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ひねもす ちはやふる

HN福ら雀による、漫画「ちはやふる」に関する思ったことのつれづれ考察。 基本的に、否定より現状肯定、貶すより良いほうに捉えることをメインのスタンスとしています。感想より分析が好きです。 支部もやってます↓ http://www.pixiv.net/member.php?id=11693593

ちはやふる35巻 感想

とうとう出ました35巻!
ぎりぎりまで収録されると思いきや、BE・ LOVE 13号の183首までの収録でした。

ストーリー的には「これから準決勝」という、対戦カードに気が揉める展開ではありますが区切りはよいのかもです。

表紙はブログでも話題にあがっていた、金木犀と太一。
うるおい太一に、帯の「その香りに惑い、溺れる」が意味深です・・・

金木犀の花言葉は、「謙虚」ほか。
その姿が見えなくても、「千里先まで届く」と例えられるほど、その芳香だけで道行く人に秋の訪れを知らせることができる花。

周防さん本人はいないけれど、その匂いがする=太一が周防さんと同じ匂いをさせている、ということの喩えなのですよね、きっと。

太一の袴の翠とあいまて、綺麗な表紙です・・・

裏表紙は、ちはやふるカレーのメンズ。
帯で肉まんくん机くんが隠れてしまうので、一見太一と新のツーショットに見える?!

今回あらためて予選を頭から読み直して、やっぱり速水さんにユーミン、好きだなあと思いました。
もっとスポットライトが当たってほしいけど、本編からぶれそうなので、外伝で翠北会やってくれないかななんて。
速水さんと肉まん君で、いいご縁ができたりするかも?!



さて、今回コミックスをざっと読んで、「あれ?びらぶ本誌と違う」と気づいた箇所が183首で2つありました。

かつてブログの183首の感想で、こんなことを書きました。

  「名人を目指す人たち相手にできるかやってみよう」という太一のモノローグ(ふきだし)、一連のふきだしなしのモノローグと不思議なバランスです。

  もしかして、これは後から付け足されたネーム・・・?

  なんて、妄想かもしれませんが(^^;)

ここの部分が、コミックスではさらに変わっていたのです。

「名人を目指す人たち相手にできるかやってみよう」のふきだしが、地のモノローグに代わり、ふきだしには新たなネーム
「何人が本気で目指してるかわかんねえけど」
が入っているのです。

参加者すべてが、「名人を目指す人たち」ではない。
「(自分を含めて)何人が本気で目指してるかわからないけれど」という、言い訳とも、ドライともとれるせりふ。

名人戦の予選なのだから、「全員が本気で目指している」と言ってもいいはず。
そこをあえてこう言う太一は、ドライなのでしょうか、それとも熱くなりそうな自分を散らそうとしているのでしょうか?

ひとつ言えることは、太一の目指すものがまだはっきりとはつかめないことです。

末次先生は意図的に小出しになさってるのだと思いますが、読者が太一に対して「??」となってしまっている現状に対しての、この吹き出しはヒントなのかもしれません・・・

あと1点の変更点は、桜山荘での菫ちゃんと太一母のシーン。

びらぶ本誌では、紅茶を口に運ぶ太一母に、
「好きな人の・・・」
と思う菫ちゃんでしたが、コミックスでは、
「いい匂いがする・・・」
という吹き出しが追加になっていました。

ここも、太一の「匂い」がらみです。

今回、周防名人の弟子として、どこまで通じるかを必至にぶつけている太一。
「どんなにかけがえがなくてもだれかの物語の一部分」というモノローグと意味ありげにつながり、「あなたはちゃんとあなたになってるのね・・・太一は・・・(私は・・・)」と思いにふける太一母。

このあたりの伏線が、「匂い」を交えてドカンと来そうな気がします。
というか、ぜひ来てほしいです!!

36巻は11/13発売。

1コミックスに5首入るとして、3首(184-186首)ストックがあるのであと2首。

第187首は1号あいて9/15発売のびらぶに載るようなので、第188首も1号あいて10月のびらぶになってしまうかな?

ともあれ36巻でどこまで行くのか・・・楽しみです。

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BE・ LOVE 15号 ちはやふる 185首 あらすじ・感想


今回は、千早と理音にごめんなさい!の回です・・・

須藤さんと太一の対戦が気になりすぎて、まずそっちに眼がいってしまっていました( TДT)
でもやっぱり主人公は千早!彼女が強欲であってこそ「ちはやふる」です。
そして・・・理音。
ああ、理音のストーリーだけをピックアップして読んでいく理音まつりがしたい・・・

  ということで少しだけトリップ。
  初登場は14巻、真琴センパイをして「能面」と言わせた無表情フェイス。
  それが、ちはやに負けて見せたくやしさ、B級決勝まで進む間に「応援お願いします」と言えるようになった変化・・・
  富士崎合宿や太一杯を経て、理音はすっかり表情の豊かな子に。

  コミックス35巻を読むと、千早VS速水さんではすっかり千早よりの実況担当ですね。
  富士崎での日々や千早たちとの出会いが彼女を大きく変えているのが、なんだか嬉しいです。

さて今号のびらぶ、ちはやふるページはまずは恒例「応募者全員プレゼント」の発表から!
今回は・・・
「オリジナルスライダーケース」!
A5サイズのスライダーケース、とても使い勝手がよさそうです。
それに、ケースの柄!
ちはやふる連載再開のときの赤い椿のイラストなのが嬉しい♪
ウインクしている可愛い千早、たすき掛けしてにっこりほほ笑む新、そしてどうしても新の襷を一緒に締めてあげているとしか見えない太一(笑)
なんとなくマダムな詩暢ちゃんも、逆に和菓子をほおばる子供っぽい周防さんも、とってもキュートで嬉しいです。

これは、娘のぶんと2組応募券が必要かも??!





