ひねもす ちはやふる
HN福ら雀による、漫画「ちはやふる」に関する思ったことのつれづれ考察。 基本的に、否定より現状肯定、貶すより良いほうに捉えることをメインのスタンスとしています。感想より分析が好きです。 支部もやってます↓ http://www.pixiv.net/member.php?id=11693593
カテゴリー「未選択」の記事一覧
- 2024.11.21 [PR]
- 2016.02.11 BE・ LOVE 5号 ちはやふる 162首 あらすじ•感想
- 2016.01.30 BE・ LOVE 4号 ちはやふる 161首 あらすじ•感想
- 2016.01.17 本誌と30巻の間違い探し
- 2016.01.09 BE・ LOVE 3号 ちはやふる 160首 あらすじ•感想
- 2016.01.02 今年もよろしくお願いいたします
BE・ LOVE 5号 ちはやふる 162首 あらすじ•感想
- 2016/02/11 (Thu) |
- 未選択 |
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- Edit |
- ▲Top
近江神宮に向かう太一。
5枚リードしたうえにメンバーへのフォローまで行き届く千早。
リードされつつ、「これが 千早?」と戸惑う新。
28巻分待ちに待った新と千早の対決は、どうなるのか?
いよいよ3人合流となるのか?
気になる162首です。
***以下、本誌も162首もネタバレですので、ご注意ください。***
162首も扉なし、いきなり本編スタートです。
これが 千早?
今の千早の姿に違和感をおぼえる新。
新の脳裏に、落ち葉まみれで太一を押しのけた小学生の千早の姿がよぎる。
一方。
まただ
いつから?
並べる札に「ちは」が来なくなった
荒い呼吸とともに自分に問いかける千早。
『やっぱり 「ちはやふる」かなあ 綿谷くんがあたしの名前の札だって』
小学生時代、嬉しかった気持ちがふとよぎる。
ない
千早をみつめる、新。
札をみつめる、千早。
次の札も鋭い取りで千早に軍配が。
戸惑う村尾さん。
な・・・なんなんだ
新の調子は悪くない
なのにこの子の鋭さはなんだ
こんなに強い子だったか?
まるで手を伸ばした先に
当たり札が現れるような
そのうえに、惜しかった肉まん君にフォロー、いい取りをした机君にナイスの声を。
(よって、前回、肉まん君にだけ声がかからなかったのは、あんまり意味がないかもしれません・・・)
そのうえまさか チームメイトの試合展開まで見えてる?
千早の器にぞっとする村尾さん。
なんなんだ
一方新は冷静に千早をみつめている。
『瑞沢は 勝ちにいくよ』
全国大会で再会したとき、
すれ違いざま、そう告げてきた千早の姿。
ああ そうや
最初から感じてた
千早はきっと
この全国大会で きっと一度も
「千早」にならなかったんや
瑞沢の 主将(キャプテン)
次の札。
きわどい取りだったが、今回は新の取り。
新は、千早の観察結果を振り返る。
千早のかるたのいいところは…
反応の良さ
やっぱり〝感じ〟がいい
そして当然 白波会らしい攻めがるた
たとえば詩暢ちゃんと比べたら
手の軌道が少し高い
音をちゃんと聞いてからの加速でも
いい反応ができれば取れる
そして白波会らしい攻めがるたのせいで
敵陣を抜けないことが たぶん大きなストレス
『うん… うん… うん』
ひとつひとつ確認し、自分にうなずく新。
その様子をみて、
『今大会初めてリードされても』(村尾さん)
『しょっぱなから5枚差ついたって』(舜)
『新兄ちゃんは新兄ちゃんや』(滉)
同じく安堵する、福井メンバー。
いつもどおり いくよ
よろしく千早
うつむいて札を見つめる千早。
千早を見つめる新。
コポコポ、と新の「水」が満ちる。
ふたりの背景には、あのボロいアパートの部屋が描かれ―――
一方、お母さんズ。
「次札が読まれたあとはいりましょう」とうながす利恵子さん。
ずっと正座で足がしびれて…と待ったをいれる他のお母さんズ。
太一母は
「観戦だけでこんなに大変ってどうなんですか
競技かるたって普及するようにできてないですよね」
とハッキリ物言い。
さすがの利恵子さん、ホホ、そういう面もありますね、と流して、
「正座に不慣れではきついのも当然 着物の生活をしていれば見に付くものですが
コツをお教えしておきましょう」
と高笑い(笑)
そこで大江親子お得意の身だしなみ講座、今回は正座の作法。頼りになります。
「根気みせましょう 子供たちに笑われますよ」
との言葉、しびれます…!
その娘、かなちゃんVS理沙ちゃん。
「ひ」始まりの歌は私も苦手だけどいい感じでとれた、とかなちゃん。
ひさびさにかなちゃんの古典蘊蓄が紀貫之の歌についてひろげられ…やっぱりこうでなくちゃね。
でも。
この札がもう「ひとは」に見える…
というかなちゃんも、こうでなくちゃねです。
そこに飛ぶ、千早の声。
「かなちゃん 守り堅いね いいよ! 練習通り!」
一番読手に近いベストな位置の千早から、かなちゃんの席は一番遠い。
それでも端の席の流れがわかる、ということに驚く皆。
綾瀬が見てる
全員のことを
士気あがる瑞沢メンバー。
歌よ ごめんなさい
かなちゃんの見つめる札には、敵陣の札さえこちら向きに、
「おおえ」や「ありま」の文字が…
そしてここで、
おれの名前は 松林滉
前号の舜と対になるように滉のモノローグ。
滉って損してんなー、と言われることもあったけれど。
二人でやる かるたはずっと楽しかったし
翠ちゃんと競り勝ち、声をかける滉。
「よし取った!いけるよー 次もどんどん行くよー」
団体戦のカタチおもしろいし
そして翠ちゃんは。
ど…どうしよう 押されてる…
少しの差で競り負けてる なんで?
ほかの試合もそうだ 勝負弱い…
勝負なのに勝負弱いって最悪じゃん!
自分で出たいって言っといて
と、自分を叱咤する。
勝ちたい すごいって
私を出してよかったって言われたい
勝ちたい
結果を出すには どうしたら
その時。
弾いた札を取りに行った翠ちゃんに声がかかる。
「おい こっちだろ 田丸
82番の「もろ」」
相手は太田くん。
「あ すみません」と声をかけ受け取る翠ちゃん。
「おい」
太田君よりさらにかけられた声は。
「粘れよ」
一瞬、放心する翠ちゃん。
「あ またおまえ 人の名前忘れてんのか?! 太田だよ太田」
と勘違いする太田君(笑)
「なんだよ ったく」
と自席に戻る太田君でしたが、
北央の仲間に微笑まれ…
「なんだよ ったく」
と2回目の言葉は戸惑いか照れ隠しのよう。
なに言ってんだ おれ
田丸にあんなこと
理音から大山札を取る太田君。
「いいぞ太田」の声がかかるなか。
あいつは きつくても かるたにしがみついてきたやつだ
「粘り続けてきたやつ」だ おれよりずっと
という思いとともに、
『いや マジおれ了見狭えな』
と心でつぶやく。
「太田 おまえが勝ったらデカイぞ! 頼むぞ」とヒョロ君の声が飛ぶ。
「はい!」
まーいーや
人に言ってる場合じゃ ねえ!!
次は理音が守る。
「守ったよー! みんな体動いてるー?!」
声が出るようになった理音を見守るマコさんにOBたち。
この1年で 一番変わったのは理音だ
とみつめるのは桜沢先生。
サボってばかりだった筋トレもランニングも
ふんばってやるようになった
理音のなかにあるのは。
優勝…
去年はできなかった優勝
したい
5試合勝ち切りたい
富士崎として
「集中するよみんな 音聴いて」
「ハイッ」
結束を感じさせる富士崎メンバー。
翠ちゃんは太田君の「粘れ」という言葉を、なんであいつがと思いながらかみしめている。
千早に教わった「吐いて吸う」呼吸をしてふと見ると、自陣の滉が狙ってきている札に気が付く。
敵陣1枚抜いて 送り札にしよう
〝いいところは コンパクトな取り 短距離砲〟
粘れ
ひとつでも
お母さんズも観戦席で、利恵子さん作法にのっとり正座を粘っている・・・
子供たちを教えていても 自分を振り返っても思う
根気強く粘りやり続ける以外に
自分を変える道はない
桜沢先生のまなざしの先には、涼しい顔で正座する利恵子さん、粘る富士崎メンバーが・・
そこに
キイッ
かすかに、戸のあく音。
振り返った太一母の前には、カバンを斜めがけにした姿が・・・
菫ちゃん、女帝、かなちゃん、机君、肉まん君、翠ちゃん。
彼らが目を向けた先には。
人を 変える道はない―――
汗みずくになって駆けつけた、太一の姿が・・・!
■6号(3/1発売)に続く■
「根気強く粘りやり続ける以外に」「自分を」「人を」変える道はない
良い言葉です。
皆の粘り強さが太一を変え、太一も粘ることで自分を変えつつある…という感じにもとれる今回の終幕。
次回は、映画公開まであと少しということで、末次先生描き下ろしの撮影ルポマンガが。
楽しみ!
以下、感想および気になる点。
① 千早に対する新
『うん… うん… うん』
と千早の様子を観察して自分にうなずく新は、サーチ完了、ロックオンといった感じでしょうか。
こうして千早のいいところを分析する新、
詩暢ちゃん戦でも「全方位の速さ」「正確さ」と詩暢ちゃんの長所を分析していたことを思い出します。
『新 よく覚えとくんやぞ 人が崩れるのはぁ 長所からや』
にっこり笑って怖いこという、じいちゃんの姿が思い出されます…
さすが新のドSかるた!
ここから新が千早の長所を崩して挽回していくのかな、と思いましたが、
太一の登場が先に来たので、一体どういう流れになるのでしょうか…!
② 3年になったかなちゃん
「歌よ ごめんなさい」と謝るかなちゃん。
1年のときの、
「私ももう 「ありま」とか「あきの」とか言うの慣れちゃいましたけど
近江神宮でだって すごくすごく勝ちたいですけど
かるたが「歌」であることを忘れたくないんです」
(4巻)
というのも、かなちゃんにとってはもちろん本当の気持ちのはず。
そのうえで、3年のこの時は、「ごめんなさい」と勝負に徹するかなちゃん。
千早が「千早」のままではいられないのと、
かなちゃんが「かなちゃん」のままではいられないのは、同じ方向性なのではと思いました。
どちらがいい悪いというのではない。課せられたもの、といいますか。
千早が「千早らしくない」というのは、けして悪い意味で描かれている訳ではないのでは、と思います。
ただ、新を見ず札と仲間ばかり見ている千早と、千早をみつめる新と。
その間の空気をふたりのどちらかが壊す前に、太一が登場しました。
新と千早は一番奥の席なので、他の人よりは気づきにくい訳ですが…
瑞沢メンバー全員わかってるのだから、千早が気づかない訳ないですよね…
太一の登場により、千早は勢いづくのか。
それとも、これまで「主将」として張りつめていたものが崩れるのか。
(そんな弱くはあってほしくないと思いますが、新が「瑞沢の主将」としてみた千早は
やはりあまりキラキラしたプラスのイメージに感じ取れないのですよね…どうなのでしょうか??)
