ひねもす ちはやふる
HN福ら雀による、漫画「ちはやふる」に関する思ったことのつれづれ考察。 基本的に、否定より現状肯定、貶すより良いほうに捉えることをメインのスタンスとしています。感想より分析が好きです。 支部もやってます↓ http://www.pixiv.net/member.php?id=11693593
BE・ LOVE 19号 ちはやふる 153首 あらすじ•感想
- 2015/09/13 (Sun) |
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まずは、10/13に最新29巻発売とのニュース^^
28巻の刊行が遅れて8月になった影響もありますが、えっもう…!な嬉しさです。
福井県大会が気になりますが本編ではやってもらえないみたいなので(泣)4コマに期待、です。
今回19号は、「映画「ちはやふる」キャスト・クランクインインタビュー連載」第2回目。
机くん役の森永悠希さんでした。
**** 以下、ネタバレあります。ご注意ください。****
インタビュー本文は少なめで写真メインでしたが、本編シーンの写真を見ると、思ったより(失礼ながら)、机くんのイメージ。
かなちゃんと並ぶとまた雰囲気が良くて、映画本編でもこの2人の仲に進捗のあるシーンがあるといいなあ…!と思いました。
映画の机くんが鉄オタという設定らしく細かな小道具も、楽しい。
小道具と言えば、上映館でダディベアグッズとか売ってくれないかなあ・・・スノー丸も・・・
できたらTシャツとか希望!
さて、153首です。
**** 例によって、以下、ネタバレです。ご注意ください。****
扉絵はなく、詩暢ちゃんの全身ショットからスタート!
髪をまとめて、コックタイをつけたパン屋さんコスチューム。
気になっていた詩暢ちゃんバイトチャレンジの回がようやくやってきました!
バイト3日目の詩暢ちゃんは、イチおしの「麿んパン」をかたどった手作りのバッジを着用。
(麿(まろ)んパン、とはナイスネーミング。さすがは京都!)
あらかじめお店のすべてのパンを買って食べた(!)結果、これが一番好きということで「誠心誠意売らせてもらおう」という心意気。
世間知らずの詩暢ちゃんのバイト、どうなるかと気になっていましたが、あらかじめ自腹で全部食べてみるなんて、正社員採用でもそうそうない心構え。
すばらしいです…!
(でもお店の他の人反応が引き気味なのが残念なところ・・・)
「日曜は催しあっていちばんお客さん多い日なんや」「レジとかスピード重視で頼むな」
と言われ、
「スピードと正確さにはいまいち自信があらしませんのや」とイケズ?をいう詩暢ちゃん。
でも顔は自信満々!(正確さとスピードさなんて、詩暢ちゃんの代名詞ですしね!)
そして営業スタート!
時給800円・週3日・1日2.5時間 というのが詩暢ちゃんのバイトの条件。
「自力で着物買いたい」と思ったきっかけは、呉服屋さんにあった、スノー姫のコラボ着物のよう。
『子供用やったけど反物があるってことや。大人用もあつらえてくれるやろ』
と、250円の麿んパンをうっとりとながめる詩暢ちゃん。
この日開催されているかるたの京都大会も欠場し、バイトにいそしみます。
『だれの手も借りとない』と祖母と母の姿を思いつつ・・・
が・・・
いらっしゃいませ、と丁寧にお辞儀するゆえお盆からトングをざざっと落としたり・・・
焼きたてパンを乗せたトレーを急な動きで突き出して強く推しすぎたり・・・
両替してきて、といわれ自分の財布を出したり・・・
『うちは うちで 好きなものと生きていくんや』
と頑張る思いは、どうも周囲から浮いている様子・・・
一方、東京都予選は表彰式。
「東京都予選 優勝 北央学園」
誇らしげに優勝杯を手にするヒョロ君。
1年のときこのトロフィーを「ぎゅぎゅーっ」と抱きしめ、
「これは僕が北央の中等部にはいったときから・・・ずっと部室にあったんだ・・・ずっとずっとあったんだ!」と泣きながら叫ぶヒョロ君の姿が思い出され・・・・・・胸熱です。
講評は、東京都予選の実行委員長・柳沢かるた会の鷲尾6段。
「すっごい落ち着いた進行」「地味だけど安心できる」との評価。
「結果は北央学園の全勝でしたが ひっくり返ってもおかしくない試合もありました。
各校数字ほど実力の差はありません。では勝敗をわけたのはなにか」
講評も堅実・・・
と、思いきや?