さて、本編は?



***以下、185首のあらすじ&感想(ネタバラシあり)となりますので、ご注意ください。 《 》は感想です***



扉絵はなく、太一VS須藤さんのガチンコから。

  「ちは」は狙わない 真っ向勝負はしない(太一)

  見せてみろよ 周防さん仕込みの 人を操るかるた(須藤さん)

  そして・・・・熊?!!

《読者がまず気にしているだろうという対戦から始まりながらも、その後ぐっと舵を切ってくるお話の展開・・・見事です》

ページをめくると、

「やえむぐら」

でドウッと美馬くんと薙ぎ払うかのような、熊・・・もとい、原田先生のとり。

  みなさん 熊と本当に対峙したことがありますか

と心の声でつぶやいてしまうほど動揺している美馬くんからスタート。

とはいえ、相手は本当の熊ではない(もちろんですが)

敵陣を攻めてからの戻り手、囲い手もうまい、「知的」な熊―――

  ムリムリムリ

と思う美馬君も、弱点の膝をかばう原田先生を見て・・・

  でも 手負い

原田先生が飛ばした札を拾いに行く美馬くん。

これだけ見ると原田先生を助けているようですが、「ゆら」「うら」が飛ばされているのに、「うら」しか拾わず、読手さんの台に隠れかけている「ゆら」をさらに見えにくく隠したもよう?

1枚ないことに気が付いた原田先生が、痛む膝をおして取りに行くのを見て―――

  勝てなくても ぼくが原田先生を削る

美馬くんは、対戦の目的をそちらに絞ったもよう・・・
《でもどうなんでしょう、美馬くんのかるた隠しが本当にそのための意図的なものだったら、ちょっと嫌な感じが・・・甘いのかもですけど》


さて、翠ちゃん。

  私すごい 私すごい 初出場で準決勝・・・!
  東日本予選もしかするともしかするよ

相変わらず?鼻高々。
でも。

  でも・・・まさかと思うけど・・・お兄ちゃんもう帰ってる・・・?

《兄・・・妹の大活躍を、応援してくれないのでしょうか・・・このあたり、「まさかと思うけど」といいつつ兄の応援に確信がもてないところ、翠ちゃんかわいそうだ》

 そして翠ちゃんの対戦相手、新登場の優木さん。

 取った後に右ひざ一回転という不思議な動きが出るのは、調子がいい証拠とのこと。

  ついてる
  私以外全員高校生なんて 勢いだけの選手なんていまさら怖くない

  優木秀子・・・今日こそ2位じゃなくて優勝するわ!

  ここで負けたら 2位でもなかったら

  きっと ズブズブ下がっていく

《今更ながら、優木さん名前が「優秀」でできているのですね・・・これがある意味きつそうなお名前、そして運命とリンクさせているように思えるお名前・・・》

そんななか、兄の不在を確認し、瑞沢のみんなも千早のほうを見ている(菫ちゃんだけは太一)ことを確認してしまった翠ちゃん。

  まあ  がんばろ

《この切り替えができるところが、翠ちゃんの強くなったところですよね》

次に読まれた札は「もろ」(空札)。
「もも」があるが、千早も理音もしっかり聞き分けてよけている。
結果、「も」は一字決まりに。
そして千早は理音のM音への反応の良さをみて、「む」と「みち」を分ける。

  M音一字の聞き分け勝負になる

  来い M音は私がとる

攻めの理音に、真琴センパイは大興奮。

  変わったな 理音 無表情の能面だったのに

さすがで音はたてないものの、桜沢先生に「真琴・・・あなた雰囲気がうるさい」と言わしめる始末。

一方、理音は。
  あったかい 指先
  おにぎりだったものが 栄養になってつぶつぶになって
  全身をあったかくしてくれてるのがわかる
  おばあちゃんがくれた栄養

理音は思い出す。
小さい頃から、おばあちゃんが永世クイーンだった若い頃のビデオ(紅白歌合戦審査員!)を見るのが好きだったこと。

  おばあちゃんは私の 一番好きな読手・・・
  でも本当はクイーン位を8期もつとめた大クイーン

「あいみての」をとる理音。
動けなかったとストレッチをする千早。

  たとえば 矢印が飛んでくる感じの五十嵐さんの読みとちがって 小峰さんは
  立体的で 角の取れたつぶが ぽこぽこ 向かってくるような

そして読まれた「も」。
ゴリゴリに敵陣を攻める千早が抜く。

千早が理音に送った札は「む」。

結果、「む」「みよ」は理音陣。
「みち」は自陣。

  『さすが原田先生の教え子ね。分けたというか』
  『より厳しい聞き分けの勝負を挑んできた』

桜沢先生も緊張。

  ぐいぐい 音がするほど強い攻め気

理音も緊張。

かなちゃんに筑波君は、自陣を動かす千早のかるたに変化を感じている。
その変化の原因は―――

  ”転んで取るで 上等じゃね”