次号、一体、どうなるのでしょう??
そしておそらくは次号までが運命の31巻収録になるはず。
末次先生、twitterで
「節目の30巻は目前だけど、本当の節目は31巻じゃないかと思ってる。やっぱり三十一文字だよね」
とリプを返されてましたが・・・一体31巻のラストはどこまでくる?!
補足:BE-LOVE新連載、今回2回目の「ゼイチョー!」なかなか面白いですね。
実は、仕事で給与計算だの社会保険手続きだの税金セミナーだのやってるので、すごく身近な話題なのです。
1話1話こんな感じのハッピーエンドにしていくの、かなーり大変かと思うのですが…、それだけに応援してます!
5枚リードしたうえにメンバーへのフォローまで行き届く千早。
リードされつつ、「これが 千早?」と戸惑う新。
28巻分待ちに待った新と千早の対決は、どうなるのか?
いよいよ3人合流となるのか?
気になる162首です。
***以下、本誌も162首もネタバレですので、ご注意ください。***
162首も扉なし、いきなり本編スタートです。
これが 千早?
今の千早の姿に違和感をおぼえる新。
新の脳裏に、落ち葉まみれで太一を押しのけた小学生の千早の姿がよぎる。
一方。
まただ
いつから?
並べる札に「ちは」が来なくなった
荒い呼吸とともに自分に問いかける千早。
『やっぱり 「ちはやふる」かなあ 綿谷くんがあたしの名前の札だって』
小学生時代、嬉しかった気持ちがふとよぎる。
ない
千早をみつめる、新。
札をみつめる、千早。
次の札も鋭い取りで千早に軍配が。
戸惑う村尾さん。
な・・・なんなんだ
新の調子は悪くない
なのにこの子の鋭さはなんだ
こんなに強い子だったか?
まるで手を伸ばした先に
当たり札が現れるような
そのうえに、惜しかった肉まん君にフォロー、いい取りをした机君にナイスの声を。
(よって、前回、肉まん君にだけ声がかからなかったのは、あんまり意味がないかもしれません・・・)
そのうえまさか チームメイトの試合展開まで見えてる?
千早の器にぞっとする村尾さん。
なんなんだ
一方新は冷静に千早をみつめている。
『瑞沢は 勝ちにいくよ』
全国大会で再会したとき、
すれ違いざま、そう告げてきた千早の姿。
ああ そうや
最初から感じてた
千早はきっと
この全国大会で きっと一度も
「千早」にならなかったんや
瑞沢の 主将(キャプテン)
次の札。
きわどい取りだったが、今回は新の取り。
新は、千早の観察結果を振り返る。
千早のかるたのいいところは…
反応の良さ
やっぱり〝感じ〟がいい
そして当然 白波会らしい攻めがるた
たとえば詩暢ちゃんと比べたら
手の軌道が少し高い
音をちゃんと聞いてからの加速でも
いい反応ができれば取れる
そして白波会らしい攻めがるたのせいで
敵陣を抜けないことが たぶん大きなストレス
『うん… うん… うん』
ひとつひとつ確認し、自分にうなずく新。
その様子をみて、
『今大会初めてリードされても』(村尾さん)
『しょっぱなから5枚差ついたって』(舜)
『新兄ちゃんは新兄ちゃんや』(滉)
同じく安堵する、福井メンバー。
いつもどおり いくよ
よろしく千早
うつむいて札を見つめる千早。
千早を見つめる新。
コポコポ、と新の「水」が満ちる。
ふたりの背景には、あのボロいアパートの部屋が描かれ―――
一方、お母さんズ。
「次札が読まれたあとはいりましょう」とうながす利恵子さん。
ずっと正座で足がしびれて…と待ったをいれる他のお母さんズ。
太一母は
「観戦だけでこんなに大変ってどうなんですか
競技かるたって普及するようにできてないですよね」
とハッキリ物言い。
さすがの利恵子さん、ホホ、そういう面もありますね、と流して、
「正座に不慣れではきついのも当然 着物の生活をしていれば見に付くものですが
コツをお教えしておきましょう」
と高笑い(笑)
そこで大江親子お得意の身だしなみ講座、今回は正座の作法。頼りになります。
「根気みせましょう 子供たちに笑われますよ」
との言葉、しびれます…!
その娘、かなちゃんVS理沙ちゃん。
「ひ」始まりの歌は私も苦手だけどいい感じでとれた、とかなちゃん。
ひさびさにかなちゃんの古典蘊蓄が紀貫之の歌についてひろげられ…やっぱりこうでなくちゃね。
でも。
この札がもう「ひとは」に見える…
というかなちゃんも、こうでなくちゃねです。
そこに飛ぶ、千早の声。
「かなちゃん 守り堅いね いいよ! 練習通り!」
一番読手に近いベストな位置の千早から、かなちゃんの席は一番遠い。
それでも端の席の流れがわかる、ということに驚く皆。
綾瀬が見てる
全員のことを
士気あがる瑞沢メンバー。
歌よ ごめんなさい
かなちゃんの見つめる札には、敵陣の札さえこちら向きに、
「おおえ」や「ありま」の文字が…
そしてここで、
おれの名前は 松林滉
前号の舜と対になるように滉のモノローグ。
滉って損してんなー、と言われることもあったけれど。
二人でやる かるたはずっと楽しかったし
翠ちゃんと競り勝ち、声をかける滉。
「よし取った!いけるよー 次もどんどん行くよー」
団体戦のカタチおもしろいし
そして翠ちゃんは。
ど…どうしよう 押されてる…
少しの差で競り負けてる なんで?
ほかの試合もそうだ 勝負弱い…
勝負なのに勝負弱いって最悪じゃん!
自分で出たいって言っといて
と、自分を叱咤する。
勝ちたい すごいって
私を出してよかったって言われたい
勝ちたい
結果を出すには どうしたら
その時。
弾いた札を取りに行った翠ちゃんに声がかかる。
「おい こっちだろ 田丸
82番の「もろ」」
相手は太田くん。
「あ すみません」と声をかけ受け取る翠ちゃん。
「おい」
太田君よりさらにかけられた声は。
「粘れよ」
一瞬、放心する翠ちゃん。
「あ またおまえ 人の名前忘れてんのか?! 太田だよ太田」
と勘違いする太田君(笑)
「なんだよ ったく」
と自席に戻る太田君でしたが、
北央の仲間に微笑まれ…
「なんだよ ったく」
と2回目の言葉は戸惑いか照れ隠しのよう。
なに言ってんだ おれ
田丸にあんなこと
理音から大山札を取る太田君。
「いいぞ太田」の声がかかるなか。
あいつは きつくても かるたにしがみついてきたやつだ
「粘り続けてきたやつ」だ おれよりずっと
という思いとともに、
『いや マジおれ了見狭えな』
と心でつぶやく。
「太田 おまえが勝ったらデカイぞ! 頼むぞ」とヒョロ君の声が飛ぶ。
「はい!」
まーいーや
人に言ってる場合じゃ ねえ!!
次は理音が守る。
「守ったよー! みんな体動いてるー?!」
声が出るようになった理音を見守るマコさんにOBたち。
この1年で 一番変わったのは理音だ
とみつめるのは桜沢先生。
サボってばかりだった筋トレもランニングも
ふんばってやるようになった
理音のなかにあるのは。
優勝…
去年はできなかった優勝
したい
5試合勝ち切りたい
富士崎として
「集中するよみんな 音聴いて」
「ハイッ」
結束を感じさせる富士崎メンバー。
翠ちゃんは太田君の「粘れ」という言葉を、なんであいつがと思いながらかみしめている。
千早に教わった「吐いて吸う」呼吸をしてふと見ると、自陣の滉が狙ってきている札に気が付く。
敵陣1枚抜いて 送り札にしよう
〝いいところは コンパクトな取り 短距離砲〟
粘れ
ひとつでも
お母さんズも観戦席で、利恵子さん作法にのっとり正座を粘っている・・・
子供たちを教えていても 自分を振り返っても思う
根気強く粘りやり続ける以外に
自分を変える道はない
桜沢先生のまなざしの先には、涼しい顔で正座する利恵子さん、粘る富士崎メンバーが・・
そこに
キイッ
かすかに、戸のあく音。
振り返った太一母の前には、カバンを斜めがけにした姿が・・・
菫ちゃん、女帝、かなちゃん、机君、肉まん君、翠ちゃん。
彼らが目を向けた先には。
人を 変える道はない―――
汗みずくになって駆けつけた、太一の姿が・・・!
■6号(3/1発売)に続く■
「根気強く粘りやり続ける以外に」「自分を」「人を」変える道はない
良い言葉です。
皆の粘り強さが太一を変え、太一も粘ることで自分を変えつつある…という感じにもとれる今回の終幕。
次回は、映画公開まであと少しということで、末次先生描き下ろしの撮影ルポマンガが。
楽しみ!
以下、感想および気になる点。
① 千早に対する新
『うん… うん… うん』
と千早の様子を観察して自分にうなずく新は、サーチ完了、ロックオンといった感じでしょうか。
こうして千早のいいところを分析する新、
詩暢ちゃん戦でも「全方位の速さ」「正確さ」と詩暢ちゃんの長所を分析していたことを思い出します。
『新 よく覚えとくんやぞ 人が崩れるのはぁ 長所からや』
にっこり笑って怖いこという、じいちゃんの姿が思い出されます…
さすが新のドSかるた!
ここから新が千早の長所を崩して挽回していくのかな、と思いましたが、
太一の登場が先に来たので、一体どういう流れになるのでしょうか…!
② 3年になったかなちゃん
「歌よ ごめんなさい」と謝るかなちゃん。
1年のときの、
「私ももう 「ありま」とか「あきの」とか言うの慣れちゃいましたけど
近江神宮でだって すごくすごく勝ちたいですけど
かるたが「歌」であることを忘れたくないんです」
(4巻)
というのも、かなちゃんにとってはもちろん本当の気持ちのはず。
そのうえで、3年のこの時は、「ごめんなさい」と勝負に徹するかなちゃん。
千早が「千早」のままではいられないのと、
かなちゃんが「かなちゃん」のままではいられないのは、同じ方向性なのではと思いました。
どちらがいい悪いというのではない。課せられたもの、といいますか。
千早が「千早らしくない」というのは、けして悪い意味で描かれている訳ではないのでは、と思います。
ただ、新を見ず札と仲間ばかり見ている千早と、千早をみつめる新と。
その間の空気をふたりのどちらかが壊す前に、太一が登場しました。
新と千早は一番奥の席なので、他の人よりは気づきにくい訳ですが…
瑞沢メンバー全員わかってるのだから、千早が気づかない訳ないですよね…
太一の登場により、千早は勢いづくのか。
それとも、これまで「主将」として張りつめていたものが崩れるのか。
(そんな弱くはあってほしくないと思いますが、新が「瑞沢の主将」としてみた千早は
やはりあまりキラキラしたプラスのイメージに感じ取れないのですよね…どうなのでしょうか??)