「チームの柱の存☆在☆感!」
と、はっちゃけたアピール!
またチャッと居直り、
「束勝ちするような強さではなく チームを真に支えるのは 苦しいときに それほど堪えたかるたができるかという
堪☆忍☆力」
富士崎市村くんの「見せちまったぜおれのギアセカンド」を思い出すようなポーズ決め・・・
「真に尊敬される柱としての力 北央学園にはそれがあった 全国大会でも 活躍を期待しています
団☆結☆力」
で決め!
という・・・面白キャラでした。
講評を受け、思いを巡らす千早。
『おまえは自分より強いやつしかみてねえんだ 冷てえよ』というヒョロ君の言葉。
いまの『チームの柱』についての講評。
『そのとおりだ』
『そのとおりだ』
かみしめる千早の眼の裏には、太一の背中―――
一方。
「そのとおりですっ 私の力が足りなくて」と声に出して泣き伏すのは、朋鳴の佐々部長。
「佐々 執念深すぎるぞ!」と言われながらも慟哭。
「終わっちゃった・・・先生と わたしたちの青春・・・」
との言葉に、目を見開く坪口先生。
「ああ・・・あれ あれな 全部 嘘だ」
「!?」
「ハハハ、「青春」が高校生のいまだけのわけがあるか」
こめかみに怒りマークをうかべる部員に向かって笑う広史さん。
「現におれだってなー 高校生のころより顧問やってるいまのほうが楽しいし 一生懸命だし」
みんなでうちこんだ練習を思い出し――
「お… おれの青春こそ いまだっ…」
こみ上げる涙を、袖でふく・・・
そんな先生をみつめる皆。
「いろんなおっさんを おばさんを たくさん見てきたから 先生知ってんだ いいか おまえら」
「青春は何度でも来る」
「何度でも来るから 何度でもがんばれよ な」
泣く先生を抱きしめ、抱きしめ合う、朋鳴メンバー。
予選終了後。ロビーには千早と、袴を届けてくれた千早母。
「ほかのみんなとはここで解散?」と聞く千早母に、「今日はもう帰るだけだから」と母と一緒に帰ろうとする千早。
すると、ロビーの、サモトラケのニケ像の前にヒョロ君の姿が。
どうも千早に用があった様子。
「千早・・・さっきは・・・ちょっと言葉が違ったなと思って・・・」
『おまえは自分より強いやつしかみてねえんだ』という自分の言葉を、ヒョロ君も振り返ったもよう。
「おまえは ずっと・・・ 強くて孤独なやつのそばに いてやろうとしてたんだもんな」
小学校のときの、新。
微笑む、詩暢ちゃん。
「冷たくない」
「まちがってもねえよ」
それだけを言って、「じゃあな」と背中を向けるヒョロ君。
その腕をとって・・・抱き付く千早。
「え」「え」
驚く母、ヒョロ君。
”ずっと おれなんか 眼中になったろ”
小学校時代のヒョロ君を思い出す、千早。
「優勝おめでとう ヒョロくん」
「北央 強かった 強かった」
「全国大会では 負けないよっ」
千早は目に涙を浮かべ、強い眼差しでヒョロ君を見据える。
カチンコチンに固まったヒョロ君をおいて、「お母さん やっぱ 先帰ってて」と駆け去る千早。
(浮気か?ゆかり嬢に殺されるぞ、とヒョロ君をゆする須藤さんがカワイイ)
一緒に帰るのか、和室で集まっていた残りの瑞沢メンバーのところに飛び込んでいく。
「みんな!疲れてるとこごめん やっぱミーティングいいかな?」
驚くメンバー。
「ミーティングっていうか・・・ あの・・・ みんなと一緒に 帰りたい」
『チームの柱の 存在感』
「みんな帰る方向ちがいますけど・・・」
(千早)「送っていく」
「え?全員?」
(千早)「全員」
「えーーっ?」
なんだそれ、集団下校?といいながら嬉しそうな机くん、みんな。