千早の背中越しでは、須藤さんも全力で戦っている。

次の「わすれ」では、須藤さん直伝ながら不格好な戻り手を見せる千早。
でも取りは理音。

理音の反応の鋭さに、危機感を感じる千早。

「つき」「つく」を分けるべく、「つく」を送る理音。

  『「つく」が読まれたらラッキー』と桜沢先生。

  ”流れ”というのはある でも 待ってたって来ない
   仕掛けて狙ってリスクを取って 引き寄せるしかない

そんななか千早は。

  精度を上げる 小峰さんの 音のつぶつぶを 粒子の響きを
  耳じゃない 脳じゃない
  手で 聴く

次は不格好な戻り手で「みち」を取る千早。
「きれいな戻り手」で「みち」を取った須藤さんに札を拾ってもらい、嬉しくなる千早。

一方、「私のM音」をとられた理音に、火が付く―――

「札移動します」
と「みよ」と「む」をくっつけ、右下段の千早が猛烈に狙いに来るところに置く理音。
驚愕する富士崎ギャラリー。

札は「あ」が連続で出て、理音が連取。
桜沢先生は理音をそんな凝視する。

  ポイントだったM音で取り負けても 流れを渡さない
  いつの間にこんな気持ちの強いかるたを―――

理音の脳裏には、おばあちゃんのイメージ。

  理音
  たぶん私が クイーンになれたのは 8期もクイーンでいられたのはね
  M音の秘密をつかむことができたから

「み」が読まれるのとほぼ同時に「みよ」を押える理音。
その速さに驚愕する一同。

  この感じ

千早はその速さに周防名人の感覚を感じる。

  M音だけなのよ M音の札が読まれるまえだけ
  余韻の「消え方」がちがうのよ

――音のつぶつぶが 粒子が 「ない」ということを聴いている――

  おばあちゃんの読みが好き
  おばあちゃんの読みで取りたい
  もっともっとずっと
  もしも私が クイーンになったら きっとずっと読手でいてくれる

  連覇すれば連覇の間 ずっと読んでいてくれる

  『あらやだ 若いころの私って 理音にそっくりなのねえ』

  浦安の間で―――

 「つき」が読まれ、理音が流れを引き寄せる。

  『はじめて 理音に動機が』

  理音の気持ちを察する桜沢先生。

  欲が 欲が 流れをつれてくる

  次に進むのは 私だよ

■17号(8/12発売)に続く■

「周防名人の引退」を1年延ばさせた新。
「山城読手の引退」を延ばそうとしている理音。

「終わり」を先送りする。
その切なく鋭い「願い」に、涙腺がゆるみます・・・・・

次号もゲットしてるので、感想はあとでまとめて!


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リンクに素敵ブログ様をお迎えしました

皆様、こんばんは!
須藤さんVS太一の続きまで1か月もあるのか・・・と思っていたら、
あっという間にあと半月になりましたね。
8月はコミックス新刊もありますし、楽しみです♪

さて、実はこの吉日、かねてよりの大ファンである素敵ブログ様とリンク(カササギw)で繋がらせていただきました。
左列のリンクコーナーから飛んでいくことができます。
もう皆様すでにご存じの方がたくさんいらっしゃると思いますが、
深い愛情と考察で、さらにちはやふる愛が高まること間違いなしの素敵サイト様ですので、
大ファンのひとりとして、あらためてご紹介させていただきます♪

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BE・ LOVE 14号 ちはやふる 184首 あらすじ・感想

   今回の「ちはやふる」はびらぶの表紙を飾っています♪
少し大人めヘアアレンジの浴衣姿の千早。

瑞沢かるた部に飾ってありそうな、皆のお願い付きの七夕の笹が可愛いです。
さすがは机くんさん達筆!
もしかしたら、これが35巻のコミックスの表紙になるんじゃないかな?なんて。
その場合はどんな花との取り合わせになるかなと思うと楽しみです。

さて、今回のちはやふる扉絵の前にはちはやふる×トッポのコラボ企画が!
やっと私も入手できました♪




個人的には小学校の千早のセリフが大好きなので嬉しいのと、ビターメンズににやにやです。

フルーツタルト味もとっても美味しそうですよね。
来週も探しに行かねばです(*^^*)






***以下、184首のあらすじ&感想(ネタバラシあり)となりますので、ご注意ください。

《 》は感想です***






扉絵のような、一コマのような。
日も暮れ、火燈し頃の大塚かるた記念会館の前景からスタートです。



名人・クイーン戦東日本予選 準決勝

組み合わせは・・・

白波かるた会 綾瀬千早 VS 富士崎かるた会 山城理音

東大かるた会 須藤暁人 VS 白波かるた会 真島太一

白波かるた会 原田秀雄 VS 北央かるた会 美馬慧一郎

横浜嵐会   優木秀子 VS 埼玉咲良会  田丸 翠

「気が付いたらいつの間にか」
田丸さんが残ってるのにみんなびっくり。

「まぐれですよ私なんて」
といつもの翠ちゃん節を披露。

そこへ、
「そうねッ 対戦相手がヘボだったのねッ
 大丈夫ッ まぐれで最後まで勝つ人っていないからッ」
とかえす対戦相手の優木秀子さん。

「かるた歴20年のベテラン、あらゆる大会で2位をとる銀メダルコレクター」
というユニークかつなかなか辛いキャラ設定・・・

《普通だったらネガティブキャラになりそうな設定なのに、
 「ッ」を連発する元気の良さ、ポジティブさが良い感じ。さすがちはやふる!》

理音との対戦を前にチョコを食べつくした千早は緊張した面持ちだが、
西日本予選で新が準決勝中、というのを耳にしテンションアップ。

理音はおにぎりを食べに食べ、お腹が風船のように・・・
でもすぐ栄養にしてお腹をぺったんこにする理音。
さすがに真琴さんもびっくりまなこです。


原田先生にあたる美馬君は、
「ぼく名人はどうでもいいんですけどー
 須藤先輩が(しかもぼくの奮闘で)”名人”なんて末代までの幸せなので、
 全力で原田先生の体力削りに行きます」
という不用意発言。

それを聞いた原田先生の中の熊がますます本気に・・・



一方、屋外で太一を見守る机くん&肉まん君。

肉まん君は午前中の太一提案の「賭け」を「なに考えてんだろーな」と机くんに知らせる。

”先に負けたほうが競技かるたを辞める”

「そんなの 賭けじゃない 気持ちよくかるたさせないための 縛りだ」

と机くん。



ふたりに心配されている須藤さん、太一の陣。

「すげーじゃんここまで勝ち上がって 正直記念受験みたいなもんだと思ってたよ」
という須藤さんに、
「須藤さんは乗ってくると思ってたのに あの賭けに」
と返す太一。

