたことで、おや、もしかしたら??と思いついたことが。

千早と太一が始めて福井を訪れた際の「おみやげ」を発端として?、
新から千早と太一にもたらされた「おみやげ」。

全国大会1年のときは、羽二重餅。(これほんとに美味しい…)
2年のときは、酒まんじゅう。

そしてもしかしたら3年目は、太一から齎されるのかも?なんて。

でももとは貰い物ですし・・・やっぱり太一母の手に渡るかな?


⑥ 最後の千早の表情


ここは、読者で意見が分かれそうな気がします。

最後、「行くよ 瑞沢」と告げる千早には、暗い陰がつき、キラキラと輝いては描かれていません。
少し怖い雰囲気すらします。

ここから、私が思いつく方向性は2つ。


1.怖く感じるのは、新の視点だから。

チームとして初めての全国大会である藤岡東。
そしてやはり団体戦経験の浅い新からしたら、今回は準決勝で敗れたとは昨年優勝の瑞沢は大きな敵。

新よりリードするだけではなく、メンバーひとりひとりに声をかけているその余裕が、
新にとっては脅威に感じられる、というイメージです。

この場合、千早は不動で、新のほうがむしろ千早から多くを学ぶ方向になりそう?


2.千早が良くない方向にいっているから。

1とは真逆ですが、決勝に進めなかったことで、より、太一の不在=自分のリーダー力不足を
痛いほど思い知った千早が、自分に「強くあること」「リーダーであること」を課すことで、
行ってみれば闇落ちのようになってしまっている、という解釈。

・「これが 千早?」という新が、焦ってはいなさそうで、むしろ千早の異常をいぶかしんでいるような感じなこと。
・千早が声を掛ける対象に肉まん君がいないこと
 → 肉まん君は新・太一と同じ小学校からの付き合いなので、この後千早の異常に気付く流れ?

もしこの2の方向であれば、何かをきっかけに(それが太一の登場?)、
新が千早に「かるたは楽しい」と思い出させて、勝たねばという呪縛を解く、という流れになりそうな気もします。


さて、どちらになるでしょう・・・!

いよいよ太一の道も交わるので、次回はかならず近江神宮1本になるはず。
楽しみです。


拍手[26回]

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本誌と30巻の間違い探し

びらぶ最新号でふつうに村尾さんがいて、あれ?と思って30巻見返したら一コマいるから、私自分の村尾さん愛を疑ってました…
でも、私のアンテナは間違ってなかった!
以下比較。

拍手[13回]

BE・ LOVE 3号 ちはやふる 160首 あらすじ•感想

あらためて、皆様、今年もよろしくお願い申し上げます。
(あこ。様、拍手コメントありがとうございます。
 どうか今年もよろしくお願いいたします(o^^o))

本日は名人戦・クイーン戦もとりおこなわれ、いよいよ1年の始動といった感じですね。

福井県勢、34年前の初チャレンジ(栗原副会長)から13回目のチャレンジでの悲願達成、名人誕生でしたね!

福井県から名人が出ないというのはかるた会の「七不思議」のひとつだったそうなのですが、不思議がひとつなくなっちゃった、というニコ生の解説がかわいかったですw

栗原副会長(栗山先生のモデルの方)から新名人への授与にも感動。感無量でいらっしゃるだろうなあ。

そして川崎新名人の足のかるたダコにびっくり。ここまでくっきりとは思いませんでした。
これが、かるたダコなのか…!と目を見張りました。
20年分の練習の勲章とのことです。すばらしい…!

休憩時間に外の空気を吸ってきたという川崎8段のコメントに、つい挑戦者決定戦のときの新を思い出してしまいます。

そして、わかる人にはわかる、「き」と「や」と「ひ」!
試合も面白かったけど、解説も面白かった…!

