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ひねもす ちはやふる

HN福ら雀による、漫画「ちはやふる」に関する思ったことのつれづれ考察。 基本的に、否定より現状肯定、貶すより良いほうに捉えることをメインのスタンスとしています。感想より分析が好きです。 支部もやってます↓ http://www.pixiv.net/member.php?id=11693593

BE・ LOVE 19号 ちはやふる 187首 あらすじ・感想


チームちはやふるの3人が、3人それぞれに大ピンチ!な状況で「待て」がかかっていたのがようやく解除されました。

長かったですね、この約1か月・・・

この間、ちはやふる全プレの締切がありましたね。
もちろん、私も申し込みました!

あの紅色の綺麗なポーチが届く日が楽しみです。

そして、次号予告によると、10/13発売のびらぶには毎年恒例のスケジュール帳がつくとか。
これを聞くと、ああ、今年も後半だなと思いますね。

なんて周辺の話よりも、本編、大ピンチなんでした。
早速、そのつづきを!



***以下、187首のあらすじ&感想(ネタバラシあり)となりますので、ご注意ください。 《 》は感想です***



今回も、扉絵はなくいきなり本編。
ですが、誰もがきっと想像していなかったスタートです。

  校庭で声がする
  
  サッカーかな 真島とかかな
  ぼくサッカーできんからな ああ やっぱりよく見えんし

  『目が悪いってどんな感じ?』

  虫メガネで遠くを見る感じやよ
  綾瀬さん

描かれているのは、輪郭のぼけた風景。  
懐かしい、千早と新と太一の小学校時代。
新が眼鏡を失くしていた期間の話です。
  
  (ヒマや かるたしよ じいちゃんの配列)

