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ひねもす ちはやふる

HN福ら雀による、漫画「ちはやふる」に関する思ったことのつれづれ考察。 基本的に、否定より現状肯定、貶すより良いほうに捉えることをメインのスタンスとしています。感想より分析が好きです。 支部もやってます↓ http://www.pixiv.net/member.php?id=11693593

BE・ LOVE 19号 ちはやふる 187首 あらすじ・感想


チームちはやふるの3人が、3人それぞれに大ピンチ!な状況で「待て」がかかっていたのがようやく解除されました。

長かったですね、この約1か月・・・

この間、ちはやふる全プレの締切がありましたね。
もちろん、私も申し込みました!

あの紅色の綺麗なポーチが届く日が楽しみです。

そして、次号予告によると、10/13発売のびらぶには毎年恒例のスケジュール帳がつくとか。
これを聞くと、ああ、今年も後半だなと思いますね。

なんて周辺の話よりも、本編、大ピンチなんでした。
早速、そのつづきを!



***以下、187首のあらすじ&感想(ネタバラシあり)となりますので、ご注意ください。 《 》は感想です***



今回も、扉絵はなくいきなり本編。
ですが、誰もがきっと想像していなかったスタートです。

  校庭で声がする
  
  サッカーかな 真島とかかな
  ぼくサッカーできんからな ああ やっぱりよく見えんし

  『目が悪いってどんな感じ?』

  虫メガネで遠くを見る感じやよ
  綾瀬さん

描かれているのは、輪郭のぼけた風景。  
懐かしい、千早と新と太一の小学校時代。
新が眼鏡を失くしていた期間の話です。
  
  (ヒマや かるたしよ じいちゃんの配列)

