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ひねもす ちはやふる

HN福ら雀による、漫画「ちはやふる」に関する思ったことのつれづれ考察。 基本的に、否定より現状肯定、貶すより良いほうに捉えることをメインのスタンスとしています。感想より分析が好きです。 支部もやってます↓ http://www.pixiv.net/member.php?id=11693593

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BE・ LOVE 8号 ちはやふる 144首 あらすじ•感想

年度末でバタバタとし、発売日にも買えずに悶々とした甲斐?あって、
千早が新しいスタートを見せてくれた144首。

「名場面総選挙」にはいろいろと思うところもありますが、
それはあらためて・・・


表紙は、屈託なく部室で笑う太一。
このタイミングで久々にみる笑顔に、ちょっとだけ違和感・・・私だけかもですが。

ドキンドキンと緊張しながら「市立文化センター」は白波会の練習に参加する千早。

「お 千早ちゃんが来てる 久しぶりだなー♡」
という普通?のリアクションな原田先生。
(その軽さに、あらためてこれまでの谷の深さを思う・・・)

その反応に、さすがに「というか・・・知ってました?」とひそひそ声で
太一の退部、千早の休部を伝える白波会のお姉さま。
(千早も退部というあやまった情報でなくてよかった・・・)

「なに?なに?アレか? まつげくん 千早ちゃんにふられたか?」
(欄外に「すぐバレる」)と、
ここでようやく?「ふられた」という既成事実が明らかに?

これまで奥歯に物の挟まったような雰囲気のなか、
原田先生の豪快さ、好きです・・・

札をまぜながら、違和感を感じる千早。

  札って…こんなだった?
  冷たい 硬い 重い…

まだ「黒いかるた」を引きずっている様子。

そんな千早に気が付いたのか、

「ちょっといいかい いまからでも」
「対戦相手の変更」

と、ドスン、と千早の正面に腰を下ろす原田先生。

原田先生の本気のかるたにコテンパン気味な千早。

「どんなに調子悪くても また来なさい」
「いつでも 君には全力で取るよ」
という原田先生の励ましは、まさに攻めがるた。

きちんと「ありがとうございました」と一礼できる千早に、ほほえむ先生。

「さあて まつげくんカラオケでも誘うかな」と早くも?失恋なぐさめ(いじり?)モード。


帰り道、敗因を、自分のかるたの内容を分析する千早。

「調子が悪いとき 自分がどうなるか 考えるんだ 考えるんだ」
「札があんなに 重いなんて 冷たいなんて あんなに痛いなんて」
「刻むんだ」

まだ黒いかるたから目を背けるわけではなく、凝視し、
涙を浮かべ歯を食いしばりながら考える千早。

(このあたりの粘り強く「考える力」は勉強で培ったものなのかも・・・)



放課後。勉強を「うっかり」している千早。

かるた部休部するだけで成績爆上げで体力を有り余らせぎみで、
「かるたってどんだけハードなんだろうねえ・・・」と
周囲に思われている。

こっそりかるた部部室を覗き、みんなの様子を眺める千早。
そんな千早に買物帰りなのか、2Lペットボトルを1本まるまる渡す波田くん。

部員のみんなには「飲み物といえば2リットルが基本なのやめてー」と騒がれる。
(まだまだ野球少年っぷりが抜けない?)

続いて、試合後の「感想戦」。
厳しくお互いの動きをチェックし、いいにくいこともビシビシという3年生。
思いのほかその言葉に素直にうなづく田丸妹。

「ああ・・"3年生"の顔だ みんなもう "3年生"なんだ」

その様子に、「最後の1年」を思う千早。



深作先生が、部室の前でしゃがみこんでいる千早をみつけ隣に座りこみ(可愛い)
清少納言の歌について話しかけるが、千早はもう自分の世界。

「私 すごい集中して勉強に逃げてたんですけど 勉強すればするほど
本は 言葉は 文字は こんなにはいらないなあって…」

(そ・・・そんなところにたどりつくとは・・・)と驚愕する深作先生。

「31音でいい 6音でいい 5音でいい 4音でいい3音でいい 2音でいい」

「1音で」
そこへ「せ」の1字決まり。

その音に瞬時に反応し、かつての眼差し、
かつての札を払う手を取り戻したかのような千早。

2Lを一気飲みして、くいっと口元をぬぐい、去っていく・・・



一方、京都は若宮宅。久しぶりの詩暢の登場。

すっかり定番スノー姫ヘアスタイルで、
スノー丸グッズに埋もれながらバイト誌をめくる。

その意図は・・・
「着物買うんや。今年のクイーン戦は自分で買った着物で出る」

驚くお母さんの後ろで、
「バイトでもなんでもしたらええですが 推薦は取り消しになりますねえ」

「そんなんせんでも 日高屋さんで 今年も用意してあげますのに」

という詩暢祖母・・・

詩暢の真意は、まだ見えないようです。



早朝、テニス部もバドミントン部も地区予選がある日、
時間のない中で千早宅を訪ねる女帝。

「今日は 今日だけは 綾瀬さんを連れて行かないと」

ところが
「千早 もう出かけましたよ」
と応える千早母。

「え?! 学校へでしょうか?」
「ちがうと思いますけど だって…」

という千早母の示すものは…

袴持参、だったのか。




「6月第1週 全国高等学校かるた選手権大会 東京都予選」

いよいよ開幕。

「1番のりかも? やったー」という選手たちの前に、
袴姿で毅然とすわっている千早。

「札は まだ 黒いかもしれない」
「重くて 痛いかもしれない」
「でも 最後の1年を みんなと戦いたい」

そう決意を秘める千早の周りが徐々にうるさくなっていき・・・
気が付けばぎっしりの会場。

「東京都予選 出場校 史上最多の24校」

驚く千早に、そんな千早を見て驚く瑞沢部員。全員Tシャツ。

「なんで袴じゃないの…?!」
という千早に、さらっと
「千早ちゃんこそなんで袴なんですか この状況見てわかりませんか」
「参加校が増えてルールが大幅に 変わったんです
 今日は一次予選で二次予選が2週間後にあります」
状況を説明するかなちゃん。

「千早ちゃんは十将です」
と、帰ってきた千早に対しても変わらぬ厳しさ。

そうですよね・・・と圧倒される千早。

でも、前の方で顔を赤くしてうつむき、涙をこらえるかなちゃんを見て・・・
どんなにかなちゃんたちが千早のことを心配していたか、
その気持ちをしっかり受け止める千早。

「みんな ごめんみんな ごめん」

「全国高等学校 かるた選手権 東京都予選 開会します」

  最後の一年を みんなと戦いたい



まずは間に合いましたね、千早・・・!

ブランクのあるかるたそのものが、間に合ったかはまだわからないわけですが、
ともかく、気持ちは間に合って、みんなと揃ったことが、とても嬉しいです。


前号の新からのメールから、白波会でのかるた復帰まで。

気になるのは、新へのメールの返事はしたのか、したとしたらどうしたのか?
・・・というところですが。

私は、返信はしていなくてもよいかなと。

返信はしないけれど、近江神宮で会うためにかるたを再開したこそが返事、
というの方が千早らしいと思うし、
新もきっとメールの返信が欲しいのではなく、
そういう千早の行動そのものをこそ望んでいたと思う。

それだけに・・・
夏の近江神宮が楽しみでなりません!


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