次号、一体、どうなるのでしょう??
そしておそらくは次号までが運命の31巻収録になるはず。
末次先生、twitterで
「節目の30巻は目前だけど、本当の節目は31巻じゃないかと思ってる。やっぱり三十一文字だよね」
とリプを返されてましたが・・・一体31巻のラストはどこまでくる?!
補足:BE-LOVE新連載、今回2回目の「ゼイチョー!」なかなか面白いですね。
実は、仕事で給与計算だの社会保険手続きだの税金セミナーだのやってるので、すごく身近な話題なのです。
1話1話こんな感じのハッピーエンドにしていくの、かなーり大変かと思うのですが…、それだけに応援してます!
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BE・ LOVE 4号 ちはやふる 161首 あらすじ•感想
- 2016/01/30 (Sat) |
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◇サツキ様◇
拍手コメントありがとうございます^^。
第160首、胸熱でしたよね・・・!その続きが半月で読めるなんて、嬉しいですよね!
さて待ちに待った、その第160首の続きです…!
先にびらぶ4号の周辺情報を。
① 「ちはやふる」上の句試写会が、大津であるそう!
いいな・・・!行きたいな・・・!
キャストの登壇はない予定だそうですが、ぜひお近くの方申し込んでみてくださいませ。
(私は前号の試写会を申込みました。当たるといいのですが・・・!)
② そして!なんと!
ちはやふるラッピングトレインが、復活!
わーい、嬉しい!
前回乗り損ねていて、とってもとっても残念だったのです。
出発式は2/26、大津の試写会と同じ日だそうです。
うう・・・いいな・・・
写真は、昨年のラッピングトレインが載っていましたが、
「新しいラッピングは果たして?!」とあるので変わるのでしょうね。
うう、今回こそどこで乗りに行きたい・・・!
③ 裏表紙の返しには、「講談社26誌 連合試写会」が!
2000組4000名に当たるそうで、東京、大阪、名古屋、札幌、福岡の会場です。
(えっ福井がない!)
新は上の句あんまり出てこないと聞いていますが、
下の句には出てくるはずと思うので、下の句は福井でも試写やってほしい・・・!
下の句は4/29公開なので、春の芦原温泉ちはやweekで、花見とともにやったりしないかな・・・。
そしたら予定が合えばぜひ行きたいです。
さて。
末次先生、先日twitterでこう仰ってました。
「今発売中のBE LOVE3号、とてもとても物語的に大事な回です。
30巻を読んだ直後の皆さんも、うっかり読んだらいい…大変なことになってるから。
描きながら「これは大変なことになったな…」と思ってしまったくらい。
あの子たちの運命にぜひみなさん付き合ってやって下さい。」
「あの子たち」。
私の中では漠然と複数でイメージされていたのが、161首を読んだ後、くっきりとその姿が浮かんできた気がします。
161首も、熱い回でした。
***以下、本誌も161首もネタバレですので、ご注意ください。***
161首も扉なし、いきなり本編スタートです。
団体戦の決勝と3位決勝戦が行なわれる勧学館。
どうして
どうして
菫ちゃんとかなちゃんは繰り返す。
どうしてここにいないの 真島先輩
真島部長だけなのに きっと この対戦の
本当の意味がわかるのは 真島部長だけなのに
向かい合う、千早と新。
千早と新の真剣なまなざし。
そして、太一――――
テレビ番組は実験等を終えてトークタイム収録中。
唇をとがらせているのは、名人と詩暢ちゃん。
ひらがなの置かれた場所を暗記したあと、その場所を示す反応速度を計る実験では、
ふたりとも平均的大学生を大きく下回る結果ということに不満を表明しているらしく・・・・
「しかし やり方を変えるとその結果が反転するんです」
文字の一部を逆向きにおいたり、指示する文字を見るのではなく「聞く」場合、
ふたりの反応速度は格段にあがったという。
まさしく、競技かるたのスタイルに特化して磨かれた能力、ということに。
スポットライトの外で、
「ねえ君も札がひっくり返っても同じように見えてるの?」
とスタッフさんに聞かれ、「あ…そうですね」と答える太一。
太一の眼は引き続き名人とクイーンに。
「あとぼくは 読手さんの声で〝色〟が見えて というか 聴こえて?
同じ色の札を取りに行くことがあります」
と、名人。
「い…色が…聴こえる…」
と度肝を抜かれた司会者。
そこへ。
「うちは 札はみんな こんくらいの 小さな神様みたいに見えてます」
とにっこりと語る詩暢ちゃん。
「擬人化ですか?」
「最初50人もいるから 超うるさいです」
「話すんですか?」
「みんな とっても かわいくて わがままです♡」
不思議ちゃんだ!
歴代クイーンはたいてい不思議ちゃんって有名だもんな
とすっかり詩暢ちゃんシフトになるスタッフ。
あれこれお喋りする、札の小さな神様たち。
その神様たちの小さな手と指で握手する詩暢ちゃん。
その、愛おしげな表情。
「この子たちと この札たちと 離れずに生きていくのが 私の夢です」
そんな詩暢ちゃんを見つめる太一。
涙をこぼしながらの詩暢ちゃんの「私の夢です」には、スタッフさんたちもしびれてすっかり応援団に。
『僕の番組だったのに』と和菓子をほうばる名人。
『詩暢の番組になったわ』とお母さんはガッツポーズ。
太一の脳裏によみがえるのは「あれは努力の人だよ」という名人の言葉。
その太一の前で、詩暢ちゃんは札の枚数チェックのように見えながらも、百枚の札に挨拶をしていた。
『ここまで 札を愛しいと思ったことがあるか?』
自分に問いかける太一。
「君はどうするの ぼくはおやつ食べにいくけど」という周防さんに「帰ります」と告げる太一。
〝努力の人〟
近づけるような気がしたって
結局見るのは絶望だ
ああはなれない
ああはなれない
ぎゅっと目を瞑る太一の耳に入っていたのは、スタッフの言葉。
「ああはなれないよなあ だって・・・」
「でもさーがんばってもなれねえレベルだろー」
太一は、はっと目を見開く。
「だって」と「でも」は
男が使う言葉じゃありません
母の言葉を思い出したところで――
目の前に突き出されたのは、喜八洲総本舗のきんつばの包み。
名人が「おみやげ 親御さんに」と言って渡そうとするのに、
「は?!いりませんよ」と断る太一。
固辞する太一に周防さんは告げる。
「君は」
「君も」
「持ってるものを無視しすぎだ」
「大阪までなにも言わずに来る そのお金を自由に使わせてくれるのは誰だ」
「緊張せず新幹線に乗れる男に育ててくれたのは誰だ」
「高校生の君が」
太一の頭に思い浮かんだのは、夕ご飯のメニューをスマホで太一に教える母の背中。
「ただの プレッシャーかけてくるだけの親ですよ
かるたやってるってわかったらまたうるさい
大阪なんてバレたってまたうるさい」
顔を赤くしてそう告げる太一の鞄に、名人はきんつばをそっと入れる。
「つきあってくれてありがとう またね」
帰りの新幹線に乗る太一。
携帯には、千早からのメール。
第157首で千早が打っていた「準決勝まで進んだよ」という宛先も件名もないメールは、やっぱり太一あてだったことが判明。
それを見て、
すげえ 強いじゃん
おれがいなくても
と思う太一。
その脳裏には、
君は 持ってるものを無視しすぎだ
という周防さんの言葉が。
太一はその指をすべらせて、そのまま母親に電話をかける。
『ハイ もしもし』
と電話に出た母に、
「夕飯いらないから」
を伝えようとした太一は、
『あなた いま どこにいるの』
『なにをしてるの?!なんで大阪?!』
とすっかりつかまる。
「でも今日中に帰るし・・・」
と口にした太一の耳に聞こえたのは、畳を叩く音。
どうやら太一からの電話で、太一母はある会場から出ようとしているよう。
「か…母さんこそ どこにいんの…」
との太一の問いに。
「どこって…」
と答えた太一母がいるのは、勧学館のロビー。
やっぱりあの帽子の女性は太一母でした。
「あなたが 朝早くに いつもと違うカバン持って出ていくから
全国大会に行ったんじゃないかって
近江神宮にいるんじゃないかって 思ったんじゃないの…」
その答えを耳にして、頬を紅潮させる太一。
そこへ、かなちゃん母、千早母が
「あらっ真島さん いらしてたんですか」
と駆け寄る。
「見てないともったいないですよ 最後の試合なんですよ」
と言われ、
「うちの子 出てないんで 見ても仕方ないですよ」
と返す太一母に、
「ここまで来といてそれはないでしょう 応援しましょうよ!」
とうながす二人。
太一母は電話にむかって
「太一 あなたがいないせで 瑞沢負けたわよ」
と告げる。
「いま3位決定戦」
『間もなくー京都に到着です』
「ねえ 千早ちゃんが戦ってるのって あの子でしょ?」
「あの福井の メガネの子」
その言葉を耳にした太一の眼の前で、京都駅に着いた新幹線のドアが開く―――
走馬灯のように、小学生の時の思い出がよみがえる。
「1枚もとらせんよ」との新の挑戦を受けたこと。
メガネを隠したこと。
3人で落ち葉に寝転がったこと。
新幹線から飛び出す太一。そしてそのかばんの中には喜八洲総本舗のきんつばが・・・・・・
一方、勧学館。
おれの名前は 松林舜
と、舜のモノローグより始まります。
舜と滉は双子でないのに同学年で、ずっと比べられて育ってきて、
でもやっぱり1年近くリードしている舜のほうがなんでも良くでき女子にもモテたらしい。
かわいそうなのは キツいのは滉のほうだと思ってた
でも
かるたの団体戦で、ピンチに声が出るのは、気持ちが強いのは、滉のほう。
『すげえよ 滉 おれなんか』
舜が眼をやるのは、新と千早のガチンコ勝負。
大迫力の競り合いに、大きな動きを見せたのは千早。
その様子を見て、焦りを顔に浮かべるのは村尾さん。
『新が 序盤から 5枚もリードを許してる?』
舜は青ざめている。
『劣勢の新兄ちゃんなんか 見たことないから それだけでもう 心折れる…』
新は、ただ千早を見つめている。
次々と仲間にかけられる、千早の声。
「いいね かなちゃん 2枚リード」
「机くん 守りよかったよ」
「田丸さん 次も取れるよ」
(む?肉まん君はスルーか?)
「落ち着いて さあ行くよ」
これが 千早?
戸惑う新を見下ろすように。
「行くよ 瑞沢」
告げる、千早・・・・・・
■5号(2/15発売)に続く■
ということで!