つい「ちはやふる」とリンクして考えてしまいますが、振り返れば、千早にとってのクイーン戦、1年目はテレビ観戦、2年目は原田先生出場により現地で観戦、3年目は挑戦者として参戦…と1年ごとに階段を昇る形になってますね。

だからこそ私たち読者もすんなり千早の気持ちに寄り添えるんだろうな。
千早の3年目、一緒に近江神宮へ参拝する名人挑戦者は誰なのか、新なのか?楽しみです。



そして前回のびらぶで紹介されていたロッテ×ちはやふるキャンペーン、ちはやふるクリアファイル、コンプリートしました(*^^*)
千早が3人!



私の行ったファミマはコアラのマーチが108円で最安値につき、うちには今コアラがごろごろしてます(汗)
でも乳酸菌チョコ欲しくて買ったからトータルはそれなりの金額かも?



さてさて、新年はじめての「びらぶ」です。

去年、ものすごいところで終わった千早たちの全国大会準決勝。

あの後いったいどうなるのか、気になって気になって仕方がありませんでしたが、新年はじめての「ちはやふる」は、スパっと切れ味するどい、胸熱な展開でした…!




***以下、本誌も160首もネタバレですので、ご注意ください。***





公開まであと少しと迫った映画「ちはやふる」。
その完成披露試写会が2/24にとりおこなわれ、なんと、広瀬さん、野村さん、真剣佑さんほかが登壇される予定とのこと!

読者50組100名をご招待ということなのですが、ばっちり応募券つきです。
これは申し込まねばー!


さて、本編。
160首も扉なし、いきなり本編スタートです。


ひさびさの千歳姉さん!
心なしかさらに大人びて綺麗に。

「お母さん聞いて!オーディション残ったよ」と帰宅するも、テーブルの上には「千早の全国大会にいってきます」メモ。
(「手書きメモ…さすが昭和の母…」と言われていますが、私も千歳にとっては昭和の母だ^^;)

「帰りは遅くなります」ってあるってことは、日帰りなんだなあ。
母、日常の合間を縫っての応援…

千早の小学生時代を思い出しつつ、
「もうあの子 私のことなんか かるたの次だよね…」
と肩をおとす千歳。



一方、その母は近江神宮で衝撃を受けていた。


「富士崎高校の勝利です」

響く、鷲尾さんの声。
喜ぶ応援団、ほっと息をつく桜沢先生、やり遂げた感のメンバー。

一方、瑞沢は…

泣く菫ちゃん。

『瑞沢はここで終わり 上には行けない―』
泣くかなちゃん。

“北央学園みたいな かるた強豪校になるの”
“全国大会 連覇!”

それが夢だったことを思い出しつつ・・・
燃え尽きて真っ白、な感じの千早。


一方。

「北央学園 対 藤岡東高校は 3対2で 北央学園の勝利です」
と村尾さんが告げる。
(やっと出てきた、村尾さん!)

盛り上がる北央側。

『来るぞ…新のゴッ…』と心おだやかでなさそうな村尾さん。
でも新はそれを通り越した衝撃を受けているようで・・・

その後、見ていた側の寸評が入りますが、結果としては、藤岡東の2勝は新と松林弟のほう、滉くんとのこと。

うちひしがれる新に、「ごめんな新兄ちゃん」「綿谷先輩すみません」とあやまるメンバー。
新の返した言葉は「メ メ メモ取って…」



北央は決勝戦準備の真っ最中。備品も食料もばっちりで、「あらゆる準備が万全」と鷲尾さんも評価。

美馬くんにバナナを要求され、嫌がる須藤先輩。
テンション落ちた美馬くんに、対策を読み切っているヒョロ君は甘糟くんのTシャツを脱がせて貸すことで(しかも須藤先輩に脱がせることで)美馬君のやる気を満タンに・・・


さて、藤岡東は。
新の、北央のスタイルを崩せなかった、試合のポイントで舜を切り替えさせることができなかった、との猛省をメンバーがメモに記入中。

「一人で先に勝ったってただの1勝や。悪くなっていく流れを止められんでどうするんや」
「どうするんや…これはおれの 責任や」

  支えられんかった おれのせいや


瑞沢の2勝は、千早と、なんと筑波くんだったことが判明。
(ということは肉まんくんは理音との勝負に負けてしまったのね…)