最後に会場に向けて一礼した千早にならい、部員みんなで、礼。
その様子を見ていた、千早母。
『プロがなくても 仕事になったりしなくても 一緒に帰れなくても
あの子に かるたがあってよかった』
東京都予選が、終わり・・・・・・
舞台変わって、京都のパン屋さん。
今日も頑張った詩暢ちゃんに出されたのは、封筒。
中には今日までのアルバイト代が入っている。
「ごめんなあ やっぱり即戦力にならん子 雇う余裕のうてなあ」
「もっと 合うてるバイト 見つかるとええなあ」
との言葉に、
「ありがとうございます。パン苦手やしちょうどよかったです」
と応える詩暢ちゃん・・・。
若宮家では。
詩暢ちゃんが試食した全種類のパンの残りが、お祖母様の前に。
お茶菓子にといいながら、「がんばってらっしゃいますよ お嬢さん」と微笑む家政婦さんに、
「私もパンは苦手です」というお祖母様。
慌てて、お下げします、と言うのを「いえ」と押しとどめ、「そのうち家で作ってみたりするかもしれへんからなあ」(作る方のバイトではないけれどね)と、少しズレた孫に甘いところ?を見せる。
そこにかるたを持って飛び込む詩暢ちゃん。
座敷を使っているのをみて、失礼しました、と一礼して去る。
パンを口にしながら、詩暢が立ち去る気配がないのに気づく祖母。
「どうしました?」と声をかけられ、ふすまをあげて、「いつお座敷あく?練習したいんや」と尋ねる詩暢ちゃん。
様子がおかしいのを察したか、「どうしました?」という問いを重ねる祖母。
「かるたがしたいんや」と繰り返す詩暢。
「かるたが」
「かるたで生きたいのに できんっ」
「でも ほかのことも できんっ おかあさんみたいに 私もなる」
「おばあちゃんに 養ってもらって お荷物になって 悔しい 怖い でもできん」
「かるたしか 好きじゃない かるたしか できん」
泣きながらかるたを抱える詩暢。
祖母は黙ったまま、そのかるたの箱を取り上げる。
「いやや うちのかるた うちのや」と取り返そうとする詩暢に。
「これは 私が買ったもんや 手に入れたかったなら あんた」
「かるたの プロになるしかないやろ」
しっかり目線をあわせて告げる、祖母。
「は? ないもん そないなの」
「あんたはクイーンやろ? 女性の中では日本一強いんやろ?」
「うちは 周防名人にも負けん 男女とも合わせて 日本一や」
「それは 世界一ってことや」
静かに言い放たれる、祖母の言葉。
「若く 美しく 世界一つよいあんたがプロになれなんだら だれもなれん」
「覚悟しなさい 詩暢」
「世界で一人目の かるたのプロにおなりなさい」
その言葉に涙をとめる、詩暢。
藤岡東メンバーとともに練習に励む、新。
名人を前に黙々と練習する、太一。
仲間と体力づくりに走りこむ、千早。(思えば1年のときもここからからでした…!)
7月。
高校最後の、朱い夏が来る。
21号に、続く・・・!
1号お休みです、残念><
でも次号には、なんと末次先生と、「大奥」よしながふみさんとの対談が!
肉まんくん役矢本悠馬さんとのインタビューとともに、これは、必読・・・!
以下、感想つぶやきです。
◎一番の驚き。
前回、「会場、高校だったんですねー!うちの娘の高校にも、ひろーい立派な玄関付の和室があります。リアルさが増します」と記載しましたが。
なんと、東京都予選。
うちの娘の高校が会場(のモデル)でした…。
サモトラケのニケ像(触ると合格するとのジンクスがあって、中3の娘とぺたぺた触ったなあ・・・)にあれ?と思ったら、その背後の階段、和室、すべて、うちの娘の高校そのまんまでした。わー!
