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ひねもす ちはやふる

HN福ら雀による、漫画「ちはやふる」に関する思ったことのつれづれ考察。 基本的に、否定より現状肯定、貶すより良いほうに捉えることをメインのスタンスとしています。感想より分析が好きです。 支部もやってます↓ http://www.pixiv.net/member.php?id=11693593

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BE LOVE 20号 ちはやふる 138首 感想その2

BE LOVE 20号 ちはやふる 138首 感想その2

もーなんだか朝の通勤電車の中からあれこれと考えちゃうことばかりで;^_^A追加を3点ばかり。


いち。千早の返事。

チャイムの音にかぶる感じで、千早の言葉として「───」がふたつあるな、と。

いっぽう、太一が拾っていたのは「───」ひとつだけでした。

うちの娘が気がつき、うちで出した選択肢はふたつ。

①「ご」「ごめん」だった場合
特に大勢には影響なし。

②「ごめん」「考えさせて」だった場合
千早は保留したつもりだったけど、太一が独り合点してしまった。

この場合は、太一の逆転の可能性もあり??
よーく考えた結果やっぱり太一、とかいう前向きな感じで応えるなら、ちょっとはちぐはぐな感じはするけど応援したいかなと。

でも、①だとしても、千早が喪失感半端なさそうなのを見ると、太一にかるた部に戻って欲しいという動機をもとに、太一の告白に応えてしまうという選択肢がどうしても頭から払拭できず…

もしそんな千早だったらちょっと哀しい>_< それでそんな千早を叱り飛ばしてくれる太一だったら良いけど、太一も喪失感半端なさそうだから応えちゃったりして…

そこから咲く花がないとは言わないけど、やっぱりかるたと同じ、「守り」より、「攻め」で行きたいね!

それが今一番の、心配事項です。



に。男子メンツでの相談。

読み返すと、太一が机くんと肉まんくんに相談してるくだりが気になって仕方がない。

単なる退部届出すから後をよろしく、という相談に見えないのですよ。

説明会の時の様子見ると、机くんと肉まんくんは知ってたとも見えるし、その相談から薄々勘付いていたとも見える訳ですが、もし知ってたなら、かなちゃん菫ちゃんには伏せていたということで…。

説明会は女子メインだったから女子にはショック与えないように、ということかもしれないけど、部長の太一いないんだし、部員数のこととか知らずには済まされないでしょー!

もしかしたら想像のはるか斜め上を超える、状況を一気に前向きにするような相談が男子メンツで成されてたりしないかなと、妄想してしまいます。

また、太一は、母からの「1位から落ちたらかるた部やめる」というプレッシャーにさらされてた訳で、それを踏まえると1位を譲ったのはわざとではないか…とも考えられ、だとしたら見事な伏線だ!とも思うのですが…。

個人的には、わざとっていうのは机くんにも失礼だし、プレッシャー云々と他者のせいにするのではなく、「受験に専念する」という理由で退部する太一のほうがオトコマエなので…、そうあってほしいなあ。



さん。キス。

これも、①わざと説 と ②思い余って説 が私の中で発生中。

①で、もう千早に追いすがらせないようにするためひどくした、と考えられなくもないけど…

追いすがらせないようにするには他にももっと有効な方法あるよな、と。

思い切り冷たくするとか、もっと有効だと思うのは、受験とか他のことに忙しくて充実している様子を(フリでも)見せることとか…

追いすがらせないようにするのでキスしちゃったら、なんだかそれは言い訳で結局俺得みたいだし!>_<

なので、個人的には②で、思い余って引き寄せちゃった、というのだったら、ぐっと共感できるなあ…切ないけど…

それなら千早がファーストキスだったとしても(多分そうでしょうね)…ちょっとは許せるかなあ…?
とはいえやっぱり、全面肯定よりも、許せる許せないラインでは考えちゃうけど(>人<;)

太一は、漫画オンリーだったら中学の彼女とキスはしてそう。柔らかいって言ってたし?

小説版を加味すると…香澄ちゃんとはしてなさそうだから、太一も千早がファーストキス?