  ぼくはたぶん詩暢ちゃんには勝てない
  実力がありすぎてかるたが好きすぎる
  「自分のかるた」に集中するタイプは手ごわい
  集中させないことだよ

それが、周防さんからのアドバイス・・・

《ここのお菓子、末次先生がTwitterで紹介されていた福井は五月ケ瀬さんのお菓子
「a noeud(アヌー)」ですね。
http://www.satsukigase.co.jp/productsDetail/index.php?cd=23&catecd=1
美味しそう、食べてみたい!》

  ――”須藤のSはドSのS”
    独善的に見えて須藤さんはコミュニケーションから離れられない―


  ぼくのことはたいていみんな「あ 名人だ」って緊張してくれる
 (詩暢ちゃん以外は)
  最初から集中を欠く要素がある

  きみはどうする?

周防さんの問いに太一の打った手は、「「縛り」の賭けの提案」。

「負けるかもって思いました?」

賭けを却下されたあとも、ゆさぶりに利用する太一。

「は?だれが負けるって?バーーーカ バーーーカ」
「ですよね。思ってませんよね
 
 須藤さんは かるた辞めるなんてうそでも言えないくらい
 この世界が好きなんですよね」

瞬間、太一に周防さんの影を見る須藤さん。

ところが

「そーなのよ 太一 よくわかってるぅ」

と皮肉がまっっったく通じていない千早の雄たけびが・・・

時はすでに暗記時間。
ぺこぺこあやまる千早を見ている太一を見つめる須藤さん。

 周防さんに言われてるみたいだった 気持ち悪い
 でもおまえは

 周防さんじゃねえ


「悪かったな ノリが悪くて 反省反省 乗ってやるよ」

「”負けたら競技かるたを辞める”だっけ?つまんねーから足してもいい?

 ”勝ったら 競技かるたを一生やる”」

意図しなかった返しに眼を見張る太一、そして千早。

  いつ辞めてもいいとか思ってやってんだろ
  伝わってくんだよ
  周防さんもおまえも かるたを好きじゃない

  首を締めに来たその手で 自分の首も絞めろ!

これには観戦していた肉まん君、机くんも驚き。

『縛りをかぶせてきた』
『さすがドS!!』

さすがに少し焦る太一。
鼻歌をうたいながら楽しそうに自陣の配置を決めていく須藤さん。

 集中の削り合い
 須藤さんらしくて

 ホッとする

 ”負けたら競技かるたを辞める”
 ”勝ったら一生やる”


「私たちもなにか賭ける?」

と、午前中は「そんなのだめだよ」と太一を止めた千早が理音に提案。

「は?なに言ってんの?」

「私が負けたらチョコ1年間我慢する 山ちゃんは白米を1年我慢」

「ちょっと待って(怒)」

「へへっウソだよ もう クイーン戦がかかってる」

嬉しそうに微笑む千早。
ちょっとペースを乱された感の理音。


またもや自陣に「ちは」がないことに一瞬焦る千早。
でも。

 でも 太一がいる

 太一がいる

 太一がんばれ


 須藤さんと真っ向勝負


「始めます」


なにわづにーーーー

序歌とともに、いよいよ準決勝の開始。


が・・・

読手の小峰さんの唇がひくっとしたかと思うと――


すみません、の「す」と同時かほぼ早く、千早・理音陣の「すみのえ」が飛ぶ。


 え?!

 「すみませんって言った?」

 「――!! す すみません ごめんなさい
  いまのは「すみのえ」じゃなくて(むせちゃって)すみませんて言おうとして――」


 「えっ 「す」じゃないんだ?! 払っちゃった」
 と千早。
 「払ったの私でしょ」
 と理音。

 「私だもん」
 「ちょっと待ってこの場合お手つきになるの?」
 「え じゃあ払ってません」
 「私も払ってません」

 言い合うふたりを見ながら、富士崎ギャラリーは汗・・・

 桜沢先生も真剣な表情。

 『「すみません」の「す」になるまえの音・・・』



 千早と理音も。

 『「すみません」と「すみのえ」って』

 『ほぼ一緒じゃん』

 息を吐き、リセットする二人。


 そのやり取りを感じとる桜沢先生。

   抑制が 外れる・・・

   4オクターブの極限の”感じ”勝負になる

 《去年の高校選手権団体戦決勝の真剣勝負がまたここに。
  村尾さんのように、誰か審判についたりするかな?》

 「お手つきにはなりません また1枚めから読み直します

  (恥ずかしいっ 消えてしまいたいっ)」

 と札の箱に頭突きをする小峰さん。

 いいんですー小峰さん大好きですーといいながら、
 「よかったー」
 と千早。


 一方。

 「よかったですね お手つきにはならないって
  「す」でもなんでもない札 触っちゃっても」

 妖しい笑みとともにそうつぶやく太一。

 たしかに配置がくずれた札は「ほ」(たたありあけの・・・)。

 調子を崩された感じの須藤さん。

  なんだ?
  なんだ?
  そう思ったら動いてた
 (いい匂いがした)

 《太一の幻惑時にはかならず金木犀が。
  「その姿より先に香りで気づかれるほどの豊かな芳香が特徴」な花。
  周防さんが「金木犀の花」で太一がその「香り」をまとっている、という暗喩にも思えます》

  一方、その周防さんは、お菓子を食べながら――

 
  『真島くんは がんばってるかな
   サッカーやってたからかな フェイク自体はぼくよりうまい
   まさかここで?ってとこでやる』



  観戦中の机&肉まんコンビは。


 「なにかひっかかったの?須藤さん」
 「綾瀬と山城さんも動いた上に 真島も自陣に動いて須藤さんがつられたって感じ?」
 「よかったな 仕切り直しで」

 「自陣右下段に固めた一字決まり どうしても「あそこに1字がある」と思うから
  ちがう1字を読まれてもフッと行っちゃったりするんだ
  疲れてるととくに・・・」


  須藤さんも気づいている。


 『フェイクかまされた 不発で残念だったな』
 (まさかここで)

 同じく息を吐いてリセットしようとする須藤さん。

 そこに。

 「札 移動します」

 と1字決まりを分ける太一。

 『3枚も左に?!』


 小峰さんは仕切り直して読み直し。

 「失礼しました 序歌の下の句から読み直します」


 いまをはるべとーーーーー


 ところが。

 『よ・・・よりによって「すみのえ」』
 (このタイミングで)

「す」

1字で払う太一。


  よりによって「す」かよ!!


