ひねもす ちはやふる
HN福ら雀による、漫画「ちはやふる」に関する思ったことのつれづれ考察。 基本的に、否定より現状肯定、貶すより良いほうに捉えることをメインのスタンスとしています。感想より分析が好きです。 支部もやってます↓ http://www.pixiv.net/member.php?id=11693593
BE・ LOVE 15号 ちはやふる 169首 あらすじ•感想
- 2016/07/15 (Fri) |
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展開としては意外なほどあっさりと終わってしまった千早VS詩暢戦・・・
ファンとしては残念なかぎりですが、「この次」=「クイーン戦」がいっそう待ち遠しくなります。
そして32巻も出ましたね(#^.^#)
表紙が描き下ろし!と思ったら、今号のびらぶも同じ表紙でした。
青いすずらんが涼やかで可愛く、かなちゃんがリボンとともに髪飾りにしてるのも素敵。
大和撫子ならではの撫子の着物も、端座してる姿勢も、かなちゃんならでは。
机君に肉まん君と3人、嬉しい取り合わせです。
4コマ復活が喜ばしく(菫ちゃん双子話→藤岡東ときて、次はここか!という意外ながらも直球感じ)、
何より予告の
「そして頂上戦で
獅子は目覚める!」
に添えられた絵に心臓がばくばくと・・・
これは新のターンが来ると思ってよいのでしょうか??!
どんなに冷静に見ようとしても、そう見えるのは私の欲目・・・?!
そう思っても期待してしまいます。
ぜひ、期待が叶うことを祈りつつ。
(でも、札の妖精の入れ子疑惑はそのまま・・・
多分これ逆だと思うのですよね・・・2版では直してほしいな・・・)
さて、32巻の続きとなる本編。
***以下、169首のネタばらしとなりますので、ご注意ください。***
扉絵はなく、決意を籠めて見つめる千早と、その視線を受け止める詩暢ちゃんの本編から。
次は クイーン戦で
今度こそ 約束や
千早と詩暢の試合が終わった気配を横目で、背中で感じる新。
静かに目をつむり、次の読みに備える。
札を払って、新も試合終了。
やっと勝った 勝ったけど6枚差・・・
どうした新
新は勝っても心配そうな村尾さん。
一方ヨロシコは滂沱と涙を流している。
「ヨ・・・ヨロシコ先輩そんな泣かなくても がんばりましたよ
綿谷新相手に6枚差なんてすごいですよ あの人もう5段なんですよじつは」
と、励ます富士崎後輩に、
「綿谷新でも 5段でも おれは富士崎の部長だっ
今日の綿谷君にはつけいる隙があった 勝つなら 今日だった」
と悔し涙を流すヨロシコ。
感に打たれたかのようにしーんとする部員を前に
「かっ 勝てたら モテたのに・・・」
とお約束の?ずっこけ。
そんななか、
「モテないけど かっこよかったよ部長 あとは副部長(わたし)が がんばってくるから」
とヨロシコの方を叩く理音。かっこいい!!
次の対戦カード、準決勝ベスト4は、
新VS肉まん君
詩暢ちゃんVS理音
に決定。
新と肉まんくん!!見なきゃ!
と湧き立つ千早たち。
見なきゃ! 新と・・・肉・・・・・・
・・・とその後すぐ寝こけてしまう千早・・・。
余程詩暢ちゃん戦で消耗したのでしょうか・・・。
試合を控え、暗記時間。
なんで強いやつってちゃんと勝ち上がってくるんだろ・・・
綾瀬のやつ 綿谷新に勝てたとか マジかよ・・・
焦る肉まん君。
「試合よく 覚えてない」といった千早のことを思い出す。
この役立たずー!の言葉に、もったいなかったー!と返す千早。
でも 私・・・
太一の姿が見えるまで 自分が新と試合してるって思えてなかったかもしれない
もったいなかった
変でしょ
みんなのことだけ よく見えてた
とまた意味深な台詞を・・・
今回準決勝の読手は、筑豊女学館の顧問でもある牧野美登里専任読手。
原田先生VS新くんの挑戦者決定戦の3戦目の読手さんですね。
1枚目は「きりぎりす」。
2枚目は「あけぬれば」。
2連取する新に、
どうやって 相手が綿谷新だってこと忘れるんだ?!