  『なにやってんの?おまえ 気持ちワリーんだよ一人で
   そんなにかるたしたいのかよ』
  『綿谷くんのメガネ探しに行bうく』
  『あ・・・綾瀬さん』

  『とったんだ おれが 千早には言わないで』

太一から手渡された眼鏡をかけようとする新――

と、場面は一転して目の前には絶好調のポジティブモンスター。
新のこめかみを汗がつたっていく。

食い入るように観戦する村尾さん。

ギャラリーも、「綿谷くんでまちがいないと思っていたが小石川君の目も大いにある」とささやき始める。

  就職先は大石天狗堂で 京都での練習は京都明星会
  これ以上ないほどの盤石さや

対戦をながめる詩暢ちゃんも。

  学んでないんか?千早との試合で
  強くでも負けることがある
  それが流れさえもせき止めて変えはるゆう
  なんてゆーた?白波会?とかいうとこのかるた

  どうする新
  小石川さんはいま 「見た札が読まれる」くらいにノリノリや
  新を前にして 自分のかるたしか見えてへん

『落ち着け うん 1枚ずつや』

そんななかでも新はマイペースを保とうとする。

 取る札
 取られる札
 取る札――――

が、新の取りだと思う札を小石川君が取りに立つ。

「それはぼくの取り――」
声をかけた新の眼前には、天狗(Tシャツの背中)。
「は?」と振り返ったポジティブモンスターも、天狗のような憑かれた顔・・・

  周防さんを倒すとしたら もしかしたらこのタイプか?と思わされる
  ポジティブモンスター
  強敵に何度お手つきを重ねても スピードをゆるめない

新の脳裏で原田先生が告げる。

  いつもきみは負けたあと 鬼の形相で悔しがる
  
  遅いよ


  『負ける?』


鬼の形相のような表情になる新――

その瞬間、汗がひとしずく、新の眼鏡の内側に落ちる。

「! あ…すみません。メガネに汗が」

メガネをふく新。《きっとニシタさん特製のメガネふきに違いない!》

ふいたメガネをかけようとした新のぼやけた視界にうつったのは、太一の姿――

びっくりして我に返る新。
でもメガネをかけた視界の、目の前にいるのはポジティブモンスター。

新の強張っていた表情から、ふっ、と力が抜ける。

  読手に「この札を読ませる」くらいの気迫で 自分の流れにもってくる白波会のかるた

  それは おれのかるたとちがう
  悔しさを先取りして鬼になっては じいちゃんが笑う

始じいちゃんのような穏やかな笑みをうかべる新。
《きっと村尾さんと栗山先生には始名人が見えている!》

――ああ
   メガネ じつはすごく汚れてたんだ さっきより ずっとクリアだ

次に読まれた「わた・こ」はものすごい勢いで「えぐって」とる新。
手が激突し、小石川君は「たっ たたた・・・」と右手の親指の付け根をおさえる。

「――すみません」
『すみません ぶつからないですむ速さで取れなくて』

そうあやまる新。
その時、自分のかるたしか見ていなかった小石川君が、新を見る。

村尾さんは、新を見守りながら、去年の西日本予選決勝戦で、新がおかしくなった時のことを思い出す。

 『太一が負けて なんでホッとしたんや 見下してたんかな かるたで太一を 友達を』

新も思い出す。

今年の東日本予選の組み合わせ表、そこにある「真島」と「綾瀬」。

 うれしかった
 名前があるのがうれしかった
 うれしいと思う自分が うれしかった

 『千早にはきらわれたくない』
 『卑怯なやつ』
 
 卑怯さを見せてくれたやつ
 『ちょっと わかるわ』

 気持ちがわかる
 わかるんだ 太一

 太一が行こうとしている場所に
 おれがえんかったら 話にならんやろ?


出た!新の超速取り。
小石川君が「やえ」「やまざ」両方払う間に「やまざ」に札直。


  『決まり字を聞いてからの速さはもう 光みたいだ』


『こんなときこそ 力を出すのがおれ』
とポジティブモンスターが払ったのはなんと「お手つき」。

信じらんないここで ポカ作~!ポコ作~~!!
そんなギャラリーの声がとぶなか、村尾さんたちの予想も裏切り、新が送った札は――


「ちは」


  どうしよう ビリビリと 感じる

  ――この札は 送り返さないと危ない

何かを感じ取っている小石川君。


新の脳裏には千早が。

  「私は攻めがるただから 必ず取ると勝負に出るの」
 
  取りたい でも
  おれのかるたは 流れるかるたや 運命を変えようというようなイメージはない


『敵陣攻めたい小作くんの狙いの札がでない 動くが固く・・・』心配する天狗堂社長。

『新くんの中に・・・ 見えてきてしまうよ』見つめる栗山先生。


  あの部屋のイメージを手放しても 単純やな 心は向かっていくんや

  いつか3人で そんな未来へ


どんどん札を払い、盛り返していく新。
焦る小石川君。

キョコタンの口が動く。

「ち」

「ぎりおきし――」
小石川君が払ったのは、「ちは」。


おてつき


勝負が決まったその瞬間も新は。

  微動だに しない
  何歳だ きみは

「あ ありがとうございました」

  この若さで この卓越

『見えてしまうよ 綿谷先生が』


  かるたの中にある膨大な過去を 未来に持っていく男


勝負は決まった―――


札を引き上げるのは勝者の役割だが、小石川君にとっては「自分の札」。
小石川君の「自分が札を持って行ってもいいですか」という申し出に「どうぞ」と差し出す新。
その右手中指が腫れている。

「こ これ――さっきの?」
「あ 大丈夫です 人にケガさせなくてよかった」
「なんだそれ ヒーローか!東にはいなかったヒーローキャラか!」

綿谷新
かなわない

そんな小石川君は天狗堂の社長にポカポカ胸をたたかれ怒られる。
「小作くんきみは ポジティブすぎて反省点が見えてない もっと反省しろ―ポカ4回もして」

かなわない

「大丈夫 いつか最強になる きみは 天狗(うち)の子やから」

かなわない わけがない

《さすがは、ポジティブモンスター。新くんがぞっとしたのもわかります・・・》



さて、場面は一転東へ。


須藤さんも、理音も小峰読手の詠みに乗れて好調。
そんななか太一は背後の千早をちらちら気にしてしまう。

  どこまでも綾瀬ありきのかるたか 上等だよ

そんな太一に攻める須藤さん。


『ヒーローじゃない』
怪我した指を眺めながら思う新が、太一にシンクロする。

『おれは おれたちは どんなにがんばったって』

『あのとき 走って行ったあの子だけが ヒーローだから』

千早は理音に押されまくりで6-2。
そんな千早に思いをやる太一・新。

『千早には いるか? ヒーローが』


一方、会場の扉の向こうでは、額に汗した原田先生がつぶやく。

「そうですか 3枚差で 西日本の予選突破は 綿谷新君・・・と」

息のあがっている千早・・・


■20号(9/30発売)に続く■

どうなる次号??!

予告には、なんとさらっとネタバラシが><

「クイーン戦東日本予選・準決勝。ともに手を伸ばした「あ」をきっかけに、理音に王手をかけられてしまった千早は?!」

なななんとーーー!