でも小説版の中学時代の太一は、あんまり千早に対して恋心を持ってる感じじゃなかったなあ…とも。

漫画だと小さい頃からずっと片思いが丸わかりだけど、小説版前提にすると一度は断絶があって、高校時点から振り返ると継続してるみたいな流れなのかも。
それも、中学生っていう時代っぽいかもー

このちはやふる的エポックメイキングのタイミングに、小説版読み返してみたくなります。

そしてそして。

「恋」というと視野狭窄ぎみでも許される部分があるけど、「愛」とか「一緒に生きてく」だと、相手に自分の気に入らない/許せない点があった場合でもそこまで愛せる、愛せるまでは無理でも許容できる、ということがすごく大事だなと思う…ということをなんとなくここで実感。

相手の、自分の気に入らない/許せない点を許容できないと、勿論相手にも辛い思いをさせると思うけど、相手の辛さは推し量るしかないのに対し自分は明らかに辛いと思う。いや太一のことなんですけどね。辛そうだもん、太一。

自分の懐を広げてくことが大事だなと、自省。

すごいです、「ちはやふる」。。。

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BE LOVE 20号 ちはやふる 138首 感想

BE LOVE 20号 ちはやふる 138首 感想

ともかくも心の叫び。

新〜!!
こんな時、遠く離れてるってホントに致命的…(泣)
今ごろもしかして藤枝東かるた部発足で楽しく忙しくしてたりしちゃうのかな…?

千早の性格的に、太一のことは、新には、新にだけは相談できないだろうから、今はだまって千早のそばにいてあげてほしい…!

推薦先の大学決めるんでも何でもいいから、早く千早のところに来てください。
そして思い切って太一のところにも行って、これまで凝り固まりすぎたしこりを潰し切っちゃうと良いと思う。
千早を泣かせたなー!で河原で喧嘩してスッキリでもよいよー(泣)


そして、今回の太一は、告白されて泣き出しそうな千早のために、「うそだよ」と言ってあげようとして、ある意味逃げようとして……、逃げなかったですね…。
※補足:ここの「うそだよ」は娘いわく千早の気持ちだよー!とのこと。そっかあ…素直に読めばそうかも。でもそうだとしたら…ホントに全く気がついてなかったのね…千早(泣)


逃げずに想いの丈を伝える太一。
好きなところは、爪、指、髪、口、顔…とだんだん核心に迫る。ドキドキします。

でも「新のこと考えてるときの千早だけは(好きじゃない)」のところが一番の核心かなあ…。

綺麗事かもしれないけど、好きな人が(恋愛的な意味でもそうでなくても)大事に思う人がいたら、その想いまるごと、大事にしてあげたいし、してあげて欲しい、と思う。

ひと山もひと海も超えた後の太一は、きっとそれができる懐の深いオトコになってるはず!と信じたい。
(信じるとかいって押し付けてんじゃねーよ、かもですが^^;)

そしてかなちゃんが新の告白を聞いて、
「あれだけ真剣にかるたをしてる人たちにとって「一緒にかるたしよう」はきっと…」
と言っていたとおり、新の
「気が向いたら一緒にかるたしよっさ」

「一緒に生きていこっさ」
というメッセージだった…。

かるた脳同士のメッセージとして、千早はそう受け止めていた…というところが素敵です。それに千早は応えるつもりでいる。

そして、きっと新も、千早の言葉としての返事を待ってる訳じゃないんだろうな、一緒にかるたをしてくれることが一つの返事なんだろな…と。

でも太一の告白を受けて、真っ黒な札が降るなか、千早はひどく衝撃を受けた顔をしていて…

存在が近すぎたせいか、ホントにこれまで太一の想いにピントを合わせたことはなかったんだな…と。

その後のかるた部の活動でも千早はうつむいていて暗いのに対して、太一の笑顔が印象的。

太一は、普通に笑顔でふるまうことで、もしかしたら告白自体をなかったことにできるかも、って頑張ってみたのかもしれないですね。

でも千早はもちろん割り切って接することができず…、そんな千早を目の前にしてはやっぱり太一も無理で、退部を決断したのかも。

それはやむを得ないとしても、しかし、部長!!!

部長なんだから、責任ある立場なんだから、退部はせめて新入生歓迎部活動紹介を成功させてからにしてほしかったよ…!

それから。
かなちゃんの、
「喜びや哀しみや恋を詠んだ歌が」
「百色の色で目の前に並ぶこと」
という説明のあとだけに…
「百枚全部真っ黒に見える」
発言は強烈です。

全部…で思い出される数々の思い出。
小学生時代の特訓から、かるた部創立時の畳あつめ、吉野会大会決勝…

全部真っ黒なんて言わないで〜(泣)

1巻冒頭から、千早が高3のクイーン戦に参戦するのは確定した未来として……そこにはやっぱり札ボーイとしての太一の姿があってほしい。

新が周防名人と戦い、千早がしのぶちゃんと戦うそばに、次の名人を狙う位の勢いでいて欲しい。(新の札ボーイならぬ札メンは村尾さん希望)

さてどーやって太一が戻ってくるのか。できれば夏の高校選手権だって出て欲しいよ?!