「やったじゃんあんた、格上相手に1勝!」
と泣きながらも肩をたたく菫ちゃん。

筑波君は、
 『次の部長はおれで 絶対勝ちたかったから』
と思うも、
 『絶対勝ちたかったのなんか おれだけじゃない おれだけじゃない』
と悔しさをかみしめる。


  終わったんだ
  連覇の夢が・・・・

  あんなに練習してきたのに
  あんなに毎日がんばったのに

  あんなに あんなに


パンッ!!

そこで女帝の手が大きく叩かれます。


「終わってないですよ あなたたち」
「優勝しか眼中にないほど いい気になりましたか」
「3位決定戦がありますよ!」
「あなたたちが大好きなかるたがもう1回できるんです」

その呼びかけに、一気に覚醒する瑞沢メンバー。

「先生ずっと考えてたんです、オーダー。みんなヘトヘトだろうから考えてたんです」
「最終戦です。3年はみんな出なさい」
「あと一人は…」

筑波君か田丸さんか、悩む女帝。そこに。

「出たいです」

告げる、翠ちゃん。
(その声を、北央の太田くんも聞いています…!)

「結果がないまま帰ったら 私また ただの褒められたがりになる…っ」
(目を見開く太田くん)

『田丸さんがこんなふうに主張するなんて…』と菫ちゃん。

 綾瀬先輩と同じ 怒った目だ 怒ってるんだ自分に


そこで、女帝が、
「そういえば綾瀬さんごめんなさい ハチマキの渡し間違いを…替えますか?」
と千早に話しかける。

千早に太一のハチマキを渡したのは、女帝だったことが判明。

それを見た、菫ちゃんかなちゃんの心の叫び。
『千早ちゃんの出札 なんか運が悪いと思ったー!』

一方千早。
「ああなんか 出札悪いと思ったぁー」

太一は「不運の象徴」のように扱われているよう…ヒドイ。

でもこの千早たちの反応に、太一の「ひどいっ」というギャグ?顔が、なんか通常運転に戻りつつあるなあと嬉しくなりました。

ハチマキを締めなおす、千早。

「よし 行こう みんな」

締めなおしたハチマキは、千早のに替えた描写がないのでそのまま太一のもののよう?
女帝のきょとんとした顔や菫ちゃん、筑波君の表情を見ても、そんな感じです。

たとえ出札が悪くても(笑)、あえてそのまま。
「行こうみんな」には太一も入っているのではないか、とも思います。


さて。そうなると、3位決定戦の相手は。


机くんが「どうする? 最終戦の並び順…」と声を掛けると、千早たちが見ていたのは。

藤岡東。
新。


さてここで、前々回の優華璃さんの言葉。

 「須藤さん お願いがあるんです もし 次 北央が勝ったら・・・」

ヒョロ君がヒョロットカードを手にしたまさにその時。
優華璃さんに「須藤さん」と声をかけられ、ヒョロ君に声をかけようとする須藤先輩。

間に合わずヒョロットカードが投げられた…!と思ったところ。
体当たりで止めたのは、太田君です。

「先輩 おれ ヒョロットカードなしで戦ってみたいっス」

「ヒョオッ?!なに言って…」

「ヒョロットカードがなくても 全国でいちばん強いのは 北央学園」
「それを みんなで見るっちゅーのは どうですかね?」

頬を赤らめながらも言い切る、太田君。
手のかかるめんどくさい新入生たちだけど、ヒョロ君の魂=北央の魂は、しっかり受け継がれています・・・!