末次先生のおっしゃる「あの子たち」には、
勿論熱い戦いを繰り広げる高校生たちみんなが含まれることと思いますが、
そのなかでも、千早、新、太一の3人がくっきり浮かんでくるように思いました。
太一のなかに、やっと、いよいよ、3人の時間が戻ってきました。
いよいよ、3人が、ひさびさに、顔を合わせます・・・!
京都駅から大津京駅までは電車で11分。
大津京駅からタクシー飛ばせば、勧学館までは京都駅から30分強で行ける感じでしょうか?
かるたの試合はだいたい1時間半くらいだと思うので、太一、ばっちり間に合いそうですね。
以下、感想および気になる点です。
① 戻ってきそうな太一
どこか新に対して敵愾心をもっていた太一のなかで、ようやく、千早と新と3人の「チーム」がよみがえってきた気がして、とても嬉しかったです。
人はみな、どこかしら自分より優れたところを持っているもの。
それを、自分もそうでなければいけないように己に課すのは太一の厳しさで、良いところです。
でも新に対して、名人に対して、詩暢ちゃんに対して。
そこが頑ななまでになってしまっていた太一に、太一自身の持っている素晴らしいものを気づかせた名人。
その導きに素直に従った結果、自分のなかにずっとあった大切なものに気がついた(と思われる)太一。
そんな流れを思わせます。
3人の時間が、早く戻りますように・・・!
② 名人の「君も」。
持ってるものを無視しすぎ、と太一に告げた名人の、「君も」という台詞。
「も」ということは他にもいるということで。
誰だろう、ということが気になります。
名人の近くの人なのでしょう。
詩暢ちゃんも新も、自分の持っているものが見えていないようには見えないので、
もしかしたら千早のことかな・・・?
気になります。
③ 「またね」と告げる名人は、まるで別れを告げているように見えます。
「師を持たない人間は 誰の師にもなれんのだ」とは、北野先生の台詞ですが、
太一に対する周防さんは、かるたにおいても、生き方においても、立派な師なのではと。
周防さんも、かるたでの師はいませんが、兼子さんという人生の師はいるわけです。
だから、太一の師になれる。
内田樹さんの言葉に、
「苦役でありかつ至福であるような経験。
もっとも人間的な経験はたいていそういう質のものである。
親の仕事の目的は、子どもが「親を必要としなくなる」ことである。
自分の存在理由を消去するために全力を尽くす。
そのような仕事だけが真に人間的な仕事である。」
というのがありますが、まさに、「師の目的は弟子が師を必要としなくなる(そしていずれ「師」となる)」こと。
「またね」と太一に静かに微笑んでいるように見える(でも顔がはっきりとは見えない)周防さんは、
「もう君に僕は必要ないよ」とその背中を押しているように感じるのですが・・・・・
と、勝手に妄想してしまいましたが、普通に白山会館でふたりでかるたをとっていたらすみません(笑)。
④ 太一母
いつもと違うカバンだ、ということをきちんと見ていた母。
そして全国大会の日程をしっかり掴んでいた母。
これは前のエピソードですが、沈んでいるように見える息子に、好物を夕ご飯に作って待つ母・・・
小学生時代の太一母は、うわ、苦手!と誰もが思うような人でしたが、やっぱりそこは人の親。
高校生の息子の心にしっかり沿おうとしているところ、息子の一生懸命なものを大事にしようとするところ、じーん、ときます。
⑤ 喜八洲総本舗のきんつば。
私、これ、大っ好きなんです、
(あ、みたらし団子も!)
それが本編に再登場して大事なお役目を担ってあんまり嬉しかったので、
実は、先に、私に喜八洲のすばらしさを教えてくださった師匠にお伝えしてしまいました。
その時は、太一はきんつばを母に渡すもの、とばかり思っていたのですが、
その師匠様が新の名前を出されたことで、おや、もしかしたら??と思いついたことが。
千早と太一が始めて福井を訪れた際の「おみやげ」を発端として?、
新から千早と太一にもたらされた「おみやげ」。
全国大会1年のときは、羽二重餅。(これほんとに美味しい…)
2年のときは、酒まんじゅう。
そしてもしかしたら3年目は、太一から齎されるのかも?なんて。
でももとは貰い物ですし・・・やっぱり太一母の手に渡るかな?
⑥ 最後の千早の表情
ここは、読者で意見が分かれそうな気がします。
最後、「行くよ 瑞沢」と告げる千早には、暗い陰がつき、キラキラと輝いては描かれていません。
少し怖い雰囲気すらします。
ここから、私が思いつく方向性は2つ。
1.怖く感じるのは、新の視点だから。
チームとして初めての全国大会である藤岡東。
そしてやはり団体戦経験の浅い新からしたら、今回は準決勝で敗れたとは昨年優勝の瑞沢は大きな敵。
新よりリードするだけではなく、メンバーひとりひとりに声をかけているその余裕が、
新にとっては脅威に感じられる、というイメージです。
この場合、千早は不動で、新のほうがむしろ千早から多くを学ぶ方向になりそう?
2.千早が良くない方向にいっているから。
1とは真逆ですが、決勝に進めなかったことで、より、太一の不在=自分のリーダー力不足を
痛いほど思い知った千早が、自分に「強くあること」「リーダーであること」を課すことで、
行ってみれば闇落ちのようになってしまっている、という解釈。
・「これが 千早?」という新が、焦ってはいなさそうで、むしろ千早の異常をいぶかしんでいるような感じなこと。
・千早が声を掛ける対象に肉まん君がいないこと
→ 肉まん君は新・太一と同じ小学校からの付き合いなので、この後千早の異常に気付く流れ?
もしこの2の方向であれば、何かをきっかけに(それが太一の登場?)、
新が千早に「かるたは楽しい」と思い出させて、勝たねばという呪縛を解く、という流れになりそうな気もします。
さて、どちらになるでしょう・・・!
いよいよ太一の道も交わるので、次回はかならず近江神宮1本になるはず。
楽しみです。
拍手コメントありがとうございます^^。
第160首、胸熱でしたよね・・・!その続きが半月で読めるなんて、嬉しいですよね!
さて待ちに待った、その第160首の続きです…!
先にびらぶ4号の周辺情報を。
① 「ちはやふる」上の句試写会が、大津であるそう!
いいな・・・!行きたいな・・・!
キャストの登壇はない予定だそうですが、ぜひお近くの方申し込んでみてくださいませ。
(私は前号の試写会を申込みました。当たるといいのですが・・・!)
② そして!なんと!
ちはやふるラッピングトレインが、復活!
わーい、嬉しい!
前回乗り損ねていて、とってもとっても残念だったのです。
出発式は2/26、大津の試写会と同じ日だそうです。
うう・・・いいな・・・
写真は、昨年のラッピングトレインが載っていましたが、
「新しいラッピングは果たして?!」とあるので変わるのでしょうね。
うう、今回こそどこで乗りに行きたい・・・!
③ 裏表紙の返しには、「講談社26誌 連合試写会」が!
2000組4000名に当たるそうで、東京、大阪、名古屋、札幌、福岡の会場です。
(えっ福井がない!)
新は上の句あんまり出てこないと聞いていますが、
下の句には出てくるはずと思うので、下の句は福井でも試写やってほしい・・・!
下の句は4/29公開なので、春の芦原温泉ちはやweekで、花見とともにやったりしないかな・・・。
そしたら予定が合えばぜひ行きたいです。
さて。
末次先生、先日twitterでこう仰ってました。
「今発売中のBE LOVE3号、とてもとても物語的に大事な回です。
30巻を読んだ直後の皆さんも、うっかり読んだらいい…大変なことになってるから。
描きながら「これは大変なことになったな…」と思ってしまったくらい。
あの子たちの運命にぜひみなさん付き合ってやって下さい。」
「あの子たち」。
私の中では漠然と複数でイメージされていたのが、161首を読んだ後、くっきりとその姿が浮かんできた気がします。
161首も、熱い回でした。
***以下、本誌も161首もネタバレですので、ご注意ください。***
161首も扉なし、いきなり本編スタートです。
団体戦の決勝と3位決勝戦が行なわれる勧学館。
どうして
どうして
菫ちゃんとかなちゃんは繰り返す。
どうしてここにいないの 真島先輩
真島部長だけなのに きっと この対戦の
本当の意味がわかるのは 真島部長だけなのに
向かい合う、千早と新。
千早と新の真剣なまなざし。
そして、太一――――
テレビ番組は実験等を終えてトークタイム収録中。
唇をとがらせているのは、名人と詩暢ちゃん。
ひらがなの置かれた場所を暗記したあと、その場所を示す反応速度を計る実験では、
ふたりとも平均的大学生を大きく下回る結果ということに不満を表明しているらしく・・・・
「しかし やり方を変えるとその結果が反転するんです」
文字の一部を逆向きにおいたり、指示する文字を見るのではなく「聞く」場合、
ふたりの反応速度は格段にあがったという。
まさしく、競技かるたのスタイルに特化して磨かれた能力、ということに。
スポットライトの外で、
「ねえ君も札がひっくり返っても同じように見えてるの?」
とスタッフさんに聞かれ、「あ…そうですね」と答える太一。
太一の眼は引き続き名人とクイーンに。
「あとぼくは 読手さんの声で〝色〟が見えて というか 聴こえて?
同じ色の札を取りに行くことがあります」
と、名人。
「い…色が…聴こえる…」
と度肝を抜かれた司会者。
そこへ。
「うちは 札はみんな こんくらいの 小さな神様みたいに見えてます」
とにっこりと語る詩暢ちゃん。
「擬人化ですか?」
「最初50人もいるから 超うるさいです」
「話すんですか?」
「みんな とっても かわいくて わがままです♡」
不思議ちゃんだ!
