ひねもす ちはやふる
HN福ら雀による、漫画「ちはやふる」に関する思ったことのつれづれ考察。 基本的に、否定より現状肯定、貶すより良いほうに捉えることをメインのスタンスとしています。感想より分析が好きです。 支部もやってます↓ http://www.pixiv.net/member.php?id=11693593
BE LOVE 23号 ちはやふる 139首 あらすじ•感想
- 2014/11/13 (Thu) |
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とうとう、やってきました…!
待ちに待った138首、26巻の続きです。
「クーベルチュール」2巻の早売りを見に行き見つけてしまいました139首。
これをアップ時には発売前のネタバレになります、ご注意ください!
以下、まずは「あらすじ」です。ネタバレOKという方のみ。
①「再開直前プレイバック!!」
第139首がはじまる前に、
「新と太一の公式戦初対決で幕を開けた26巻は、
太一が初めて自分の思いを千早に伝えた巻として、
大きな反響を頂きました。
今号では、その26巻の続きのお話を掲載。
そのまえに、私たちの胸を熱くさせたこれまでのシーンを
振り返ってみたいと思います。
彼らのまっすぐな気持ちを、これからもぜひ見届けてください!」
というメッセージとともに掲載された26巻振り返り1ページ。
私の気になるポイントは、太一の告白に対しての千早の返事がどう描かれているか…。
「千早に自分の思いを打ち明ける」
↓
「でも、千早の心に浮かぶのは、3人で過ごしたあの日の思い出で…?」
↓
「思いを伝えたあと、太一は退部届を提出」
うーーーむ。やはり、千早は太一に「NO」と言ったのだ、ときっぱり判断できない感じです。
さて、本編はどうなるでしょう?
②本編 扉絵はなし。
源重之の絵札。
「風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ くだけて物を 思ふころかな」
千早モノローグ
『回る 頭の中でぐるぐる回る』
『好きなんだ』
『おまえはおれが 石でできてるとでも思ってんのか』
踏切前で別れるシーンが思い出され・・・
コツ、というペンの音で我に返る千早。
今は、職員室で、新担任の「幸田 美男」先生との進路についての個人面談中。
「まだ進路のことまとまらないのか?」
「高校の教育をめざしたいということだけどな、
最大の動機が「部活動顧問になりたいから」ってーー
正直言ってそんなんで教員がつとまるか?って思うんだ」
気遣わしげに千早たちのほうを見つめる女帝と深作先生。
まっとうなことを言う幸田先生だったが、
「いやーおれもなー先生になってモテてモテて逆に女子生徒怖くなったもん!」という発言に
まゆをしかめる女帝、咳をする深作先生。
進路指導を終え、廊下を歩く千早。
新緑をわたる風も耳に入らげな様子で、どこか儚げだ。
一方、真島邸。
瑞沢高校は成績表が自宅郵送されるらしく、成績表をみて
「太一」
「どうしたのこれ一番じゃないって 3年になって最初のテストで…たるんでるんじゃないの」
と真島母、早速のつっこみ。
「まえから言ってるでしょ あなたはいろいろためこむタイプなんだから
常に息を吐く! 吐ききることに集中してー」
「かるた部 辞めたから 次は大丈夫」
「え」とあっけにとられて固まるお母さん。
悩む女帝。
「かるた部 部長で大黒柱の真島くんが まさか退部なんて…」
「右往左往するあの子たちが目に浮かぶ」
「新入部員も入る時期なのにどうしたら…」
それにひきかえ、部室も部員も落ち着き払っている。
新入部員4人に対し、礼をして挨拶の口火をきったのは菫ちゃん。
「皆さんの指導係の2年花野菫です」
「3年の先輩方は受験もありますし 皆さんの中には初心者の人もいると思うので
基本の指導と説明は私がしていきます」
花野さんがこんなに頼もしく、と感動する女帝。
