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ひねもす ちはやふる

HN福ら雀による、漫画「ちはやふる」に関する思ったことのつれづれ考察。 基本的に、否定より現状肯定、貶すより良いほうに捉えることをメインのスタンスとしています。感想より分析が好きです。 支部もやってます↓ http://www.pixiv.net/member.php?id=11693593

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BE・ LOVE 21号 ちはやふる 174首 あらすじ•感想

仕事が大荒れで、週末にいろんなものが吹き寄せられてブログに手を付けることができず><
予定外に遅い更新になってしまいました・・・。

この間、上の句&下の句のDVDでましたねっ!
まだ通してはみられてないのですが、特典映像もとっても豪華だということなので(先に見た娘の感想)、時間がとれたらたっぷり浸ろうと楽しみにしています。

さて!!
33巻の栗茶色の新と対照的な、白新が印象的なびらぶ21号。
今号はちはやふるの2017ダイアリーつきです♪
これ、いつももったいなくて使えず、毎年大事に保管してしまっています。
今年は最近のお話からの名台詞も多く、読み返すと感慨深いです・・・


さて。
「勝利のその先へ」の174首、はじまりはどうなるのでしょう??



***以下、174首のあらすじ(ネタばらし)となりますので、ご注意ください。***


扉絵は、秋の紅葉のなか、高校のかるた部前ベンチ(かな?)に膝をかかえて座る千早。
どこか、満足そうな顔をしています――

さて。

「千早っ!」

近江神宮の夏が明けて最初のせりふは、千早の母の怒声から。

学校に「自習しに」行こうとする千早に、
「だまされないわよ かるたの練習でしょ」
という千早母。

夏休み前の三者面談で、
「全国大会で部活からスッパリ足を洗えばなんとか行ける大学あります」
と言われていたらしい千早。
模試の結果もズラッとC判定とのこと・・・
(4月から6月にかけてあれだけ頑張っていたのに、なかなか挽回は難しいものなのですね・・・)

「で・・・でも私 クイーン戦に・・・」
という千早に、
「千早。浪人してまでクイーンになってなんになるっていうの?」
と尋ねる母。

「と とにかく今日は行くから吹奏楽部と勝負なのっ」
と不思議な言葉を残して家を出ていく千早。
そんな千早を見送る千歳姉。



登校した千早は、部室の掃除をしています。
きっとかたくかたく絞っただろうぞうきんで、きゅっきゅっと畳をふく千早。

  2年までの成績がポンコツな私には
  推薦やAO入試の道はない
  センターと2次試験でがんばるしかない

  がんばるしかない

映し出される部室のカレンダー。
名人・クイーン戦は、センター入試の1週間前・・・

  でも・・・
  どこにも受からなかったら?

  浪人する?予備校通って お金は?
  できる限りバイトして・・・でもその間だって

  かるたをやり続けたい――


蝉の声。焦燥感を覚える千早。


そこに。
一陣の風とともに現れたのは・・・太一。


ふりかえる千早に、
「さっき通りかかったときもやってたけど・・・
 これ普通の掃除じゃねえな?」
と部室にあがってくる。

「ケジメの大掃除ならおれもやるよ
 2年間お世話になったんだ」
と、掃除をはじめる太一。


あの告白の日以来、部室で同じ時間をともにするふたり――


 「この壁のシミなんだ?コーヒー牛乳か?」
 「これ使って太一」
 「あっこの洗剤知ってる!夜の通販で10個セットの」
 「お母さん買っちゃったの」
 「うちも」
 「使えんのか?」
 「使えない!」

と、すっかり元の通りに思える千早と太一。

 「こういう掃除って3年みんなでやんねーの」
という太一。
(このあたり、退部してるんだだった・・・って思い出させてせつなし)

みんな勉強がんばってるし、と言うけど、実は一番やばい千早・・・。

 「いつもはしないところまで掃除してるとわかる」
と、千早。

どこにも厚いホコリがたまってないくらい、すみずみまで掃除してくれているのはかなちゃん。
コーヒー牛乳のしみは、肉まん君。
ノートの整理のしかたは、机君。

  積もっていく

いろいろなものが積もっている空間を太一と共有しながら、
「浪人してまでクイーンになって なんになるっていうの」という母の言葉が耳に残る千早。


そこに、吹奏楽部の面々が千早を迎えに来て、一緒にいた太一も勢いで一緒に行く事に。

さて、千早が家を出る時に口にした「吹奏楽部との勝負」とは?!
部室取り替え(2階⇔1階)をめぐるカラオケ勝負のこと!

互いの主張が真っ向からぶつかり、先生方にも一任されたこの勝負。
3対3の源平戦ならぬ、採点カラオケ勝負です。

吹奏楽部のトップバッターは、さすがのすごい声量。
「"感じ"がだめになる みんな逃げてー!」
という千早に、耳栓をさしだす机君。
(さすが薬局の息子??!)

「机君用意いい!」と貰う皆のなかで、
「あ、おれは自分のがあるから」という太一。

その姿に、周防名人を重ねる千早・・・

次はかるた部の番、対するは千早。

「勢いで16歳のとき1曲だけ配信した綾瀬千歳のデビュー曲」の、振り付き完全コピー!

