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ひねもす ちはやふる

HN福ら雀による、漫画「ちはやふる」に関する思ったことのつれづれ考察。 基本的に、否定より現状肯定、貶すより良いほうに捉えることをメインのスタンスとしています。感想より分析が好きです。 支部もやってます↓ http://www.pixiv.net/member.php?id=11693593

BE・ LOVE 5号 ちはやふる 141首 あらすじ•感想

!!!以下細かくネタバレしていますので、ご注意ください!!!




久しぶり!待ってましたの「ちはやふる」141首。



前回の福井かるた部の続きが気になっているとことではありましたが、
今回は瑞沢かるた部、千早、太一のその後でした。





*****あらすじ

  月と太陽を いっぺんになくしたみたいだ


太一と千早をうしなった瑞沢かるた部。
「あの優勝旗に恥じない戦いを」と意気込む2、3年に
「そういうの 1年がレギュラーになったら考えます―」という田丸妹はじめ1年。

「田丸さんの提案どおり これから1か月この総当たり戦を繰り返してみて
 東京都予選のメンバー決めの参考にします」
と宣言するかなちゃん。

肉まんくんは「あくまで参考だからな」と、
勝てばいい、勝ってる間にあのかるたバカは帰ってくる、と闘志を燃やす。
同じく気負う筑波君。
待ってれば帰ってくるって言える…?と不安にとらわれる菫ちゃん。
かなちゃんへの告白は後回し、強くなるんだ、決して告白から逃げてるわけじゃない、
いまはそのタイミングじゃないだけだ、と自分に言い聞かせる机君。

そんななか、
「平安貴族はどう天パーと向き合ってきたのか 知りたくて…」な
天然な1年生(「波田くん」ということが判明)が読手になり序歌を。
(波、も涙、も百人一首に頻出なのを考えるとけっこう重要人物かも?)

なにわづに さくや… このはな… ふ… ふゆごとき?

「波田くんは暗記からな」(肉まんくんやはり面倒見がよい)とまず暗記をすることに。
黙ってお茶をひと飲みし、歌の冒頭に丸をつけていく。
誰に教わった感じでもなくマイペースにツボを押さえて覚えていきそう。
そんな波田くんをみつめるかなちゃん。

そんななか、今年の部費で購入したという「ありあけ」が存在感を…


皆の様子を見ながら、「まとまってる感じがしない…」と不安が隠せない女帝。
同じアングルで部長とエースがそろって部を去るなんて…ラッキー!と喜びを隠せない?西田くん姉・優華璃さん。

だれっ?と不審がる女帝に、そつなく西田の姉です、と差し入れの「麻布十番 あげもち屋」を差し出す。
(似てる…似すぎてる…という女帝、わかります)

偵察?した瑞沢の情報をタブレットにメモする優華璃さん。
今年はヒョロ君が部長の北央をなんとしても勝たせたいようです^^;

でも、「3年の戦力は去年と変わらず…」とメモ。
(部長とエース2人抜けて?もしかしたら優華璃さんは2人が戻ってくると思って(信じて?)いるのかも)




一方、千早は教室でみちるちゃんと日本史の復習。
「やっぱ暗記得意なんだね!」というみちるちゃんに「うーんでもまだまだ定着してない感じ」と千早。

千早の勉強する姿が、かるたに燃える姿よりよっぽどあり、と男子の注目度急上昇だというが、
勉強する姿もなかなか鬼気迫っている^^;

でも千早の中でかるたがなくなったわけではない。
「私が かるたをしてないなんて こんな日がくるなんて みんな みんな みんな 太一…」
かるた部の皆の笑顔と、表情の見えない太一をとt思い浮かべる千早。




そして太一の塾では、初めての周防名人の授業。担当は「小論文特別対策講座」。

マイク使ってもなお声が小さい周防さんに、耳をそばだて集中する生徒たち。

「僕は器用でしたので予備校に行かずとも東大にはいれましたが
 青春ぽい日々はなくて…
 まあ君たちのこともザマァ(笑)と思いますよね」

というつぶやきに「はあ?!」な生徒^^;

「でもある日 気がついたんです 「青春」という文字の中に 「月日」があったこと」

「とたんに青春が惜しくなりました 自分の中に青春を探し始めました
 このコマで僕が教えるのは「点の取れる小論文の型」ですが
 それだけではなく 言葉には 力が確かにあることを 忘れないでいてください」