「私ももう辞めます、って言い出すんじゃないかと思ったのに」
と同じく菫ちゃんを見直すかなちゃん。
「おれらの出る幕ねーじゃん」と、机くん肉まんくん。
太一の机くん肉まんくんへの「相談」は、
「おれが辞めたあともかるた部を頼む 頼む」
という内容だった。
入部希望者は男女2名ずつの4名という好バランス。
そして女子の一人はなんと田丸兄妹の妹、A級の田丸翠。
1年生は別室で、という菫ちゃんに、千早との対戦を希望する翠。
『先輩になって初めてわかる…部をまとめるのってどうやんの?無理じゃない?』
悩む菫。
新入部員の男子1人も、
「平安貴族はどう天パーと向き合ってきたのか 知りたくて…」が
入部希望の、クセモノそうな感じ。
『どうまとめんのこれ』
『先輩… 真島先輩 先輩がいなくなったのが
あの(好きな人に好きって言ってください)結果なら
私が 逃げるわけにいかない」
涙をぬぐう菫ちゃん。
一方、翠と千早の対戦。翠は兄の千早評を思い出しつつ…
『えっ おまえ 瑞沢行くの? えっやばくねえ? おれとの再会フラグ立ってねえ?』
『立ってねえ』
否定する翠。
肉まんくんの翠評は「大物」。
部にとっては大事な戦力だけど、3年が侮られても困る、
まとめていくためにもきれいに叩けよと千早を見つめる。
『だれも なにも 聞けないけれど 部長が辞めて 千早ちゃんがなにも言わないなんて
千早ちゃんとも なにかあったとしか思えないの』
とかなちゃん。
『背骨をなくして どう立てるかわからないけれど 千早ちゃんのかるたが鋭いままなら
かるた部を前に押せる』
音も聞け、軽くきれいに動けてた千早だが、自分の指を見て太一を思い出す。
『千早 の 伸ばしたことのない爪が 好きだ』『好きだ』『好きだ』
『やれねーよ かるた 百枚全部 真っ黒に』
そこへ
「かぜをいたみーー」
の歌。
途端に動けなくなる千早。結果は翠の16枚差の勝利。
「勝っちゃいましたけど 先輩調子でも悪いんですか?」
「あ うん ごめんなさい ちょっと調子・・・」
「あーわかりますわかります 私も乗らないとき言い訳したくなりますー」
と全開の翠(笑)。
ごめんねちょっと、と席をはずす千早。
廊下を歩きながら、新緑の映える窓の前で泣く。
目の前には偶然深作先生。
びくっ、と驚きながらも訴えかける千早。
「先生 か 「かぜをいたみ」の歌…」
「私が 岩だったんです 岩で 粉々に砕いていたんです」
「太一の気持ちを ずっと」
「太一を ずっと」
「風をいたみ」の歌
(風が激しくて いわに打ち当たる波が 自分だけ砕け散るように
私だけが 心も砕けんばかりにあなたを思い悩んでいる)
「百人一首とは すごい物ですねえ 綾瀬さんに比喩を 言葉をくれている」
「春のせいかと思っていた 君の輪郭がずっと ふるふるふるえていたのは」
「君も 砕けそうですよ でも 百人一首がつないで とめていたのかな」
もっていたテキストを落とす先生。拾うふたり。
「でも 先生 私もう かるたが 怖…と 取れないぃぃ」
と泣く千早に、テキストを1冊差し出し、
「学びなさい なんでもいい 学びなさい」
と真摯な、やさしい眼差しで語りかける深作先生。
一方、千早に勝った翠は鼻高々。
1年生4人での下校時、
「1年でレギュラー総取りとかどう?目標」
「私程度でも 実力あったらなるしかないよね 1年生エース!」
とさらに全開。
一方、予備校「慶港ゼミナール」。
予備校に入塾テストに来たらしい太一。
早速女子が近寄ってきて、「こんにちはー♡今日入塾テスト?」と話しかけられる。
選択科目のこと、予備校の施設のことを話しかけられながら、思う太一。
『だれも しない 部活の話なんか かるたの話なんか』
予備校の中を眺め回していると、見知った人影が奥から現れる。
「先生ーここー あたしもー 周防先生ー」
対面する、周防名人と太一。
「あれ」
「君は」
「A級の人?」
そして、2号に続く・・・・
えっ、2号??!