泣く、優華璃さん。

ここで、優華璃さんが須藤さんにしたお願いの回想が。

  決勝まで言ったらヒョロットカードを使うのを止めてください
  辛いと思うんです
  高校3年間で 一度でいいから
  純粋な 運命による対戦を させてあげたい

優華璃さんの想い。
泣けます・・・・!!!!
最高の女房?です・・・

その結果、オーダーは
城山君(太田君?) VS 理音
瀬多君 VS 両国君
美馬君 VS 河嶋君
太田君(城山君?) VS 青島さん

(文字はこの通りなんですけど、
 城山君、に太田君が描かれているので、
 描かれている人物との組み合わせが間違っていそう。

 「うっ」という苦悶の声からしても、
 ヒョロットカードを止めた張本人太田君が、理音と当たる…
 というのが面白そうw >ヒドイ)

そして。
ヒョロ君 VS ヨロシコ・・・!
主将対決!
(こうこなくちゃ)

『ヒョロットカード使わなくても 強いやつと当たるじゃん!』
『変わんないじゃねーか』
『ヒョロくんの徳 高すぎ!』

でも嬉しそうなヒョロ君を見て・・・
嬉しい優華璃さんなのでした。

ナイスカップル!!




そして。




ドキン、ドキン。
鼓動がこだまするなか。

『藤岡東が どうするかわかる』と思う千早。
『瑞沢が どうするかわかる』と思う新。

緊張の走るギャラリー。
(そして、戸口?に帽子かぶった怪しげな人が…太一のお母さん?)

さて、村尾さんが手にしたオーダーは…

新 VS 千早
舜君 VS 肉まんくん
滉君 VS 翠ちゃん
望月さん VS 机くん
理沙ちゃん VS かなちゃん


  新 VS 千早


「よろしくお願いします」

お互い手をついて頭をさげるふたり。
目の前に置かれた札の、見えない一番下の札は・・・

「われてもすゑに あはむとぞおもふ」



■5号(2/1発売)に続く■



とうとう、やってきました...!
千早と新、小学校以来はじめての直接対決。

敗北後、一度真っ白になった千早が心配になりましたが、女帝の一喝で我に返って本当にほっとしました。

「優勝しか眼中にないほど いい気になりましたか」

「あなたたちが大好きなかるたがもう1回できるんです」

には、胸熱です…!
ちはやふるの名セリフの歴史に加わって、燦然と輝きそうです…!

千早の反省的なモノローグはなかったですが、新の口にした
「一人で先に勝ってもただの1勝。悪くなっていく流れを止めなくては」が状況的にはかぶるのかと。

ただし、千早はかなりリーダーシップが取れていたので、さらに細かい千早の動きは藤岡東戦でわかるのかもです。

末次先生は以前ニコ動のインタビューで、「瑞沢と藤岡東が当たることはない」というコメントをされていたり、「ダ・ヴィンチ」のインタビューで青山先生に「新のチームと瑞沢が当たるんでしょ」と言われ「それを描くと長くなっちゃう」とYESではないコメントをされていたりしましたが、とうとう当たることになりましたね…!

しかも、想定外の3位決定戦。

もしかしたら、太一が4月に瑞沢かるた部を去ったのは、当初の先生の想定と違うのかな、と思ったり。
(夏の全国大会で瑞沢が連覇して、個人戦体制になるときに、という可能性もあったのかな・・・とか。)
太一もいる瑞沢と、藤岡東が当たるのであれば、モノローグの登場人物が増えることもあり、確かに長い試合になりそうな気がします。


でも考えたら、勝っているときには、うまくいっていないことが良く見えないもの。
負けたときにこそ反省すべき点がはっきり見える訳で、個人戦がメインだろう今年には、一度アラを出し切るという意味で、必然の流れなのかもしれません。

そして本来であれば士気のあがりにくい3位決定戦も、瑞沢 VS 藤岡東なら、これはメンバーもギャラリーも盛り上がらざるを得ません!