その日を心待ちにしつつ…

以下小ネタ。

太一たちの3年1組担任の先生の名前が新海「太一」!

これはもー、三者面談とかで「先生の名前も太一なんですね」から、なぜ太一が「太一」と名付けられたかの親御さんの想いが、太一が立ち直ることに関係してきたりして?!

肉まんくん。
タンパク質とりなって言われて、炭水化物×炭水化物のやきそばパンじゃ余計だめだよっ^^;

机くん。
1位によろこぶより太一のことを心配する温かさが、好きだよ。

かなちゃん、菫ちゃん。
涙を堪えながらの千早ちゃんのフォロー、かっこよかったよー!

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BE LOVE 20号 ちはやふる 138首 あらすじ

瑞沢高校に嵐の予感、ってずいぶん先から予告されてたけど、これか…!という号。嵐より波乱より、激震でしょ…

予想範囲内といえば予想範囲内ながら、目の当たりにすると衝撃的すぎて、まずは、あらすじ……ネタバレです。






「なんで なんで 太一 なんで」
「なんで いつも一人で なんでなんで」

千早の中でぜんぶがつながる瞬間。

好きなんだ 千早が

今度こそ、まっすぐ千早を見据える太一。
自分がぶれる千早。

でも太一には、千早の眼をみて答えがほぼ分かってしまった。

うそだよ

そう言ってあげようとして…言えない。

千早の
伸ばしたことのない爪が好きだ

指が
髪が

バカみたいに大きく開く口が
笑ってる顔が

ずっとずっと小さいころから

でも全部じゃない、と。

新のこと考えているときの千早だけは…と思う太一の前で、新は?新は?と新のことを考えてしまっている千早。
それがわかる太一。

千早にとって、新の「気が向いたら一緒にかるたしよっさ」は、一緒に生きていこう、というメッセージだった。

暮れなずむ校庭、放課後。

チャイムの音に消えるような、千早の小さな声。それに「うん」と答える太一。

「なにやってんだろ おれ」
「自分だっていままで だれの気持ちも受け取ってこなかった」

〝感じ〟悪いから聞こえねーよ

「ごめん」

2人の心象、札が真っ黒に…

何事もなかったかのように活動するかるた部、太一、千早。

部活紹介をどうするか相談する時も、太一は笑顔を見せるが千早はうつむき加減。

そして出る、新3年の実力テストの結果…

太一の瞳には何の色もなく、机くんは結果を凝視する。

昼の購買部、パンを買う肉まんくんに「肉まんくんにしか相談できない」と理系1位の結果を見せる机くん。

「やったじゃん机くん!」という肉まんくんにかぶせるように「真島大丈夫かな?」と、太一がかるた部を辞めさせられないか心配する。

そこに「二人ともいい?相談」と、太一…

部活動紹介の日。「女子メインで」の予定通り袴で正装のかるた部女子。
太一がいないと不審に思う千早。

そこに女帝の手により、かるた部紹介シナリオの3年生の人数が5人から4人に訂正。
「真島くんから退部届をもらいました。受験勉強に専念したいと」

衝撃の千早、でもかるた部紹介がアナウンスされ、マイクを持つ。

明るく紹介を始めるが、途中で泣いて走り去ってしまいかなちゃんたちと交代。涙をこらえながら、想いをこめてかるたの魅力を紹介するかなちゃん、菫ちゃん。

千早は下校途中の太一をつかまえ、「退部なんていやだよ」と泣きすがる。
千早を抱き寄せ、唇に唇で触れる太一。

「千早」

「おまえは おれが
石でできてるとでも思ってんのか」

「やれねーよ かるた いま 百枚全部 真っ黒に見えんだよ」

全部────

千早を残して去る、太一……



ええっ、ここで26巻終了??!
(ちなみに26巻表紙は太一。そりゃあね!)