  『なにやってんの?おまえ 気持ちワリーんだよ一人で
   そんなにかるたしたいのかよ』
  『綿谷くんのメガネ探しに行bうく』
  『あ・・・綾瀬さん』

  『とったんだ おれが 千早には言わないで』

太一から手渡された眼鏡をかけようとする新――

と、場面は一転して目の前には絶好調のポジティブモンスター。
新のこめかみを汗がつたっていく。

食い入るように観戦する村尾さん。

ギャラリーも、「綿谷くんでまちがいないと思っていたが小石川君の目も大いにある」とささやき始める。

  就職先は大石天狗堂で 京都での練習は京都明星会
  これ以上ないほどの盤石さや

対戦をながめる詩暢ちゃんも。

  学んでないんか?千早との試合で
  強くでも負けることがある
  それが流れさえもせき止めて変えはるゆう
  なんてゆーた?白波会?とかいうとこのかるた

  どうする新
  小石川さんはいま 「見た札が読まれる」くらいにノリノリや
  新を前にして 自分のかるたしか見えてへん

『落ち着け うん 1枚ずつや』

そんななかでも新はマイペースを保とうとする。

 取る札
 取られる札
 取る札――――

が、新の取りだと思う札を小石川君が取りに立つ。

「それはぼくの取り――」
声をかけた新の眼前には、天狗(Tシャツの背中)。
「は?」と振り返ったポジティブモンスターも、天狗のような憑かれた顔・・・

  周防さんを倒すとしたら もしかしたらこのタイプか?と思わされる
  ポジティブモンスター
  強敵に何度お手つきを重ねても スピードをゆるめない

新の脳裏で原田先生が告げる。

  いつもきみは負けたあと 鬼の形相で悔しがる
  
  遅いよ


  『負ける?』


鬼の形相のような表情になる新――

その瞬間、汗がひとしずく、新の眼鏡の内側に落ちる。

「! あ…すみません。メガネに汗が」

メガネをふく新。《きっとニシタさん特製のメガネふきに違いない!》

ふいたメガネをかけようとした新のぼやけた視界にうつったのは、太一の姿――

びっくりして我に返る新。
でもメガネをかけた視界の、目の前にいるのはポジティブモンスター。

新の強張っていた表情から、ふっ、と力が抜ける。

  読手に「この札を読ませる」くらいの気迫で 自分の流れにもってくる白波会のかるた

  それは おれのかるたとちがう
  悔しさを先取りして鬼になっては じいちゃんが笑う

始じいちゃんのような穏やかな笑みをうかべる新。
《きっと村尾さんと栗山先生には始名人が見えている!》

――ああ
   メガネ じつはすごく汚れてたんだ さっきより ずっとクリアだ

次に読まれた「わた・こ」はものすごい勢いで「えぐって」とる新。
手が激突し、小石川君は「たっ たたた・・・」と右手の親指の付け根をおさえる。

「――すみません」
『すみません ぶつからないですむ速さで取れなくて』

そうあやまる新。
その時、自分のかるたしか見ていなかった小石川君が、新を見る。

村尾さんは、新を見守りながら、去年の西日本予選決勝戦で、新がおかしくなった時のことを思い出す。

 『太一が負けて なんでホッとしたんや 見下してたんかな かるたで太一を 友達を』

新も思い出す。

今年の東日本予選の組み合わせ表、そこにある「真島」と「綾瀬」。

 うれしかった
 名前があるのがうれしかった
 うれしいと思う自分が うれしかった

 『千早にはきらわれたくない』
 『卑怯なやつ』
 
 卑怯さを見せてくれたやつ
 『ちょっと わかるわ』

 気持ちがわかる
 わかるんだ 太一

 太一が行こうとしている場所に
 おれがえんかったら 話にならんやろ?


出た!新の超速取り。
小石川君が「やえ」「やまざ」両方払う間に「やまざ」に札直。


  『決まり字を聞いてからの速さはもう 光みたいだ』


『こんなときこそ 力を出すのがおれ』
とポジティブモンスターが払ったのはなんと「お手つき」。

信じらんないここで ポカ作~!ポコ作~~!!
そんなギャラリーの声がとぶなか、村尾さんたちの予想も裏切り、新が送った札は――


「ちは」


  どうしよう ビリビリと 感じる

  ――この札は 送り返さないと危ない

何かを感じ取っている小石川君。


新の脳裏には千早が。

  「私は攻めがるただから 必ず取ると勝負に出るの」
 
  取りたい でも
  おれのかるたは 流れるかるたや 運命を変えようというようなイメージはない


『敵陣攻めたい小作くんの狙いの札がでない 動くが固く・・・』心配する天狗堂社長。

『新くんの中に・・・ 見えてきてしまうよ』見つめる栗山先生。


  あの部屋のイメージを手放しても 単純やな 心は向かっていくんや

  いつか3人で そんな未来へ


どんどん札を払い、盛り返していく新。
焦る小石川君。

キョコタンの口が動く。

「ち」

「ぎりおきし――」
小石川君が払ったのは、「ちは」。


おてつき


勝負が決まったその瞬間も新は。

  微動だに しない
  何歳だ きみは

「あ ありがとうございました」

  この若さで この卓越

『見えてしまうよ 綿谷先生が』


  かるたの中にある膨大な過去を 未来に持っていく男


勝負は決まった―――


札を引き上げるのは勝者の役割だが、小石川君にとっては「自分の札」。
小石川君の「自分が札を持って行ってもいいですか」という申し出に「どうぞ」と差し出す新。
その右手中指が腫れている。

「こ これ――さっきの?」
「あ 大丈夫です 人にケガさせなくてよかった」
「なんだそれ ヒーローか!東にはいなかったヒーローキャラか!」

綿谷新
かなわない

そんな小石川君は天狗堂の社長にポカポカ胸をたたかれ怒られる。
「小作くんきみは ポジティブすぎて反省点が見えてない もっと反省しろ―ポカ4回もして」

かなわない

「大丈夫 いつか最強になる きみは 天狗(うち)の子やから」

かなわない わけがない

《さすがは、ポジティブモンスター。新くんがぞっとしたのもわかります・・・》



さて、場面は一転東へ。


須藤さんも、理音も小峰読手の詠みに乗れて好調。
そんななか太一は背後の千早をちらちら気にしてしまう。

  どこまでも綾瀬ありきのかるたか 上等だよ

そんな太一に攻める須藤さん。


『ヒーローじゃない』
怪我した指を眺めながら思う新が、太一にシンクロする。

『おれは おれたちは どんなにがんばったって』

『あのとき 走って行ったあの子だけが ヒーローだから』

千早は理音に押されまくりで6-2。
そんな千早に思いをやる太一・新。

『千早には いるか? ヒーローが』


一方、会場の扉の向こうでは、額に汗した原田先生がつぶやく。

「そうですか 3枚差で 西日本の予選突破は 綿谷新君・・・と」

息のあがっている千早・・・


■20号(9/30発売)に続く■

どうなる次号??!