歴代クイーンはたいてい不思議ちゃんって有名だもんな
とすっかり詩暢ちゃんシフトになるスタッフ。
あれこれお喋りする、札の小さな神様たち。
その神様たちの小さな手と指で握手する詩暢ちゃん。
その、愛おしげな表情。
「この子たちと この札たちと 離れずに生きていくのが 私の夢です」
そんな詩暢ちゃんを見つめる太一。
涙をこぼしながらの詩暢ちゃんの「私の夢です」には、スタッフさんたちもしびれてすっかり応援団に。
『僕の番組だったのに』と和菓子をほうばる名人。
『詩暢の番組になったわ』とお母さんはガッツポーズ。
太一の脳裏によみがえるのは「あれは努力の人だよ」という名人の言葉。
その太一の前で、詩暢ちゃんは札の枚数チェックのように見えながらも、百枚の札に挨拶をしていた。
『ここまで 札を愛しいと思ったことがあるか?』
自分に問いかける太一。
「君はどうするの ぼくはおやつ食べにいくけど」という周防さんに「帰ります」と告げる太一。
〝努力の人〟
近づけるような気がしたって
結局見るのは絶望だ
ああはなれない
ああはなれない
ぎゅっと目を瞑る太一の耳に入っていたのは、スタッフの言葉。
「ああはなれないよなあ だって・・・」
「でもさーがんばってもなれねえレベルだろー」
太一は、はっと目を見開く。
「だって」と「でも」は
男が使う言葉じゃありません
母の言葉を思い出したところで――
目の前に突き出されたのは、喜八洲総本舗のきんつばの包み。
名人が「おみやげ 親御さんに」と言って渡そうとするのに、
「は?!いりませんよ」と断る太一。
固辞する太一に周防さんは告げる。
「君は」
「君も」
「持ってるものを無視しすぎだ」
「大阪までなにも言わずに来る そのお金を自由に使わせてくれるのは誰だ」
「緊張せず新幹線に乗れる男に育ててくれたのは誰だ」
「高校生の君が」
太一の頭に思い浮かんだのは、夕ご飯のメニューをスマホで太一に教える母の背中。
「ただの プレッシャーかけてくるだけの親ですよ
かるたやってるってわかったらまたうるさい
大阪なんてバレたってまたうるさい」
顔を赤くしてそう告げる太一の鞄に、名人はきんつばをそっと入れる。
「つきあってくれてありがとう またね」
帰りの新幹線に乗る太一。
携帯には、千早からのメール。
第157首で千早が打っていた「準決勝まで進んだよ」という宛先も件名もないメールは、やっぱり太一あてだったことが判明。
それを見て、
すげえ 強いじゃん
おれがいなくても
と思う太一。
その脳裏には、
君は 持ってるものを無視しすぎだ
という周防さんの言葉が。
太一はその指をすべらせて、そのまま母親に電話をかける。
『ハイ もしもし』
と電話に出た母に、
「夕飯いらないから」
を伝えようとした太一は、
『あなた いま どこにいるの』
『なにをしてるの?!なんで大阪?!』
とすっかりつかまる。
「でも今日中に帰るし・・・」
と口にした太一の耳に聞こえたのは、畳を叩く音。
どうやら太一からの電話で、太一母はある会場から出ようとしているよう。
「か…母さんこそ どこにいんの…」
との太一の問いに。
「どこって…」
と答えた太一母がいるのは、勧学館のロビー。
やっぱりあの帽子の女性は太一母でした。
「あなたが 朝早くに いつもと違うカバン持って出ていくから
全国大会に行ったんじゃないかって
近江神宮にいるんじゃないかって 思ったんじゃないの…」
その答えを耳にして、頬を紅潮させる太一。
そこへ、かなちゃん母、千早母が
「あらっ真島さん いらしてたんですか」
と駆け寄る。
「見てないともったいないですよ 最後の試合なんですよ」
と言われ、
「うちの子 出てないんで 見ても仕方ないですよ」
と返す太一母に、
「ここまで来といてそれはないでしょう 応援しましょうよ!」
とうながす二人。
太一母は電話にむかって
「太一 あなたがいないせで 瑞沢負けたわよ」
と告げる。
「いま3位決定戦」
『間もなくー京都に到着です』
「ねえ 千早ちゃんが戦ってるのって あの子でしょ?」
「あの福井の メガネの子」
その言葉を耳にした太一の眼の前で、京都駅に着いた新幹線のドアが開く―――
走馬灯のように、小学生の時の思い出がよみがえる。
「1枚もとらせんよ」との新の挑戦を受けたこと。
メガネを隠したこと。
3人で落ち葉に寝転がったこと。
新幹線から飛び出す太一。そしてそのかばんの中には喜八洲総本舗のきんつばが・・・・・・
一方、勧学館。
おれの名前は 松林舜
と、舜のモノローグより始まります。
舜と滉は双子でないのに同学年で、ずっと比べられて育ってきて、
でもやっぱり1年近くリードしている舜のほうがなんでも良くでき女子にもモテたらしい。
かわいそうなのは キツいのは滉のほうだと思ってた
でも
かるたの団体戦で、ピンチに声が出るのは、気持ちが強いのは、滉のほう。
『すげえよ 滉 おれなんか』
舜が眼をやるのは、新と千早のガチンコ勝負。
大迫力の競り合いに、大きな動きを見せたのは千早。
その様子を見て、焦りを顔に浮かべるのは村尾さん。
『新が 序盤から 5枚もリードを許してる?』
舜は青ざめている。
『劣勢の新兄ちゃんなんか 見たことないから それだけでもう 心折れる…』
新は、ただ千早を見つめている。
次々と仲間にかけられる、千早の声。
「いいね かなちゃん 2枚リード」
「机くん 守りよかったよ」
「田丸さん 次も取れるよ」
(む?肉まん君はスルーか?)
「落ち着いて さあ行くよ」
これが 千早?
戸惑う新を見下ろすように。
「行くよ 瑞沢」
告げる、千早・・・・・・
■5号(2/15発売)に続く■
ということで!
末次先生のおっしゃる「あの子たち」には、
勿論熱い戦いを繰り広げる高校生たちみんなが含まれることと思いますが、
そのなかでも、千早、新、太一の3人がくっきり浮かんでくるように思いました。
太一のなかに、やっと、いよいよ、3人の時間が戻ってきました。
いよいよ、3人が、ひさびさに、顔を合わせます・・・!
京都駅から大津京駅までは電車で11分。
大津京駅からタクシー飛ばせば、勧学館までは京都駅から30分強で行ける感じでしょうか?
かるたの試合はだいたい1時間半くらいだと思うので、太一、ばっちり間に合いそうですね。
以下、感想および気になる点です。
① 戻ってきそうな太一
どこか新に対して敵愾心をもっていた太一のなかで、ようやく、千早と新と3人の「チーム」がよみがえってきた気がして、とても嬉しかったです。
人はみな、どこかしら自分より優れたところを持っているもの。
それを、自分もそうでなければいけないように己に課すのは太一の厳しさで、良いところです。
でも新に対して、名人に対して、詩暢ちゃんに対して。
そこが頑ななまでになってしまっていた太一に、太一自身の持っている素晴らしいものを気づかせた名人。
その導きに素直に従った結果、自分のなかにずっとあった大切なものに気がついた(と思われる)太一。
そんな流れを思わせます。
3人の時間が、早く戻りますように・・・!
② 名人の「君も」。
持ってるものを無視しすぎ、と太一に告げた名人の、「君も」という台詞。
「も」ということは他にもいるということで。
誰だろう、ということが気になります。
名人の近くの人なのでしょう。
詩暢ちゃんも新も、自分の持っているものが見えていないようには見えないので、
もしかしたら千早のことかな・・・?
気になります。
③ 「またね」と告げる名人は、まるで別れを告げているように見えます。
「師を持たない人間は 誰の師にもなれんのだ」とは、北野先生の台詞ですが、
太一に対する周防さんは、かるたにおいても、生き方においても、立派な師なのではと。
周防さんも、かるたでの師はいませんが、兼子さんという人生の師はいるわけです。
だから、太一の師になれる。
内田樹さんの言葉に、
「苦役でありかつ至福であるような経験。
もっとも人間的な経験はたいていそういう質のものである。
親の仕事の目的は、子どもが「親を必要としなくなる」ことである。
自分の存在理由を消去するために全力を尽くす。
そのような仕事だけが真に人間的な仕事である。」
というのがありますが、まさに、「師の目的は弟子が師を必要としなくなる(そしていずれ「師」となる)」こと。
「またね」と太一に静かに微笑んでいるように見える(でも顔がはっきりとは見えない)周防さんは、
「もう君に僕は必要ないよ」とその背中を押しているように感じるのですが・・・・・
と、勝手に妄想してしまいましたが、普通に白山会館でふたりでかるたをとっていたらすみません(笑)。
④ 太一母
いつもと違うカバンだ、ということをきちんと見ていた母。
そして全国大会の日程をしっかり掴んでいた母。
これは前のエピソードですが、沈んでいるように見える息子に、好物を夕ご飯に作って待つ母・・・
小学生時代の太一母は、うわ、苦手!と誰もが思うような人でしたが、やっぱりそこは人の親。
高校生の息子の心にしっかり沿おうとしているところ、息子の一生懸命なものを大事にしようとするところ、じーん、ときます。
⑤ 喜八洲総本舗のきんつば。
私、これ、大っ好きなんです、
(あ、みたらし団子も!)
それが本編に再登場して大事なお役目を担ってあんまり嬉しかったので、
実は、先に、私に喜八洲のすばらしさを教えてくださった師匠にお伝えしてしまいました。
その時は、太一はきんつばを母に渡すもの、とばかり思っていたのですが、
その師匠様が新の名前を出されたことで、おや、もしかしたら??と思いついたことが。
千早と太一が始めて福井を訪れた際の「おみやげ」を発端として?、
新から千早と太一にもたらされた「おみやげ」。
全国大会1年のときは、羽二重餅。(これほんとに美味しい…)
2年のときは、酒まんじゅう。
そしてもしかしたら3年目は、太一から齎されるのかも?なんて。
でももとは貰い物ですし・・・やっぱり太一母の手に渡るかな?
⑥ 最後の千早の表情
ここは、読者で意見が分かれそうな気がします。
最後、「行くよ 瑞沢」と告げる千早には、暗い陰がつき、キラキラと輝いては描かれていません。
少し怖い雰囲気すらします。
ここから、私が思いつく方向性は2つ。
1.怖く感じるのは、新の視点だから。
チームとして初めての全国大会である藤岡東。
そしてやはり団体戦経験の浅い新からしたら、今回は準決勝で敗れたとは昨年優勝の瑞沢は大きな敵。
新よりリードするだけではなく、メンバーひとりひとりに声をかけているその余裕が、
新にとっては脅威に感じられる、というイメージです。
この場合、千早は不動で、新のほうがむしろ千早から多くを学ぶ方向になりそう?
2.千早が良くない方向にいっているから。
1とは真逆ですが、決勝に進めなかったことで、より、太一の不在=自分のリーダー力不足を
痛いほど思い知った千早が、自分に「強くあること」「リーダーであること」を課すことで、
行ってみれば闇落ちのようになってしまっている、という解釈。
・「これが 千早?」という新が、焦ってはいなさそうで、むしろ千早の異常をいぶかしんでいるような感じなこと。
・千早が声を掛ける対象に肉まん君がいないこと
→ 肉まん君は新・太一と同じ小学校からの付き合いなので、この後千早の異常に気付く流れ?
もしこの2の方向であれば、何かをきっかけに(それが太一の登場?)、
新が千早に「かるたは楽しい」と思い出させて、勝たねばという呪縛を解く、という流れになりそうな気もします。
さて、どちらになるでしょう・・・!
いよいよ太一の道も交わるので、次回はかならず近江神宮1本になるはず。
楽しみです。
本誌と30巻の間違い探し
- 2016/01/17 (Sun) |
- 未選択 |
- CM(1) |
- Edit |
- ▲Top
BE・ LOVE 3号 ちはやふる 160首 あらすじ•感想
- 2016/01/09 (Sat) |
- 未選択 |
- CM(1) |
- Edit |
- ▲Top
あらためて、皆様、今年もよろしくお願い申し上げます。
(あこ。様、拍手コメントありがとうございます。
どうか今年もよろしくお願いいたします(o^^o))
本日は名人戦・クイーン戦もとりおこなわれ、いよいよ1年の始動といった感じですね。
福井県勢、34年前の初チャレンジ(栗原副会長)から13回目のチャレンジでの悲願達成、名人誕生でしたね!
