ひねもす ちはやふる
HN福ら雀による、漫画「ちはやふる」に関する思ったことのつれづれ考察。 基本的に、否定より現状肯定、貶すより良いほうに捉えることをメインのスタンスとしています。感想より分析が好きです。 支部もやってます↓ http://www.pixiv.net/member.php?id=11693593
BE・ LOVE 新年1号 ちはやふる 191首 あらすじ・感想
- 2018/01/14 (Sun) |
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しばらく家族で交互にインフルエンザにかかったり、仕事繁忙期が続いていたりでご無沙汰してしまっておりました( TДT)
が!
第193首を読んであまりに感動し、それを伝えたいため一気に行きます~!
まずは191首から。
***以下、191首のあらすじ&感想(ネタバラシあり)となりますので、ご注意ください。 《 》は感想です***
前回の息詰まる「運命戦」のシーンから一転して、場面は太一ママ、麗子たちマダムのお茶会?
誰からともわからない、
「それでどんな方なんです?」
という問いに、麗子さんが自分のだんなさん(太一父)について語ります。
「オリゴってあだ名だったわ学生時代」
「入り婿なのよ旧姓が後藤で」
・外科医として優秀
・いつもポケットに飴が入っているような優しい人
・学生時代(高校?)は麗子さんが風紀の腕章が似合うことに感激し(確かに似合う・・・)、親になってからは太一や麗子さんの子育てに感激し・・・
そんな人だとのこと。
「旦那様なかなかの策士じゃないですか 真島さんと結婚までこぎつけてるんですから」
「どうだかね」
というやり取りを聞くと、「いい人」なだけではないかもしれませんが、基本「いい人」のようです。
《太一父はあまりに姿が見えなかったことと、麗子さんの「1番になりなさい」「父さんに見せられない」の言葉で余程な人だという想像が、ちまたにもありましたし私もしていましたが、あまりの違いにびっくり。
「人好き」な末次先生らしくていいなあと思う一方、こんな幸せそうで恵まれた家庭なんだから、太一のあのネガディブさは家庭の事情じゃないんだ・・・と複雑な気持ちも?》
「バカみたいね待つなんて なにかあったら連絡来るかもと思うと・・・」
どうやら麗子さんは太一からの連絡をどこかで待っているよう。
「子供に1位を目指させるのは私の方針なの。鶏口牛後っていうでしょう。
1位になれない世界でがんばるなんて 愚かだもの」
そんな言葉とともに、場面は代表者決定戦決勝へ――
原田先生VS太一は、「あ」の札16枚がすべて出ているという、まさに経験者有利な展開。
「あ」札をとっていく原田先生だが、それはギャラリーの思う「読み」ではなくて、
この札がでたらいいなという構成がはまる「組み立て」だと北野先生はみている。
でも、特に調子のいい時。
「ふと目についた組み立てになかった札が取れた時、それが原田のかるた力の真骨頂だ」
と・・・今日はまさにその真骨頂のよう。
一方、太一は原田先生に対する周防さんの言葉を思い出しつつ、千早たちの札数と自分たちの札数をカウントし、ほぼ同数であることを確認。
そんな太一の姿を、原田先生は「ずいぶんかるたが客観的になった、周防くんの影響か」と見ている。
「次はどの「あ」の札が出ると思う?私にはわかるよ」とゆさぶりをかけると、
「それより早く取る・・・」と周防さんのように答える太一。
原田先生が太一に初めて出会ったのは12のとき。
原田先生がかるたに出会ったのも12・・・
ということで、当時の回想がはじまります。
原田先生は福井南雲会の栗山先生と幼馴染。
(実在する原田先生のモデルの先生が福井出身だそうなので、原田先生も同じ設定?)