いつもどおりリラックスしまくりの綿谷じゃねえか
と心中吠える肉まん君。
一方、理音も当たり札しか動いていない詩暢ちゃんに押され気味。
牧野さんの読みは初めてだけど
聴けてると思うのに
決まり字で取れるタイミングで取りにいってるのに
これがクイーン
呑まれそうになった理音。
その目に「必勝富士崎」の垂れ幕が入り、我に返る。
”感じ”てとる
ギリギリを聴きにいけ
空札をよける理音。
勝てるわけねえんだ 攻めろ理音
念を送るように応援するヨロシコ。
次の「め」は理音の取り。
身体まだ軽い
息も大丈夫
クイーンに勝ちたいなんて思ったことないけど
富士崎のプライドを見せるんだ
尽きない体力を
尽きない気力を
(それこそ、桜沢先生の鍛錬のたまもの・・・)
一方、やっと起きた千早は千早を待っていたらしい翠ちゃんと会場へ。
新と肉まん君の姿をみる。
肉まん君は、昔を思い出している。
あれが綿谷新くん 今年も小4優勝候補だな
今年も綿谷くんで決まりだろう(小5)
若宮さんも強かったが やっぱり綿谷くんだな
普通にやってれば彼が勝つよ(小6)
(この後東京に引っ越したことになるんだな)
「いつもどおりやれば 彼は勝つ」
その言葉を思い出す肉まん君。
でも負けたろ?
”いつもどおり”じゃない綾瀬に負けたろ?
次、「なにわが」「なにわえ」を渡ろうとした新を読み切り、奪取する肉まん君。
注視する千早。
何回おまえと当たったと思ってんだ
当たる時はいつもトーナメントの真ん中の真剣勝負
いつも負けてた いつも主役は綿谷新だった
でもおれは
大きい動きで新にぶつかる肉まん君。眼鏡が飛ぶ。
おまえが強いってことを見せるための 道具じゃねえんだよ
とはいえ、眼鏡をひろってフレームを確認する新に、
「ご ごめんな 大丈夫か」
きちんと謝罪する肉まん君。
「ん 大丈夫」
と返事をする新が、どこか可愛らしい感じ・・・
試合再開。
おれの物語の主役は おれだ
強くなろうと がんばってきた
でも
綿谷新に勝つための毎日だったか?
調子を取り返して札を取る新。
よし!いつも通りの新や
と安堵する村尾さん
この年代のレベルがあがってる
と観察する明星会の伊勢先生――
結局、試合は両方とも9枚差で、新・詩暢の勝ち。
拍手しながらも、肉まん君の姿を心配げにみつめる千早。
千早に声をかけられながらも、「腹減ったー」と会場を去る肉まん君。
肉まん君は、勧学館の表で蝉の声に身を浸していた。
そこに訪れる千早(と翠ちゃん)。
「綾瀬さあ・・・1年のときからずっと若宮と戦うことばっか考えて練習してたよな」
たぶん綿谷も ガキのころから名人になるための毎日でさあ・・・
それが”いつもどおり”でさあ・・・かなうわけねえんだよ」
「ダメなんだよなあ・・・目の前にしたときだけ あいつに勝ちたいなんて」
「おれの毎日 なんだったんだろなあ 3年間 なんだったんだろうなあ」
こぼれる、大粒の涙。
肉まん君の隣に座り、どん!とつく千早。
なにすんだ、と責めようとする肉まん君に千早はいう。
「肉まん君の毎日は 瑞沢を強くしてくれる毎日だった」
「肉まん君が・・・全部教えてくれた 基礎も理論も根性も
きっと 下の子たちに残るのは 肉まん君の言ったことだよ」
それを耳にした翠ちゃんの脳裏にめぐる、肉まん君の言葉。
「・・・はい はい!」
千早の言葉をしっかり肯定する翠ちゃんに、さらに涙をこぼす肉まん君・・・
真夏の日が暮れる
残すは
各階級決勝のみ
■16号(8/1発売)につづく■
予告には、「各階級の決勝カードが発表される―!瑞沢かるた部のみんなの命運は?!」とあります。
これまでA級メインでしたが、やはり、各階級にもスポットライトが当たってくれそうです!