しかもBeLOVEも次回はクーベルチュール読み切り…

クーベルチュールもちはやふる手帳も楽しみは楽しみとして、本編は23号までブランク…

気になりすぎるでしょ続きが(爆泣)

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BE LOVE 19号 ちはやふる 137首 あらためてのあらすじ&感想

BE LOVE 19号 ちはやふる 137首 あらためてのあらすじ&感想



☆以下ネタバレ注意!!☆



☆あらすじ☆

冒頭は新ターンから。

高松宮杯でワンツーフィニッシュを決めた村尾さんと新くん。
「南雲会のダブルメガネ時代来たかと思ったが 新くんノッてるのお〜」と、例によって心の声ダダ漏れな栗山会長。

村尾さんと新くんの激しい取り合いも新くんが勝ったもよう。

「体力的にも隙がなくなってきたなぁ新」といいながら、高松宮杯での結果は体力の問題じゃなかったっけな、と、決勝での新くん不調の訳をわかってそうな村尾さん。
村尾さんのさりげない指摘をわかってそうな新くんは太一との試合を回想。

「あのあと 切り替えられなかった 太一…」

ちはやの札を手がかりに、新に勝とうと
「深く深く潜ろうとしてきた」
太一。

千早の札は場にはあったのに読まれなかった、つまりそれより早く勝敗が決まったということ。

「太一はずっと一番の狙い札にしてた」
「出てたら おれ 守れたかな 太一が取って 流れが変わったかな」
「戦いたいな また 何度でも」

千早の札にはなぜかちょっと弱気で、でも再試合にはものすごく前向きな新くん。

西日本予選では、集中を欠く新に喝を入れた村尾さんも、今回は新くんの自主性?に任せたもよう。指導に緩急があります!前の時は新自身が沈んでいて見るに見かねたけど、今回は危機的な状況ではなかったということかもしれません。

そこで初登場の南雲会の年少組、舜くんが登場。新くんの背中にもぐったと思ったら、藤岡東高校への合格報告と、
「作ろっさ かるた部」
宣言。
年少組には「滉」(ひろ)という子もいるみたいです。


そしておまちかね?太一杯ターン。

参加者での36名源平戦!3人1組だから、12チームできるわけですね。

チーム戦でもあり個人戦でもあるルールで、3人のメンバーを変えての4試合トータルで、個人がとった札はそのまま個人のポイント、プラス、チームが勝てばプラス5ポイントというルール。

「チームメイトが弱すぎると勝利ポイントがもらえない、同時にチームメイトが強すぎると個人ポイントがとれない」
と、さすがは太一、ルールの言わんとするところをすぐに察してその難しさに困惑。

優勝賞品は予算がないので、「太一のキス」と千早から発表。
菫ちゃんが「あら♡」と言っているってことは、部内で相談して決めた訳ではなさそう。

「おれ主役じゃねーの?なんで賞品出す側なの?!キスとか…」
と動揺しまくりの太一に
「ご ごめんね太一」
「でもみんな太一が好きで集まってくれて キスも嬉しいと思うよ!」
とひたすら真っ直ぐ?な千早。

チーム決めのカード(ダディベア…?!)も手作りで、千早の一生懸命さが伝わり、なんとなく賞品も「ま、いっか」的に赤くなる太一。
ホントによいの?!

第1試合のチーム分けは12チーム中7チームが紹介され、「山鳥」「きりぎりす」「かささぎ」など百人一首ゆかりの生き物たちの名前がステキです。千早はもちろん?かささぎチーム。

その上で「八重桜」植物名チームが原田先生、キョロ君、太一の三人。

そして須藤さんがなんとスペシャルゲストの読手として登場!

