忍者ブログ

ひねもす ちはやふる

HN福ら雀による、漫画「ちはやふる」に関する思ったことのつれづれ考察。 基本的に、否定より現状肯定、貶すより良いほうに捉えることをメインのスタンスとしています。感想より分析が好きです。 支部もやってます↓ http://www.pixiv.net/member.php?id=11693593

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

BE・ LOVE 22号 ちはやふる 155首 あらすじ•感想

公私ともにバタバタにつき・・・そして自分にストーリーへの理解を求める意味での
155首、あっさりと感想とあらすじです。
そして今回のBE-LOVEは全作品連載あらすじつき!

「映画「ちはやふる」キャスト・クランクイン インタビュー連載 第5回」は、
いよいよ真剣佑さん(新)。





以下、インタビューも155首もネタバレですので、ご注意ください!





インタビューの文言からどこか新に通じる純粋さが感じ取れる真剣佑さん。
太一も肉まんくんも年上で「お兄ちゃん」か・・・ううーん動いて並んでる様子は見たことがないから、太一と並んで幼馴染にみえるのか、少し心配。

でも福井弁のことを「語尾にビブラートがあって」「「~やから」の語尾があがったりする」と評しているところ、表現が的確だなあと。
本質がぐっとつかめる子なのかもしれません。


さて、155首。

ストーリーは、大阪の太一と、近江神宮の千早たちに分かれます。

まずは大阪。

詩暢の登場に驚く太一。
TV局の人が「ずっとまえから若宮さんへの取材は断られ断られ・・・」「関西出身のクイーンですから当然ずっと特集狙ってましたよ~」と言っていた、その取材依頼を今回はじめて受けたらしい詩暢ちゃん。その真意は?

なところで、すわ自分は代役か・・・と心が折れそうになる周防名人に
「周防さんが今回番組に協力されると知りまして やっと心が前向きに」と告げる詩暢ちゃん。

でも「嫁♡」と握られた手を瞬殺で抜くあたり、詩暢ちゃんもいけずなら名人も立ち直り早い・・・

「速さ」を解明するためのロケセット、設定。
ふたりの相手をすることになり、おののく太一に「自分は天才だと思うけど詩暢はんはちがう、あれは努力の人だよ」と告げる名人・・・

まずは名人VS太一、
1字決まりの札が読まれ続け、速さが見たいなら1字決まりが読まれるだろうと予測していた太一も1枚とる。
それを読んで「1字決まりじゃない札のほうがいい」と取材サイドにアドバイスする詩暢ちゃん。
さらに、「2字決まり3字決まりが名人の真骨頂」という助言が大当たりなのを見て感心する現場。
そこに「(あの子は)かるたの申し子っていうんでしょうかねえ」とさりげなく詩暢母からのアピールが入る。

音響研究所の研修員による名人の「聞き」の分析がなかなか深くて濃く面白い。
「ああはなれない」
と思う太一。

つぎは太一VS詩暢ちゃん。
太一を「なんか見たことある・・・」と思う詩暢ちゃん。

目の前で「音のしないかるた」を見せられ、「努力でなれるもんか?!」と焦る太一。

ただ、研究員の分析を聴き、「音を聴く力は俺と変わらない」「動くスピードと正確さが違う」ことに気づく。

  若宮詩暢の能力は後天的なもの 努力でたどりつける最高点

取材陣の詩暢ちゃんへの評価はうなぎのぼり。
そこへ「本当にかるたしかできん子で またなにかありましたらお声がけください」とまたさりげにアピールが入る詩暢母。

「かるたのプロになりなさい」
「まずはかるたで有名になること」
「いままで断ってきたインタビューや取材依頼 できる限り受けなさい」
「百人一首をよく知らない人にも知られるように ”かるたと言えば若宮詩暢”と言われるようになりなさい」

そんなアピールや協力的な詩暢ちゃんの背景には、そんな祖母のアドバイスがあった――
(全国大会=鳥人間コンテストなのに、詩暢ちゃん・・・とちらりと思ってたんですよね・・・ちゃんと伏線だったんですね。
 でもスノー丸も鳥人間コンテストも「武器になる」というお祖母ちゃん。
 ストレングスファインダーに基づく的確な指示・・・できる政治家なんだろうなとしのばれます)

鳥人間コンテストを振ってここに来とるんや、と思った詩暢ちゃん、ふと太一が千早のチームの人間であることに気づきます。
「・・・わかんないけど(団体戦より)意味のあるものになる気がする」
という太一に
「奇遇やな」
と返す詩暢。

周防名人は名人で、「でもやっぱりテレビはわかりやすいな 全部数字と理屈にして説明してくれる 彼に合ってる」と・・・
名人の狙いは?