払われる須藤さん。


 『真島とった』

 『自陣の1字を3枚も動かして 須藤さんの気を散らした』


 『くそっ 敵陣気にして自陣の暗記入れるのがゆるかった』

 とらわれている須藤さんに時間を与えず、すぐに札を送る太一。
 それも、以前須藤さんが見せつけた「ちは」。
 緊張する机&肉まんコンビ。

 『送って狙ってくるつもりだろ いいよ かかってこいよ』

 《「私は攻めがるただから「ふ」も「ちは」も送ると思う。
   特別だから手に入れたいものほど手放すの。必ずとると勝負に出るの。」

  以前の太一は、そんな千早と同じ意味での「ちは」送りだった。

  でも、今は・・・》


一方、周防さんのスマホには詩暢ちゃんからの着信。

スマホにしたらしい詩暢ちゃん、周防さんにアプリをきかれる。
「百人一首読み上げアプリはいれた」と答える詩暢ちゃん、さすが。

詩暢ちゃんは勧学館でこころちゃんと一緒。
ピエロみたいな服が可愛い♡

「ももちゃんおうえんいこうよー」と詩暢ちゃんの腕をがっちりつかむこころちゃん。
そんな彼女をよそに会話を続ける詩暢ちゃん。

「周防さんいまはどちらに?
 毎年どこかテンション上がるところにおらはるやないですか
 東西予選の日には」

「ああ うん いるよ

 かるたのテンションが上がるのはどこかなーって 思って」

周防さんがいるのは、羽田空港―――
そこに、長崎行き最終便登場締め切りのアナウンス。


「でも また今度にする」

「次の名人戦がほんまに最後ですか?」

「うん」

「・・・・・。

 だれが挑戦してくると思わはります?
 西のほうは順調に綿谷新がいま準決勝まであがってきてますけど

 あーあの 瑞沢の人が東では出場でしたっけ

 TV収録のとき一緒だったお弟子さん」

「弟子じゃないし

 弟子じゃないけど あの子が来たら おもしろいね

 長崎に帰るより テンション上がるかもね」

『長崎?』
通話を切りながら疑問に思う詩暢ちゃん。

その腕にこころちゃんは駄々っ子のようにぶらさがっている・・・可愛い。


その時、ざわめきとともに新の姿が。

「ご苦労様やな新 毎年毎年1回戦から
 よほどかるたが好きなんやなあ
 次 やっと決勝・・・」

と詩暢ちゃんが声をかけるも、

「東のほうは?」

とそっちを気にする新。

準決勝の組み合わせをじっと見て、頬をそめる新。

組み合わせを書いた紙を持ってそろえた手が、どこか祈っているような表情。

『なにその乙女な手・・・』

さっそく詩暢ちゃんにつっこまれます(笑)


「もう一組も決着付いた」
「おお」
「京都明星会の小石川くんだ」

(とかさまさんの読みはさすが!小石川くん明星会でした)


「15分後に決勝です」


明星会 伊勢先生VS南雲会 栗山先生 の図式が繰り広げられる中、
小石川くんは・・・

「あ 桃ちゃんも勝った?やった!
 勝ったらつきあって!」

「やだ」

なんと、桃ちゃん狙い!♡


新はどこか高揚した表情。

 負けられる わけがない


 会う 必ず会う


 真剣勝負の場で―――


場面は、須藤さんVS太一へシフト。

「ちぎりお」が読まれ、須藤さんは「ちは」をマークしつつちゃんと聞き分ける完璧な動き

を見せる。

が、太一は迷わず「ちぎりお」を囲い、押さえた。


その様子に、太一の変化を感じる机くん、肉まんくん、須藤さん。


  「狙っちゃいけない札」っていうのがあるんだよ


 とは、周防さんのアドバイス。

『なんだ? 「ちは」捨てんのか? そんなことできんのか?真島に』


  きみにとっては「ちは」がそれだ


『「ちは」は狙わない。しねえよ 真っ向勝負なんて』

『おもしろい 見せてみろよ どこまで周防さんぶって戦えるか』



■16号(8/1発売)に続く■


「ちはやふる」1回休み、のようです・・・残念。

とすると、8/1発売のお話までが35巻に入り、
8/15発売で「コミックスの続きから読める」感じになるでしょうか?

とすると、次でどこまで行くか・・・

東はある意味クイーン予選では一番の大山の準決勝。
(決勝が千早VS翠ちゃん、千早VS優木さんにしても、VS理音よりは盛り上がらないような・

・・?>あさはかな読みかもしれませんが)

名人戦はどうなるか。

(1)須藤さん勝利

太一が勝てば須藤さんは競技かるたを辞めざるを得ないので、そうはならないよう須藤さん

が勝つ場合。

そうすれば、須藤さんが東の代表ほぼ決定かも・・・
(美馬くんは須藤さんに勝とうとしないだろうし、原田先生が勝ってしまうとまた原田先生

VS新になる??)