「す…須藤さんまで?!」

「おれは出ねえ こんなTシャツ着たくねえし祝う気持ちもねえ」
「でも持田先生に頼まれたんで」

「なんで こんな おおごとに…」
という太一の心のつぶやきもわかります…

序歌から、試合開始。

「100枚あると 暗記もきついし 手の届かない札も出てくる いつもと全然違う」と千早。

源平戦のルールを決めたのは誰なんだろう?千早ひとりでは考えつかなそうだから、部内で机くんあたりのお知恵を借りて決めたのかもしれません。

「いつもと全然ちがう 味方が味方でもなんでもなくて ライバルで」

ほぼ同時に、小学生時代の源平戦を思い出す千早と太一。あの時も、新に自分担当の札をとられて「なにがチームだこのやろう〜」と主に千早がライバル心を燃やしてたっけ。

キョロ君も思い出してたらしく太一のとなりで
「源平戦なんて あのとき以来…」とつぶやく。

「あのときと 同じ部屋で かるたをやる人に囲まれて あのころより 強くなれたのかな 今日 18になったんだ」

楽しそうな菫ちゃんとかなちゃんが可愛いです。

太一杯、最終合計一位は太一と千早の同点。
「そ それじゃ優勝商品は…」
と、ドキドキ、とハラハラ(笑)する太一。

「同点一位なんてないよ!」
と試合魂が燃え盛ってる千早はたぶん、賞品のことは忘れてそう…。

会場の時間ぎれで、みんなで後片付け。

「みなさん 今日は ありがとうございました」と深々と礼をする太一。

「今日はバカみたいに楽しかった 面白かった」
「変なルールでまたやろうね!」
という皆の声。満開の桜。集合写真。

「おれは 強くなれたのかな」

新年度明けましての瑞沢高校。
かるた部の練習は休み、でも太一は部室へ。

しばらくひとりで部室を眺める太一。

そこへ千早が。太一は勉強しようかと部室に来たけど、千早は新調した部室のカーテンをかけに来たのだった。

千早も背が高いけど、こういった仕事は男の子がやるとしたもの。カーテンをかける太一、かけたら丈が長すぎることが判明。ゔえええと泣く千早、微笑む太一。

そこに春風が桜の花びらとともに部室に吹き込む。

綺麗……だけど掃除が大変そう^^;

それぞれまっすぐ前を見つめている太一と千早。
その時千早が太一杯の一位決定戦をしていなかったことを思い出す。

「あれやる?!」という千早に「バカ いーよ」という太一。

あのルールで千早が強いと思わなかった、という太一に「だって気がついたんだよ あのルールだと空札がないでしょ?」と話す千早。

でも「太一は強いのわかってたよ」という千早。太一を元気づけるための大会だから、太一が得意そうなルールにしたんだな、と。

だから、子供のころの「あの場所」で、同じ「源平戦」という設定に千早が気がついていたかどうか。

でもやはり思い出す太一。
「あの場所での 源平戦 初めてのチーム」

あのころより 強くなれたのかな、と思っていた太一は、子供のころの自分の弱さを思い出す。

新のメガネを隠したこと。

「あのときさ 新のメガネなくなったじゃん」

「あれ 取って隠したの おれなんだ」

見開きずっと、太一の眼は前髪に隠れたまま。

告白に驚愕する千早。

「な…なんで??」
「新に負けたくなかったから」
「た…太一…太一だったの…ダメじゃん ズルいじゃん」
「うん」

素直に答えて寝転ぶ太一。

「太一 おめえ 卑怯なやつやのー」
「千早には 言わないで 千早には きらわれたくない」

「ずっと ずっと 卑怯じゃない人間に なりたかったんだ」

「好きなんだ 千早が」

春風の舞い込む部室、太一を見つめる千早…


待て次号!!え、半月も先ー?(泣)



☆あらためて感想☆

太一と新の告白が出揃いました〜

どちらも、告白するぞ!と心決めてではなく、千早と話しているなかで、するするっと出てきた告白だなと。だからこそ、真情というかを感じます。

新は好きだ、と思った瞬間それが言葉で出た感じ。

太一は、思いがけない太一杯で思いがけなく昔を振り返るきっかけがあり、その後新年度のまっさらな部室をみて、自分がずっとしこりに思ってた過去の出来事を解きほぐしたいと思ったのかもしれなくて、そこからスルっと真情が出た感じ?

この告白に対する千早の返事は新と同様あんまり求めていない様に見えるので、この後どうなるのかが当たり前ですがすごく気になります。

言いっぱなしで固まってる千早をおいて1人先に部室を出る、という展開もヒジョーに考えられますしね。

でも新は千早に告白したあと、一礼をして見せたので、太一も、せめて一度目を合わせてからがいいなと思います。逃げない人間にもなりたかったはず、太一がんばれ!