机君や筑波くん、かなちゃんに菫ちゃんはどこまで残っているかな??
1年も気になりますが、やはり2、3年が気になってしまいます。
そして、新VS詩暢の頂上戦・・・!
次号のびらぶには、前回読み切りで掲載された鈴木有布子先生の「廻り暦」シリーズが。
鈴木有布子先生は有栖川有栖先生の学生アリスシリーズを漫画化されているのですが、原作のテイストを活かしながらもブレ
ンドされた鈴木先生の個性がとっっっても素敵で大好きなので、応援している作家さんです。
次回も楽しみ!
***以下、ざっくりと感想です。***
① 新は5段!
今回、新が5段ということが明らかに。
全日本かるた協会の昇段基準によると、5段は
1. A級優勝1回
2. A級3位入賞3回
3. A級得点8点
4. A級勝数20勝
のどれかでなれる、というかたちです。
(http://www.karuta.or.jp/kitei/shoudan.html)
新は去年の全日本高校選手権大会でA級で優勝したわけで、そこで5段になったということでしょうか。
4級からがA級なので、ひとつ上、という感じなのでしょうか・・・
でも千早もA級になったあと、吉野会大会で優勝しているので、もしや5段?というと新と段位は一緒ということ??
ちなみに今年名人位につかれた川崎名人は8段、クイーンにチャレンジされたのは本多6段でした。
8段なんて、A級優勝15回ですよ・・・すご過ぎますね。
ヨロシコ戦までは本調子でなかったような新。
肉まん君戦のときはすっかり元通りなこと、肉まん君にも村尾さんにも言及されてました。
本編の情報からわかるヨロシコ戦と肉まん君戦との状況の違いは、千早が戦っている最中かそうではないかということ。
新は、やはり千早を気にするがゆえに調子が出なかったのでしょうか??
藤岡東でかるた部を作った意味とあわせて、理由が気になる所です。
33巻はやはり新のターンが来るかな?来てほしいー!
② 肉まん君熱い!
去年も新とあたって残念な結果だった肉まん君。
もちろん本気で試合をしてましたが、以前須藤さんとあたった時も、どこか腰が引けている感じがありました。
それが、
おまえが強いってことを見せるための 道具じゃねえんだよ
ここの肉まん君、カッコよかった・・・!熱いです・・・!
当初は問題ばかりだった翠ちゃんともすっかり熱い先輩後輩です。
この2人、なかなか良いんじゃないかなー、もっと見てみたいコンビです。
③ ”いつもどおり”じゃなかった千早
やはり千早がいつもどおりじゃなかった、ということは瑞沢メンバーも認知するところだったのですね。
千早があれほど特別なものとして認識していた新との一戦を、「もったいなかった」で済ませちゃうのは何だか違和感ではあります。
新にとっては「いつもどおり」が「強い」に結びつき、
千早は「いつもどおりではない」「千早らしくない」が「強い」に結びつく。
前者は仲間の存在があまり濃くなく、後者は濃い。
皆のために、我を忘れられるくらいになるほうが、強くあれるということなのか・・・
このあたり、新が藤岡東かるた部を作った理由と関わってきそうです。
どこかですっきり納得!となりたい感じもする、気になる所です。
次回は通常通り半月後。
その間の7月23日・24日には、近江神宮では「全国高等学校かるた選手権大会」が開催されます。
「ちはやふる」本編とかぶる、まさに熱い戦い。
去年8年連続10回目に団体戦優勝を果たした、東京都代表 北央もとい暁星高等学校が連覇なるかが気になります。
かるたの夏が来た!という感じですね^^楽しみです。
ファンとしては残念なかぎりですが、「この次」=「クイーン戦」がいっそう待ち遠しくなります。
そして32巻も出ましたね(#^.^#)
表紙が描き下ろし!と思ったら、今号のびらぶも同じ表紙でした。
青いすずらんが涼やかで可愛く、かなちゃんがリボンとともに髪飾りにしてるのも素敵。
大和撫子ならではの撫子の着物も、端座してる姿勢も、かなちゃんならでは。
机君に肉まん君と3人、嬉しい取り合わせです。
4コマ復活が喜ばしく(菫ちゃん双子話→藤岡東ときて、次はここか!という意外ながらも直球感じ)、
何より予告の
「そして頂上戦で
獅子は目覚める!」
に添えられた絵に心臓がばくばくと・・・
これは新のターンが来ると思ってよいのでしょうか??!