(2)太一勝利

ここで太一が勝つと、決勝相手はおそらくは原田先生。
そこで「青春全部かけてからいいなさい」が実は伏線となるか?

最初の妖しく得体のしれない感じから、だんだん「周防さんっぽさ」をがんばっていることが分かってきた太一。
その太一に、原田先生が倒せるか?


また気になるのは、名人の動向・・・
長崎に帰ろうとしている周防さん、何かあったのでしょうか。
ご自身に?兼子さんに?
なんだか心配です・・・


ここで、万一、周防さんが棄権とすると。

対戦して名人位を争うのは、一昨年のクイーン戦のように、東の代表VS西の代表です。

太一と新が名人位を争う?

隣には、もちろん詩暢ちゃんVS千早。

「ちはやふる」下の句の、最後のシーンのような光景に―――

1ヶ月後、どうなっているかとてもとても楽しみです・・・!

拍手[10回]

BE・ LOVE 13号 ちはやふる 183首 あらすじ・感想

いきなりですが、娘が関ジャニ∞ファンです。

ニセ明さんという謎のアーティストが提供した曲「今」を、録画してあったMステで一緒に聴きました。

その歌詞が、私感ではありますが、今の太一にぴったりで・・・!
まだ歌詞検索しにくいので、ちょっと載せてみますね。

***

いつまでもここにいたいけれども 旅立つ夢を見てしまったことを
あなたに祈り捧げるよ さよならまたいつか会うまで
夢を見たから胸のなかから手を伸ばし君の肩を叩くから
いつか目の前たどりつけたらくだらないことで笑いあえるかな
未来を創る 今 今 今

風が今強くなる 日が落ちるその前に
君の声思い出したら さあ時に乗る

夢を見たから胸のなかから手を伸ばし君の肩を叩くから
いつか目の前たどりつけたらくだらないことで笑いあえるかな
未来を創る、今 ほら

夢の中から水の底から手を伸ばし君の手のひら繋いだ
いつか目の前たどり着けたら苦い思い出を笑える頃かな
未来を超える

未来を超える 今 今 今
ほら 今 今 今

***

どのあたりが太一っぽいのか、「そう思う!」と思われた方も「全然わからん…」な方もいらっしゃるかと・・・そうしたらすみません(^^;)

私は
夢の中から水の底から手を伸ばし君の手のひら繋いだ
いつか目の前たどり着けたら苦い思い出を笑える頃かな
あたりにぐっときました。

まずはあらすじ、言ってみますね。


***以下、183首のあらすじ&感想(ネタバラシあり)となりますので、ご注意ください。

《 》は感想です***



「一部分だ どんなにかけがえがなくても」

そんな原田先生のモノローグとともに、太一を見つめる太一の母、太一の母を見つける菫ちゃん、という場面で終わった前回。

今回も扉絵はなく、菫ちゃんに気が付いた太一母より。


「あら?あなた――」と声をかけられた菫ちゃんがとった行動は、両手をひろげて後輩を庇うこと?!

その反射的行動に、怒りマークをうかべる太一母、とまどう後輩、あせる菫ちゃん。

ごまかそうとする菫ちゃんに、

「あなた 私の連絡先知ってたわよね
 相変わらず長くて見てられないわ この試合終わったら連絡して
 かるたどころじゃないのよ 連れて帰るわ」

と告げて去る太一母。

《「連れて帰る」という相手の意志を気にしない、幼い子供に対するような言葉が気になります・・・》


「だれですか?あれ」
「花野先輩知ってる人?」
「お母さんだよ 真島先輩の…」
「えっ」
「あっ似てるっ」
「そーいえば似てるっ」

「あら?あそこにあったファミレスが 閉まってる・・・
 ほかにカフェは・・・」

1年前の記憶をもとに時間をつぶせる場所をさがす太一母。

「真島先輩のお母さん!」

そこに走ってきたのは菫ちゃん。

「このへんにはもうカフェとかないです」
(かるた会館周りは、本当に住宅地ですよね・・・)
「えーと茗荷谷のほうにあります。ご案内します。
 私とお茶しましょう!」

と、びっくりな大胆提案・・・

落ちる無言。

「タクシー!」と手をあげた太一母に、

  う・・・やっぱりダメか
  そりゃそうだよね・・・

と肩を落とす菫ちゃん。

ところが、

「どうしたの乗らないの?案内してくれるんじゃないの?」

と意外な回答が。

「どこでもいいからカフェのあるところ・・・
 あ もしかして桜山荘って近いのかしら?桜山荘までお願いします」

  セレブ・・・!!セレブ・・・!
  (菫ちゃんの心の叫び)  

 《椿山荘のある目白と新大塚はそこまで近くはないけど、
  府中からの距離感考えると近いかな》


一方、太一VSエロム先輩は太一が押している。

 くそっ 名前なんだっけ・・・
 こいつだれなんだっけ・・・
 去年の夏 ほんとにこいつと当たったんだっけ

 近くしか見てない
 分かれ札も自陣から行ってる
 敵陣は狙いにない

 守りがるただったっけ?

去年の全国大会団体戦では、B級だった太一のほうが一線ひかれて舐められていたのに、真逆な展開。

 『忘れたころに 狙え』

名人からの教えを忠実に実行する太一に自陣を抜かれ、唸るエロム先輩。

 去年はもっとちゃんとあったんだ
 熱意が
 わかりやすい勝ちへの執念が


一方、太一。


 周防さんから 教わったものを試そう
 
 それ以外はどうでもいい

 名人を目指す人たち相手にできるかやってみよう





会場の外の見学スペースでは、瑞沢の後輩たちが先輩探しておしゃべり。

「ちょっとうるさい」
「あっすみません」

注意したのは猪熊さん。

「大事なところなんだから静かにして アリさんの声で話して」

「アリさんの声・・・」
「あっなんか懐かしい」

《日ごろ子供とずっといると、子どもへの話し方になっちゃう時があるんですよね、猪熊さんらしくてほほえましい・・・》


  残り 桜沢さん7枚
  綾瀬さん 8枚

  このシーン――
  どっちに傾いてもおかしくない

  おかしくない
  私にはそう見える でも
  桜沢さんにも そう見えてる…?