一方、近江神宮。
瑞沢高校は、勝てる3年を3人置くほかは、1年2年を積極的にいれていく来年を見据えたスタイル。

「リスクを負って後輩を育てようとしてくれる ありがたいよね」と涙の出るような良い子に育った菫ちゃんは、
自分の番となると「ありがたくないー迷惑ー!」と暴れますが(笑)

2回戦はまたや「千葉情報国際高校」

ここで、「(かるた始めて)3か月 やっと全部覚えたとこ じゃーいちばん楽しいときだね!」と言われ、「うん そう」とうなづいた波田くんが大物の器を見せ、楽しいかるたを魅せる。

 波田くんにはなにか 重さがある 自分を信じてる
と感じる千早。
 先輩たちがいなくなっても いてくれる今日のように かるたを取るんだ
と思う波田くんと、ばっちり歯車はあっているように見える。

そんななか、抜け番の翠ちゃんはまた北央の太田くんにいじられ、「予選で一回も勝てなかったもんなあ」と痛いことを言われる。
だまって立ち去る翠ちゃんの背中が、少し心配です・・・

初登場の原Pママ、4コマから本編初登場の菫ママとかなちゃんママ・千早ママの4ママが到着。
まずは近江神宮で勝利祈願、というところで、必死に千早の今年の無事を祈っている女帝を見かける。
女帝はやはり祈願する桜沢先生を見かけ・・・

スポットは富士崎に。

「小粒じゃねえ?今年」と心配する富士崎OB。

「今年の新入部員少なかったらしいよ たったの7人」
「かるた部の成績不振が続いたらやばいって」
「なにが?」
と会話は続く。

なんと、
「桜沢先生かるた部顧問辞めるかもて噂」
「同時に結婚の噂」
と双子のマナカナの報告。

一気に応援が本気になる富士崎OB。
そして、その後ろでメモもって偵察している机くん・・・

もしや、桜沢先生引退?の情報が、翠つながりで田丸妹への奮起をうながすか?

そんな桜沢先生の噂を聞いてからだと、祈る先生の姿がまた違った意味に見えてきそうで・・・

そんななか、
次号(11/14発売の23号)につづく。


今回で、もしや名人はやはり自分の身体の限界を知っていて、太一を、太一に合うやり方で、自分の「かるたが好きじゃない、でもかるたが好きな人が好き」な跡を継ぐ者として間に合うよう成長させようとしているのかな?なんて思いました。

動きの少ない回ながら、波田君の場面、良かった!
瑞沢このままがっちりいってほしい。翠ちゃんもがんばって立ち直って・・・!

裏表紙には、府中で行われる「ちはやふる原画展」のお知らせ!
これは行きたいなー

拍手[12回]

PR

COMMENT

NAME
TITLE
MAIL (非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS (コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます
 

無題

初めまして!
私的にはよくアクセスはさせてもらってたので、初めて感は少ないのですが(^-^)

今回の周防名人はやっぱり太一を育てたい?感がありますよね。
もしかしたら、周防さん的には目の事が分かってから、ずっと自分の後継者になってくれそうな人を探していたのかなーなんて思いました。
常に「君はA級の人?」って聞いてたしなー。
周防さんにとっても太一は「見つけた!」って感じだったのかな。
太一にとって周防さんが助けになったように。
弟子ではないけど、同士に近いような存在になり合える二人になったのかな、なんて事を思いました。

ふと思って、コメントしちゃいました。
検討違いだったらすみませんです。
  • まー さん |
  • 2015/10/30 (07:52) |
  • Edit |
  • 返信

Re:無題

まー様

始めまして!そして、いつもアクセスありがとうございます^^


>もしかしたら、周防さん的には目の事が分かってから、ずっと自分の後継者になってくれそうな人を探していたのかなーなんて思いました。
>常に「君はA級の人?」って聞いてたしなー。

はっ・・・!確かに。
名人の「君はA級の人?」にあまり深い意味を感じ取っていなかったのですが、今思えば、まー様のおっしゃる通りかもです!
そこからすでに周防さんの思いは表されていたということですね…!

