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ひねもす ちはやふる

HN福ら雀による、漫画「ちはやふる」に関する思ったことのつれづれ考察。 基本的に、否定より現状肯定、貶すより良いほうに捉えることをメインのスタンスとしています。感想より分析が好きです。 支部もやってます↓ http://www.pixiv.net/member.php?id=11693593

BE・ LOVE 5号 ちはやふる 162首 あらすじ•感想

近江神宮に向かう太一。
5枚リードしたうえにメンバーへのフォローまで行き届く千早。
リードされつつ、「これが 千早?」と戸惑う新。


28巻分待ちに待った新と千早の対決は、どうなるのか?
いよいよ3人合流となるのか?
気になる162首です。





***以下、本誌も162首もネタバレですので、ご注意ください。***






162首も扉なし、いきなり本編スタートです。


  これが 千早?

今の千早の姿に違和感をおぼえる新。
新の脳裏に、落ち葉まみれで太一を押しのけた小学生の千早の姿がよぎる。


一方。


  まただ
  いつから?
  並べる札に「ちは」が来なくなった


荒い呼吸とともに自分に問いかける千早。

  『やっぱり 「ちはやふる」かなあ 綿谷くんがあたしの名前の札だって』

小学生時代、嬉しかった気持ちがふとよぎる。

  ない


千早をみつめる、新。
札をみつめる、千早。

次の札も鋭い取りで千早に軍配が。
戸惑う村尾さん。

  な・・・なんなんだ
  新の調子は悪くない
  なのにこの子の鋭さはなんだ
  こんなに強い子だったか?
  
  まるで手を伸ばした先に
  当たり札が現れるような

そのうえに、惜しかった肉まん君にフォロー、いい取りをした机君にナイスの声を。
(よって、前回、肉まん君にだけ声がかからなかったのは、あんまり意味がないかもしれません・・・)

  そのうえまさか チームメイトの試合展開まで見えてる?

 千早の器にぞっとする村尾さん。

  なんなんだ


 一方新は冷静に千早をみつめている。

 『瑞沢は 勝ちにいくよ』
 全国大会で再会したとき、
 すれ違いざま、そう告げてきた千早の姿。

  ああ そうや
  最初から感じてた
  千早はきっと

  この全国大会で きっと一度も
  「千早」にならなかったんや

  瑞沢の 主将(キャプテン)


 次の札。

 きわどい取りだったが、今回は新の取り。
 新は、千早の観察結果を振り返る。

  千早のかるたのいいところは…
  反応の良さ
  やっぱり〝感じ〟がいい
  そして当然 白波会らしい攻めがるた

  たとえば詩暢ちゃんと比べたら
  手の軌道が少し高い

  音をちゃんと聞いてからの加速でも
  いい反応ができれば取れる

  そして白波会らしい攻めがるたのせいで
  
  敵陣を抜けないことが たぶん大きなストレス

  『うん… うん…  うん』

 ひとつひとつ確認し、自分にうなずく新。

 その様子をみて、
 『今大会初めてリードされても』(村尾さん)
 『しょっぱなから5枚差ついたって』(舜)
 『新兄ちゃんは新兄ちゃんや』(滉)
 同じく安堵する、福井メンバー。


  いつもどおり いくよ
  よろしく千早


 うつむいて札を見つめる千早。
 千早を見つめる新。

 コポコポ、と新の「水」が満ちる。
 ふたりの背景には、あのボロいアパートの部屋が描かれ―――

 
 一方、お母さんズ。

 「次札が読まれたあとはいりましょう」とうながす利恵子さん。
 ずっと正座で足がしびれて…と待ったをいれる他のお母さんズ。

 太一母は
 「観戦だけでこんなに大変ってどうなんですか
  競技かるたって普及するようにできてないですよね」
 とハッキリ物言い。

 さすがの利恵子さん、ホホ、そういう面もありますね、と流して、

 「正座に不慣れではきついのも当然 着物の生活をしていれば見に付くものですが
  コツをお教えしておきましょう」

 と高笑い(笑)
 そこで大江親子お得意の身だしなみ講座、今回は正座の作法。頼りになります。

 「根気みせましょう 子供たちに笑われますよ」

 との言葉、しびれます…!