吹奏楽部の91点にたいし、95点をたたき出します。

「久しぶりに聴いた、千早のコレ。帰り道の歌の定番だったよな」
と大うけしている太一。

その表情に、嬉しそうな表情をうかべる千早。

  『真島さー 周防さんのいる東大かるた会に練習にいってるんだってさ』

  との肉まん君の言葉。

  「次は試合で」と書かれた、喜八洲総本舗のきんつば。


 太一が かるたをやめてない やめてない


――かるたをしてれば おれらの道はいつか重なる――


脳裏には、新の言葉がよみがえり。
太一と背中合わせに座り、物思いにふける千早・・・

勝負は順調に?すすみ。

吹奏楽部92点 VS かるた部85点(翠ちゃん!)

かるた部でも採点カラオケやって上位を選んだようですが、
「ほかのやつらみんな田丸より下手なのか? ヤベーな」
という太一にぐうの音も出ない千早・・・

「やばいかな・・・部室・・・」

焦っている千早の顔を見つめる太一。

その手が、次に「うるう年のマーチ」を歌うべく、
スタンバイした机君の手から、マイクをうばいます。



「まえ行ったカラオケでおれのほうが点高かったし
 今日せっかく掃除したし」



太一とびいり参戦の結果は、かるた部の勝利。

部室、死守――!


にぎやかな帰り道。


「部室はずっとあそこがいい 先輩たちも引退しちゃって心細いのに
 思い出つまった部室までなくなったらヤダ!」

という菫ちゃんを、嬉しそうにみつめるかなちゃんと千早。

「ならもっと歌うまく歌えよ新部長ー副部長もー」
と肉まん君にいわれる筑波君&菫ちゃん。
(もう、筑波政権なのですね・・・)

この日、かなちゃんは髪の毛をおろしていて、とってもフェミニンな雰囲気。

肉まんくんも
「わっかなちゃん いつもと髪型ちがうからびっくりするー」
と驚いています。

いつの間にか、みんなから離れたふたり。

「・・・肉まんくん ありがとう
 あのとき 好きって いってくれて」

かなちゃんの突然のせりふに一瞬真顔になる肉まんくん。

「な なんだよー言ったじゃんうそだって! うそだようそ! ごめんごめん」

明るく言う肉まんくんに、かなちゃんも涙を浮かべながらにっこり笑って――

「ありがとう うそって言ってくれて」

その言葉に、分かってもらっている嬉しさと切なさをかみしめる肉まんくん。
照れ隠しなのか、駆けだして、

「おい机君!かなちゃんの髪おろしたのヤベーな!かわいすぎんな」

と机君にタックル。

その机君は、何と泣いていました。
とまどう肉まん君。

「う・・・夏だね・・・」
「う・・・うん?」
「暑いね・・・」
「うん?」
「みんなでカラオケ楽しかったね・・・
 部活思いっきりやって おれら引退したね・・・」
「う・・・うんそうだね どしたの机君」

 「友だちがいて 後輩がたくさんいて みんなで帰り道笑って
  どうしよう これ宝物だ 2年半 ただの時間のはずが
  自分にはムリだって思ってたものが 手に入ったよ
  宝物になったよ・・・」

泣きじゃくってTシャツの裾で涙をぬぐう机君。
もらい泣きする瑞沢女子に、机君に共感する男子――


さて、一緒の帰り道。
分倍河原駅で降りた千早と太一。


「机くんすごかったね。あんななったの初めてみた」

と微笑む千早。

「駒野たちはこれで引退で かるたは一段落だからな」

と言う太一。

(まるで「駒野たち」と「自分たち」の置かれた状況は違う、と言っているような・・・?)

千早も、太一のそのニュアンスを察します。

「太一の」
「太一の「次の試合」ってどれのこと?」

「私は器用じゃないし バ・・・バカだから
 受験捨てて クイーン戦予選に懸けていいのか
 今年はあきらめて 来年目指すべきなのか・・・」

そう問いかけた千早の腕を、とらえる太一。

「えっ」

驚く千早に、

「録画予約とかしてんの?」

と聞く太一。

「え?」
「もう始まるぞ
 知ってるだろ
 テレビで周防名人と若宮詩暢の かるたの特番があるの」

その太一の言葉に、今度は千早が太一の腕をとらえて駆けだします。

着いた先は、千早の家。

「えー真島くんじゃん 珍しー」
と千歳にいわれながら、家にひきずりこまれ、TVの前に坐らされる太一。

「お願いお願い 一緒に見て」

番組が、始まる―――



***以下、ざっくりと感想です。***


アフター近江神宮は瑞沢パートから。

ひさびさに「瑞沢かるた部」の彼ららしい日常が見られて、嬉しい回でした。

でも、前と同じようでいて、しっかり一線を引いているように見える太一・・・

そして胸熱だったのは、やはりつくかな肉まん君です。

ちはやふる連載はしばらくお休みなので、このあたりの感想、時間のあるときに全体通してまた書きたいです。

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