そして次号では、ちはやふる手帳のデザイン発表とのことでこちらも楽しみ。


《雑感》

今回一番嬉しかったのは、新が「あの部屋」を卒業したのは、「チームちはやふる」の解散ではなくむしろその再結成につながっていたんだとわかったことです。

小学校のときには、ヒーロー・千早を間にバランスの取れていた3人。
それが、高校になってから、千早と太一は同じチームで全国を制覇し、新はかるた休止から復帰後も個人戦メインに。
3人のバランスは、否応なく新に2人/1人というへだたりを感じさせるものだったはずです。

それが、太一が千早と同じチームから外れ。
新も、自分のチームを持ち。
それぞれ分かれた道を歩んだことによって、再度バランスのとれる関係が出来てきた気がします。

いまなら、太一も気負わずに新に当たれるはずだし、新も太一に真っすぐに当たれるはず。

そして、千早のヒーローは誰なんでしょう・・・

コマ割り的に、「原田先生か?!」と一瞬思いましたし、娘も「原田先生では?」といいますが、個人的には、
千早のヒーローは「千早にトロフィーあげたかったな」な新と太一であってほしい。

どうか試合中の千早と太一に、新の勝利が伝わりますように・・・!


拍手[10回]

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BE・ LOVE 17号 ちはやふる 186首 あらすじ・感想


お盆進行でいつもより少し早めの発売日がやってきました。

コミックス35巻と連動する全プレの雑誌の応募券、ふだんは2号続けて付く気がするのですが、今回はこの17号のみとのこと。
応募されるかたは17号マストバイです!!

ちはやふるは巻頭カラー。
映画のクランクアップ記事もあり、わくわく感満載です。




***以下、186首のあらすじ&感想(ネタバラシあり)となりますので、ご注意ください。 《 》は感想です***

扉絵はなく、いきなり本編。

覚醒した理音が送ってきた札は「しら」。
「しの」は空札で出たから「し」一字決まりのS音勝負札です。

  こんな強い気持ちで押す理音 初めて見る――

息をのむ桜沢先生。

  先に進むのは 私だよ

そんな理音の圧力に負けることなく、「しら」を自陣ど真ん中に置く千早。

  『奇策』
  『いつもはしないことをこのギリギリの勝負でやるの?綾瀬さん
   理音は落ち着いてる 命取りよ』

富士崎ギャラリーはそんな千早に否定的。

一方、原田先生VS美馬くん。

原田先生みずからに飛ばした札を拾わせる美馬君作戦。
それに白波会ギャラリーは不満ぶうぶう。

「こっちのほうに飛んだらずいずい拾うのに」
というのに
「いや ずいずい行っていいだろ」
と拾いに行く広史さん、かっこいい!

そんな広史さんにギロリ、とにらまれても、
『べつに ルール違反してるわけじゃない どう思われても関係ない』
とひらきなおる美馬君。

『自分じゃとうてい歯が立たない
 でも須藤さんに勝ってほしい ぼくにできること――』

そんな美馬君に、須藤さんから一言が。

「おまえ だれと試合してると思ってんだ」

「もったいないぞ」

美馬くんのほうを向かず、前を向いたままのそのアドバイスに、我に返る美馬くん。
「おぐら」で強い取りを見せる。


「余裕ですね。後輩の応援なんて」
そう声を掛ける太一に、
「当然だろ 真島の手の内なんてわかってっしな
 あ おまえからは見えねーだろうけど 綾瀬も苦戦してるぜ」
と返す須藤さん。

