忍者ブログ

ひねもす ちはやふる

HN福ら雀による、漫画「ちはやふる」に関する思ったことのつれづれ考察。 基本的に、否定より現状肯定、貶すより良いほうに捉えることをメインのスタンスとしています。感想より分析が好きです。 支部もやってます↓ http://www.pixiv.net/member.php?id=11693593

BE・ LOVE 17号 ちはやふる 171首 あらすじ•感想

待ってましたのお盆進行発売!

前号では非常に大きな動きがあり動揺しまくってしまいましたが、
その後、皆様の感想を拝見し前向きにとらえるようになりました。
そのうえでの・・・今号です!!

あらためて、自分の読みの浅さを痛感しつつ、想像の斜め上に胸熱展開をしてくれる「ちはやふる」、そして前向きな風をくみ取るさすがの読みをされる長年の「ちはやふる」ファンの皆様に、心より敬意と愛を捧げたいです・・・!


そしてちはやふるweekの声優さんのトークショー、ありがたいご助力をいただき、土曜昼のガールズトークも夜の部も、両方参加できることとなりました!わーい!
(ご助力をくださった方々、ありがとうございます。深謝、深謝です)

来月、行ってまいります、念願のあわら!新の地に・・・!


さて、本編です。



***以下、171首のネタばらしとなりますので、ご注意ください。***



今回も、扉絵つき。


「あの部屋」で、でも「ひとりで」かるたをとる新の姿です。

扉絵をめくると、そこはA級決勝戦会場。

  新がいつもとちがう
  そないなことどうでもいい

  新にだけはなぜか負けることを 思い出してはムカついてきたんや

と詩暢ちゃん。

  新とうちに差があるとすれば
  流れを呼び込む力――そのくらいしか思いつかん
  流れ…みんな簡単に言うけど 一人で練習しとるうちにはようわからん


  頼むでみんな うちのところに来て


詩暢ちゃん、いつもどおり以上の冷静さと安定感。

ふたりの差は6枚。

息をのむ、村尾さん、桜沢先生、千早。

  かるたは野球やサッカーとちがう 応援なんかできない
  そんなことわかってるのに 応援できないのがこんなに辛いなんて

新の調子が良くなさそうなのを同じ畳の上で滉も心配し、相手に油断をみせてしまう。

滉の相手、富士崎のぽっちゃり両国厚くんは、
「勝ったら幕内・・・(あちがうA級)」
と言ってしまう、廃部になってしまった相撲部希望だった子。

「かるたと相撲って似てるとこあるから入んなー」
 似てる① 1対1の勝負であること
 似てる② 立ち合いの呼吸が大事なところ
という経緯で入部したもよう。

菅野先生も舜も、滉を応援しつつ、舜は「弟が先にA級」なのが微妙な様子でもある・・・

勝負強い両国くんには、桜沢先生も来年の柱として、
「幕内・・・じゃなくてA級」(桜沢先生まで・・・)
を期待しているもよう。

どう試合を組み立てていくか動きを悩む滉だが、そこに4枚連続の空札。

  動きたい
  早く自陣整えたい
  次こそ 次こそ

焦りをみせる滉―――そこへ。

「失礼します」

手をあげて立ち上がったのは、新。

 なんや 新が空札4枚くらいで間をとった やっぱ調子悪いんか?

と詩暢ちゃん。

でもその「間」に我に返った滉は、相手の両国くんも焦っているのに気づく。
 (似てる③ 空札は相撲の”立ち合いが合わない状態”にそっくり)

ひとつ呼吸をし、落ち着こうとする滉。

「失礼しました」

戻る新。




いっぽうヒョロ君は、「うきょっ」「ふきょうっ」と奇声をあげながらも絶好調。

  団体戦優勝校は個人戦では結果が出にくいってよく言われるがなんのなんの
  彼にはあるな 執念めいたものが(応援にもある・・・)

と運営さんも認めるヒョロ君の流れ。
  
  勝てよヒョロ 個人戦一人で勝ちきれ メダル取ってこい!

  取りたい あげたい 優華璃さんにおれの 優勝のメダルを・・・!

「メダル」=A級、やっぱりリオの時期だからでしょうか?

でも・・・机君との差はつかず、リードはできていない。

机君はつみあげたヒョロ君のデータをもとに(好きな食べ物:春菊まで!)