「お互いなにを考えているかわかる」うえで、あえて当たりにいった千早と新。
(藤岡東のオーダー表、字が綺麗だから新が書いていそうです・・・)

どう始まるのか、どう攻め合うのか。
次号がますます楽しみです。

しかし謎の女性は多分太一の母だと思うのですが…

予告には
「千早と新が全国大会でついに直接対決へ―!そのころ、太一は―?!」
とあって、詩暢ちゃんと対戦していた太一のその後がわかる模様。

時系列がどう流れているかは「?」ですが、もうテレビの撮影は終わっていて、太一が大津へ足を延ばしていてもおかしくないかもしれません?

拍手[39回]

今年もよろしくお願いいたします

あけましておめでとうございます。

つたないブログも、気が付けば今年の2月で1年半続くことになります。
これも読んでくださったり、コメントや拍手をくださる皆さまのおかげです。
本当にありがとうございます。

長きにわたり推し量れなかった太一の心情も今回はじめて明らかとなりました。
自分の行動がもたらす意味はわかっていた(もしくはそれも判らない位の混乱があった)けれどその時は激情ゆえにコントロールしきれず、でも時が経つにつれ、自分のしたことを冷徹な程に把握し、自らを責めている――
これまでの太一の言動からすればすぐに想像できる心情だったのですが、そのあたりが真正面からではなく周囲ばかりが描かれたゆえに、つかめきれずにもだもだしていた期間の長かったこと…!

「千早がおれのことで傷ついたらいいって どっかで思った」という気づきも、きっと時が経てばこそ。
最悪なタイミングで辞めたのも、キスも、大事な人の大事なものを否定する、というあってはならない行いも、「傷ついたらいい」という思いが引き起こしたことだということもわかりました。
決して消えないし許されることではないですが、これも今思えばそこまで想いが深かったんだな…と腹に落ちるほどには、あれから1年という期間、私たちも太一の混乱に付き添ってきたんだなあと思います。

まだ太一は千早に面と向かって「ごめん」と言ったわけではないですが、心の中ではきっと数えきれない位繰り返しているはず。
千早も太一に合えばそれがわかると思うので、もういいのかなとも。
「言葉にしなければ伝わらない」ということもありますが、「言葉にしないほうが正確に伝わる」こともあると思うので。

ともあれ、今年は全国大会個人戦か、吉野会大会か、遅くとも挑戦者決定戦、名人戦クイーン戦あたりまでには、千早、新、太一が一同に会する機会が必ずありそうです。

映画も公開されますし、来週火曜からは某社の赤いチョコも買わねばですし、楽しみもりだくさんの今年!

これからもなにとぞよろしくお願いいたします(*^▽^*)

追記:
159首で、藤岡東が決勝にすすめば千早が新のかるたが見られる・・・というようなことを書きましたが、考えたら藤岡東負けたら3位決定戦で瑞沢VS藤岡東ですね。はたしてその可能性があるのか??

瑞沢VS藤岡東をするならば、千早と新があたるかあたらないかというところがポイントになるかと思います。

あたる場合。
これまで、千早と新は子供のころ以来1回も当たっていないので、当たるなら特別なとき。
というのはきっと皆さんと気持ちを同じくしていると思いますが、もしかしたら、決勝戦進出を果たせなかった「今」こそが、特別な時なのかもしれません。
千早が新を前にして、敗北後改めてかるたに向き直るための。
そうでないとその後の、今年こそ千早の見せ場になるであろう3年目の個人戦までがつながらない気もします。

一方、あたらない場合。
チームとしては瑞沢のほうが実績があるわけなので、瑞沢が有利。
新も千早も目の前の相手よりもチーム運営に眼がいき、千早のリーダーぶりを見た新が千早にまた輝く一言をくれ、千早が前向きに個人戦を迎えられる――
といった筋書きも考えられるかも?

ともあれ、早ければ再来週の前半に続きが判るはず。
楽しみです!

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BE・ LOVE 2号 ちはやふる 159首 あらすじ•感想

来ました、今年最後の号。

年末に、また大きな節目の回でした・・・!