  須藤さんの手の内だってわかってる 攪乱だ

「関係ないっス」

「なにわえ」を戻り手でとる須藤さん。

  取れた こいつの取り方やりにくいんだよ
  分かれ札に追いついてくる
  同じような動きでやりにくい
  
  手の下に滑り込んでくるノイズ――

北央ギャラリーはそんな対戦にやきもき。

  三字決まりが得意な須藤君に対し
  短い札をお手つきせずに キッチリ守る真島くん――

  ミスがまったく期待できない 息が付けない

  息が浅くなる

  相手の息が深いことに気づかされて 深く吸う

  呼吸を奪われる

  動きをひっぱられる

とうとう、空札の「たかさご」をおてつきしてしまう須藤さん。
首回しをし、うまく間をとる。

  手の内はわかってるって言ったろ 周防さん仕込みのこのやり方
  引きずらねーよ
 
  お手つきなんかで こんなおもしろい勝負 壊さねえよ

『お手つきなんて単なる1枚 行け行け須藤さん』
と盛り上がるヒョロ君たち北央ギャラリー。

次の札は「しら」。太一の取り。

 くそっ
 こいつ敵陣攻めてこないくせに
 「自陣を攻撃する」って感じなんだよな
 どんだけドMだ

《ここは、太一が自分に厳しかったり、自虐的なところがあるところとリンクしそうな気がします・・・太一・・・》

太一の飛ばした「しら」の札と重なる「しら」を取りに来たのは理音。
「しら」の勝負は千早ではなく理音にあがったもよう。

呆然とする千早の姿に、一瞬気を取られる太一。

千早はS音で飛び出して敵陣「せ」を攻めて自陣「しら」に戻ろうとした。
そのためにど真ん中に置いたのだが・・・

  ついてない
  山ちゃん相手についてないなんてことが続いたら

焦りを覚える千早。
そんな千早に意識を奪われる太一。

次の札は須藤さんの取り。
「ちは」を戻す須藤さんだが、太一は背後の千早を気にして気が付かない様子。

  変なの おもしろいな
  もう一緒に練習もしてなくて プレイスタイルも全然ちがうのに
  どこかで繋がってる それが

  おまえの弱点だ

《須藤さんの狙いがしっかり照準があったもよう・・・太一の危機迫るを感じる・・・》


一方、西日本予選、勧学館。

クイーン戦予選の決勝は、恵夢たんVSももちゃん!

恵夢は大阪大学に進学し、大学デビューしたもよう!
眼鏡をやめてコンタクトにし、ゆるウェーブのボブがとってもキュートです。

ひさびさにあった夕ちゃんも「お化粧うまくなっとる・・・」と呆然。

『カメラ小僧たちももう追っかけてないやろ』と思いきや、恵夢と同じTシャツを着た3人小僧が!

  恵夢たんを追いかけて うっかり入っちゃったかるた会――
  かるたを学んで 初めて 選手としての恵夢たんのすごさがわかった

  恵夢たんはもうぼくらのアイドルじゃない
  師匠や!!

夕ちゃんも「ええーーー」というノリ(笑)

恵夢は対戦相手のももちゃんのかるたが変わったことに気づいている。

  去年も当たったけど かるたが変わった 極端に左に寄せた配列もやめとるし
  丁寧さと正確さが増して――

ももちゃんが汗をタオルで拭くギャラリーには、詩暢ちゃんにこころちゃん。

詩暢ちゃんが名人戦予選のほうに眼をやると、「弱点が見当たらない」「盤石」な新の姿。

一方、ポカ作くんは自信満々でお手つき3枚目。
でもそれだけお手つきしても、差はまだ3枚・・・・・・

『おもしろい子や小石川君は』と伊勢先生も。
小石川君のギャラリーには、大石天狗堂の前川社長の姿もある。
その社長の姿をみて、自分の生活を回想するポカ作くん。

 かるた職人の朝は早い

 うそ 早くない
 超ホワイト企業のわが社は始業は9時でお昼はもちろん3時のおやつ休憩も完備

ここでポカ作くんは「世界に一つしかない新型の全自動でかるたが制作できる(はずなのになかなかそうもいかない)機械」を担当している。

ここで、かるた作りの基本が紹介される。
小石川ポカ作くん=小作くん、と呼ばれているポカ作くんは、仕事でもうっかりが多く、裏紙の上下を逆に貼ってしまう。
でも100枚綺麗に上下逆なら逆に出荷できる、と聴いて安心する。
《ここがまさか伏線になるとは思いませんでした・・・》

古い機械のほうが優秀で、新型はとまってばかり。

でも
「おれがいないとダメなんだ」
「うまくいってることが奇跡なんだ」
とポジティブにがんばっていく小石川くん。

そして、『いつかかるたのほかに永く愛されるゲームを作るのが夢なんだ』といいながら、かるたしか考えられないかるた好きな社長――

『小石川くんもがんばってるけど やっぱり綿谷くんやろ』
『新が負けるなんて思えへん』(詩暢ちゃん)
『早う決めてしまえ 新兄ちゃん』(舜&滉)

そんなギャラリーのなか、小石川君を応援する社長。

『さすが綿谷君は西の秘蔵っ子。東から西に初参戦の小作くんはアウェイの選手や
 でも・・・でもな』

次の取り、めずらしくお手つきをする新。
よけようとしたのに指がさわったとのこと。
新しい札なので反っていて、低く手を出すと思ってもない札に触れてしまうことがあるという。