どんなに冷静に見ようとしても、そう見えるのは私の欲目・・・?!
そう思っても期待してしまいます。
ぜひ、期待が叶うことを祈りつつ。
(でも、札の妖精の入れ子疑惑はそのまま・・・
多分これ逆だと思うのですよね・・・2版では直してほしいな・・・)
さて、32巻の続きとなる本編。
***以下、169首のネタばらしとなりますので、ご注意ください。***
扉絵はなく、決意を籠めて見つめる千早と、その視線を受け止める詩暢ちゃんの本編から。
次は クイーン戦で
今度こそ 約束や
千早と詩暢の試合が終わった気配を横目で、背中で感じる新。
静かに目をつむり、次の読みに備える。
札を払って、新も試合終了。
やっと勝った 勝ったけど6枚差・・・
どうした新
新は勝っても心配そうな村尾さん。
一方ヨロシコは滂沱と涙を流している。
「ヨ・・・ヨロシコ先輩そんな泣かなくても がんばりましたよ
綿谷新相手に6枚差なんてすごいですよ あの人もう5段なんですよじつは」
と、励ます富士崎後輩に、
「綿谷新でも 5段でも おれは富士崎の部長だっ
今日の綿谷君にはつけいる隙があった 勝つなら 今日だった」
と悔し涙を流すヨロシコ。
感に打たれたかのようにしーんとする部員を前に
「かっ 勝てたら モテたのに・・・」
とお約束の?ずっこけ。
そんななか、
「モテないけど かっこよかったよ部長 あとは副部長(わたし)が がんばってくるから」
とヨロシコの方を叩く理音。かっこいい!!
次の対戦カード、準決勝ベスト4は、
新VS肉まん君
詩暢ちゃんVS理音
に決定。
新と肉まんくん!!見なきゃ!
と湧き立つ千早たち。
見なきゃ! 新と・・・肉・・・・・・
・・・とその後すぐ寝こけてしまう千早・・・。
余程詩暢ちゃん戦で消耗したのでしょうか・・・。
試合を控え、暗記時間。
なんで強いやつってちゃんと勝ち上がってくるんだろ・・・
綾瀬のやつ 綿谷新に勝てたとか マジかよ・・・
焦る肉まん君。
「試合よく 覚えてない」といった千早のことを思い出す。
この役立たずー!の言葉に、もったいなかったー!と返す千早。
でも 私・・・
太一の姿が見えるまで 自分が新と試合してるって思えてなかったかもしれない
もったいなかった
変でしょ
みんなのことだけ よく見えてた
とまた意味深な台詞を・・・
今回準決勝の読手は、筑豊女学館の顧問でもある牧野美登里専任読手。
原田先生VS新くんの挑戦者決定戦の3戦目の読手さんですね。
1枚目は「きりぎりす」。
2枚目は「あけぬれば」。
2連取する新に、
どうやって 相手が綿谷新だってこと忘れるんだ?!