***以下、本誌も159首もネタバレですので、ご注意ください。***








今号は、「ちはやふる」巻頭カラー!

着物姿もあでやかな千早と詩暢ちゃん。
詩暢ちゃんの手描き友禅に大人びた表情、いいな。

中を見ると、30巻の表紙は「千早と詩暢ちゃんのツーショット」とあるので、
今回の表紙がアレンジされるのかな?
アレンジで全然違う雰囲気になるので、赤メインの今回のイメージがコミックスでどうなるのか、楽しみです。


そして「ちはやふるNEWS!!」では。
1/5~ファミマでロッテの商品とちはやふるがコラボ!

購入でもれなく、映画コラボのすずちゃんのクリアファイル。

抽選で、
A・すずちゃんサイン入り「ちはやふる」ポストカード付きフォトフレーム
B・映画「ちはやふる 上の句」ペア鑑賞券+非売品プレスシート
C・映画「ちはやふる」クオカードセット
とちはやふるグッズが。

これは、すずちゃんファンの人に負けないよう頑張らねばなりません(笑)




さて、本編。

159首は扉なし、いきなり本編スタートです。


「なりたい なりたい」
本物になりたい、という前回からの皆の思い。

「本物」のイメージとして、新に焦点があった感じがします。

「ありがとうございました」
お辞儀をするヒョロ君と新。

新は、北央の主将ヒョロ君相手に21枚差で勝利。
『本物だ・・・』
と周囲につぶやかれています。

優華璃さんはふんぬー!と憤怒、怒り顔。

 そこでふと思い出す、前の優華璃さんの言葉。
   「須藤さん お願いがあるんです もし 次 北央が勝ったら・・・」
 優華璃さんは「北央」と言っているわけで、ヒョロ君ではないので、この話はまた次回のようです。

でもそんな優華璃さんは、肉まん君も気になる様子。

理音相手にがんばっている肉まん君は10対10・・・・・

『このまま離されずに いい流れが来るといいなあ』と応援する菫ちゃん。
その脇で女帝が握りしめているハチマキを見て、「なんですか?予備ですか?」と尋ねますが、
「なんでもな・・・」と慌てた女帝のハチマキには「ちはや」の刺繍が。

女帝・菫ちゃん・かなちゃん3人真顔で「あれ?」、
千早がハチマキを締めているのを見て、「あれ??」となります。

理音は去年からパワーアップしていて引き続き感じもよく、肉まん君はかなり苦戦。
翠ちゃんの影響でコンパクトなとりの省エネ運転になったとはいえ、それでもかなり空腹に。

 『腹減った・・・』
 『脳が ハラペコに・・』

 『手放しそうになる』
 『ついてくだけでいっぱいいっぱい』
 『取れる札だけ取って』
 『相手がミスしてくれたらラッキー』
 『流れが来たらめっけもん 来なかったらそれはそれで』
  

  だから
  真島の気持ちだってわかるんだ

 
 ここで回想。
 
 なんと、カラオケでの机くんカラオケの歌。
 曲は「軽田伊能知(かるたいのち)」さんの「うるう年のマーチ」。

  しあわせは4年に1度 だーから気長にいくんだよ

 という薄幸な歌に「やめて!」「幸せがレアすぎる!」と泣く肉まん君。
 
 そのそばで「ぶ・・・」と受けているのは・・・

(ページをめくると)太一の一面の涙浮かべた笑顔。

 「いーねその歌 おれも歌いたい」

 それにほっとする机くん、肉まん君。

 3人は他には秘密で東京都予選のあとカラオケにいったらしい。

 「綾瀬にフラれた?! マジで?!」
 「好きとかだったの?!」

 「無理じゃんあいつ中身小6男子じゃん」
 「語彙のほとんどかるたに始まりかるたに終わるじゃん」
 「見る目がない」「趣味がおかしい」

 賑やかにしゃべりながらの帰り道。

 『おれらは男だから イタい話は全部いじるしかない 苦笑いして 本笑いにして
  やれるだけやって 離れたいって思った真島を バーカって笑い飛ばして
  一緒に全国大会に行こーぜ みんな待ってるぜ なあ 真島』

 (ここで私すでに涙ぐみました・・・!)

