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ひねもす ちはやふる

HN福ら雀による、漫画「ちはやふる」に関する思ったことのつれづれ考察。 基本的に、否定より現状肯定、貶すより良いほうに捉えることをメインのスタンスとしています。感想より分析が好きです。 支部もやってます↓ http://www.pixiv.net/member.php?id=11693593

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BE・ LOVE 23号 ちはやふる 156首 あらすじ•感想

公私ともにバタバタで、遅れ遅れになってしまいましたが、
さて、BE・ LOVE 23号!

今回、読んでるそばから滂沱の涙が…!
「ちはやふる」読んでてよかったなあと心底思う、熱い回でした!大好き!




以下、インタビューも156首もネタバレですので、ご注意ください!





「映画「ちはやふる」キャスト・クランクイン インタビュー連載 第6回」は、
ラスト2で野村周平さん(太一)の登場。

写真を見ると、太一!思ったよりも(正直)
少し茶髪に違和感を感じるシーンもありますが(さらに正直)
表情や体を動きを、早くちゃんと見てみたい…!という気がします。
予告のおんぶ見ててもどきどきしますものね。

そしてインタビューで、
「一人、ものすごく上手い人がいるんですけど、その子に負けないように・・・」
というコメントがあり、ページをめくると、
「その人は、新役の真剣佑で」
とあるところ、計算じゃないでしょうけど、うまいなあと思いました。
やっぱり太一と新はフラグ通り終生のライバルとして鎬を削ってほしい・・・!


さて、第156首。
表紙はなく、本編からです。

藤岡東高校は、近江神宮敷地内幼稚園で試合のEブロック。
「よいこのもり保育園」は、去年、新が藤岡西の替え玉で出たところですね・・・
去年、半ば無理やりの「チーム」で団体戦を知り、「おれのチーム」ではないからと渇望を覚えたその場所で、
今年は本当のチームを率いて試合する。

ひとつひとつ、積みあがっているなあとしみじみします。


東京予選で出た柳沢かるた会の鷲尾さん評する新は「総☆合☆力」。

他の子もいい、さすが福井代表、とうなずく中、
ひとり、暗い顔で涙をこらえ、唇をかみしめる絶不調の子が・・・

理沙ちゃん!
(本誌のこの回は里紗となってるけど、また単行本の時に訂正されるはず…!
 瑣末なことかもだけど、こういうの気になるなあ。
 半月に1回の雑誌だからあんまり校正かけられないのかもですが>_<)

前回、「全国大会でがんばれたらつき合ってください」との告白に、
新が「ご ごめん 好きな子がいる」と断ったゆえの不調のよう。

「あんな即答することないやろー全国大会の朝に!」
「好きな子ってだれ?だれ?」
との舜と滉の突込みに、耳まで真っ赤にする新。

『がんばってるやろか 千早』

思うは、千早のこと・・・

一方千早は2年続けての千葉情報国際高校戦。

  去年もこの綾瀬さんがムードメーカーだった
  それは変わらないのに

王子ブロンドくんが見る今年の千早は、
去年のように自分が皆を引っ張るのではなく、皆の背中を押し出すイメージ。

試合は4対1で瑞沢の勝利。

"We want to play a game with you again"
去年、瑞沢から彼らへ贈ったホワイトボードのメッセージを、
今度は送られた千早は、
「私もう3年で 再戦は・・・でも 瑞沢高校は来年もここへ来ます」
と宣言。

そして瑞沢、その勢いで予選突破!
さりげなく描かれてるけど、菫ちゃん、団体戦での初勝利、おめでとう…!!
うれし泣きする菫ちゃんの脇で、初参戦に感動する波田君。
嬉しそうな千早。

予選からちゃんと「来年」を考えた布陣。
「北央学園みたいな かるた強豪校」という夢は、
千早のなかで、皆のなかで、しっかり根を張っている様子です。

今年も予選は偵察に徹していた机くん。
「流れ次第ではどこも優勝の目がありそう」と分析。

そして、
「富士崎でさえ 去年ほどの迫力がない というか…」
と、前号で耳にした桜沢先生顧問引退の噂を告げる。

おどろく瑞沢メンバー。

「富士崎の元気がいまいちないのは確かなんだ 結婚の噂も…」
と騒いでいるところに、
「通ってもいいかしら?」と張本人の桜沢先生登場!