呼吸が乱れてきた桜沢先生。
そこに休止をいれて立ち上がり、ストレッチをする千早。

「失礼しました」と直った千早は、ぴっと伸びた背筋に。

以前、「姿勢を保ちなさい」との千早への注意が、きちんと血肉にされていることに眼をみはる桜沢先生。


  取ってるとわかる

  抑制がきいている

  高音が4オクターブでる歌手が
  2オクターブで歌うような


千早が飛ばし、取りに行った札を、にっこり笑って差し出してくれる原田先生。

その笑顔越しに、

『速く取るのをやめなさい』

そういわれた日を思い出す千早。

《かなり昔の伏線がここに・・・!調べたら、コミックス5巻・第29首でした。
 原田先生は「クイーンになるためのかるた」を教えようとしての言葉でしたが千早は迷走、A級になって初めての大会で、金井桜さん相手にその意味を身をもって知るのでしたよね・・・
 千早、しっかり成長してるんだなあ・・・》

 どうしていいか わからなかったけど
 いまは 力が溜まっていくのがわかる

《ここの千早の瞳、凄みがある・・・!》

 一枚一枚 札に合った取りをすること
 相手が自分を上回った取りをしたらもうしょーがない

桜沢先生も自分に気合を入れる。

 集中

 よく聞いて丁寧に私の取りを
 綾瀬さんが絶好調でも

 この試合 先に0枚にできる

 私の取りを

背筋をのばし、居住まいを正す桜沢先生につられてピシッとする千早。

良い姿勢を血肉にしている・・・ようで、まだまだ・・・

 たくさんのものをもらったけど

 先生じゃない

 私は 生徒じゃない


 1枚を1ミリをともに追う 挑戦者だ


そして――

東京文京区 桜山荘では、太一母VS菫ちゃんの対戦?が・・・


  私これまで
  この世で一番怖いのはパンダ目に気づかないことだったけど
  いまならわかる

  一番怖いのは「笑ってない好きな人のお母さん」

真っ青に震える菫ちゃんでしたが、そう思ったところで、「好きな人の」と自分が思ったことを振り返り・・・頬を染める。

そして何を口にするかと思えば・・・

「お・・・お母様も 学生時代はおモテになられたんでございますでしょうか・・・?」
「は?」
「あっ す すみません だって先輩とお母様そっくりで
 あっでもお父様のほうが似てらっしゃるとかですかね?」
「……太一ってモテるの?」
「そりゃあもう!見てくださいこれ
 バレンタインのときの写真これですよ
 あとなぜかホワイトデーも!
 誕生日は「太一杯」が催されるくらいで
 クリスマスもすごくて」

と立て板の水の菫ちゃん。

それより菫ちゃんのスマホの「♡真島先輩♡」フォルダに言葉もない太一母。

「私もうフラれちゃったんですけど このフォルダは消せなくて」

とさらりという菫ちゃんに、元に戻る太一母。

そこへアフタヌーンティーの三段皿!

椿山荘、もとい桜山荘のアフタヌーンティー、一度だけ行った事がありますが、可愛くて美味しくてすごいんですよね・・・

「キャーッ♡♡写真撮っていいですか写真」
「あーもう若い子はみんなインスタ映えばっか気にして」
「お母様は撮らないんですか」
「撮るわよ」

「どうせ太一の写真もこのケーキの写真みたいなもんなんでしょ」

菫ちゃん、一瞬真顔に。

「お母さんの写真も撮っていいですか?」
「は?なぜ??」
パシャ
「へへ」
とった写真を真島先輩フォルダにいれる菫ちゃん。

「ケーキの写真は自慢したら消しちゃうけど
 先輩のフォルダは もしまちがって消しても 消えない・・・」

「私にとってたぶん この恋が 人生で一番 きれいな恋になるんです」

じわりと潤んだ涙に、パンダ目を気にする菫ちゃんも可愛いです。

真摯な菫ちゃんの表情に、毒気をぬかれる太一母。

 先輩は 自分になりたくてがんばってるんです

去年の菫ちゃんの言葉を思い出し。

「あなたはちゃんと あなたになってるのね・・・」
「え?」
「太一は・・・」
  
  私は・・・

席を立つ太一母に、太一を連れ戻しにいくのかと焦る菫ちゃん。

「待ってください まだです 先輩まだ勝つからまだです ケーキももったいない・・・

 お母さん 邪魔しないで・・・」

「知らないわよ ゆっくり食べれば
 私は私の好きにするわ」

立ち去る太一母に、スコーンをふたりぶん泣きながらほおばる菫ちゃん・・・



食べ過ぎお腹で焦ってかるた会館にかけつけた菫ちゃん。

瑞沢1年に声をかけるも、戻ってきていると思った太一母は戻っていないもよう。

「真島先輩のお母さんは?」
「真島先輩なら勝ちましたよ」
「そうじゃなくて・・・」
「西田先輩も勝ったんですよー北央の人に」
《ヒョロ君、将来の義弟に負けちゃったんですね・・・》
「それどーでもいいし」
「なんだと花野・・・」
「あとは綾瀬先輩が・・・」

指し示す方を見ると。

1-2

次取れなかったら運命戦・・・?!