いつもどおりリラックスしまくりの綿谷じゃねえか
と心中吠える肉まん君。
一方、理音も当たり札しか動いていない詩暢ちゃんに押され気味。
牧野さんの読みは初めてだけど
聴けてると思うのに
決まり字で取れるタイミングで取りにいってるのに
これがクイーン
呑まれそうになった理音。
その目に「必勝富士崎」の垂れ幕が入り、我に返る。
”感じ”てとる
ギリギリを聴きにいけ
空札をよける理音。
勝てるわけねえんだ 攻めろ理音
念を送るように応援するヨロシコ。
次の「め」は理音の取り。
身体まだ軽い
息も大丈夫
クイーンに勝ちたいなんて思ったことないけど
富士崎のプライドを見せるんだ
尽きない体力を
尽きない気力を
(それこそ、桜沢先生の鍛錬のたまもの・・・)
一方、やっと起きた千早は千早を待っていたらしい翠ちゃんと会場へ。
新と肉まん君の姿をみる。
肉まん君は、昔を思い出している。
あれが綿谷新くん 今年も小4優勝候補だな
今年も綿谷くんで決まりだろう(小5)
若宮さんも強かったが やっぱり綿谷くんだな
普通にやってれば彼が勝つよ(小6)
(この後東京に引っ越したことになるんだな)
「いつもどおりやれば 彼は勝つ」
その言葉を思い出す肉まん君。
でも負けたろ?
”いつもどおり”じゃない綾瀬に負けたろ?
次、「なにわが」「なにわえ」を渡ろうとした新を読み切り、奪取する肉まん君。
注視する千早。
何回おまえと当たったと思ってんだ
当たる時はいつもトーナメントの真ん中の真剣勝負
いつも負けてた いつも主役は綿谷新だった
でもおれは
大きい動きで新にぶつかる肉まん君。眼鏡が飛ぶ。
おまえが強いってことを見せるための 道具じゃねえんだよ
とはいえ、眼鏡をひろってフレームを確認する新に、
「ご ごめんな 大丈夫か」
きちんと謝罪する肉まん君。
「ん 大丈夫」
と返事をする新が、どこか可愛らしい感じ・・・
試合再開。
おれの物語の主役は おれだ
強くなろうと がんばってきた
でも
綿谷新に勝つための毎日だったか?
調子を取り返して札を取る新。
よし!いつも通りの新や
と安堵する村尾さん
この年代のレベルがあがってる
と観察する明星会の伊勢先生――
結局、試合は両方とも9枚差で、新・詩暢の勝ち。
拍手しながらも、肉まん君の姿を心配げにみつめる千早。
千早に声をかけられながらも、「腹減ったー」と会場を去る肉まん君。
肉まん君は、勧学館の表で蝉の声に身を浸していた。
そこに訪れる千早(と翠ちゃん)。
「綾瀬さあ・・・1年のときからずっと若宮と戦うことばっか考えて練習してたよな」
たぶん綿谷も ガキのころから名人になるための毎日でさあ・・・
それが”いつもどおり”でさあ・・・かなうわけねえんだよ」
「ダメなんだよなあ・・・目の前にしたときだけ あいつに勝ちたいなんて」
「おれの毎日 なんだったんだろなあ 3年間 なんだったんだろうなあ」
こぼれる、大粒の涙。
肉まん君の隣に座り、どん!とつく千早。
なにすんだ、と責めようとする肉まん君に千早はいう。
「肉まん君の毎日は 瑞沢を強くしてくれる毎日だった」
「肉まん君が・・・全部教えてくれた 基礎も理論も根性も
きっと 下の子たちに残るのは 肉まん君の言ったことだよ」
それを耳にした翠ちゃんの脳裏にめぐる、肉まん君の言葉。
「・・・はい はい!」
千早の言葉をしっかり肯定する翠ちゃんに、さらに涙をこぼす肉まん君・・・
真夏の日が暮れる
残すは
各階級決勝のみ
■16号(8/1発売)につづく■
予告には、「各階級の決勝カードが発表される―!瑞沢かるた部のみんなの命運は?!」とあります。
これまでA級メインでしたが、やはり、各階級にもスポットライトが当たってくれそうです!
机君や筑波くん、かなちゃんに菫ちゃんはどこまで残っているかな??
1年も気になりますが、やはり2、3年が気になってしまいます。
そして、新VS詩暢の頂上戦・・・!
次号のびらぶには、前回読み切りで掲載された鈴木有布子先生の「廻り暦」シリーズが。
鈴木有布子先生は有栖川有栖先生の学生アリスシリーズを漫画化されているのですが、原作のテイストを活かしながらもブレ
ンドされた鈴木先生の個性がとっっっても素敵で大好きなので、応援している作家さんです。
次回も楽しみ!