「瑞沢さんも予選ブロック通過おめでとう」
と、さらっと通り過ぎる先生を見送る千早・・・

「あ 田丸さん 桜沢先生に挨拶していく?」
と思い出して声かけるも、翠ちゃんは「いえいいんです」と。
『東京予選で 1回も勝てなくて 予選ブロックも出してもらえないのに…』
と自信がない様子。



さて、いよいよ会場は近江勧学館。

決勝トーナメントのくじ引きです。
新が勝ち残っているのを知り、嬉しそうな千早。

『決勝トーナメント 強豪相手に一度でも 負けたらそこまで』

千早は硬い面持ちの翠ちゃんの背中をどんとはたき、
「スタメンいくよ 田丸さん」
「一度でも 負けたらそこまで だから 頼むよ!」
と元気づける。

しょげていた翠ちゃんも、
『期待されてる?』
『決勝トーナメントまでエースは温存?』と自意識復活!(笑)

でも
『いいんだ だれがエースでも いいんだ』
と思って皆に駆け寄るあたりが、成長の証。
どんどん可愛くなるなあ。
(そしてここの筑波君の背中、カッコいい…!)


一方、富士崎。
「みんな わかってるな 優勝以外の結果はいらねえぞ」
と声をかけるのは、プレッシャーで髪がストレートになっているヨロシコ。
OB席には、去年の最強3年メンバーが…!

そして桜沢先生の噂について。

学園ドラマで良く出てくるような、嫌味でやたら身だしなみに気を遣う教頭が、
『先生もアラサーでいつまでもかるたじゃないでしょう?』
『やめてもいいんですよ?顧問 結婚だって…』
というのに、
『アラフォーなりに 結婚を含め いろいろ考えております』
ときっぱり桜沢先生が答えたのを通りすがりに部員が聞いたのがソースのよう。
(きっぱりアラフォーと言い直す先生、カッコいい…)

『教頭 許せない 許せない』とさわぐ部員たちだが、
「実際 いつもとちょっと先生ちがうよね」感は否めない…。


一方、藤岡東。
まだ泣き続けている理沙ちゃんを気にして、
「集中できんかったら土屋くんに代わっても」と声を掛ける新。

「すみません 出ます! 涙は気にしないでください 取れます!」
といいながらも鼻水すする理沙ちゃんに、
「1試合休んで 絶対勝つから次な」
と微笑みかける新。

勧学館に、響く序歌。


瑞沢の相手は、美人三つ子?!がいる筑豊女学館。
(モデルはおそらく筑紫女学園。友人の出身校でかるた強いそうだ)

原田先生VS新の挑戦者決定戦で登場した
鼻濁音が綺麗な専任読手、牧野さんが指導しているそう。
もちろん、牧野さんも応援Tシャツきて観戦w

試合では、「耳はいいけど目は悪い 札際見えてなくてモメるタイプ」などの机君の偵察がばっちり的を射る。

モメるタイプ相手に翠ちゃんは
『私のいいところを 私が信じないでどうする』
と調子を取り戻してきたよう。


そんなトーナメントの様子をながめる桜沢先生。
そこに、引退と結婚の噂をききつけた運営の先生が声をかける。

今年のクイーン戦、猪熊さん敗退に世代交代を感じる、と嘆いたあと、
「桜沢さんがクイーンになるのも見たかったんですよ
 準クイーン4回の好成績も 過去になっちゃうんですかねえ」
の言葉が桜沢先生の耳に。
(過去形、失礼極まりない・・・!怒)


そして話にでた猪熊さんは、ちょうど陣痛真っ最中のよう。
でも桜沢先生とLINE?でやりとり。
(「陣痛なう」「破水なう」って…すごい!)

「陣痛が進まない」という遥さんに「全国大会でいま近江神宮にいるから祈願しておく」と返す桜沢先生。

これまでの猪熊さんとのライバルの日々を思い起こし、
複雑な思いとともに桜沢先生が無事を祈っていると・・・

場内より「ワアッ」と歓声。
めずらしく焦る桜沢先生。
そこへ猪熊さんからの着信が同時に。

「産まれたよー 桜沢さん やっと産まれたー」
との報告に、ぱあっと明るい顔になる先生。
(しかしすぐ電話とはスゴイ体力・・・!さすが遥さん3人目)

でもきりっと自分を取り戻して
「よかったわね 遥さん おめでとう」という先生に
「僕らも勝ちましたよー 準決勝進出です!」
となだれ込む部員たち。

電話を片手のまま、「そう 順当ね よかったわ」と返す先生はすっかり本調子。

なのに。

『桜沢さん 女の子よ 待望の
 私の夢だったの この子に 桜沢さんの名前をもらうわ
 翠よ 翠ちゃん 桜沢さんみたいな 強くてきれいな子になるわ』

との遥さんの言葉に、ゆらぐ桜沢先生。

どうにか持ち直し、
「そ・・・そんな勢いで決めるものじゃないわ 画数とかあるでしょ よく考えて
 休みなさいよ 切るわよ」
と冷静に返して電話を切ったものの、そこへ
「桜沢先生っ」
と、試合に勝ったらしい田丸翠ちゃんと千早が。