福井県から名人が出ないというのはかるた会の「七不思議」のひとつだったそうなのですが、不思議がひとつなくなっちゃった、というニコ生の解説がかわいかったですw
栗原副会長(栗山先生のモデルの方)から新名人への授与にも感動。感無量でいらっしゃるだろうなあ。
そして川崎新名人の足のかるたダコにびっくり。ここまでくっきりとは思いませんでした。
これが、かるたダコなのか…!と目を見張りました。
20年分の練習の勲章とのことです。すばらしい…!
休憩時間に外の空気を吸ってきたという川崎8段のコメントに、つい挑戦者決定戦のときの新を思い出してしまいます。
そして、わかる人にはわかる、「き」と「や」と「ひ」!
試合も面白かったけど、解説も面白かった…!
つい「ちはやふる」とリンクして考えてしまいますが、振り返れば、千早にとってのクイーン戦、1年目はテレビ観戦、2年目は原田先生出場により現地で観戦、3年目は挑戦者として参戦…と1年ごとに階段を昇る形になってますね。
だからこそ私たち読者もすんなり千早の気持ちに寄り添えるんだろうな。
千早の3年目、一緒に近江神宮へ参拝する名人挑戦者は誰なのか、新なのか?楽しみです。
そして前回のびらぶで紹介されていたロッテ×ちはやふるキャンペーン、ちはやふるクリアファイル、コンプリートしました(*^^*)
千早が3人!
私の行ったファミマはコアラのマーチが108円で最安値につき、うちには今コアラがごろごろしてます(汗)
でも乳酸菌チョコ欲しくて買ったからトータルはそれなりの金額かも?
さてさて、新年はじめての「びらぶ」です。
去年、ものすごいところで終わった千早たちの全国大会準決勝。
あの後いったいどうなるのか、気になって気になって仕方がありませんでしたが、新年はじめての「ちはやふる」は、スパっと切れ味するどい、胸熱な展開でした…!
***以下、本誌も160首もネタバレですので、ご注意ください。***
公開まであと少しと迫った映画「ちはやふる」。
その完成披露試写会が2/24にとりおこなわれ、なんと、広瀬さん、野村さん、真剣佑さんほかが登壇される予定とのこと!
読者50組100名をご招待ということなのですが、ばっちり応募券つきです。
これは申し込まねばー!
さて、本編。
160首も扉なし、いきなり本編スタートです。
ひさびさの千歳姉さん!
心なしかさらに大人びて綺麗に。
「お母さん聞いて!オーディション残ったよ」と帰宅するも、テーブルの上には「千早の全国大会にいってきます」メモ。
(「手書きメモ…さすが昭和の母…」と言われていますが、私も千歳にとっては昭和の母だ^^;)
「帰りは遅くなります」ってあるってことは、日帰りなんだなあ。
母、日常の合間を縫っての応援…
千早の小学生時代を思い出しつつ、
「もうあの子 私のことなんか かるたの次だよね…」
と肩をおとす千歳。
一方、その母は近江神宮で衝撃を受けていた。
「富士崎高校の勝利です」
響く、鷲尾さんの声。
喜ぶ応援団、ほっと息をつく桜沢先生、やり遂げた感のメンバー。
一方、瑞沢は…
泣く菫ちゃん。
『瑞沢はここで終わり 上には行けない―』
泣くかなちゃん。
“北央学園みたいな かるた強豪校になるの”
“全国大会 連覇!”
それが夢だったことを思い出しつつ・・・
燃え尽きて真っ白、な感じの千早。
一方。
「北央学園 対 藤岡東高校は 3対2で 北央学園の勝利です」
と村尾さんが告げる。
(やっと出てきた、村尾さん!)
盛り上がる北央側。
『来るぞ…新のゴッ…』と心おだやかでなさそうな村尾さん。
でも新はそれを通り越した衝撃を受けているようで・・・
その後、見ていた側の寸評が入りますが、結果としては、藤岡東の2勝は新と松林弟のほう、滉くんとのこと。
うちひしがれる新に、「ごめんな新兄ちゃん」「綿谷先輩すみません」とあやまるメンバー。
新の返した言葉は「メ メ メモ取って…」
北央は決勝戦準備の真っ最中。備品も食料もばっちりで、「あらゆる準備が万全」と鷲尾さんも評価。
美馬くんにバナナを要求され、嫌がる須藤先輩。
テンション落ちた美馬くんに、対策を読み切っているヒョロ君は甘糟くんのTシャツを脱がせて貸すことで(しかも須藤先輩に脱がせることで)美馬君のやる気を満タンに・・・
さて、藤岡東は。
新の、北央のスタイルを崩せなかった、試合のポイントで舜を切り替えさせることができなかった、との猛省をメンバーがメモに記入中。
「一人で先に勝ったってただの1勝や。悪くなっていく流れを止められんでどうするんや」
「どうするんや…これはおれの 責任や」
支えられんかった おれのせいや
瑞沢の2勝は、千早と、なんと筑波くんだったことが判明。
(ということは肉まんくんは理音との勝負に負けてしまったのね…)
「やったじゃんあんた、格上相手に1勝!」
と泣きながらも肩をたたく菫ちゃん。
筑波君は、
『次の部長はおれで 絶対勝ちたかったから』
と思うも、
『絶対勝ちたかったのなんか おれだけじゃない おれだけじゃない』
と悔しさをかみしめる。
終わったんだ
連覇の夢が・・・・
あんなに練習してきたのに
あんなに毎日がんばったのに
あんなに あんなに
パンッ!!
そこで女帝の手が大きく叩かれます。
「終わってないですよ あなたたち」
「優勝しか眼中にないほど いい気になりましたか」
「3位決定戦がありますよ!」
「あなたたちが大好きなかるたがもう1回できるんです」
その呼びかけに、一気に覚醒する瑞沢メンバー。
「先生ずっと考えてたんです、オーダー。みんなヘトヘトだろうから考えてたんです」
「最終戦です。3年はみんな出なさい」
「あと一人は…」
筑波君か田丸さんか、悩む女帝。そこに。
「出たいです」
告げる、翠ちゃん。
(その声を、北央の太田くんも聞いています…!)
「結果がないまま帰ったら 私また ただの褒められたがりになる…っ」
(目を見開く太田くん)
『田丸さんがこんなふうに主張するなんて…』と菫ちゃん。
綾瀬先輩と同じ 怒った目だ 怒ってるんだ自分に
そこで、女帝が、
「そういえば綾瀬さんごめんなさい ハチマキの渡し間違いを…替えますか?」
と千早に話しかける。
千早に太一のハチマキを渡したのは、女帝だったことが判明。
それを見た、菫ちゃんかなちゃんの心の叫び。
『千早ちゃんの出札 なんか運が悪いと思ったー!』
一方千早。
「ああなんか 出札悪いと思ったぁー」
太一は「不運の象徴」のように扱われているよう…ヒドイ。
でもこの千早たちの反応に、太一の「ひどいっ」というギャグ?顔が、なんか通常運転に戻りつつあるなあと嬉しくなりました。
ハチマキを締めなおす、千早。
「よし 行こう みんな」
締めなおしたハチマキは、千早のに替えた描写がないのでそのまま太一のもののよう?
女帝のきょとんとした顔や菫ちゃん、筑波君の表情を見ても、そんな感じです。
たとえ出札が悪くても(笑)、あえてそのまま。
「行こうみんな」には太一も入っているのではないか、とも思います。
さて。そうなると、3位決定戦の相手は。
机くんが「どうする? 最終戦の並び順…」と声を掛けると、千早たちが見ていたのは。
藤岡東。
新。
さてここで、前々回の優華璃さんの言葉。
「須藤さん お願いがあるんです もし 次 北央が勝ったら・・・」
ヒョロ君がヒョロットカードを手にしたまさにその時。
優華璃さんに「須藤さん」と声をかけられ、ヒョロ君に声をかけようとする須藤先輩。
間に合わずヒョロットカードが投げられた…!と思ったところ。
体当たりで止めたのは、太田君です。
「先輩 おれ ヒョロットカードなしで戦ってみたいっス」
「ヒョオッ?!なに言って…」
「ヒョロットカードがなくても 全国でいちばん強いのは 北央学園」
「それを みんなで見るっちゅーのは どうですかね?」
頬を赤らめながらも言い切る、太田君。
手のかかるめんどくさい新入生たちだけど、ヒョロ君の魂=北央の魂は、しっかり受け継がれています・・・!
泣く、優華璃さん。
ここで、優華璃さんが須藤さんにしたお願いの回想が。
決勝まで言ったらヒョロットカードを使うのを止めてください
辛いと思うんです
高校3年間で 一度でいいから
純粋な 運命による対戦を させてあげたい
優華璃さんの想い。
泣けます・・・・!!!!
最高の女房?です・・・
その結果、オーダーは
城山君(太田君?) VS 理音
瀬多君 VS 両国君
美馬君 VS 河嶋君
太田君(城山君?) VS 青島さん
(文字はこの通りなんですけど、
城山君、に太田君が描かれているので、
描かれている人物との組み合わせが間違っていそう。
「うっ」という苦悶の声からしても、
ヒョロットカードを止めた張本人太田君が、理音と当たる…
というのが面白そうw >ヒドイ)
そして。
ヒョロ君 VS ヨロシコ・・・!
主将対決!
(こうこなくちゃ)
『ヒョロットカード使わなくても 強いやつと当たるじゃん!』
『変わんないじゃねーか』
『ヒョロくんの徳 高すぎ!』
でも嬉しそうなヒョロ君を見て・・・
嬉しい優華璃さんなのでした。
ナイスカップル!!
そして。
ドキン、ドキン。
鼓動がこだまするなか。
『藤岡東が どうするかわかる』と思う千早。
『瑞沢が どうするかわかる』と思う新。
緊張の走るギャラリー。
(そして、戸口?に帽子かぶった怪しげな人が…太一のお母さん?)
さて、村尾さんが手にしたオーダーは…
新 VS 千早
舜君 VS 肉まんくん
滉君 VS 翠ちゃん
望月さん VS 机くん
理沙ちゃん VS かなちゃん
新 VS 千早
「よろしくお願いします」
お互い手をついて頭をさげるふたり。
目の前に置かれた札の、見えない一番下の札は・・・
「われてもすゑに あはむとぞおもふ」
■5号(2/1発売)に続く■
とうとう、やってきました...!
千早と新、小学校以来はじめての直接対決。
敗北後、一度真っ白になった千早が心配になりましたが、女帝の一喝で我に返って本当にほっとしました。
「優勝しか眼中にないほど いい気になりましたか」
「あなたたちが大好きなかるたがもう1回できるんです」
には、胸熱です…!