***以下、ざっくりと感想です。***
① 新は5段!
今回、新が5段ということが明らかに。
全日本かるた協会の昇段基準によると、5段は
1. A級優勝1回
2. A級3位入賞3回
3. A級得点8点
4. A級勝数20勝
のどれかでなれる、というかたちです。
(http://www.karuta.or.jp/kitei/shoudan.html)
新は去年の全日本高校選手権大会でA級で優勝したわけで、そこで5段になったということでしょうか。
4級からがA級なので、ひとつ上、という感じなのでしょうか・・・
でも千早もA級になったあと、吉野会大会で優勝しているので、もしや5段?というと新と段位は一緒ということ??
ちなみに今年名人位につかれた川崎名人は8段、クイーンにチャレンジされたのは本多6段でした。
8段なんて、A級優勝15回ですよ・・・すご過ぎますね。
ヨロシコ戦までは本調子でなかったような新。
肉まん君戦のときはすっかり元通りなこと、肉まん君にも村尾さんにも言及されてました。
本編の情報からわかるヨロシコ戦と肉まん君戦との状況の違いは、千早が戦っている最中かそうではないかということ。
新は、やはり千早を気にするがゆえに調子が出なかったのでしょうか??
藤岡東でかるた部を作った意味とあわせて、理由が気になる所です。
33巻はやはり新のターンが来るかな?来てほしいー!
② 肉まん君熱い!
去年も新とあたって残念な結果だった肉まん君。
もちろん本気で試合をしてましたが、以前須藤さんとあたった時も、どこか腰が引けている感じがありました。
それが、
おまえが強いってことを見せるための 道具じゃねえんだよ
ここの肉まん君、カッコよかった・・・!熱いです・・・!
当初は問題ばかりだった翠ちゃんともすっかり熱い先輩後輩です。
この2人、なかなか良いんじゃないかなー、もっと見てみたいコンビです。
③ ”いつもどおり”じゃなかった千早
やはり千早がいつもどおりじゃなかった、ということは瑞沢メンバーも認知するところだったのですね。
千早があれほど特別なものとして認識していた新との一戦を、「もったいなかった」で済ませちゃうのは何だか違和感ではあります。
新にとっては「いつもどおり」が「強い」に結びつき、
千早は「いつもどおりではない」「千早らしくない」が「強い」に結びつく。
前者は仲間の存在があまり濃くなく、後者は濃い。
皆のために、我を忘れられるくらいになるほうが、強くあれるということなのか・・・
このあたり、新が藤岡東かるた部を作った理由と関わってきそうです。
どこかですっきり納得!となりたい感じもする、気になる所です。
次回は通常通り半月後。
その間の7月23日・24日には、近江神宮では「全国高等学校かるた選手権大会」が開催されます。
「ちはやふる」本編とかぶる、まさに熱い戦い。
去年8年連続10回目に団体戦優勝を果たした、東京都代表 北央もとい暁星高等学校が連覇なるかが気になります。
かるたの夏が来た!という感じですね^^楽しみです。
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COMMENT
No Title
ヨロシコ戦と肉まん君戦との新の様子の違いについて、千早の存在の有無という
福ら雀さんのご意見に、なるほど!と思いました。
そういえばヨロシコが差し出した「ふくからに」の札を見て
新がやや物憂げにしていましたね。
やっぱり千早への恋心も、新の敗因の一つだったのかな?
(もちろん他にも色々原因はあるでしょうが)
純粋に千早と戦うには、まだ心の整理がついていないのかもしれませんね・・・
千早の時と同じで、新が壁にぶつかってから新の心のモノローグが全くなくなってしまって
一つ一つの表情から心情を察知するしかないのが結構大変です^^;
本人が何を考えているかが分からないから、読者に不安と焦燥感を与える作者の術中に
見事に嵌まってしまっています。
最初のほっとしたような表情や「ん 大丈夫」の表情など・・・
一体何を考えているのかな~と気になるところです。
新と千早の戦いも、「記憶がないくらい集中していたけど周りがよく見えた」という
ファンタジーな説明ではなく、新のモノローグによる論理的な分析が早く聞きたいのですが・・・
果たしてちゃんとした説明があるのか、こちらも不安になってきました・・・
肉まん君の雄姿もよかったです!