>周防さんにとっても太一は「見つけた!」って感じだったのかな。
>太一にとって周防さんが助けになったように。
>弟子ではないけど、同士に近いような存在になり合える二人になったのかな、なんて事を思いました。

私もそう思います!
周防名人が「ひとかどの人物になりたい」と思っていて、「後継者」を探してもいたのだとしたら、
「かるたが好きじゃない」
けれど、
「かるたを好きな、かるたに情熱を燃やす人は好き」
な太一は、まさにお互いにとって運命の相手になりますね。

「弟子じゃない」と何度も釘をさす名人も、もしかしてどこかで「同士」的なものを感じているのかもしれませんね。

この少し斜に構えたような2人の師弟の存在が、
「ちはやふる」のかるたの世界の奥行を広げていくような気がします。
これからが楽しみですね!
  • from 福ら雀 |
  • 2015/11/13 (23:33)

No Title

福ら雀 さま

こんばんは、お疲れ様です。m(_ _)m

今回のラストシーン、
桜沢先生の憂いを帯びた横顔、
非常に気になっております…。
田丸ちゃんも泣いていましたし。

ようやく全国大会が始まり、
ふゆごとき波田君の隠れたポテンシャルの片鱗も
垣間見られ、
「おおぉ!これは!?」と思えたところでしたのに…。

明るい兆しが見え始めた本編に、ふたたび暗雲が?!
どうかもうそろそろ順調にお話を進めて欲しいです…わくわく感をもって読みすすめたいっ!(>_<)

そして、
太一と詩暢ちゃんの初顔合わせ。
これもも興味深かったですね。

個人的には詩暢ちゃんに対する「努力の人」という表現に若干の違和感があるのですが、
太一のモチベの根拠に詩暢ちゃんをもってくるという展開がとても意外で、
彼とクイーンの絡みに当方、大注目しておる次第です。

それでは、
朝晩の冷え込みが本格化してまいりましたので、
どうぞお体お大事になさって下さいませ!




Re:No Title

りぶろ様

お忙しいなかお訪ねくださり、ありがとうございます…!感謝感激雨あられ、です(T T)

>今回のラストシーン、
>桜沢先生の憂いを帯びた横顔、
>非常に気になっております…。
>田丸ちゃんも泣いていましたし。

本当ですね・・・
桜沢先生、なんて憂いの似合う美人さんだろうと、案じながらもうっとりしてしまいます。

>明るい兆しが見え始めた本編に、ふたたび暗雲が?!
>どうかもうそろそろ順調にお話を進めて欲しいです…わくわく感をもって読みすすめたいっ!

そうなんですよ!
やっぱり夏の選手権は、リズミカルに、そして熱く、進めて頂きたいという願いが私もあります…!
たまの緩急は大事ですが、そろそろ元のリズムを取り戻す時期ですよね。
なんてったって、高3の夏!なのですから。

>個人的には詩暢ちゃんに対する「努力の人」という表現に若干の違和感があるのですが、
>太一のモチベの根拠に詩暢ちゃんをもってくるという展開がとても意外で、
>彼とクイーンの絡みに当方、大注目しておる次第です。

詩暢ちゃんが「努力の人」というのは私も違和感ありました。
努力を怠らない人、と言えばそれはその通りなのですが、
どうも「努力の人」というと、その言葉の前に(才能よりも)という但し書きがついてるニュアンスになってしまう気がして。
(でも、それだけの努力ができるのも、才能のひとつなんですけどね…)

でもここでは、周防さんの「天賦の才」を際立たせたいのかな、というのと、
まだどこか太一の中に残っている「青春全部賭けたって、新より強くなれない」という努力の限界への思いを払拭させたいのかな、と思いつつ。

詩暢ちゃんのことが、今後太一のなかでどう活きていくのか、本当に大注目ですね!

りぶろ様こそ、お仕事不規則ななかお忙しくていらっしゃると思うので、
くれぐも御身お大切に…!
これからもよろしくお願いいたします(*^^*)
  • from 福ら雀 |
  • 2015/11/13 (23:44)
  

プロフィール

HN:
福ら雀
性別:
非公開

忍者カウンター

カテゴリー

P R

Copyright ©  -- ひねもす ちはやふる --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Material by petit sozai emi / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]