  僕だって 今日は負けられない

と闘志を燃やす。




  「団体戦は個人戦」「個人戦は団体戦」
  かるたにおいてときどき言われるこの言葉

  しかし

  人数が減り最終的に一対一になる決勝戦は まさに個人戦



そんななか、詩暢ちゃんは無敵な安定感。1枚1枚にきっちり反応しミスもない。
でも、新も差を5枚差以上広げずきっちり追いかけており、けして反応が悪いわけではない。

  いつものリラックスとは違う
  でも
  流れなんていう不確かなものに うちは振り回されんで
  5枚差を永遠の差にしてやるわ

と、あくまで冷静な詩暢ちゃん。

「しら」をとられる新の姿に、

  なにもできない どんなに思っても
  応援の声はだせない なんにもできない

と目をつぶり苦しそうにする千早。

その時。

  トンッ

滉の背を叩いたのは、新の手。

乱れた札を整理する帰りを利用しての、
「次は取るぞ」
との声掛け。

えっ、と顔を上げた滉と会場に。

新は、ひと息吸ってから、
「藤岡東 行くぞ!」
と声を出す。
(富士崎ファイッ!を思い出させます・・・)

一瞬あっけにとられるも、すぐに滉とチームメンバーは声の大きい応援団の理沙ちゃんはじめ
「おっしゃああああああ」
と応答。

その姿に眼を見開く千早。

  綿谷が
  新兄ちゃんが
  綿谷先輩が

  練習のときも下手で
  団体戦でもうまく声出せなくて
  一回も出せなくて


    「よっしゃー」やって言ったのに~!

と彼らの変わらぬ応答に赤面して歯を食いしばる新が可愛い。

村尾さんも運営上、富士崎のときと同じように
「大きなかけ声はNGや 自重して」
と注意。

「はい すみません」
と答える新。

ひと息吐いて・・・


  イメージや

  あの部屋ではもう取らん
  

  たとえばいまは 団体戦の土壇場
  1勝2敗の場面


  滉と おれとで勝つんや

  おれら二人に チームの勝利がかかってる


そんな新の姿に眉をしかめる詩暢ちゃん。


  なんや 新 まさかそこまで
  あんたがそこまで”チーム”にかぶれるやなんてなあ

けれど新は――


  ここや この一枚


「お――ことの」


新も滉も、「速いっ」とギャラリーも驚く取りを見せる。

飛ばした札を拾いながら、よくやった、というように、ぐしゃ、と滉の頭をなでる新。

ついで、ギャラリーの千早を見つめる。


  千早・・・

  あの部屋のイメージにい続けたら
  いま以上の強さは身につかん

  離れたくない
  ずっとここにいたい

  千早と太一でかるたした部屋でまた ずっと

  でも
  
  好きな子に かるたで負けて

  これまでの自分でいいなんて 思えんのや


新と滉、ふたりの動きの呼吸があってきた。
弟が勝つのは複雑、といっていた舜も

  滉 勝て 勝って新兄ちゃんを楽にしろ
  なれ A級になれ!

と拳を握る。


  強くなりたい

  強くなりたい

  千早にも 周防さんにも

  (次は試合で 太一 の文字)


  負けたくない


と、強く思う新。
  
  ふん おもしろくないけど

  おもしろい

と受けてたつ詩暢ちゃん。



■18号(9/1発売)につづく■


次号の予告には、
「新と詩暢のA級頂上決戦。秘められた新の心の内は・・・?!」
とあり、ここに至る新の心情がもう少し書かれるのではと期待大。

また今回のびらぶは、大和和紀先生と山岸涼子先生の読み応えたっぷりの対談も掲載されています。

そして今回の「おこしやす、ちとせちゃん」も良かった・・・!
夏の思い出のどこか切ない感じがひしひしと感じられました。



***以下、ざっくりと感想です。***


① 千早の「応援できないのがこんなに辛いなんて」

昨年の高校選手権では太一を応援し、挑戦者決定戦では、原田先生を応援していた千早。

そんなふうに、これまで声はかけなくても傍にいて気持ちだけ応援することを「応援」と捉えていたはずなのに、ここでは傍で見守るだけでは「応援」にならないと言っているようにもとれます。

その違いは何か?
それだけ、千早が強くなったということなのか。
それだけ、新のことが心配だということなのか。
それだけ、新がいつもと違う=これまでの新ではないということを感じ取っているのか。
どれも該当するのかもしれません。

原田先生のときは、応援する相手が格段に上の立場でした。
太一のときは、太一はまだB級でした。
千早が出られず応援のみだった東京都一次予選のときは、後輩もいました。
では、今回は?
千早も、新のことを見上げるだけではない存在として捉えなおそうとしている(まるで同じ「チーム」のメンバーのように)ことを示す描写なのか・・・?