今回表紙にも肉まん君いますが、三人の立ち位置が32巻とビラブで微妙に違うんですね?
かなちゃん、机君の結果はどうなんでしょうね。
瑞沢と藤岡東、ともに誰も応援に来ていないので
各階級で誰かが活躍している可能性は大きいなと思っています。
(言うのが遅れましたが、うちの子机君のことを相変わらずパソコン君と呼んでいまして
もうわたしの中で机君は「パソコンデスク君」に改名決定です)
Re:No Title
いつもありがとうございます(#^.^#)
「ふくからに」の札、読まれた時の千早の取りにばかり意識がいってましたが、
たしかにその前、ヨロシコが新に送った札は「ふくからに」でしたね!
すっかり意識から飛んでました…、さすがとかさまさん!
この新の、わざわざ1コマ使って何か言いたげな感じ。
対原田先生戦でもこだわってしまった大事な2つの札のひとつですし、やはり千早がらみですよね…!
ここの「…」、確かに千早との試合の敗因に思いを馳せているような気がします。
なるほどなるほど!
そして新の心のモノローグがないのは確かに読んでいてどことなく不安になりますよね。
ヨロシコ戦と肉まんくん戦。村尾さんの目から見ても、新のコンディションは違っているのに、その理由が明確に描かれない…このもやもや感…
でもこのあと新の大きな変化について描かれる時が来る(はず)なので、その時にぜひ振り返るかたちで知ることができるよう(藤岡東にかるた部作った理由あたりからぜひ!)、祈ってやみません。
32巻とびらぶ表紙、とかさまさんに教えていただいて見比べて、その違いに初めて気が付きました( ゚Д゚)
な、なんて鈍感な私・・・!
32巻は肉まんくんも「パソコンデスク君」もかなちゃんのほうを向いている感じでまとまってますが、びらぶの表紙だと個々に戦っている感じで、これはこれでいいですね!
次号予告によると、各階級がクローズアップされそうなので楽しみです(#^.^#)
(そして「パソコンデスク君」ナイス命名ですw 映画のあのかるたアプリを入力する勢い、すごかったですものね!)
No Title
今号はとにかく胸熱でした。
今号を読む前に、32巻で前回までを通しで読み、改めて高校3年生達の部活動3年間の想いを描いた全国大会だったのだと思いました。
その1番の想いを表しているのが、肉まんくんvs新の試合(願望が実って嬉しいです。(^.^) )で、肉まんくんのモノローグと試合終了後の独り悔しみに暮れているところだと思います。
この肉まんくんを見て映画の肉まんくんを思い出しました。
太一に言ったセリフ「1人で悩むな。」
そう思った時に、千早の言葉!そうだよ。そうだよ。と涙です。
中3、高3と、もうこれで部活動お終い。引退。と思うと本当に切なくて、抜け殻になってしまいます。
肉まんくん!君は瑞沢の部長だよ‼︎
あと、新!
本当に苦しんだろうと思います。
だけど、千早-しのぶの結果がでたのが分かった時に、何か解ったような、気づいたように思えました。
そして、肉まんくんとの対戦。
新のモノローグはありませんが、表情が千早と対戦した時とは全く違うように思います。
伊勢先生の言葉ではありませんが、千早、太一、しのぶ以外の同年代の強さを認めた気がします。それを表しているのが、肉まんくんに体当たりされた時だと私は思います。
そして、「みかきもり」の札。
かがり火のように恋の炎は、夜は燃え、昼は消えているように日夜苦しい。
という歌。恋のかがり火をカルタの情熱と考えると、燃え盛る時もあれば、萎える時もある。と読み取ると思うのです。そう考えると、昼夜は交互に来ます。今は炎が見えない昼。この大会は新にとって、炎が見えない昼。でも、昼は周りをよく見せてくれます。それに気づいた新は、再び胸に燃え照らすのではと・・・漠然としてますが σ(^_^;)
今後は個の戦いですね。千早達のこの年代、目が離せませんね。
まずは、机くんとかなちゃんとヒョロくん。高校最後の夏を有終の美で終わらせて欲しいです。目指せA級、B級!