そんな新の様子をみながら札を送ろうとしていた小石川君は、その札の裏紙の上下が逆なことに気が付く。

  『100枚きれいに上下逆なら出荷できるわ』
  『レアものだな』

  これは おれの

  おれのマシンが作った 札
  おれの

いきなり思い切った取りになる小石川君。

  バカでうかつでミスばっかりのおれが
  競技かるたなんて繊細なものにハマるなんて それ自体おかしいんだ

  A級なんて 奇跡みたいなもんなんだ
  名人戦予選の決勝にまで出て かるたを作る職人にまでなって

  わりと起こるんだ 奇跡は

テンションが跳ねあがった小石川君にも動じない新。
落ち着いて次を取るが、小石川君から「今のはぼくの取りです」クレームが。

「シュバッと行ったギリギリの指の運びに その札の美しい湾曲が触れたんです
 中指の腹がその湾曲に!!」

詩暢ちゃんも『なんやそれっ』と思うクレームだったが、「じゃあいいです」と基本的にモメないクリーンな新。

そんな新に、原田先生がかけた言葉があった。

  新くん ”自信のある人間”と”ポジティブな人間”では どっちが勝つと思う?


小石川君がどんどんヒートアップしていく。

 『新 新 やばい おれもその流れえやられたんや
 大丈夫と思ってたのに いつの間にか持っていかれる』
と、焦る村尾さん。

原田先生の答え。

  個人戦での君に弱点があるとすれば
  「ミスしなければ自分が勝つ」という自信の持ち方をしている点―――

  ポジティブな人間は「自分が勝つ」と思ってる

「でやっさあ!」
大声で美馬くんとの勝負をつけた原田先生。
15枚差での勝利。

原田先生がひと息ついて周りの戦況を見ると――

理音5 千早10

須藤4 真島9

ふたりとも5枚差で負けている・・・

千早、太一、新の鼓動が響く。



青春全部かけてきた 
――――末の これが

絶体絶命―――――――




■19号(9/15発売)に続く■




小石川君に村尾さんが負けた、と聞いた時の新が動じず冷静だった様子に、これは決勝問題なく行きそうだな、と思ったのですが、さすが「ちはやふる」。

速水さんのストーリーで光琳かるたが出たときに、物としての「かるた」に焦点があたるのもいいな、と思いましたが、まさか「できたてほやほやのかるた」が、情熱の元になるストーリーが来るとは思いませんでした・・・!

小石川君、キャラとして元々好きだったのですが、このストーリーは本当に熱い。
新型なのにうまく行かない、まるで自分自身のようなポカをする機械。
その機械と、その機械からできたかるたに自分自身を重ねるあたりが、本当に好きだなあ、と思います・・・

・・・でも、対新、対南雲会としてはなんとしても小石川君にはここで・・・!
ちはやふる、本当に好きな人ばかりでこういう時困ります。

でもここで新が小石川君に勝てたら、また新くんのクリーンなかるたはひと皮むけて全方位に強くなりそうです・・・新、がんばれ!

そして覚醒した理音に、千早はどうやって応戦できるのか。
なんだかんだいって千早が気になっている太一はどうなるのか。

一蓮托生なのであれば、千早が突破できれば太一もその勢いを借りられると思いますが、果たして?!
須藤さんとの賭けの結果も気になります。

そして―――これだけ試練がもりだくさんなのに、東京のほうはこれが「準」決勝。

原田先生の勝利が決まった今、太一が勝てば、次は太一は原田先生と当たることになります。
太一にとっては試練ですが、揺らいでいる今から大脱出のチャンスかもしれません。
須藤さんが原田先生とあたるにしても、息詰まる試合が続きます・・・!

一方、翠ちゃんと優子さんはどちらが勝者に?!
たとえば千早が勝って当たるなら、翠ちゃんだとどんなドラマが?
優子さんが相手なら、優子さんのストーリーが千早をさらに強くすることにも?