そう、12/27発売の2号です…また1月半生殺し(T T)
でも物語が前向きに動き出した気がするから、前よりは良いのかな?
感想はまた改めて、ですが、
菫ちゃんのいっそうの成長と深作先生のこれまでのポイントポイントに煌めく、先達からの財産である言葉があってこその今日の名シーンに、心がしびれます。
そしてキターーーー!が2つ、田丸妹と周防名人。
周防名人はやっぱり来た!という感じでしたが、田丸妹は想定外。
みちつくゆら様がそんな想定をされていたなあとゆら様の洞察力に脱帽です。
そして太一の「吐ききって吸う」(12巻第68首で千早が回想していた)は、
お母さんからの教えだったんだなと。
やっぱり、太一母はいろいろ思うところはあるけれど、
太一の強いところを作ってきたのは確かで、
今回のかるた部退部への反応も含めやっぱり愛すべきキャラだなあと思いました。
そして…。
あれこれあれこれあれこれ考えてきて、またこれからも考えてしまうとは思うのですが、
恋愛脳だったのは私だったなあと。
千早は、新に頼ることなく、ちゃんと自分のちからで、百人一首のちからを借りて、
立ち上がろうとしている。
多分、ただ楽しくて好きでやっていたこれまでより、この試練を乗り越えて
もっと選手としても人間としても強く大きくなるはず。
これでこそ「ちはやふる」。も、全力応援です。
そしてやっぱり机くんと肉まんくんは太一の退部をあらかじめ知ってましたねー
でもかなちゃんと菫ちゃんはうすうす察していて、でも聞かずに様子を見ているのに対し、
多分机くんと肉まんくんはまだ「あんぽんたん」のままっぽく…?
そこがある意味救いではあります。
そして、千早の太一への想い。
1組と9組という端と端、しかも理系と文系だから授業かぶりもあまりなさそうで、学校生活ではそれほど接点がなさそう。
そんななか、これまでずっと太一の気持ちを砕き続けていた、と自分を責める千早に切なくなります。
そこで、恋愛脳の私としては(苦笑)また考えてしまうわけです。
千早の太一に対する想いは、告白を経て恋に近づいたのか、それとも?
まだまだ考えないと自分なりの結論も出せないのですが、
ひとつ、思ったのは、千早は太一との別離を受け入れている、ということでした。
何かに似てる、と思い出したのは小野不由美の『十二国記』の次のくだり。
ーー
(でももう、ぼくは二度とうちには帰れない。)
涙がこぼれた。
それは郷愁ではなく、愛惜だった。
彼はすでに、別離を受け入れてしまっていた。
ーー
悲しむし、泣くけれども、これまで傷つけてきた太一を、
退部は嫌と泣き縋ることでさらに傷つけたから
もうこれ以上傷つけまいと心決めているからなのか、
太一を呼び戻そう、呼び戻したいという思いは今は千早の中にはなく、
別離を受け入れているのだと感じました。
でも別離を受け入れることで、これ以上後ろは見られない、前を向くしかないから、
リスタートになるわけです。
「砕き続けていた」と思うことも、
単に太一の思いに気が付かなかったことを指しているのか、
それともずっと新のことを思い続けていて応えられないことを指しているのか…
まだまだ、ここではなんとも言えない感じです。
でも田丸妹にこれ以上好き勝手させるわけにはいかん!でしょうし、
周防名人も出ていて、かるた方面に話が動き出した(かもしれない?)ことは素直に嬉しい。
太一も回想が多くてモノローグもひとつしかなく、まだまだ心情は推し量れない感じです。
その一方で、新・・・・
個人的には、新の「あ」の字の存在がないのが非常に寂しい・・・・・・
次回、来るかなあ、この間みたいな急遽な福井&新ターン。
「滉」なる人物の性別もわからないままだし…次回こそぜひ!