ちはやふるの名セリフの歴史に加わって、燦然と輝きそうです…!
千早の反省的なモノローグはなかったですが、新の口にした
「一人で先に勝ってもただの1勝。悪くなっていく流れを止めなくては」が状況的にはかぶるのかと。
ただし、千早はかなりリーダーシップが取れていたので、さらに細かい千早の動きは藤岡東戦でわかるのかもです。
末次先生は以前ニコ動のインタビューで、「瑞沢と藤岡東が当たることはない」というコメントをされていたり、「ダ・ヴィンチ」のインタビューで青山先生に「新のチームと瑞沢が当たるんでしょ」と言われ「それを描くと長くなっちゃう」とYESではないコメントをされていたりしましたが、とうとう当たることになりましたね…!
しかも、想定外の3位決定戦。
もしかしたら、太一が4月に瑞沢かるた部を去ったのは、当初の先生の想定と違うのかな、と思ったり。
(夏の全国大会で瑞沢が連覇して、個人戦体制になるときに、という可能性もあったのかな・・・とか。)
太一もいる瑞沢と、藤岡東が当たるのであれば、モノローグの登場人物が増えることもあり、確かに長い試合になりそうな気がします。
でも考えたら、勝っているときには、うまくいっていないことが良く見えないもの。
負けたときにこそ反省すべき点がはっきり見える訳で、個人戦がメインだろう今年には、一度アラを出し切るという意味で、必然の流れなのかもしれません。
そして本来であれば士気のあがりにくい3位決定戦も、瑞沢 VS 藤岡東なら、これはメンバーもギャラリーも盛り上がらざるを得ません!
「お互いなにを考えているかわかる」うえで、あえて当たりにいった千早と新。
(藤岡東のオーダー表、字が綺麗だから新が書いていそうです・・・)
どう始まるのか、どう攻め合うのか。
次号がますます楽しみです。
しかし謎の女性は多分太一の母だと思うのですが…
予告には
「千早と新が全国大会でついに直接対決へ―!そのころ、太一は―?!」
とあって、詩暢ちゃんと対戦していた太一のその後がわかる模様。
時系列がどう流れているかは「?」ですが、もうテレビの撮影は終わっていて、太一が大津へ足を延ばしていてもおかしくないかもしれません?
(あこ。様、拍手コメントありがとうございます。
どうか今年もよろしくお願いいたします(o^^o))
本日は名人戦・クイーン戦もとりおこなわれ、いよいよ1年の始動といった感じですね。
福井県勢、34年前の初チャレンジ(栗原副会長)から13回目のチャレンジでの悲願達成、名人誕生でしたね!
福井県から名人が出ないというのはかるた会の「七不思議」のひとつだったそうなのですが、不思議がひとつなくなっちゃった、というニコ生の解説がかわいかったですw
栗原副会長(栗山先生のモデルの方)から新名人への授与にも感動。感無量でいらっしゃるだろうなあ。
そして川崎新名人の足のかるたダコにびっくり。ここまでくっきりとは思いませんでした。
これが、かるたダコなのか…!と目を見張りました。
20年分の練習の勲章とのことです。すばらしい…!
休憩時間に外の空気を吸ってきたという川崎8段のコメントに、つい挑戦者決定戦のときの新を思い出してしまいます。
そして、わかる人にはわかる、「き」と「や」と「ひ」!
試合も面白かったけど、解説も面白かった…!
つい「ちはやふる」とリンクして考えてしまいますが、振り返れば、千早にとってのクイーン戦、1年目はテレビ観戦、2年目は原田先生出場により現地で観戦、3年目は挑戦者として参戦…と1年ごとに階段を昇る形になってますね。
だからこそ私たち読者もすんなり千早の気持ちに寄り添えるんだろうな。
千早の3年目、一緒に近江神宮へ参拝する名人挑戦者は誰なのか、新なのか?楽しみです。
そして前回のびらぶで紹介されていたロッテ×ちはやふるキャンペーン、ちはやふるクリアファイル、コンプリートしました(*^^*)
千早が3人!
私の行ったファミマはコアラのマーチが108円で最安値につき、うちには今コアラがごろごろしてます(汗)
でも乳酸菌チョコ欲しくて買ったからトータルはそれなりの金額かも?
さてさて、新年はじめての「びらぶ」です。
去年、ものすごいところで終わった千早たちの全国大会準決勝。
あの後いったいどうなるのか、気になって気になって仕方がありませんでしたが、新年はじめての「ちはやふる」は、スパっと切れ味するどい、胸熱な展開でした…!
***以下、本誌も160首もネタバレですので、ご注意ください。***
公開まであと少しと迫った映画「ちはやふる」。
その完成披露試写会が2/24にとりおこなわれ、なんと、広瀬さん、野村さん、真剣佑さんほかが登壇される予定とのこと!
読者50組100名をご招待ということなのですが、ばっちり応募券つきです。
これは申し込まねばー!
さて、本編。
160首も扉なし、いきなり本編スタートです。
ひさびさの千歳姉さん!
心なしかさらに大人びて綺麗に。
「お母さん聞いて!オーディション残ったよ」と帰宅するも、テーブルの上には「千早の全国大会にいってきます」メモ。
(「手書きメモ…さすが昭和の母…」と言われていますが、私も千歳にとっては昭和の母だ^^;)
「帰りは遅くなります」ってあるってことは、日帰りなんだなあ。
母、日常の合間を縫っての応援…
千早の小学生時代を思い出しつつ、
「もうあの子 私のことなんか かるたの次だよね…」
と肩をおとす千歳。
一方、その母は近江神宮で衝撃を受けていた。
「富士崎高校の勝利です」
響く、鷲尾さんの声。
喜ぶ応援団、ほっと息をつく桜沢先生、やり遂げた感のメンバー。
一方、瑞沢は…
泣く菫ちゃん。
『瑞沢はここで終わり 上には行けない―』
泣くかなちゃん。
“北央学園みたいな かるた強豪校になるの”
“全国大会 連覇!”
それが夢だったことを思い出しつつ・・・
燃え尽きて真っ白、な感じの千早。
一方。
「北央学園 対 藤岡東高校は 3対2で 北央学園の勝利です」
と村尾さんが告げる。
(やっと出てきた、村尾さん!)
盛り上がる北央側。
『来るぞ…新のゴッ…』と心おだやかでなさそうな村尾さん。
でも新はそれを通り越した衝撃を受けているようで・・・
その後、見ていた側の寸評が入りますが、結果としては、藤岡東の2勝は新と松林弟のほう、滉くんとのこと。
うちひしがれる新に、「ごめんな新兄ちゃん」「綿谷先輩すみません」とあやまるメンバー。
新の返した言葉は「メ メ メモ取って…」
北央は決勝戦準備の真っ最中。備品も食料もばっちりで、「あらゆる準備が万全」と鷲尾さんも評価。
美馬くんにバナナを要求され、嫌がる須藤先輩。
テンション落ちた美馬くんに、対策を読み切っているヒョロ君は甘糟くんのTシャツを脱がせて貸すことで(しかも須藤先輩に脱がせることで)美馬君のやる気を満タンに・・・
さて、藤岡東は。
新の、北央のスタイルを崩せなかった、試合のポイントで舜を切り替えさせることができなかった、との猛省をメンバーがメモに記入中。
「一人で先に勝ったってただの1勝や。悪くなっていく流れを止められんでどうするんや」
「どうするんや…これはおれの 責任や」
支えられんかった おれのせいや
瑞沢の2勝は、千早と、なんと筑波くんだったことが判明。
(ということは肉まんくんは理音との勝負に負けてしまったのね…)
「やったじゃんあんた、格上相手に1勝!」
と泣きながらも肩をたたく菫ちゃん。
筑波君は、
『次の部長はおれで 絶対勝ちたかったから』
と思うも、
『絶対勝ちたかったのなんか おれだけじゃない おれだけじゃない』
と悔しさをかみしめる。
終わったんだ
連覇の夢が・・・・
あんなに練習してきたのに
あんなに毎日がんばったのに
あんなに あんなに
パンッ!!
そこで女帝の手が大きく叩かれます。
「終わってないですよ あなたたち」
「優勝しか眼中にないほど いい気になりましたか」
「3位決定戦がありますよ!」
「あなたたちが大好きなかるたがもう1回できるんです」
その呼びかけに、一気に覚醒する瑞沢メンバー。
「先生ずっと考えてたんです、オーダー。みんなヘトヘトだろうから考えてたんです」
「最終戦です。3年はみんな出なさい」
「あと一人は…」
筑波君か田丸さんか、悩む女帝。そこに。
「出たいです」
告げる、翠ちゃん。
(その声を、北央の太田くんも聞いています…!)
「結果がないまま帰ったら 私また ただの褒められたがりになる…っ」
(目を見開く太田くん)
『田丸さんがこんなふうに主張するなんて…』と菫ちゃん。
綾瀬先輩と同じ 怒った目だ 怒ってるんだ自分に
そこで、女帝が、
「そういえば綾瀬さんごめんなさい ハチマキの渡し間違いを…替えますか?」
と千早に話しかける。
千早に太一のハチマキを渡したのは、女帝だったことが判明。
それを見た、菫ちゃんかなちゃんの心の叫び。
『千早ちゃんの出札 なんか運が悪いと思ったー!』
一方千早。
「ああなんか 出札悪いと思ったぁー」
太一は「不運の象徴」のように扱われているよう…ヒドイ。
でもこの千早たちの反応に、太一の「ひどいっ」というギャグ?顔が、なんか通常運転に戻りつつあるなあと嬉しくなりました。
ハチマキを締めなおす、千早。
「よし 行こう みんな」
締めなおしたハチマキは、千早のに替えた描写がないのでそのまま太一のもののよう?
女帝のきょとんとした顔や菫ちゃん、筑波君の表情を見ても、そんな感じです。
たとえ出札が悪くても(笑)、あえてそのまま。
「行こうみんな」には太一も入っているのではないか、とも思います。
さて。そうなると、3位決定戦の相手は。
机くんが「どうする? 最終戦の並び順…」と声を掛けると、千早たちが見ていたのは。
藤岡東。
新。
さてここで、前々回の優華璃さんの言葉。
「須藤さん お願いがあるんです もし 次 北央が勝ったら・・・」
ヒョロ君がヒョロットカードを手にしたまさにその時。
優華璃さんに「須藤さん」と声をかけられ、ヒョロ君に声をかけようとする須藤先輩。
間に合わずヒョロットカードが投げられた…!と思ったところ。
体当たりで止めたのは、太田君です。
「先輩 おれ ヒョロットカードなしで戦ってみたいっス」
「ヒョオッ?!なに言って…」
「ヒョロットカードがなくても 全国でいちばん強いのは 北央学園」
「それを みんなで見るっちゅーのは どうですかね?」
頬を赤らめながらも言い切る、太田君。
手のかかるめんどくさい新入生たちだけど、ヒョロ君の魂=北央の魂は、しっかり受け継がれています・・・!