続きが気になりますが・・・あと1か月待たねばです><

拍手[13回]

ちはやふる35巻 感想

とうとう出ました35巻!
ぎりぎりまで収録されると思いきや、BE・ LOVE 13号の183首までの収録でした。

ストーリー的には「これから準決勝」という、対戦カードに気が揉める展開ではありますが区切りはよいのかもです。

表紙はブログでも話題にあがっていた、金木犀と太一。
うるおい太一に、帯の「その香りに惑い、溺れる」が意味深です・・・

金木犀の花言葉は、「謙虚」ほか。
その姿が見えなくても、「千里先まで届く」と例えられるほど、その芳香だけで道行く人に秋の訪れを知らせることができる花。

周防さん本人はいないけれど、その匂いがする=太一が周防さんと同じ匂いをさせている、ということの喩えなのですよね、きっと。

太一の袴の翠とあいまて、綺麗な表紙です・・・

裏表紙は、ちはやふるカレーのメンズ。
帯で肉まんくん机くんが隠れてしまうので、一見太一と新のツーショットに見える?!

今回あらためて予選を頭から読み直して、やっぱり速水さんにユーミン、好きだなあと思いました。
もっとスポットライトが当たってほしいけど、本編からぶれそうなので、外伝で翠北会やってくれないかななんて。
速水さんと肉まん君で、いいご縁ができたりするかも?!



さて、今回コミックスをざっと読んで、「あれ?びらぶ本誌と違う」と気づいた箇所が183首で2つありました。

かつてブログの183首の感想で、こんなことを書きました。

  「名人を目指す人たち相手にできるかやってみよう」という太一のモノローグ(ふきだし)、一連のふきだしなしのモノローグと不思議なバランスです。

  もしかして、これは後から付け足されたネーム・・・?

  なんて、妄想かもしれませんが(^^;)

ここの部分が、コミックスではさらに変わっていたのです。

「名人を目指す人たち相手にできるかやってみよう」のふきだしが、地のモノローグに代わり、ふきだしには新たなネーム
「何人が本気で目指してるかわかんねえけど」
が入っているのです。

参加者すべてが、「名人を目指す人たち」ではない。
「(自分を含めて)何人が本気で目指してるかわからないけれど」という、言い訳とも、ドライともとれるせりふ。

名人戦の予選なのだから、「全員が本気で目指している」と言ってもいいはず。
そこをあえてこう言う太一は、ドライなのでしょうか、それとも熱くなりそうな自分を散らそうとしているのでしょうか?

ひとつ言えることは、太一の目指すものがまだはっきりとはつかめないことです。

末次先生は意図的に小出しになさってるのだと思いますが、読者が太一に対して「??」となってしまっている現状に対しての、この吹き出しはヒントなのかもしれません・・・

あと1点の変更点は、桜山荘での菫ちゃんと太一母のシーン。

びらぶ本誌では、紅茶を口に運ぶ太一母に、
「好きな人の・・・」
と思う菫ちゃんでしたが、コミックスでは、
「いい匂いがする・・・」
という吹き出しが追加になっていました。

ここも、太一の「匂い」がらみです。

今回、周防名人の弟子として、どこまで通じるかを必至にぶつけている太一。
「どんなにかけがえがなくてもだれかの物語の一部分」というモノローグと意味ありげにつながり、「あなたはちゃんとあなたになってるのね・・・太一は・・・(私は・・・)」と思いにふける太一母。

このあたりの伏線が、「匂い」を交えてドカンと来そうな気がします。
というか、ぜひ来てほしいです!!

36巻は11/13発売。

1コミックスに5首入るとして、3首(184-186首)ストックがあるのであと2首。

第187首は1号あいて9/15発売のびらぶに載るようなので、第188首も1号あいて10月のびらぶになってしまうかな?

ともあれ36巻でどこまで行くのか・・・楽しみです。

拍手[8回]

BE・ LOVE 15号 ちはやふる 185首 あらすじ・感想


今回は、千早と理音にごめんなさい!の回です・・・

須藤さんと太一の対戦が気になりすぎて、まずそっちに眼がいってしまっていました( TДT)
でもやっぱり主人公は千早!彼女が強欲であってこそ「ちはやふる」です。
そして・・・理音。
ああ、理音のストーリーだけをピックアップして読んでいく理音まつりがしたい・・・

  ということで少しだけトリップ。
  初登場は14巻、真琴センパイをして「能面」と言わせた無表情フェイス。
  それが、ちはやに負けて見せたくやしさ、B級決勝まで進む間に「応援お願いします」と言えるようになった変化・・・
  富士崎合宿や太一杯を経て、理音はすっかり表情の豊かな子に。

  コミックス35巻を読むと、千早VS速水さんではすっかり千早よりの実況担当ですね。
  富士崎での日々や千早たちとの出会いが彼女を大きく変えているのが、なんだか嬉しいです。

さて今号のびらぶ、ちはやふるページはまずは恒例「応募者全員プレゼント」の発表から!
今回は・・・
「オリジナルスライダーケース」!
A5サイズのスライダーケース、とても使い勝手がよさそうです。
それに、ケースの柄!
ちはやふる連載再開のときの赤い椿のイラストなのが嬉しい♪
ウインクしている可愛い千早、たすき掛けしてにっこりほほ笑む新、そしてどうしても新の襷を一緒に締めてあげているとしか見えない太一(笑)
なんとなくマダムな詩暢ちゃんも、逆に和菓子をほおばる子供っぽい周防さんも、とってもキュートで嬉しいです。

これは、娘のぶんと2組応募券が必要かも??!