1ヶ月半、また長いなあ・・・
待ちに待った138首、26巻の続きです。
「クーベルチュール」2巻の早売りを見に行き見つけてしまいました139首。
これをアップ時には発売前のネタバレになります、ご注意ください!
以下、まずは「あらすじ」です。ネタバレOKという方のみ。
①「再開直前プレイバック!!」
第139首がはじまる前に、
「新と太一の公式戦初対決で幕を開けた26巻は、
太一が初めて自分の思いを千早に伝えた巻として、
大きな反響を頂きました。
今号では、その26巻の続きのお話を掲載。
そのまえに、私たちの胸を熱くさせたこれまでのシーンを
振り返ってみたいと思います。
彼らのまっすぐな気持ちを、これからもぜひ見届けてください!」
というメッセージとともに掲載された26巻振り返り1ページ。
私の気になるポイントは、太一の告白に対しての千早の返事がどう描かれているか…。
「千早に自分の思いを打ち明ける」
↓
「でも、千早の心に浮かぶのは、3人で過ごしたあの日の思い出で…?」
↓
「思いを伝えたあと、太一は退部届を提出」
うーーーむ。やはり、千早は太一に「NO」と言ったのだ、ときっぱり判断できない感じです。
さて、本編はどうなるでしょう?
②本編 扉絵はなし。
源重之の絵札。
「風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ くだけて物を 思ふころかな」
千早モノローグ
『回る 頭の中でぐるぐる回る』
『好きなんだ』
『おまえはおれが 石でできてるとでも思ってんのか』
踏切前で別れるシーンが思い出され・・・
コツ、というペンの音で我に返る千早。
今は、職員室で、新担任の「幸田 美男」先生との進路についての個人面談中。
「まだ進路のことまとまらないのか?」
「高校の教育をめざしたいということだけどな、
最大の動機が「部活動顧問になりたいから」ってーー
正直言ってそんなんで教員がつとまるか?って思うんだ」
気遣わしげに千早たちのほうを見つめる女帝と深作先生。
まっとうなことを言う幸田先生だったが、
「いやーおれもなー先生になってモテてモテて逆に女子生徒怖くなったもん!」という発言に
まゆをしかめる女帝、咳をする深作先生。
進路指導を終え、廊下を歩く千早。
新緑をわたる風も耳に入らげな様子で、どこか儚げだ。
一方、真島邸。
瑞沢高校は成績表が自宅郵送されるらしく、成績表をみて
「太一」
「どうしたのこれ一番じゃないって 3年になって最初のテストで…たるんでるんじゃないの」
と真島母、早速のつっこみ。
「まえから言ってるでしょ あなたはいろいろためこむタイプなんだから
常に息を吐く! 吐ききることに集中してー」
「かるた部 辞めたから 次は大丈夫」
「え」とあっけにとられて固まるお母さん。
悩む女帝。
「かるた部 部長で大黒柱の真島くんが まさか退部なんて…」
「右往左往するあの子たちが目に浮かぶ」
「新入部員も入る時期なのにどうしたら…」
それにひきかえ、部室も部員も落ち着き払っている。
新入部員4人に対し、礼をして挨拶の口火をきったのは菫ちゃん。
「皆さんの指導係の2年花野菫です」
「3年の先輩方は受験もありますし 皆さんの中には初心者の人もいると思うので
基本の指導と説明は私がしていきます」
花野さんがこんなに頼もしく、と感動する女帝。
「私ももう辞めます、って言い出すんじゃないかと思ったのに」
と同じく菫ちゃんを見直すかなちゃん。
「おれらの出る幕ねーじゃん」と、机くん肉まんくん。
太一の机くん肉まんくんへの「相談」は、
「おれが辞めたあともかるた部を頼む 頼む」
という内容だった。