泣く、優華璃さん。
ここで、優華璃さんが須藤さんにしたお願いの回想が。
決勝まで言ったらヒョロットカードを使うのを止めてください
辛いと思うんです
高校3年間で 一度でいいから
純粋な 運命による対戦を させてあげたい
優華璃さんの想い。
泣けます・・・・!!!!
最高の女房?です・・・
その結果、オーダーは
城山君(太田君?) VS 理音
瀬多君 VS 両国君
美馬君 VS 河嶋君
太田君(城山君?) VS 青島さん
(文字はこの通りなんですけど、
城山君、に太田君が描かれているので、
描かれている人物との組み合わせが間違っていそう。
「うっ」という苦悶の声からしても、
ヒョロットカードを止めた張本人太田君が、理音と当たる…
というのが面白そうw >ヒドイ)
そして。
ヒョロ君 VS ヨロシコ・・・!
主将対決!
(こうこなくちゃ)
『ヒョロットカード使わなくても 強いやつと当たるじゃん!』
『変わんないじゃねーか』
『ヒョロくんの徳 高すぎ!』
でも嬉しそうなヒョロ君を見て・・・
嬉しい優華璃さんなのでした。
ナイスカップル!!
そして。
ドキン、ドキン。
鼓動がこだまするなか。
『藤岡東が どうするかわかる』と思う千早。
『瑞沢が どうするかわかる』と思う新。
緊張の走るギャラリー。
(そして、戸口?に帽子かぶった怪しげな人が…太一のお母さん?)
さて、村尾さんが手にしたオーダーは…
新 VS 千早
舜君 VS 肉まんくん
滉君 VS 翠ちゃん
望月さん VS 机くん
理沙ちゃん VS かなちゃん
新 VS 千早
「よろしくお願いします」
お互い手をついて頭をさげるふたり。
目の前に置かれた札の、見えない一番下の札は・・・
「われてもすゑに あはむとぞおもふ」
■5号(2/1発売)に続く■
とうとう、やってきました...!
千早と新、小学校以来はじめての直接対決。
敗北後、一度真っ白になった千早が心配になりましたが、女帝の一喝で我に返って本当にほっとしました。
「優勝しか眼中にないほど いい気になりましたか」
「あなたたちが大好きなかるたがもう1回できるんです」
には、胸熱です…!
ちはやふるの名セリフの歴史に加わって、燦然と輝きそうです…!
千早の反省的なモノローグはなかったですが、新の口にした
「一人で先に勝ってもただの1勝。悪くなっていく流れを止めなくては」が状況的にはかぶるのかと。
ただし、千早はかなりリーダーシップが取れていたので、さらに細かい千早の動きは藤岡東戦でわかるのかもです。
末次先生は以前ニコ動のインタビューで、「瑞沢と藤岡東が当たることはない」というコメントをされていたり、「ダ・ヴィンチ」のインタビューで青山先生に「新のチームと瑞沢が当たるんでしょ」と言われ「それを描くと長くなっちゃう」とYESではないコメントをされていたりしましたが、とうとう当たることになりましたね…!
しかも、想定外の3位決定戦。
もしかしたら、太一が4月に瑞沢かるた部を去ったのは、当初の先生の想定と違うのかな、と思ったり。
(夏の全国大会で瑞沢が連覇して、個人戦体制になるときに、という可能性もあったのかな・・・とか。)
太一もいる瑞沢と、藤岡東が当たるのであれば、モノローグの登場人物が増えることもあり、確かに長い試合になりそうな気がします。
でも考えたら、勝っているときには、うまくいっていないことが良く見えないもの。
負けたときにこそ反省すべき点がはっきり見える訳で、個人戦がメインだろう今年には、一度アラを出し切るという意味で、必然の流れなのかもしれません。
そして本来であれば士気のあがりにくい3位決定戦も、瑞沢 VS 藤岡東なら、これはメンバーもギャラリーも盛り上がらざるを得ません!
「お互いなにを考えているかわかる」うえで、あえて当たりにいった千早と新。
(藤岡東のオーダー表、字が綺麗だから新が書いていそうです・・・)
どう始まるのか、どう攻め合うのか。
次号がますます楽しみです。
しかし謎の女性は多分太一の母だと思うのですが…
予告には
「千早と新が全国大会でついに直接対決へ―!そのころ、太一は―?!」
とあって、詩暢ちゃんと対戦していた太一のその後がわかる模様。
時系列がどう流れているかは「?」ですが、もうテレビの撮影は終わっていて、太一が大津へ足を延ばしていてもおかしくないかもしれません?
今年もよろしくお願いいたします
- 2016/01/02 (Sat) |
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あけましておめでとうございます。
つたないブログも、気が付けば今年の2月で1年半続くことになります。
これも読んでくださったり、コメントや拍手をくださる皆さまのおかげです。
本当にありがとうございます。
長きにわたり推し量れなかった太一の心情も今回はじめて明らかとなりました。
自分の行動がもたらす意味はわかっていた(もしくはそれも判らない位の混乱があった)けれどその時は激情ゆえにコントロールしきれず、でも時が経つにつれ、自分のしたことを冷徹な程に把握し、自らを責めている――
これまでの太一の言動からすればすぐに想像できる心情だったのですが、そのあたりが真正面からではなく周囲ばかりが描かれたゆえに、つかめきれずにもだもだしていた期間の長かったこと…!
「千早がおれのことで傷ついたらいいって どっかで思った」という気づきも、きっと時が経てばこそ。
最悪なタイミングで辞めたのも、キスも、大事な人の大事なものを否定する、というあってはならない行いも、「傷ついたらいい」という思いが引き起こしたことだということもわかりました。
決して消えないし許されることではないですが、これも今思えばそこまで想いが深かったんだな…と腹に落ちるほどには、あれから1年という期間、私たちも太一の混乱に付き添ってきたんだなあと思います。
まだ太一は千早に面と向かって「ごめん」と言ったわけではないですが、心の中ではきっと数えきれない位繰り返しているはず。
千早も太一に合えばそれがわかると思うので、もういいのかなとも。
「言葉にしなければ伝わらない」ということもありますが、「言葉にしないほうが正確に伝わる」こともあると思うので。
ともあれ、今年は全国大会個人戦か、吉野会大会か、遅くとも挑戦者決定戦、名人戦クイーン戦あたりまでには、千早、新、太一が一同に会する機会が必ずありそうです。
映画も公開されますし、来週火曜からは某社の赤いチョコも買わねばですし、楽しみもりだくさんの今年!
これからもなにとぞよろしくお願いいたします(*^▽^*)
追記:
159首で、藤岡東が決勝にすすめば千早が新のかるたが見られる・・・というようなことを書きましたが、考えたら藤岡東負けたら3位決定戦で瑞沢VS藤岡東ですね。はたしてその可能性があるのか??
瑞沢VS藤岡東をするならば、千早と新があたるかあたらないかというところがポイントになるかと思います。
あたる場合。
これまで、千早と新は子供のころ以来1回も当たっていないので、当たるなら特別なとき。
というのはきっと皆さんと気持ちを同じくしていると思いますが、もしかしたら、決勝戦進出を果たせなかった「今」こそが、特別な時なのかもしれません。
千早が新を前にして、敗北後改めてかるたに向き直るための。
そうでないとその後の、今年こそ千早の見せ場になるであろう3年目の個人戦までがつながらない気もします。
一方、あたらない場合。
チームとしては瑞沢のほうが実績があるわけなので、瑞沢が有利。
新も千早も目の前の相手よりもチーム運営に眼がいき、千早のリーダーぶりを見た新が千早にまた輝く一言をくれ、千早が前向きに個人戦を迎えられる――
といった筋書きも考えられるかも?
ともあれ、早ければ再来週の前半に続きが判るはず。
楽しみです!
つたないブログも、気が付けば今年の2月で1年半続くことになります。
これも読んでくださったり、コメントや拍手をくださる皆さまのおかげです。
本当にありがとうございます。
長きにわたり推し量れなかった太一の心情も今回はじめて明らかとなりました。
自分の行動がもたらす意味はわかっていた(もしくはそれも判らない位の混乱があった)けれどその時は激情ゆえにコントロールしきれず、でも時が経つにつれ、自分のしたことを冷徹な程に把握し、自らを責めている――
これまでの太一の言動からすればすぐに想像できる心情だったのですが、そのあたりが真正面からではなく周囲ばかりが描かれたゆえに、つかめきれずにもだもだしていた期間の長かったこと…!
「千早がおれのことで傷ついたらいいって どっかで思った」という気づきも、きっと時が経てばこそ。
最悪なタイミングで辞めたのも、キスも、大事な人の大事なものを否定する、というあってはならない行いも、「傷ついたらいい」という思いが引き起こしたことだということもわかりました。
決して消えないし許されることではないですが、これも今思えばそこまで想いが深かったんだな…と腹に落ちるほどには、あれから1年という期間、私たちも太一の混乱に付き添ってきたんだなあと思います。
まだ太一は千早に面と向かって「ごめん」と言ったわけではないですが、心の中ではきっと数えきれない位繰り返しているはず。
千早も太一に合えばそれがわかると思うので、もういいのかなとも。
「言葉にしなければ伝わらない」ということもありますが、「言葉にしないほうが正確に伝わる」こともあると思うので。
ともあれ、今年は全国大会個人戦か、吉野会大会か、遅くとも挑戦者決定戦、名人戦クイーン戦あたりまでには、千早、新、太一が一同に会する機会が必ずありそうです。
映画も公開されますし、来週火曜からは某社の赤いチョコも買わねばですし、楽しみもりだくさんの今年!
これからもなにとぞよろしくお願いいたします(*^▽^*)
追記:
159首で、藤岡東が決勝にすすめば千早が新のかるたが見られる・・・というようなことを書きましたが、考えたら藤岡東負けたら3位決定戦で瑞沢VS藤岡東ですね。はたしてその可能性があるのか??
瑞沢VS藤岡東をするならば、千早と新があたるかあたらないかというところがポイントになるかと思います。
あたる場合。
これまで、千早と新は子供のころ以来1回も当たっていないので、当たるなら特別なとき。
というのはきっと皆さんと気持ちを同じくしていると思いますが、もしかしたら、決勝戦進出を果たせなかった「今」こそが、特別な時なのかもしれません。
千早が新を前にして、敗北後改めてかるたに向き直るための。
そうでないとその後の、今年こそ千早の見せ場になるであろう3年目の個人戦までがつながらない気もします。
一方、あたらない場合。
チームとしては瑞沢のほうが実績があるわけなので、瑞沢が有利。
新も千早も目の前の相手よりもチーム運営に眼がいき、千早のリーダーぶりを見た新が千早にまた輝く一言をくれ、千早が前向きに個人戦を迎えられる――
といった筋書きも考えられるかも?
ともあれ、早ければ再来週の前半に続きが判るはず。
楽しみです!
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福ら雀
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