さて、本編は?



***以下、185首のあらすじ&感想(ネタバラシあり)となりますので、ご注意ください。 《 》は感想です***



扉絵はなく、太一VS須藤さんのガチンコから。

  「ちは」は狙わない 真っ向勝負はしない(太一)

  見せてみろよ 周防さん仕込みの 人を操るかるた(須藤さん)

  そして・・・・熊?!!

《読者がまず気にしているだろうという対戦から始まりながらも、その後ぐっと舵を切ってくるお話の展開・・・見事です》

ページをめくると、

「やえむぐら」

でドウッと美馬くんと薙ぎ払うかのような、熊・・・もとい、原田先生のとり。

  みなさん 熊と本当に対峙したことがありますか

と心の声でつぶやいてしまうほど動揺している美馬くんからスタート。

とはいえ、相手は本当の熊ではない(もちろんですが)

敵陣を攻めてからの戻り手、囲い手もうまい、「知的」な熊―――

  ムリムリムリ

と思う美馬君も、弱点の膝をかばう原田先生を見て・・・

  でも 手負い

原田先生が飛ばした札を拾いに行く美馬くん。

これだけ見ると原田先生を助けているようですが、「ゆら」「うら」が飛ばされているのに、「うら」しか拾わず、読手さんの台に隠れかけている「ゆら」をさらに見えにくく隠したもよう?

1枚ないことに気が付いた原田先生が、痛む膝をおして取りに行くのを見て―――

  勝てなくても ぼくが原田先生を削る

美馬くんは、対戦の目的をそちらに絞ったもよう・・・
《でもどうなんでしょう、美馬くんのかるた隠しが本当にそのための意図的なものだったら、ちょっと嫌な感じが・・・甘いのかもですけど》


さて、翠ちゃん。

  私すごい 私すごい 初出場で準決勝・・・!
  東日本予選もしかするともしかするよ

相変わらず?鼻高々。
でも。

  でも・・・まさかと思うけど・・・お兄ちゃんもう帰ってる・・・?

《兄・・・妹の大活躍を、応援してくれないのでしょうか・・・このあたり、「まさかと思うけど」といいつつ兄の応援に確信がもてないところ、翠ちゃんかわいそうだ》

 そして翠ちゃんの対戦相手、新登場の優木さん。

 取った後に右ひざ一回転という不思議な動きが出るのは、調子がいい証拠とのこと。

  ついてる
  私以外全員高校生なんて 勢いだけの選手なんていまさら怖くない

  優木秀子・・・今日こそ2位じゃなくて優勝するわ!

  ここで負けたら 2位でもなかったら

  きっと ズブズブ下がっていく

《今更ながら、優木さん名前が「優秀」でできているのですね・・・これがある意味きつそうなお名前、そして運命とリンクさせているように思えるお名前・・・》

そんななか、兄の不在を確認し、瑞沢のみんなも千早のほうを見ている(菫ちゃんだけは太一)ことを確認してしまった翠ちゃん。

  まあ  がんばろ

《この切り替えができるところが、翠ちゃんの強くなったところですよね》

次に読まれた札は「もろ」(空札)。
「もも」があるが、千早も理音もしっかり聞き分けてよけている。
結果、「も」は一字決まりに。
そして千早は理音のM音への反応の良さをみて、「む」と「みち」を分ける。

  M音一字の聞き分け勝負になる

  来い M音は私がとる

攻めの理音に、真琴センパイは大興奮。

  変わったな 理音 無表情の能面だったのに

さすがで音はたてないものの、桜沢先生に「真琴・・・あなた雰囲気がうるさい」と言わしめる始末。

一方、理音は。
  あったかい 指先
  おにぎりだったものが 栄養になってつぶつぶになって
  全身をあったかくしてくれてるのがわかる
  おばあちゃんがくれた栄養