入部希望者は男女2名ずつの4名という好バランス。
そして女子の一人はなんと田丸兄妹の妹、A級の田丸翠。
1年生は別室で、という菫ちゃんに、千早との対戦を希望する翠。
『先輩になって初めてわかる…部をまとめるのってどうやんの?無理じゃない?』
悩む菫。
新入部員の男子1人も、
「平安貴族はどう天パーと向き合ってきたのか 知りたくて…」が
入部希望の、クセモノそうな感じ。
『どうまとめんのこれ』
『先輩… 真島先輩 先輩がいなくなったのが
あの(好きな人に好きって言ってください)結果なら
私が 逃げるわけにいかない」
涙をぬぐう菫ちゃん。
一方、翠と千早の対戦。翠は兄の千早評を思い出しつつ…
『えっ おまえ 瑞沢行くの? えっやばくねえ? おれとの再会フラグ立ってねえ?』
『立ってねえ』
否定する翠。
肉まんくんの翠評は「大物」。
部にとっては大事な戦力だけど、3年が侮られても困る、
まとめていくためにもきれいに叩けよと千早を見つめる。
『だれも なにも 聞けないけれど 部長が辞めて 千早ちゃんがなにも言わないなんて
千早ちゃんとも なにかあったとしか思えないの』
とかなちゃん。
『背骨をなくして どう立てるかわからないけれど 千早ちゃんのかるたが鋭いままなら
かるた部を前に押せる』
音も聞け、軽くきれいに動けてた千早だが、自分の指を見て太一を思い出す。
『千早 の 伸ばしたことのない爪が 好きだ』『好きだ』『好きだ』
『やれねーよ かるた 百枚全部 真っ黒に』
そこへ
「かぜをいたみーー」
の歌。
途端に動けなくなる千早。結果は翠の16枚差の勝利。
「勝っちゃいましたけど 先輩調子でも悪いんですか?」
「あ うん ごめんなさい ちょっと調子・・・」
「あーわかりますわかります 私も乗らないとき言い訳したくなりますー」
と全開の翠(笑)。
ごめんねちょっと、と席をはずす千早。
廊下を歩きながら、新緑の映える窓の前で泣く。
目の前には偶然深作先生。
びくっ、と驚きながらも訴えかける千早。
「先生 か 「かぜをいたみ」の歌…」
「私が 岩だったんです 岩で 粉々に砕いていたんです」
「太一の気持ちを ずっと」
「太一を ずっと」
「風をいたみ」の歌
(風が激しくて いわに打ち当たる波が 自分だけ砕け散るように
私だけが 心も砕けんばかりにあなたを思い悩んでいる)
「百人一首とは すごい物ですねえ 綾瀬さんに比喩を 言葉をくれている」
「春のせいかと思っていた 君の輪郭がずっと ふるふるふるえていたのは」
「君も 砕けそうですよ でも 百人一首がつないで とめていたのかな」
もっていたテキストを落とす先生。拾うふたり。
「でも 先生 私もう かるたが 怖…と 取れないぃぃ」
と泣く千早に、テキストを1冊差し出し、
「学びなさい なんでもいい 学びなさい」
と真摯な、やさしい眼差しで語りかける深作先生。
一方、千早に勝った翠は鼻高々。
1年生4人での下校時、
「1年でレギュラー総取りとかどう?目標」
「私程度でも 実力あったらなるしかないよね 1年生エース!」
とさらに全開。
一方、予備校「慶港ゼミナール」。
予備校に入塾テストに来たらしい太一。
早速女子が近寄ってきて、「こんにちはー♡今日入塾テスト?」と話しかけられる。
選択科目のこと、予備校の施設のことを話しかけられながら、思う太一。
『だれも しない 部活の話なんか かるたの話なんか』
予備校の中を眺め回していると、見知った人影が奥から現れる。
「先生ーここー あたしもー 周防先生ー」
対面する、周防名人と太一。
「あれ」
「君は」
「A級の人?」
そして、2号に続く・・・・
えっ、2号??!