《札を分けてあるのか、パッと見どちらが2かわからないので、ドキドキしますね・・・
 次をみると桜沢先生が2枚とわかります》

次、何が読まれたのかはわかりませんが、超速で敵陣の札を払った千早が、自らの1枚を送って試合終了。

そのまま熟睡する千早・・・

会場を出た桜沢先生に、お茶やお水を差しだす富士崎部員。

「ありがとう」と手にして一気飲み、その後ペットボトルをベコベコに握りつぶすほど、額に青筋がたつほど、悔しそうな桜沢先生・・・

翠ちゃんを抱っこしなおした猪熊さんが桜沢先生のほうへ。

「今日の桜沢さん 120パーセントだったわね 強かった・・・!」
「仕方ないわ 100パーセントしか出してない綾瀬さんに負けちゃ」
「もっと上げてくわ」
「そうね 私も」
「練習 いつ来る?」
「来週にでも」

《同年代のライバル、大応援です。》

次に会場から出てきたのは理音。

理音はユーミンと運命戦に・・・

「か・・・勝ちました・・・ぎりぎり・・・おなかすいた・・・」

まるでヒョロ君のような人相に様変わりの理音に、さすがの真琴先生も戦慄。

(一方北野先生はユーミンを「おしかった!運命戦はしようがねえ来年はすぐ来るさあなあ」と鼓舞。やはりいい師弟です・・・)

「肉まん君も勝ってるじゃん そんな本気じゃないとか言っといて~」
そう千早に言われ、
「うっせーな普通だよ」
と返す肉まん君。

肉まん君のまなざしの先には、太一。

  勝つ
  できるだけ
  真剣勝負をしてるあいつのそばにいる

ところが・・・

「よろしくね♡」

次の対戦相手は、原田先生・・・

《映画での、原田先生に肩組まれてつれてかれる肉まん君、思い出します・・・》

次の理音は、金井桜さん?

千早は、なんとりりかちゃんとひさしぶりに対戦。

太一は、北央の瀬多百太くんが相手。

肉まん君に負けてしまったヒョロ君は応援団に。

 『うちで一番感じがいいのは百太だあ
  須藤さんに失礼なこと言ったやつ 叩きのめしてこいー!』

太一の瀬多くん感は

  身体がよく動く・・・軽いなー 耳もいい

  いいよな"感じ"のいいやつは

「生れつきと環境です」と言っていた名人を思い出す太一。

  環境はおれだって悪くなかったはずなのに

  なんで 耳 悪くなったのかな

母がキッチンにいるリビングで、中学受験のために、耳にイヤホンをつけて勉強(ヒアリング?BGM?)していた小学生の頃を思い出す太一・・・

そんな太一の瀬多くん対策は。

 ものすごい速さで攻撃されると 防御本能が働いて動けなくなる

『百太の動き止めて 戻って 取った』
太一の動きに驚くヒョロ君。

 どうでもいいと思いながら
 息の根を止めてやる とも思う

たらり、と汗のたれる瀬多くん・・・


そしてとっぷり日も暮れた頃。
ようやっと理音のおにぎりがかるた会館近くに。

道に迷った富士崎1年をかるた会館まで案内したのは、模試帰りの机君とかなちゃん。

おにぎりを食べまくり、3個啓くんが食べてしまった分を足りないといいながら、なんとか復活した理音。

大任を果たした啓くんがほっとして
「つぎ何回戦なんですか?」
と聞くと・・・

「え?」
「準決勝?」

対戦カードは、チョコ千早VSおにぎり理音。

日が暮れて、外が寒くなる11月。

  そういえば真島先輩のお母さんどこへ・・・(菫ちゃん)

  千早ちゃん がんばって 真島部長も
  《まだ部長なかなちゃん♪》

そんな女子に

「女子は中に入ったらいいよ おれらはここで」

と告げ、太一をともに見つめる机君、肉まん君

 真剣勝負をしてるあいつのそばにいる

『とうとう対戦 須藤さんと』

 真島が 苦しかった日を いまを

 いつか笑って話せるとしたら おれと机君だけなんだ



■14号(7/1発売)に続く■



エロムと太一の2回目の対戦、いろいろ真逆で印象的でしたね。


2年:団体戦でこその自分の強さを自覚したばかりの太一、「攻めがるた」
3年:チームもなく、チームTシャツでもなく、個人で参戦している太一、「守りがるた」

「名人を目指す人たち相手にできるかやってみよう」という太一のモノローグ(ふきだし)、一連のふきだしなしのモノローグと不思議なバランスです。

もしかして、これは後から付け足されたネーム・・・?

なんて、妄想かもしれませんが(^^;)

太一の意図は、わざと少しずつ小出しにされている気がします。
そして今回わかったのは、太一はいま迷いないようでいて、「迷っている」ということ。

これまでずっと、「かるたを大好きな人たち」と並びたとう、超えようと思って歯を食いしばって頑張ってきた太一。

千早への恋が動いたこと。
「かるたが好きじゃない」という目を背けていた自分の気持ちに気が付いてしまったこと。
名人のかるたを学べたこと。

等々から、いまは真逆に触れているということなんでしょうか。

肉まん君と机君が、「いまの太一は苦しいんだ」とわかっていること。
そして、「いつか笑い合って話す日が来る」ことを願っていること。

それがもうとても涙腺にきました・・・

太一、引き続き要注意です。


「きれいな恋になるんです」菫ちゃんも可愛かったですね・・・

自分より相手の幸せを願える恋、まるで人魚姫のようで、「菫ちゃんにとって」のみならず、世界でも一番かもしれないほどの、「きれいな恋」だと本当に思います。

だからこそ、次は「菫ちゃんが幸せになる恋」をしてほしい。

呪いの解けた太一が、菫ちゃんに気が付いてくれてもいいな、と思います。
菫ちゃんが一番そうならないことをわかっている気もして切ないし、話の展開として難しいかもですが・・・

さて、次号こそは発売日UPを目指して。

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