 「なあ真島・・・」という肉まん君の声かけに、「東大のかるた会に 通わせてもらってんだ」と告げる太一。

 「ごめん 勝手に部活辞めといて・・・」
 と太一はうつむくけれど、机くんと肉まん君が不思議な様子で抱き合っているのに気が付き顔を上げる。

 ふたりは、泣いていた。

 「よかった・・・真島が かっ・・・かるた続けてて」
 「辞めてなくてよかった・・・」

 心が動く太一。

 「だったら戻ってきたらいーじゃん」「綾瀬だってダメージ受けてっぞ」とぶーぶーいうふたりに。
 とうとう、心の底の一番重い部分と思われるところを、打ち明ける。

 「うん そうだよな… たぶん おれ 千早がおれのことで傷ついたらいいって どっかで思ったんだ」
  
   『腹減った』
    そこに重なる、理音と対戦する肉まん君の思い。

 夕暮れのなか。きっぱりとした、太一の表情。

 「最低で」「もどれない」

 畳の上でこぶしをつくる肉まん君。

 「たま」が読まれ、敵陣の「た」を身体全部で払う、原田先生を思わせる大胆な取り。

 強い動き出しで、理音の感じの良さに戦っていく。

  『流れを 引き寄せるんだ』
  『腹が減ってんのはあいつらだ』
  『どうやったら助けられる? どうやったら助けられる?』

 千早のほうを見た肉まん君の目に、ハチマキの「たいち」の文字が留まる。

 その瞬間。
 読まれる前の空気のなかで千早がいきなり札を払ってとびだし、取りに行く。

 その帰り道。
 交わされる、新と千早の視線。

 席に戻り、「ありがとうございました」と礼をする千早。

 「瑞沢 1勝!」の千早の声に、
 『あっ 言うの忘れた、「藤岡東1勝」!』とショックを受ける新。

 その姿を見て。
 『綾瀬は 自分で なんとかできる』
 『真島もきっと いらないんだ 助けなんて』
 と悟る肉まん君。


 一方。
 「ごめんな 理音 スイッチ」とあやまり、
 それでも、「ここから ここから 4勝するぞ 富士崎」と声を張るヨロシコ。

 『だれのことも 助けられたりなんかしないんだ』

 『でも おれらは』

 『真島が好きだ』『綾瀬が好きだ』『みんなで過ごした時間が』
 『好きだ』『好きだ』『大好きだ』

 大胆な取りをする肉まん君。
 コンパクトに取りに行く翠ちゃん。
 汗をかきながらも攻める肉まん君。
 相手を焦らせているふうな筑波君。

 ―――

 鷲尾さんが、試合結果をよみあげる。

 「富士崎高校 対 瑞沢高校は 3対2で」

 「富士崎高校の勝利です」

 ―――

 ■3号(1/15発売)に続く■



 瑞沢、準決勝で敗退・・・・・・

 重い重い、159首の終わり。
 瑞沢メンバー、富士崎メンバーの誰の顔を見ても、
 誰が勝ったのか、誰が負けたのか、うかがい知れない感じです。

 前号予告に「決勝で」とありましたが、相手が「富士崎」とあったので、
 「準決勝」の誤植だな、でも本当だったりして、なんて思っていただけに・・・・・・・

 もしかしたら全国大会行けないのかも、決勝まで行けないのかも、と思ったことはありましたが、
 まさか現実になるとは思いませんでした・・・

 かなり、ショックです。

 1年は、新をかるたに呼び戻し、初めての個人戦で詩暢ちゃんを知った全国大会。
 2年はがっつり団体戦で優勝を果たした全国大会。
 3年の今年は、クイーン戦も受験も控え、個人戦に重きが置かれるのでは、千早も個人戦に優勝して推薦とるのでは、
 と予想したりもしましたが、団体戦で準決勝までいったのに富士崎に敗れる、というのは、・・・・・やはり予想外でした。