 その娘、かなちゃんVS理沙ちゃん。

 「ひ」始まりの歌は私も苦手だけどいい感じでとれた、とかなちゃん。

 ひさびさにかなちゃんの古典蘊蓄が紀貫之の歌についてひろげられ…やっぱりこうでなくちゃね。

 でも。

   この札がもう「ひとは」に見える…

 というかなちゃんも、こうでなくちゃねです。

 そこに飛ぶ、千早の声。
 「かなちゃん 守り堅いね いいよ! 練習通り!」

 一番読手に近いベストな位置の千早から、かなちゃんの席は一番遠い。
 それでも端の席の流れがわかる、ということに驚く皆。

   綾瀬が見てる
   全員のことを

 士気あがる瑞沢メンバー。

   歌よ ごめんなさい

 かなちゃんの見つめる札には、敵陣の札さえこちら向きに、
 「おおえ」や「ありま」の文字が…

 
 そしてここで、

   おれの名前は 松林滉

 前号の舜と対になるように滉のモノローグ。


 滉って損してんなー、と言われることもあったけれど。

   二人でやる かるたはずっと楽しかったし

 翠ちゃんと競り勝ち、声をかける滉。

 「よし取った!いけるよー 次もどんどん行くよー」

   団体戦のカタチおもしろいし

 そして翠ちゃんは。

   ど…どうしよう 押されてる…

   少しの差で競り負けてる なんで?
   ほかの試合もそうだ 勝負弱い…

   勝負なのに勝負弱いって最悪じゃん!
   自分で出たいって言っといて

 と、自分を叱咤する。

   勝ちたい すごいって
   私を出してよかったって言われたい
   勝ちたい
   結果を出すには どうしたら


 その時。

 弾いた札を取りに行った翠ちゃんに声がかかる。

 「おい こっちだろ 田丸
  82番の「もろ」」

 相手は太田くん。
 「あ すみません」と声をかけ受け取る翠ちゃん。

 「おい」

 太田君よりさらにかけられた声は。

 「粘れよ」

 一瞬、放心する翠ちゃん。

 「あ またおまえ 人の名前忘れてんのか?! 太田だよ太田」
 と勘違いする太田君(笑)

 「なんだよ ったく」

 と自席に戻る太田君でしたが、
 北央の仲間に微笑まれ…

 「なんだよ ったく」
 と2回目の言葉は戸惑いか照れ隠しのよう。

   なに言ってんだ おれ
   田丸にあんなこと

 理音から大山札を取る太田君。

 「いいぞ太田」の声がかかるなか。

   あいつは きつくても かるたにしがみついてきたやつだ
   「粘り続けてきたやつ」だ おれよりずっと

 という思いとともに、

   『いや マジおれ了見狭えな』

 と心でつぶやく。
  
 「太田 おまえが勝ったらデカイぞ! 頼むぞ」とヒョロ君の声が飛ぶ。
 「はい!」

   まーいーや
   人に言ってる場合じゃ ねえ!!