今後の千早の見守り方とともに、気になる描写です。


② 新の「強くなりたい」

小さいころから望まない「さよなら」を続けざるを得なかった新にとって、大切な人との思い出は大事で、「さよなら」は自分からは選ぼうとは思わなかったもののはず。

それらを覆すほどに「これまでの自分ではいられない」「強くなりたい」と新が思うようになったのは、千早にかるたで負けたから。

そこが今回明らかになりました。

千早がここまで強くなった=成長した(せざるを得なかった)のは、太一の不在があったから。

新は、それとは逆で、強くなるために千早を不在にしようとしている(あの部屋から出ようとしている)気がします。

でもそれは、不在というより、新のなかの千早をアップデートすることなのかもしれません。

千早にとっても、太一にとっても、この大会の新の姿はこれまでに見たことのない新の姿のはず。

今は、高校時代の終わりを目前にして、いつまでも子供のままではないお互いの姿をアップデートし合い、3人が新たなスタートラインにたつ準備をしている・・・ということなのかも?

そして夏とともに高校時代に終わりをつげ、次のクイーン戦・名人戦予選からが新たなスタートになるのかも?

そう思うと、新VS太一の対戦は必至な気がしてきます・・・楽しみ!


ともあれ、だんだん隠されていた新の思いが見えてきた171首。

なぜチームを作ったかの理由をふくめ明らかになる日が、そして「獅子の目覚め」が近い気がします。

そして気になる、滉の粘りと、ヒョロ君VS机君の勝負の行方。

今回は触れられませんでしたが、菫ちゃん&かなちゃんの戦況もどきどきです。

次号、固唾をのんで見守りたいと思います。


拍手[23回]

PR

COMMENT

NAME
TITLE
MAIL (非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS (コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます
 

No Title

福ら雀さん、こんにちは!

今回はわたしの心のアイドル・滉くんの活躍に、とってもホクホクした回でありました。
(フフフ・・・先生ありがとう)

そして新の成長も、しっかりと描かれていましたね。
強くなるために、千早のことは一端脇に置いておく、というようなストイックな雰囲気は
わたしも感じました。

もし今藤岡東と瑞沢が戦っても、新はもう迷うことなく千早よりもメンバーを
第一に考えることでしょう。
今回の話で、新と千早が完全にそれぞれ別のかるた道を歩み始めた気がします。
でもこれで二人の道がずっとバラバラであるかというとそうではなくて、 
繋がるためのヒントが団体戦での太一の登場に描かれていたのかなと思っています。
一瞬だけ繋がったあの時の三人、太一は二人を繋ぐ読手として描かれていました。

でも自分を振った女の子と、その子を好きな男の子のために読手になるなんて、
今の太一は絶対に嫌でしょう。
太一の心の決着がついたとき、ようやく二人(三人)の道は繋がって
またあの部屋に舞い戻り、新と千早は心置きなくかるたを楽しむのかもしれません・・・
そのときは、あの部屋の姿もアップデートされるのかな?
三人が成長した姿で描かれるのかもしれませんね。

新と同じチームと感じるのは、もう少し先になるのかなとも思うのですが
千早の気持ちがさっぱり理解できないので^^;うーんどうなんでしょうね・・・
このあとの千早の行動は、新の強さの進化を見て更に憧れを強くするのか、
また戦いたいと思うのか、変わっていく新の心に一抹の不安を覚えるのか
非常に気になるところです。

チケット予約成功したんですね!よかったです^^
いい旅行になるといいですね。
来月はまだ暑いと思うので、お昼はこってりとしたソースカツ丼より
つるつるあっさりとした越前おろし蕎麦をおススメします。
福井の人は年越し蕎麦もおろし蕎麦です。新も由宇ちゃんもきっとそう。
なんせわたしも福井人ですので。
(特技はカニの殻剥きです)
  • とかさま さん |
  • 2016/08/13 (20:31) |
  • Edit |
  • 返信