Re:No Title
>今号を読む前に、32巻で前回までを通しで読み、改めて高校3年生達の部活動3年間の想いを描いた全国大会だったのだと思いました。
さすがさこめさん。準備バッチリですね。
そして今回はまさしく、そういった読み方がとても響いてくる胸熱な回だったと思います・・・
肉まんくんのモノローグ、そして暮れ行く勧学館。
日が暮れるのも忘れて部活に打ち込んでいた日々と、どこか重なる夕焼け。
千早の言葉。
映画の台詞も、響きますね・・・!!
そうなんですよね・・・もう、引退なんですよね・・・。
肉まんくんも千早も敗退してしまい、創部以来のメンバーがいる「瑞沢かるた部」が終わりの時が近づいている・・・。
でもそんなしんみりする時だけに、きっと次号で菫ちゃん、かなちゃん、机君たちが「瑞沢かるた部ここにあり」をやってくれるのではないかと期待しちゃいます!
新も、はっきりとは描かれていませんが、やっぱり確実に変わってきていますよね。
そして「みかきもり」の札に、新のゆらぎを見るさこめさんの読み、グッときました…!
そういう意味では、頂上戦を控え、日が暮れ夜が近づいている感じも(試合の時系列的に決勝戦が夕方なのは当たり前かもしれませんが)暗示的です。
次号は机君・かなちゃんにヒョロ君、本当に楽しみです。
できればヒョロ君には念願のA級に昇格して、北央ここにありと締めてほしい気もしますが、机君にも瑞沢の有終の美を飾ってほしく・・・悩ましいですね。
No Title
福ら雀さん、ご無沙汰いたしております。
毎日暑い日が続きますが、お変わりございませんか?
日々ご多忙にもかかわらず、
毎回丁寧な記事を欠かさずアップされていること、
本当に尊敬しております!(>_<)
さて、
物語の進行上避けられなかったこととはいえ、
瑞沢王国内紛劇がことのほか長く続いたことは、
いち読者として、とてもしんどかったのですが、
ここにきてようやく本来の
“胸熱友情&青春ど真ん中”な
「爽快な空気感」が本編に戻ってきたようで、
当方嬉しく思っております!
相変わらず新くんの真意が謎めいたままですが、
わたくし個人としては、
彼の中にあった“ひとつの懸念”は
すでに払拭されたように感じているところです。
あとは、
それを「じじつ」として補完してくれるシチュエーションを
次回以降に末次先生が用意して下さるのかどうか…。
これが当方の当面の関心事ですね~w
だって、32巻巻末に
「獅子が目覚める」と書いてありましたものね!
千早に負けて精神的に不調にある新くんが
再び目覚めるスイッチなんて、
もう“千早との直接対話”しかないですよw!
(“指話”だけでは読者はモノ足りんのです!)
それでは、
今回はこのへんで…。
ご多忙と存じますので、
リプはご不要にてお願い申し上げます~m(_ _)m
Re:No Title
お忙しいところお越しくださり本当にありがとうございます・・・!
根が怠け者なので、発刊してすぐと習慣づけないとついつい間が空いてしまいそうなことと、
あまり熟考が得意でない分「兵は拙速を尊ぶ」で(^^;)頑張っております!
瑞沢王国内紛劇・・・本当に、長かったですねええええ・・・・
まだどこかでくすぶっている気がする煙を吹き飛ばしてくれるような、夏の青空のような爽快展開、やっと来ましたね!
私もとっっっっても嬉しいです。
そしてやはりりぶろ様も、新が描かれないまま一山超えているというふうに思われている様子。
私もです。
しかと描かれないところが良いという展開もあるにはありますが、ここはぜひ、33巻予告の期待通りがつんと末次先生に描写していただきたいですね!
そしてそこにはきちんと千早がいて欲しいです。
「新と試合してるって思えてなかった」千早ではなく、「いつもの千早」に。
次なる展開、本当に楽しみです(#^.^#)