予告には、なんとさらっとネタバラシが><

「クイーン戦東日本予選・準決勝。ともに手を伸ばした「あ」をきっかけに、理音に王手をかけられてしまった千早は?!」

なななんとーーー!

そして次号では、ちはやふる手帳のデザイン発表とのことでこちらも楽しみ。


《雑感》

今回一番嬉しかったのは、新が「あの部屋」を卒業したのは、「チームちはやふる」の解散ではなくむしろその再結成につながっていたんだとわかったことです。

小学校のときには、ヒーロー・千早を間にバランスの取れていた3人。
それが、高校になってから、千早と太一は同じチームで全国を制覇し、新はかるた休止から復帰後も個人戦メインに。
3人のバランスは、否応なく新に2人/1人というへだたりを感じさせるものだったはずです。

それが、太一が千早と同じチームから外れ。
新も、自分のチームを持ち。
それぞれ分かれた道を歩んだことによって、再度バランスのとれる関係が出来てきた気がします。

いまなら、太一も気負わずに新に当たれるはずだし、新も太一に真っすぐに当たれるはず。

そして、千早のヒーローは誰なんでしょう・・・

コマ割り的に、「原田先生か?!」と一瞬思いましたし、娘も「原田先生では?」といいますが、個人的には、
千早のヒーローは「千早にトロフィーあげたかったな」な新と太一であってほしい。

どうか試合中の千早と太一に、新の勝利が伝わりますように・・・!


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No Title

福ら雀さん、こんにちは。そして、お邪魔します。

今回は『絵が語った』と、大興奮で読みました。
末次先生の画力!素晴らしいです。

前回から1ヶ月、どうなることやらとハラハラしていました。でも、丁寧な新の描写を見て読んで思ったことは、
新は高2の全国大会個人戦優勝以降、地味に成長をしていたのだと思いました。
私がそう感じたのは、原田先生の教えを聞きつつも、自分は祖父のスタイルを突き進んでいくこと。
だけど、
「ぶつからないですむ 速さで 取れなくて」すみません。
と自我を出した描写で、末次先生は新に、高2から予選会までの期間に、名人までの真っ直ぐな一本道ではなく、道は上り下りの坂あり、でこぼこあり、そして一番は周りにはいろんな風景や情景があることを見て体験(読み手も含み)させたかったのかなあ。と思います。
ああ、愛を感じます。

千早のヒーロー。誰でしょう。
私は最後のページの原田先生のアップは、ヒーローの話とは全く違う。と思いました。強いて言うなら、師弟関係かな……

次回のネタバレが少しありましたが、読んでもの凄い妄想をしてしまいました。
個人戦は団体戦。
ひとりで強くなりたい!でも、ひとりでは限界もある。
太一が「2勝 するぞ」なんて千早に背中合わせでいったなら……
なんて妄想したら膨らむ、膨らむ。

ああ、次回が待ち遠しいです!

  • さこめ さん |
  • 2017/09/18 (15:56) |
  • Edit |
  • 返信

Re:No Title

さこめさん、こんばんは(*^▽^*)いつもありがとうございます!

末次先生の画力、本当に素晴らしいですよね・・・!
人物ももちろんですし、構図も。
みんなの気持ちに、ぐっと入り込めるのはそのおかげでもありますね。

新の成長、仰るとおりです。
素直に吸収するなところもありますが、そんななかでも「芯の強さ」「譲れないところ」については自分でしっかり自覚し、コントロールできてきているんだなあと感じますよね。

新のような、もともと周囲からの評価が高く、内面が素直な子について、その苦しみや成長を描くのって実はすごく難しいことなんではないか、と思います。

でも末次先生は、それをされているんですよね・・・本当に脱帽です。

千早のヒーローは、私は「情熱を与えてくれた」新であってほしいなあ、と思っていますがどうなるでしょうか?
詩暢ちゃんの可能性もありますね。

でも、ちはやふる、どんどんスケールの大きな話になってきているので、「みんな!」という千早がいても、驚きません・・・!

予告のネタばらしはびっくりでしたね^^;
次回を読んで、理音の「王手」が主軸のストーリーでなくてよかったなあと思いました。

個人戦は団体戦、の真骨頂、次回見られるかもしれないですね♪
  • from 福ら雀 |
  • 2017/10/01 (00:32)
  

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