 千早が、どう動くか。

 勝っているチームをまとめるのはたやすくても、負けているチームを率いていくのは本当に難しいといいます。

 千早のリーダーシップへの試練なのか。
 それとも、準決勝を敗退することで、決勝の藤岡東、特に新をじっくり見て、また学ぶものがあるのか。
 新たちも決勝に行けず、そこで主将同士何か交わす思いがあるのか・・・・・・

(【1/2追記】
 今日更新の記事にも書きましたが、藤岡東が決勝にすすめば千早が新のかるたが見られる・・・という件。考えたら瑞沢、3位決定戦ですね。じっくり見る余裕なしで、つつしんで訂正します(ノД`))

 新年、そして次号を待ちたいと思います。

 
 
 ひとつの謎。
 ハチマキは、間違えて渡されたんでしょうか。
 それとも、あえて千早が太一のをとったんでしょうか。

 後者がいいな、と思います。


 そして、太一。
 今回のエピソードで、本当にほっとしました。

 年相応の友達同士の付き合いで、本当のことが言えたこと。
 そして、イジられて疵を共有できたこと。
 それが机くんや肉まん君だったこと。
 そして・・・千早を傷つけたいと思ったことを自覚していて、それが「最低」だとわかっていること。

 ぐっと、きました。

 「太一の思いとしては、そうなんだろうな」と読者サイドとしては思ってはいましたが、
 実際、太一から淡々とでも真意として語られると、語られる内容が激情ゆえに相乗効果もあり、
 太一の想いがどれほどのものだったか、胸にせまってきます。 


 そして。 
 
 太一は、「かるたが好きじゃない」と自分を認識してましたが、順番が逆だったのでないか、と常々思ってます。
 「好きだからやる」という「理由」の側面の場合もあるけど、
 「ここまでできるのは、好きだから」という、「やってきたこと」からの「好き」という結論もある。

 太一は、そういう意味ではやっぱり「かるたが好き」なんだと思います。
 人はえてして自分を見誤るもの。
 その人がどういう人かを評価するのは、本人ではなく、周りの人だと思います。

 机くんや肉まん君がここまで太一のかるた継続を喜ぶのは、かるた仲間としてまだ繋がってる、ということももちろんながら、
 太一がこれまで一生懸命やってきた姿を見てきて、「太一はかるたがやりたい、好き」という認識を持っていたからなんじゃないか、と・・・。


 今回で、正直これまで太一についてずっともやもやしていたことが晴れました。

 まだすぐに顔を合わせたりは無理でも、この延長線上に、千早、新、太一、3人でいる姿も見えてきた気がします。


 ここに、全国大会団体戦の結果がどう絡んでくるのか。

 詩暢ちゃんと太一の対戦も気になります。
 次回は太一サイドからだったりするかな?

 太一は、近江神宮に来るんでしょうか?個人戦に出るのでしょうか?
 詩暢ちゃんは?

 桜沢先生のご結婚相手が、本編でどう扱われるのかも。
 優華璃さんが須藤さんに何を言いたいのかも。 


 もう、ありとあらゆることが気になってたまりません・・・・・


 そして今回。
 千早と新が視線を交わしたシーン、新の視線にどきっとしました。

 これは、千早の気持ちがこっちに入ってきてるからだろうなあ。

 読んでると、新にどきっとするシーンがあり、太一にどきっとする場面もある。
 そこまで登場人物に入り込めるのが「ちはやふる」。

 しかも、憑依?できるのは主人公・千早だけじゃなくて、他の人にもなんて。
 (今回は優華璃さんにも肉まん君にも憑依してしまいました・・・)

 嬉しい漫画だなあと思います。

拍手[23回]

  

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