そう、12/27発売の2号です…また1月半生殺し(T T)
でも物語が前向きに動き出した気がするから、前よりは良いのかな?
感想はまた改めて、ですが、
菫ちゃんのいっそうの成長と深作先生のこれまでのポイントポイントに煌めく、先達からの財産である言葉があってこその今日の名シーンに、心がしびれます。
そしてキターーーー!が2つ、田丸妹と周防名人。
周防名人はやっぱり来た!という感じでしたが、田丸妹は想定外。
みちつくゆら様がそんな想定をされていたなあとゆら様の洞察力に脱帽です。
そして太一の「吐ききって吸う」(12巻第68首で千早が回想していた)は、
お母さんからの教えだったんだなと。
やっぱり、太一母はいろいろ思うところはあるけれど、
太一の強いところを作ってきたのは確かで、
今回のかるた部退部への反応も含めやっぱり愛すべきキャラだなあと思いました。
そして…。
あれこれあれこれあれこれ考えてきて、またこれからも考えてしまうとは思うのですが、
恋愛脳だったのは私だったなあと。
千早は、新に頼ることなく、ちゃんと自分のちからで、百人一首のちからを借りて、
立ち上がろうとしている。
多分、ただ楽しくて好きでやっていたこれまでより、この試練を乗り越えて
もっと選手としても人間としても強く大きくなるはず。
これでこそ「ちはやふる」。も、全力応援です。
そしてやっぱり机くんと肉まんくんは太一の退部をあらかじめ知ってましたねー
でもかなちゃんと菫ちゃんはうすうす察していて、でも聞かずに様子を見ているのに対し、
多分机くんと肉まんくんはまだ「あんぽんたん」のままっぽく…?
そこがある意味救いではあります。
そして、千早の太一への想い。
1組と9組という端と端、しかも理系と文系だから授業かぶりもあまりなさそうで、学校生活ではそれほど接点がなさそう。
そんななか、これまでずっと太一の気持ちを砕き続けていた、と自分を責める千早に切なくなります。
そこで、恋愛脳の私としては(苦笑)また考えてしまうわけです。
千早の太一に対する想いは、告白を経て恋に近づいたのか、それとも?
まだまだ考えないと自分なりの結論も出せないのですが、
ひとつ、思ったのは、千早は太一との別離を受け入れている、ということでした。
何かに似てる、と思い出したのは小野不由美の『十二国記』の次のくだり。
ーー
(でももう、ぼくは二度とうちには帰れない。)
涙がこぼれた。
それは郷愁ではなく、愛惜だった。
彼はすでに、別離を受け入れてしまっていた。
ーー
悲しむし、泣くけれども、これまで傷つけてきた太一を、
退部は嫌と泣き縋ることでさらに傷つけたから
もうこれ以上傷つけまいと心決めているからなのか、
太一を呼び戻そう、呼び戻したいという思いは今は千早の中にはなく、
別離を受け入れているのだと感じました。
でも別離を受け入れることで、これ以上後ろは見られない、前を向くしかないから、
リスタートになるわけです。
「砕き続けていた」と思うことも、
単に太一の思いに気が付かなかったことを指しているのか、
それともずっと新のことを思い続けていて応えられないことを指しているのか…
まだまだ、ここではなんとも言えない感じです。
でも田丸妹にこれ以上好き勝手させるわけにはいかん!でしょうし、
周防名人も出ていて、かるた方面に話が動き出した(かもしれない?)ことは素直に嬉しい。
太一も回想が多くてモノローグもひとつしかなく、まだまだ心情は推し量れない感じです。
その一方で、新・・・・
個人的には、新の「あ」の字の存在がないのが非常に寂しい・・・・・・
次回、来るかなあ、この間みたいな急遽な福井&新ターン。
「滉」なる人物の性別もわからないままだし…次回こそぜひ!
1ヶ月半、また長いなあ・・・
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