その栗山先生にさそわれてかるた教室へ。
「あ」の札は1枚で4つの顔がある、ということを指導の先生から学んだり、楽しくて楽しくて毎日練習していたとき。
ある大会で、耳の聞こえない子が試合に出ていることを知る。
読手さんの口元をみてとるというその子は、読手さんがいつ読み始めるかわからないため、暗記の時間がしっかりとれないそう。
その話を聞いて、原田先生はその傍らに坐し、読手さんが下の句を読み始めたら肩を叩いて教えるという手助けを思いつく。
しっかり暗記が出来たその子は思う存分かるたがとれ――
《その子がうれし泣きしている姿が描かれるだけで、勝敗ははっきりとは描かれておらず不明》
原田先生にも「かるたをしててうれしかった 誇らしかった最初の大会」という思い出が。
そんな攻め気満々の原田先生をかわして守る太一。
「守りがるたがやっぱ合ってる」とは、机くん肉まん君のコメントです。
原田先生は強い
強くあってほしい でも―――
原田先生が取るイメージをしっかり持ち、次に出ると思った「ふ」の札を、太一がさらう。
読みが冴えたって 体がその通りに動くかと思ったら大まちがいなんだ
原田先生のその姿に北野先生がうつむく。
ギャップ
いたるところにあるギャップ
自分の最盛期とのギャップ
力をつけてきた相手とのギャップ
だけど だけどな
ギャップがあるから楽しいんだろう?
息を吐き、ひざをさする原田先生。
聴こえること
聴こえないこと
ギャップを飛び越えたい
越えに行く者の 肩をポンと叩きたい
結果。
最後の1枚の札を送って0枚にしたのは・・・太一。
「ありがとうございました・・・」
礼をするのにうつむく太一の眼に涙があふれ。
その太一の胸倉をつかむ原田先生。
「苦しかったな 絶体絶命が たくさんあったな
絶体絶命を 愛せよ まつげくん
これから先 ずっとだ」
ほぼ同時に、白目をむいて千早が寝落ちする音。
一瞬の後我に返って目を開いた千早の眼に映ったものは。
原田先生が胸倉をつかんだことで見えるようになった、太一のパーカーの下の「瑞沢Tシャツ」。
「さあ また来年 がんばるさ」
そうつぶやく原田先生と、悔し涙をうかべる翠ちゃん。
一方。
冒頭で意味ありげな伏線が貼られていた麗子さんのいた場所は、実はかなちゃんの呉服屋さん。
そこに太一から連絡が入る(しかも麗子さんトイレ中?!)。
「大江さん 袴を・・・ 男物の袴をあつらえてくださるかしら 早急に」
「もちろんです もちろんですお客様 光栄です」
あふれる涙とともに伝える麗子さんに、ともに泣く理恵子さん。
一方、かるた会館では表彰式が。
太一のきんもくせいのかおりと、盛大な拍手につつまれる千早と太一。
屋外でその様子をながめる北央メンバー+須藤さん。
「帰るぞてめーら」
という須藤さんに、
「まさか本当に辞めたりしな・・・」
とおいすがるヒョロくんたち。
「てめーらさあ あいつに言うよな? どっかの大会で
「おれが勝ったら須藤様が辞めるって賭けは反故だ!」って」
須藤さんの言葉に、言う―!!の北央大合唱。
「「でももう1個のようは生きてるぞ」って」
“勝ったら 競技かるたを一生やる”
「東日本予選の結果 代表は 名人位 真島太一さん クイーン位 綾瀬千早さん
お二方の東西挑戦者決定戦での健闘をお祈りしています」
■新年2号に続く■
《感想》
千早が翠ちゃんを下すより先に、太一が原田先生を下すというのが、原田先生ファンとしては、少々不満・・・
「青春全部かけて」からの、来るべき原田先生VS太一。
ここで太一が勝たないと呪いが完全に解けたことにならないのであるべき展開だったのかもしれませんが・・・
準々決勝がすごく濃かった分、決勝は1話で決着というのも展開としてはあるべきかたちだったのかもしれませんが・・・
うーん、です。
実際のかるたの試合をみていると、実力通りの勝敗にならないことはわかります。
今年の名人戦の第3戦も、おふたりにはそれほどの差はなかったですが、名人が不調であれあれ?という感じでしたよね。
昨年の東西挑戦者決定戦で、「愛情」が足りず原田先生に敗れたと思った新。
その一方で、読んでない札がとれるほど好調だった原田先生を負かした太一。
せめてもう少し太一の実力に納得できる根拠が欲しかったなあと思ってしまいました。
一方、高校生のときあれだけ賭けに対してかたくなだった須藤さんの、
須藤さんも太一も北央メンバーの「三方よし」な結論には非常に成長と円熟を感じました!!
