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ひねもす ちはやふる

HN福ら雀による、漫画「ちはやふる」に関する思ったことのつれづれ考察。 基本的に、否定より現状肯定、貶すより良いほうに捉えることをメインのスタンスとしています。感想より分析が好きです。 支部もやってます↓ http://www.pixiv.net/member.php?id=11693593

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ちはやふる BE・ LOVE 7・8号 179・180首 まとめて感想

◎179首

10月上旬。

太一の担任、同名「太一」先生再登場。

成績が下がり気味なこと、勉強時間不足を指摘されるも動じない太一。
名人との「同化」は夏より続いていて、もう4か月近くなるはず。
音の解像度、目の解像度が上がってきた太一の目は、母の所作がきれいでうるさくないことに気づいたりしている。

千早は勉強しながらかるた練習の「本気の全力」。
それは、母をもたじろがせるほど・・・なぜなら。

名人・クイーン戦東日本予選がやってくるから。
身体の解像度、かるたの解像度をあげた選手たちが集う場―――

五十嵐読手は今回は出場者。
もちろん理音(お弁当忘れてピンチ)、桜沢先生も出場。

そこへ、猪熊さんとぷくぷくに肥えた「翠ちゃん」が応援に。

瑞沢の翠ちゃんも参戦!でも埼玉咲良会・・・
受験勉強で準備不足といいながら肉まんくんも!でも翠北会・・・
かなちゃんと机くんは模試でお休みのよう。

孤独を感じる千早だったが、太一の姿をみかけ、
「次は試合で」のメッセージを思い出し、
「ここだ 私たちの 約束の試合―――」
と自分を取り戻す。

が。

召集の声に2階にあがろうとしたとき、爪が欠けている痛みに気が付く。

 爪が欠けてる 朝ぶつかったとき?
 爪伸びてるのに切ってなかったからだよーもうー

 準備不足・・・

そう思った瞬間。
ぞわっ
千早は自分で自分に呪いをかけてしまったようだ。

千早の1回戦の相手は、西高の2年、速水さん。
東京都予選で対戦したかなちゃんからの情報を思い出そうとするも、
「書道が大好きな人です」しか覚えていなかった・・・

  準備?してきたよ?してきた?準備・・・

  私は本当に 準備してきた?

どうなる千早??

 一方、名人戦予選は、翠ちゃんの兄・剛君はなんと太一と当たることに。

  かるたはいい 背が低くてもデブでもハンデにはならないし
  勝てば尊敬される うちの親父も、結婚できたのはかるたのお陰って言ってた すばらしい!

 そこへ太一が対面へ。

  わかってる ずるいよな なにもしなくても 主役の空気をもってるやつ
  ドラマチックななにかを持ってるやつ

 「きみの先生はもう周防さんじゃないの?」

 そんな揺さぶりをしても、動じない太一。

――いつもプレッシャーを感じることはあっても
   大会が楽しみだったことなんてない――

 そんな、落ち着いた目の太一。

 のまれたように、空札でお手つきする田丸兄。

 その田丸兄に呼吸をあわせていく太一・・・・・・

――勝たなきゃいけない みんなのために
   勝ったらうれしいけどそれは”楽しい”じゃない

   今日は勝ちにきたんじゃないから

   今日はここにいるみんなを 翻弄しにきたから――

ドラマチック?主役?
ちがうだろ こいつ
悪役―――――
(季節がらのきんもくせいの花、その香りが、太一の「翻弄」を象徴している気がします。
 にくい演出!そして悪役?ほぼ確定の太一が楽しみすぎる・・・!)

◎180首

一方、理音はお弁当をとりに帰りに走り出す。
(詩暢ちゃんと同じく、走っても遅い・・・千早が速いのとふたりは対照的?)

そのお弁当はスペシャルなお弁当。
今年で読手も引退するきょこたんおばあちゃんが、新米で具だくさんで作ってくれた応援弁当・・・

焦る理音に、エロム先輩のひとこと。

「そんなものに頼らなければ勝てない そんな練習を私たちはしてきたかしら?
 否!常勝富士崎のプライドは――」

桜沢先生の真似をするエロム先輩を「にてねえ!」と一喝する真琴センパイ(ふたりとも不戦勝組)。
理音のことも一喝して追い返すも、静岡在留組にお弁当の手配を頼む先輩の愛・・・

千早は、速水さん相手に苦戦中。
流れるような速水さんの渡り手に、新のことを思い出しながらも、痛めた爪にわたわた。

『綾瀬さんってもっと集中力のあるタイプかと思ったのに チームでないと強くないタイプ?』と疑問に思う速水さん。
その背後には、山本ユーミン元クイーン。

『速水さんどう?1回戦から綾瀬さんが相手・・・きついけど 相性はわるくない 化ける可能性がある がんばれ』
とエールが送られる。

速水さんは友達をつくるのが下手で、ひとりでやる書道が好きだったけれど、上達するほど苦しくなった。
そのときに出逢ったのが、倉庫でみつけたおじいちゃんの「光琳かるた」(複製)。
きれいだけど触れないので、たくさんお手本にして書いた。

その縁で、高校にはいって出逢った競技かるた。
だから速水さんのかるたは、「一画目から札とつながるかるた」。

速水さんがとある大会で4位入賞したものの力不足に落ち込んでいる時に、声をかけたのがユーミン。

「もっと配列を工夫するといいよ 漠然と取るだけじゃなくて」

そこから築き上げた、速水さんの2・3字に対する独特な反応と、書道ゆかりの特殊な狙いの設定を活かした「狙い」。
どんな相手に対しても主導権が握れる、というその鋭さに、10枚差をつけらえてしまう千早。

でも、千早は冷静。
ばんそうこうもってませんか?と確認し、ないとわかると立ち上がり、髪をとく。

  負けたら終わり

そんなふうに自分を追いこんでも。

  かるたは怖い
  でも
  おもしろい

  かるたとこんな変なつながり方してる人

そう思えてきたのは、千早が自分を取り戻してきた証拠。

後半は多くの札が一字決まりに。

だんだん、本領を発揮していく千早。

 『速水さんはどんなふうに 札を感じてるの?
 私はね』

耳が先に音をとらえ、「札が浮き上がってみえている」千早。

 『ときどき 読まれる札が浮いて見える
  ほら 数学で言うX軸Y軸 ふつうのかるたがそれで―――
  そこに』

 『ときどき 見えるの Z軸が―――』

■11号(5月15日号)へ続く■


これを読んだ当時は、えっ休載長い!と思いましたが、気が付けばあっという間ですね。

Z軸千早も、悪役太一も、理音のお弁当もきになります・・・!
復活まで、あと少し。

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