  次は理音が守る。

  「守ったよー! みんな体動いてるー?!」

 声が出るようになった理音を見守るマコさんにOBたち。

   この1年で 一番変わったのは理音だ

 とみつめるのは桜沢先生。

   サボってばかりだった筋トレもランニングも
   ふんばってやるようになった

 理音のなかにあるのは。

   優勝…
   去年はできなかった優勝
   したい
   5試合勝ち切りたい

   富士崎として

 「集中するよみんな 音聴いて」
 「ハイッ」

 結束を感じさせる富士崎メンバー。


 翠ちゃんは太田君の「粘れ」という言葉を、なんであいつがと思いながらかみしめている。

 千早に教わった「吐いて吸う」呼吸をしてふと見ると、自陣の滉が狙ってきている札に気が付く。

   敵陣1枚抜いて 送り札にしよう

  〝いいところは コンパクトな取り 短距離砲〟

   粘れ

   ひとつでも


 お母さんズも観戦席で、利恵子さん作法にのっとり正座を粘っている・・・

   子供たちを教えていても 自分を振り返っても思う

   根気強く粘りやり続ける以外に

   自分を変える道はない

 桜沢先生のまなざしの先には、涼しい顔で正座する利恵子さん、粘る富士崎メンバーが・・


 そこに


   キイッ

 かすかに、戸のあく音。

 振り返った太一母の前には、カバンを斜めがけにした姿が・・・

 菫ちゃん、女帝、かなちゃん、机君、肉まん君、翠ちゃん。

 彼らが目を向けた先には。

   人を 変える道はない―――

 汗みずくになって駆けつけた、太一の姿が・・・!
 
  
■6号(3/1発売)に続く■


「根気強く粘りやり続ける以外に」「自分を」「人を」変える道はない

良い言葉です。

皆の粘り強さが太一を変え、太一も粘ることで自分を変えつつある…という感じにもとれる今回の終幕。

次回は、映画公開まであと少しということで、末次先生描き下ろしの撮影ルポマンガが。
楽しみ!


以下、感想および気になる点。


 ① 千早に対する新

  『うん… うん…  うん』
 と千早の様子を観察して自分にうなずく新は、サーチ完了、ロックオンといった感じでしょうか。

 こうして千早のいいところを分析する新、
 詩暢ちゃん戦でも「全方位の速さ」「正確さ」と詩暢ちゃんの長所を分析していたことを思い出します。

   『新 よく覚えとくんやぞ 人が崩れるのはぁ 長所からや』

 にっこり笑って怖いこという、じいちゃんの姿が思い出されます…
 さすが新のドSかるた!

 ここから新が千早の長所を崩して挽回していくのかな、と思いましたが、
 太一の登場が先に来たので、一体どういう流れになるのでしょうか…!


 ② 3年になったかなちゃん
 
 「歌よ ごめんなさい」と謝るかなちゃん。

 1年のときの、
 
 「私ももう 「ありま」とか「あきの」とか言うの慣れちゃいましたけど
  近江神宮でだって すごくすごく勝ちたいですけど
  かるたが「歌」であることを忘れたくないんです」
 (4巻)
 
 というのも、かなちゃんにとってはもちろん本当の気持ちのはず。

 そのうえで、3年のこの時は、「ごめんなさい」と勝負に徹するかなちゃん。


 千早が「千早」のままではいられないのと、
 かなちゃんが「かなちゃん」のままではいられないのは、同じ方向性なのではと思いました。

 どちらがいい悪いというのではない。課せられたもの、といいますか。

 千早が「千早らしくない」というのは、けして悪い意味で描かれている訳ではないのでは、と思います。

 ただ、新を見ず札と仲間ばかり見ている千早と、千早をみつめる新と。

 その間の空気をふたりのどちらかが壊す前に、太一が登場しました。

 新と千早は一番奥の席なので、他の人よりは気づきにくい訳ですが…
 瑞沢メンバー全員わかってるのだから、千早が気づかない訳ないですよね…

 太一の登場により、千早は勢いづくのか。

 それとも、これまで「主将」として張りつめていたものが崩れるのか。
 (そんな弱くはあってほしくないと思いますが、新が「瑞沢の主将」としてみた千早は
  やはりあまりキラキラしたプラスのイメージに感じ取れないのですよね…どうなのでしょうか??)

 次号、一体、どうなるのでしょう??

 そしておそらくは次号までが運命の31巻収録になるはず。

 末次先生、twitterで

 「節目の30巻は目前だけど、本当の節目は31巻じゃないかと思ってる。やっぱり三十一文字だよね」

 とリプを返されてましたが・・・一体31巻のラストはどこまでくる?!

 
 補足:BE-LOVE新連載、今回2回目の「ゼイチョー!」なかなか面白いですね。
    実は、仕事で給与計算だの社会保険手続きだの税金セミナーだのやってるので、すごく身近な話題なのです。
    1話1話こんな感じのハッピーエンドにしていくの、かなーり大変かと思うのですが…、それだけに応援してます!

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