そんな周防さんのコメントにうたれた態の太一は、
「青春」とは笑うよね、というクラスメイトや「真島くん 一緒に…」という女子をスルーして教室を出ていく。

夕食はビーフシチューよ、というお母さんからのメッセージに「勉強して帰る いらない」と返し、ファストフード店へ。

太一の脳裏には
「青春全部懸けたって強くなれない? まつげくん 懸けてからいいなさい」
という原田先生の姿。

  〝言葉には力が確かにあることを〟〝力〟 …呪いだ
と、原田先生の言葉を「呪い」と思う。

そんななか、先ほどの女子たちが。

よくこんな騒がしいところで勉強できるね、イヤホン忘れた?予備あるから貸そうか?
といってイヤホンを渡そうとする女子に
(いやでもイヤホンって耳のなかに入れるから親しい仲でもないとあんまり貸し借りしたくないような、
 やっぱり太一に気があるから?)
手を出す太一――

そこに、すっと周防さんが現れ、差し出されていたイヤホンを奪い、女子の手に戻す。

周防先生?といぶかしく思う女子に、「僕も 晩ごはん さよなら」とだけ言い置いて去る。

なんなのあの人?イヤホンがどうかしたのかな?と不思議そうに見送る女子のかたわらで、
その意味を正確に理解した太一は立ち上がり、周防さんを追う。
  (イヤホンの話、23巻の
  「イヤホンは絶対しない ヘッドフォン必要なときも音は最小限にする 耳は命だし」(千早)
  がひとつの伏線かも)


周防さんは街の喧騒にも、耳をふさいで聴力を守っていた。
そんな姿に「この人は 塾講師じゃない」と思い知る太一。

歩道橋の上で振り返りもせずに、
「君は かるた部はやめたの?」
と尋ねる周防。

「はい」
「ふうん… えらいなあって思ってたよ」

「あんな かるたを心底好きな人たちの中にいるのは きつかったよね
 君は かるたを 好きじゃないのに」

「好きじゃないのに すごくがんばって えらいなあって 思ってたよ」

おそらく太一自身も眼を背けていたと思われる核心を、いきなり刺してくる周防さんの言葉。

  好きじゃない 好きじゃない かるたを 好きじゃない
  好きじゃない そんなこと認めたら そばにいられない

流れる涙と気持ちを堰き止めるように眼をつぶる太一。

その耳につぶやかれる、周防の言葉。

「それでも 耐えるくらい 好きだったんだね あの人たちが」

そこには、笑顔の千早、新、原田先生、浩史さん、ヒョロ君、そして瑞沢かるた部(筑波弟含む)の姿が……

涙をこぼしうつむく太一に向き直り、
「いいんじゃない 僕も かるた 好きじゃないよ」
と告げる周防さん。

顔をあげた太一の眼には……

  なのに 畳の上では 無敵

「じゃあね」と告げる周防さんの姿。


  どうするつもりだ どうするつもりだ
  こんな天才について行って

  でも おれをずっと励ましてくれたあの言葉を
  あの毎日を

  呪いにしたまま生きていくなんて できない

そこには、原田先生の姿。

 『まつげくん 青春全部 懸けてから いいなさい』



*****感想


というわけで、太一がかるたに向き直るきっかけが描かれた(と思われる)今回。
やっぱりきっかけは、かるたに燃やす情熱の方向性が
少し周りとは違うところが太一と共通している周防さんでした。

このあと、太一が本格的に立ち直るには幾多の障害があるとは思いますが、
自分の気持ちを無理してかるた好きの人の情熱と釣り合うまで持っていくのではなく、
情熱がないままでも強くなれる、ありのままでいい、
ということをつかんだと思われる太一は、
これまで縛られていたもの(「千早や新のようになりたい自分」?)から自由になり、強くなれるはず。

何かに躓いているとき、叱咤が効くケースもありますが、
自分の気持ちもちゃんと見つめられずに躓いているときは、
まずはその気持ちを正しく他人にわかってもらう、ということが大事なのかもしれません。
北風と太陽、といいますか。

太一にとってはそのきっかけは周防さんだったわけですが、千早にとってはどうか?

もちろん、新も千早にかるた部結成を通してエネルギーを送ってくれると思いますし、
何より立ち直るのは千早自身の力が一番だと思いますが、
まずは太一が責任をとって、自分が千早にかけたまさに「言葉=呪い」を解いてあげてほしい、と思います。

「次号に続く」ということで、続きが読めるのは2/28!わーい近い^^

春の訪れとともに、氷のように膠着していた展開も溶けていき、春が来そうな予感です。
前にバレンタインのお話のときは、ちょっと季節がずれていましたが、
いつの間にかぴったりになった世間で桜が咲くタイミングで、千早にも春が来ると嬉しいなと思います。

そして、今回ひとコマしか登場しませんでしたが、次回また新ターンを期待…!

予告には
「夏の全国高校かるた選手権大会予選まであと1か月!
 瑞沢高校かるた部はどうなる!?」

予選は6月前後。たしかに、新学年を迎えた4月からあっという間…。
瑞沢かるた部も、藤岡東かるた部も、激動の春です。

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