Re:No Title

とかさまさん、こんばんは(*^▽^*)
いつもありがとうございます。

滉くん、とかさまさんの心のアイドルだったのですねっ。
確かに、王子様的な舜とはまた違って、母性本能くすぐられる可愛い子ですよね(≧▽≦)


>もし今藤岡東と瑞沢が戦っても、新はもう迷うことなく千早よりもメンバーを
>第一に考えることでしょう。
私も、そう思います。
決勝戦での自分の失敗をもとに、新は自分はどうあるべきかを考え直したのだと思いました。

そして、かつてふたりの読手であった太一が、今回ふたりの試合中に登場した意味、さすがとかさまさんだと思いました。
かるたでつながろうとしていた千早と新に、今度こそ太一が主体的に関わっていく気が私もします。

実は個人的には、太一の千早への想いは、かつてのレベルを遥かに超えたところまでいっているのでは…となんとなく思ってます。

今回、新があの部屋を出て覚醒することで、また千早より新のほうが一歩先んじたのではないかと思います。
千早が、そんな新の姿をみてどうするのか。
更に憧れを強くするか、戦いたいと闘志を燃やすか、不安になるか…気になる所ですが、新の後を追いかけるか、もしくは併走しようとすることは必至かと。

太一は、そんな千早を見て、読手の立ち位置を自ら引き受けることができる男になっているような気もするのです。

・・・が、どうかな???

今のところ、末次先生は私なんかの予想より遥か斜め上の高みを行かれるので、そんな予測しつつも裏切られるのも楽しみだったりします(笑)

そして、とかさまさん福井のお方なのですねー!わあわあ、今度お近くへ参ります!

越前おろしそば、美味しそうですね(*^▽^*)
何を隠そう、私福井ファンでして、「ちりとてりん」も大好きでした。
「越前おろしそば」というと、おかあちゃんの打っていたそばを思い出します・・・
そしてカニの殻剥き、素晴らしい特技です(笑)冬にもぜひ訪ねてみたいですー
  • from 福ら雀 |
  • 2016/08/31 (23:28)

No Title

福ら雀さん、こんにちは。そして、教えてください。

私の考察には、情景や事柄を読み解くのに「歌」との繋がりが非常に重要なポイントなのですが・・・

今回、新が声を出した後の札が・・・
「おーーーことの」
で、滉と一緒に札を払ってますよね。その札は・・・・
「ひとをもみをも うらみざらまし」
ですよね。
で、詩暢ちゃんは・・・
「「お」はまだ空札含めて3枚ある」
と言ってます。

え⁇!?(・_・;?
払った札を見れば、この札は
「あふことの 」の「あ」ではないのでしょうか?

もう、ここが気になって、気になって。
いろいろな方の感想にもこの事は触れてもなく、福ら雀さんも触れてないので、私の勘違い?読み間違い?
と、悶々しており感想、考察どころではありません。(泣)

もし、この札が「あふことの」であるならば、新はスランプから脱却し、一歩「次」へと進み始めた。と考察するのですが・・・

福ら雀さん。どうなんでしょう。私の読み間違いなのでしょうか。
  • さこめ さん |
  • 2016/08/13 (22:23) |
  • Edit |
  • 返信

Re:No Title

さこめさん、こんばんは!
ご返信が遅くなり申し訳ありません( TДT)

「おおこ」、決まり字が「お」の7枚札ですね。
決まり字のことはそれとして、以下のさこめさんの読みは、ドンピシャ!なのではないでしょうか。

>もし、この札が「あふことの」であるならば、新はスランプから脱却し、一歩「次」へと進み始めた。と考察するのですが・・・

この札、新のピントが合い始めたことの徴だったのかもしれないですね。
今号を見るとそれにそう確信します。
確かに大切な札でしたね!
  • from 福ら雀 |
  • 2016/08/31 (23:35)

No Title

福ら雀さん、すみませんでした‼︎(>人<;)
私の完全な読み間違えでした。
「逢ふことの」と書いて「おおことの」と詠むのですね。
不勉強ですみませんでした。出直してきます。m(__)m
  • さこめ さん |
  • 2016/08/13 (22:50) |
  • Edit |
  • 返信
  

プロフィール

HN:
福ら雀
性別:
非公開

カテゴリー

忍者カウンター

P R

Copyright ©  -- ひねもす ちはやふる --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Material by petit sozai emi / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]