理音は思い出す。
小さい頃から、おばあちゃんが永世クイーンだった若い頃のビデオ(紅白歌合戦審査員!)を見るのが好きだったこと。

  おばあちゃんは私の 一番好きな読手・・・
  でも本当はクイーン位を8期もつとめた大クイーン

「あいみての」をとる理音。
動けなかったとストレッチをする千早。

  たとえば 矢印が飛んでくる感じの五十嵐さんの読みとちがって 小峰さんは
  立体的で 角の取れたつぶが ぽこぽこ 向かってくるような

そして読まれた「も」。
ゴリゴリに敵陣を攻める千早が抜く。

千早が理音に送った札は「む」。

結果、「む」「みよ」は理音陣。
「みち」は自陣。

  『さすが原田先生の教え子ね。分けたというか』
  『より厳しい聞き分けの勝負を挑んできた』

桜沢先生も緊張。

  ぐいぐい 音がするほど強い攻め気

理音も緊張。

かなちゃんに筑波君は、自陣を動かす千早のかるたに変化を感じている。
その変化の原因は―――

  ”転んで取るで 上等じゃね”

千早の背中越しでは、須藤さんも全力で戦っている。

次の「わすれ」では、須藤さん直伝ながら不格好な戻り手を見せる千早。
でも取りは理音。

理音の反応の鋭さに、危機感を感じる千早。

「つき」「つく」を分けるべく、「つく」を送る理音。

  『「つく」が読まれたらラッキー』と桜沢先生。

  ”流れ”というのはある でも 待ってたって来ない
   仕掛けて狙ってリスクを取って 引き寄せるしかない

そんななか千早は。

  精度を上げる 小峰さんの 音のつぶつぶを 粒子の響きを
  耳じゃない 脳じゃない
  手で 聴く

次は不格好な戻り手で「みち」を取る千早。
「きれいな戻り手」で「みち」を取った須藤さんに札を拾ってもらい、嬉しくなる千早。

一方、「私のM音」をとられた理音に、火が付く―――

「札移動します」
と「みよ」と「む」をくっつけ、右下段の千早が猛烈に狙いに来るところに置く理音。
驚愕する富士崎ギャラリー。

札は「あ」が連続で出て、理音が連取。
桜沢先生は理音をそんな凝視する。

  ポイントだったM音で取り負けても 流れを渡さない
  いつの間にこんな気持ちの強いかるたを―――

理音の脳裏には、おばあちゃんのイメージ。

  理音
  たぶん私が クイーンになれたのは 8期もクイーンでいられたのはね
  M音の秘密をつかむことができたから

「み」が読まれるのとほぼ同時に「みよ」を押える理音。
その速さに驚愕する一同。

  この感じ

千早はその速さに周防名人の感覚を感じる。

  M音だけなのよ M音の札が読まれるまえだけ
  余韻の「消え方」がちがうのよ

――音のつぶつぶが 粒子が 「ない」ということを聴いている――

  おばあちゃんの読みが好き
  おばあちゃんの読みで取りたい
  もっともっとずっと
  もしも私が クイーンになったら きっとずっと読手でいてくれる

  連覇すれば連覇の間 ずっと読んでいてくれる

  『あらやだ 若いころの私って 理音にそっくりなのねえ』

  浦安の間で―――

 「つき」が読まれ、理音が流れを引き寄せる。

  『はじめて 理音に動機が』

  理音の気持ちを察する桜沢先生。

  欲が 欲が 流れをつれてくる

  次に進むのは 私だよ

■17号(8/12発売)に続く■

「周防名人の引退」を1年延ばさせた新。
「山城読手の引退」を延ばそうとしている理音。

「終わり」を先送りする。
その切なく鋭い「願い」に、涙腺がゆるみます・・・・・

次号もゲットしてるので、感想はあとでまとめて!


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リンクに素敵ブログ様をお迎えしました

皆様、こんばんは!
須藤さんVS太一の続きまで1か月もあるのか・・・と思っていたら、
あっという間にあと半月になりましたね。
8月はコミックス新刊もありますし、楽しみです♪

さて、実はこの吉日、かねてよりの大ファンである素敵ブログ様とリンク(カササギw)で繋がらせていただきました。
左列のリンクコーナーから飛んでいくことができます。
もう皆様すでにご存じの方がたくさんいらっしゃると思いますが、
深い愛情と考察で、さらにちはやふる愛が高まること間違いなしの素敵サイト様ですので、
大ファンのひとりとして、あらためてご紹介させていただきます♪

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