やっぱり須藤さん大好きだなあ。
が!
第193首を読んであまりに感動し、それを伝えたいため一気に行きます~!
まずは191首から。
***以下、191首のあらすじ&感想(ネタバラシあり)となりますので、ご注意ください。 《 》は感想です***
前回の息詰まる「運命戦」のシーンから一転して、場面は太一ママ、麗子たちマダムのお茶会?
誰からともわからない、
「それでどんな方なんです?」
という問いに、麗子さんが自分のだんなさん(太一父)について語ります。
「オリゴってあだ名だったわ学生時代」
「入り婿なのよ旧姓が後藤で」
・外科医として優秀
・いつもポケットに飴が入っているような優しい人
・学生時代(高校?)は麗子さんが風紀の腕章が似合うことに感激し(確かに似合う・・・)、親になってからは太一や麗子さんの子育てに感激し・・・
そんな人だとのこと。
「旦那様なかなかの策士じゃないですか 真島さんと結婚までこぎつけてるんですから」
「どうだかね」
というやり取りを聞くと、「いい人」なだけではないかもしれませんが、基本「いい人」のようです。
《太一父はあまりに姿が見えなかったことと、麗子さんの「1番になりなさい」「父さんに見せられない」の言葉で余程な人だという想像が、ちまたにもありましたし私もしていましたが、あまりの違いにびっくり。
「人好き」な末次先生らしくていいなあと思う一方、こんな幸せそうで恵まれた家庭なんだから、太一のあのネガディブさは家庭の事情じゃないんだ・・・と複雑な気持ちも?》
「バカみたいね待つなんて なにかあったら連絡来るかもと思うと・・・」
どうやら麗子さんは太一からの連絡をどこかで待っているよう。
「子供に1位を目指させるのは私の方針なの。鶏口牛後っていうでしょう。
1位になれない世界でがんばるなんて 愚かだもの」
そんな言葉とともに、場面は代表者決定戦決勝へ――
原田先生VS太一は、「あ」の札16枚がすべて出ているという、まさに経験者有利な展開。
「あ」札をとっていく原田先生だが、それはギャラリーの思う「読み」ではなくて、
この札がでたらいいなという構成がはまる「組み立て」だと北野先生はみている。
でも、特に調子のいい時。
「ふと目についた組み立てになかった札が取れた時、それが原田のかるた力の真骨頂だ」
と・・・今日はまさにその真骨頂のよう。
一方、太一は原田先生に対する周防さんの言葉を思い出しつつ、千早たちの札数と自分たちの札数をカウントし、ほぼ同数であることを確認。
そんな太一の姿を、原田先生は「ずいぶんかるたが客観的になった、周防くんの影響か」と見ている。
「次はどの「あ」の札が出ると思う?私にはわかるよ」とゆさぶりをかけると、
「それより早く取る・・・」と周防さんのように答える太一。
原田先生が太一に初めて出会ったのは12のとき。
原田先生がかるたに出会ったのも12・・・
ということで、当時の回想がはじまります。
原田先生は福井南雲会の栗山先生と幼馴染。
(実在する原田先生のモデルの先生が福井出身だそうなので、原田先生も同じ設定?)