「すみません 私 瑞沢の 田丸翠っていいます」
「うちの親が 先生のかるたを大好きで 名前もらって――」
との思いもしないところからのアタック。

弱っている?ところへの不意打ちに、
目を赤くして、涙をうかべる桜沢先生―――

「なんなのよ・・・みんなして アラフォーを泣かせにかかって・・・」

その様子に眼の玉をむく富士崎メンバー、翠ちゃん、千早。

でもそれも一瞬のこと。

「富士崎は 準々決勝は 勝ち抜いて当たり前
 嬉々として報告しに来ない」

「瑞沢のあなたも いまそんなこと言いにこない 次当たるんでしょ」

と、涙は残りながらも、いつもながらの先生に。

そこへ手をあげ、
「先生 引退&結婚の噂は本当ですか」
と直球で聴く千早・・・!

いつもの表情に戻った桜沢先生からは、
「顧問引退はしないけど 結婚はします」
との返事が・・・!

この日一番の悲鳴が勧学館に響き渡ります・・・

打ちひしがれるエロム先輩はじめ先輩たち。
うなだれる部員。

『準決勝が 始まる』

さて、どうなる・・・!?


次号に続く、です。


以下、ざっくり感想。


① 決勝戦のカードはどうなる?

トーナメント表通りに行くと、準決勝は

北央VS藤岡東
瑞沢VS富士崎

しかし千早、計略ではない直球とはいえ、
対戦直前に富士崎にこれだけのダメージを負わせてしまうとは・・・!

富士崎の今年の体制は藤岡東との練習試合で説明をされていたので、
その後のテコ入れがなければ、もしかしたら深くは描写されなかったりするかも?

瑞沢が勝ち、まだチームとしての実力が描かれていない藤岡東が活躍するとしたら、
藤岡東VS瑞沢はかなうのか?

それとも末次先生の前のお話通り、藤岡東VS瑞沢はかなわないのか?!
気になります・・・!

クイーン戦の前哨戦として、
おそらく千早の個人戦にスポットがあたるだろう今年の全国大会。

団体戦はポイントだけを押さえてさくさく進んでいきます。テンポ良い!


② 桜沢先生のお相手!

そして桜沢先生のお相手、ますます鷲尾さんなのではないかと勝手な妄想がひしひしと・・・
今回も不思議な登場の仕方してましたものね。

もしかしたら、鷲尾さんからのプロポーズをきっかけに、
桜沢先生今後をあれこれ考えるようになったのだろうか・・・

鷲尾さんでないとしたら誰か、気になるところです。

はっ、村尾さんだったりすることはないかな?!
というか、今年は村尾さん来ていないのだろうか。
福井ベスト4なわけだし、久々に栗山先生&村尾さんを期待したい・・・!


③ 理沙ちゃんへの新の回答

全国大会の朝にあんな即答することない、との舜と滉の突込みだけど、
私としては、下手に期待もたせて頑張ったあとに断るより、誠実だよな、と。

でも新の答え方はなかば反射のようだったので、
そんなに深い考えがあったかはわかりませんが。

でもこれだけ反射で言われると、きっぱりはっきり目がないことが伝わるから、
理沙ちゃん辛かっただろうなあと察せられます・・・

しかも、「1試合休んで 絶対勝つから次な」と微笑みかけた新は
「人たらし」全開で、これはあきらめられなそう・・・

こちらもこの後、どうなる?!
新は舜と滉の「誰誰」追及を振り切れるのか??

決勝でこの2校が当たるのなら、そのタイミングで知られそうです・・・!


次回がますます楽しみ。次は「実写映画の最新情報大発表あり」とのこと!
「鏡の前であいましょう」の裏の予告のカラーの千早がかっこいいです。

次号の発売は12/1。
もしかして、「大発表」は時期的に試写会ご招待かな?!楽しみです。

☆☆☆拍手&コメントありがとうございます☆☆☆

【ゆう様】
表紙の太一の「J」、もしかするとジョーカーのJの方では?とのコメントありがとうございます^^。
なるほど!ワイルドカードであり、切り札でもある「ジョーカー」。
たしかにその方が、今の太一の立ち位置を思わせて意味深です。
瑞沢時代は「ジャック」、現在は「ジョーカー」と考えると、1粒で2度おいしいですね!

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