これで、こんがらがってしまった現在がちょっとはほぐれると…でも福井で離れてる新と違い、いつもすぐそばにいる仲だから、告白して付き合うとか付き合わないとかそういう
展開にならないか個人的にはちょっと心配。

告白➡︎両想い➡︎付き合いはじめる➡︎二人の世界、みたいなお約束の展開じゃない3人が好きだったりするので…でも末次先生が書くなら、お約束でもきっとときめくはずなので、もう末次先生の手のひらの上で踊らされるのを覚悟して待つ心境ですー

それにしても、新くんの「千早」札への執着が思ったよりないことにびっくり。

そして最後にはやっぱり「太一とかるたで戦いたい 何度でも」になるあたりが、新に告白されたあとの「あの決定戦みたいな試合がしたいなあ…」な千早とちょっと似てて、あーもうこの2人は何があってもかるたなのねーと微笑ましく。

そして「新兄ちゃん」と呼ぶのが大輔君だけではなくもう1人、もしかするとあと1人?いることが判明。

村尾さんは村尾さんなのに、新くんが「新兄ちゃん」なのは綿谷といえば綿谷名人だからなのかな?

どちらにせよ小さい子に慕われる新くん、可愛いです。手加減しないからこそかな(笑)

そして「滉」という子が、太一の告白のその後とおんなじくらい気になる私って。。。太一のその後は次回かならずわかりそうですが、「滉」はいつ出てくるのだろう?
ワンコ系の舜と真逆の猫系で「団体戦…?そんなのやらん」って始まったらどうしよう、面白いかも??!


待ち遠しいー!

ともあれ、月末を指折り数えつつ、Amazonで26巻予約完了!


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BE LOVE 19号 ちはやふる 137首 ネタバレ感想

☆BE LOVE 19号 ちはやふる 137首
発売日前ネタバレ感想☆


近所に発売日より早めに販売している本屋さんがあるよ!


という情報を娘から聞き^^;
耐えられずに買いに行ってしまいました、
137首…










☆以下発売日前ネタバレ注意!!☆









展開、予想のはるか斜め上を
かささぎのごとく飛び超えられました…!
まさか新ターンから始まるとは!
そしてまさかの藤岡東かるた部結成??!
そして千早の札が「出なかった」というのが最大の驚き!
てことはそれより前に勝負がついたってこと。
にしても、あれだけ恋敵(ライバル)的な煽りがあったのに、
新が「おれが取る!」じゃなくて、
「出てたらおれ守れたかな」
「太一が取って流れが変わったかな」
と思っていたとは…!
ガッツリ張り合うと思ってたのに、それだけ太一との試合が楽しかったんだなあと。
ほんとまっすぐで素直で可愛い子…!!
太一杯のルールは面白かった♡
個人でも燃え、チームでも燃え。
「かるたは楽しいからやる」を
太一に思い出させた千早、さすがです。
そして最後のシーンは本当に綺麗だった…。
うっとりして一緒に春風に吹かれる感じでした。
とうとう、昔の出来事の真実も、
自分の気持ちも千早に告白した、
太一。
そしてどうなる次号??!
次回は表紙なのですね、
千早の着物姿も楽しみだけど、
予告の太一と新にドキドキ…!
いいなあ、この2人のツーショットは…










※以下、腐れ感想ですのでご注意ください※









昔の私の好物に、年下◯め、というのが有りまして…。
今でも病根は健在で古傷が疼くことはあるのですが、
ちはやふるで発動するとしても、
「この可愛い大ちゃんが大きくなっても新兄ちゃん言ってたら可愛いな( ^ω^ )」
程度でした…。
なのに今回!
Tシャツの中に顔突っ込んで素肌に触れちゃう
恐るべき年の差ふたつ下が出現するとは思いませんでした…!
しかも新がかるた部作りたいという、
藤岡東ではポピュラーだろうけど南雲会ではどうだかわからない情報を
ガッチリキャッチしてくるすごさ!
藤岡東は進学校だろうから、順当に成績通り志望したのかもしれませんが、
これが「新兄ちゃんとかるた部つくる」が目標でがんばって勉強したのだったら可愛すぎる…!!
しかも「滉」は「君」なのか「ちゃん」なのか気になるところです。
その予想外の刺客にもしてやられましたが。
村尾さん。
「高松宮杯でおれが勝てたのは  べつに体力的に隙があったわけじゃないか」
「ひとつ前で当たったあいつが気になってたんだよな…?俺にはわかってるで」
と読める(邪)超思わせぶりな気になるセリフ!
太一との再勝負を願う、新。
(千早の札、読まれなくって、良かったあ…)
太一杯の時も千早への告白の時も絶えず新を思い起こしちゃう、太一。
この二人はホントにもう可愛くてたまりません…!
感想は落ち着いたらまた改めて書くと思います。
ひとしきり、魂の叫び…!でした!!

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