その栗山先生にさそわれてかるた教室へ。
「あ」の札は1枚で4つの顔がある、ということを指導の先生から学んだり、楽しくて楽しくて毎日練習していたとき。
ある大会で、耳の聞こえない子が試合に出ていることを知る。
読手さんの口元をみてとるというその子は、読手さんがいつ読み始めるかわからないため、暗記の時間がしっかりとれないそう。
その話を聞いて、原田先生はその傍らに坐し、読手さんが下の句を読み始めたら肩を叩いて教えるという手助けを思いつく。
しっかり暗記が出来たその子は思う存分かるたがとれ――
《その子がうれし泣きしている姿が描かれるだけで、勝敗ははっきりとは描かれておらず不明》
原田先生にも「かるたをしててうれしかった 誇らしかった最初の大会」という思い出が。
そんな攻め気満々の原田先生をかわして守る太一。
「守りがるたがやっぱ合ってる」とは、机くん肉まん君のコメントです。
原田先生は強い
強くあってほしい でも―――
原田先生が取るイメージをしっかり持ち、次に出ると思った「ふ」の札を、太一がさらう。
読みが冴えたって 体がその通りに動くかと思ったら大まちがいなんだ
原田先生のその姿に北野先生がうつむく。
ギャップ
いたるところにあるギャップ
自分の最盛期とのギャップ
力をつけてきた相手とのギャップ
だけど だけどな
ギャップがあるから楽しいんだろう?
息を吐き、ひざをさする原田先生。
聴こえること
聴こえないこと
ギャップを飛び越えたい
越えに行く者の 肩をポンと叩きたい
結果。
最後の1枚の札を送って0枚にしたのは・・・太一。
「ありがとうございました・・・」
礼をするのにうつむく太一の眼に涙があふれ。
その太一の胸倉をつかむ原田先生。
「苦しかったな 絶体絶命が たくさんあったな
絶体絶命を 愛せよ まつげくん
これから先 ずっとだ」
ほぼ同時に、白目をむいて千早が寝落ちする音。
一瞬の後我に返って目を開いた千早の眼に映ったものは。
原田先生が胸倉をつかんだことで見えるようになった、太一のパーカーの下の「瑞沢Tシャツ」。
「さあ また来年 がんばるさ」
そうつぶやく原田先生と、悔し涙をうかべる翠ちゃん。
一方。
冒頭で意味ありげな伏線が貼られていた麗子さんのいた場所は、実はかなちゃんの呉服屋さん。
そこに太一から連絡が入る(しかも麗子さんトイレ中?!)。
「大江さん 袴を・・・ 男物の袴をあつらえてくださるかしら 早急に」
「もちろんです もちろんですお客様 光栄です」
あふれる涙とともに伝える麗子さんに、ともに泣く理恵子さん。
一方、かるた会館では表彰式が。
太一のきんもくせいのかおりと、盛大な拍手につつまれる千早と太一。
屋外でその様子をながめる北央メンバー+須藤さん。
「帰るぞてめーら」
という須藤さんに、
「まさか本当に辞めたりしな・・・」
とおいすがるヒョロくんたち。
「てめーらさあ あいつに言うよな? どっかの大会で
「おれが勝ったら須藤様が辞めるって賭けは反故だ!」って」
須藤さんの言葉に、言う―!!の北央大合唱。
「「でももう1個のようは生きてるぞ」って」
“勝ったら 競技かるたを一生やる”
「東日本予選の結果 代表は 名人位 真島太一さん クイーン位 綾瀬千早さん
お二方の東西挑戦者決定戦での健闘をお祈りしています」
■新年2号に続く■
《感想》
千早が翠ちゃんを下すより先に、太一が原田先生を下すというのが、原田先生ファンとしては、少々不満・・・
「青春全部かけて」からの、来るべき原田先生VS太一。
ここで太一が勝たないと呪いが完全に解けたことにならないのであるべき展開だったのかもしれませんが・・・
準々決勝がすごく濃かった分、決勝は1話で決着というのも展開としてはあるべきかたちだったのかもしれませんが・・・
うーん、です。
実際のかるたの試合をみていると、実力通りの勝敗にならないことはわかります。
今年の名人戦の第3戦も、おふたりにはそれほどの差はなかったですが、名人が不調であれあれ?という感じでしたよね。
昨年の東西挑戦者決定戦で、「愛情」が足りず原田先生に敗れたと思った新。
その一方で、読んでない札がとれるほど好調だった原田先生を負かした太一。
せめてもう少し太一の実力に納得できる根拠が欲しかったなあと思ってしまいました。
一方、高校生のときあれだけ賭けに対してかたくなだった須藤さんの、
須藤さんも太一も北央メンバーの「三方よし」な結論には非常に成長と円熟を感じました!!
やっぱり須藤さん大好きだなあ。
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