娘に見せたら大喜びしてそのままツイートしそうだったので、ネタバレになっちゃうから!と必死で止めた次第^^;
来週文化祭があり学校行くので、写真とって比較してみよう♪
◎しかし、冨原西も同じ勝ち星のはずだったのに・・・勝ち星の謎は解かれないままだったなあ・・・コミックスでは加筆されるかな。
◎鷲尾6段、予選の進行は地味にしっかり落ち着いていたのに、こってり熱い部分がちら見えする感じが新しいキャラでいいなと思いました。
なんとなーく・・・桜沢先生と昔馴染みだったらいいなあ、と妄想。ぜひ、桜沢先生にこの熱さ、突っ込み入れてほしい。
◎広史さんの「青春真っ只中」な感じ、良かったなあ・・・そしてその楽しさが、しっかり部員たちに伝わってるのが、良かった。
朋鳴が全国大会に出られなかったのは本当に残念だけど、それあってこそのこのシーンになるのかな。大好き。
でも、冨原西が全く描かれていないのは・・・確かに、北央に朋鳴のこれに冨原西までだとこってり感はあるかもですが・・・うーん・・・
◎ヒョロ君に抱き付いた千早、びっくりしました。
机くんや肉まんくん、かつては太一にも抱き付いていた千早。
高校生女子なのに、男女の別ない子どもの頃のままピュアな千早らしいところ、ではありますが…!
ある意味、罪作り・・・
でも一方で、新には、伸ばした手が届かなかったり、Tシャツの裾をにぎったりしているところが、キュンとくるんですよね・・・
久々に見たいな、そんな千早と新の接触・・・。
◎詩暢ちゃんバイト先のパン屋さん。お店の看板「Sweet Breat」となっていますが、もしや本当はSweet Bread??これはこれで別の意味もありますが…
◎そして来ました、詩暢ちゃんの目標!
バイトと聞いてかるたのことを心配していましたが・・・こう持ってくるための展開とは。
これで「太一が戻ってくるまでにクイーンになる」と告げた千早の夢と、詩暢ちゃんの目標が、真っ向から同じくらいの強さでぶつかることは必死。
クイーン戦が楽しみです・・・!
◎そして、物語には絡まないとはいえ、久々の!新ショット。
この流れで、詩暢、新チーム、太一、千早チーム、と来て「朱い夏」と来るならば・・・
藤岡東の全国大会出場はもちろん、詩暢が全国大会個人戦優勝を本気に取りに行くとともに、太一も、個人戦に参戦の流れ・・・?!
でも確かに、東西線で太一と新が当たるなら、そこではフェアなガチンコ勝負であってほしいので、太一復活は全国大会で果たしておいて欲しいかも。
太一が復活した場合、当たるのは千早とか新とか、はたまたクイーンか・・・気になるところです。
ところで。
ふと思い出しましたが、太一の名前の由来と、太一と名前が一緒の新海先生の伏線には、いつスポットライトがあたるのでしょう??
これはこれで楽しみです。
28巻の刊行が遅れて8月になった影響もありますが、えっもう…!な嬉しさです。
福井県大会が気になりますが本編ではやってもらえないみたいなので(泣)4コマに期待、です。
今回19号は、「映画「ちはやふる」キャスト・クランクインインタビュー連載」第2回目。
机くん役の森永悠希さんでした。
**** 以下、ネタバレあります。ご注意ください。****
インタビュー本文は少なめで写真メインでしたが、本編シーンの写真を見ると、思ったより(失礼ながら)、机くんのイメージ。
かなちゃんと並ぶとまた雰囲気が良くて、映画本編でもこの2人の仲に進捗のあるシーンがあるといいなあ…!と思いました。
映画の机くんが鉄オタという設定らしく細かな小道具も、楽しい。
小道具と言えば、上映館でダディベアグッズとか売ってくれないかなあ・・・スノー丸も・・・
できたらTシャツとか希望!
さて、153首です。
**** 例によって、以下、ネタバレです。ご注意ください。****
扉絵はなく、詩暢ちゃんの全身ショットからスタート!
髪をまとめて、コックタイをつけたパン屋さんコスチューム。
気になっていた詩暢ちゃんバイトチャレンジの回がようやくやってきました!
バイト3日目の詩暢ちゃんは、イチおしの「麿んパン」をかたどった手作りのバッジを着用。
(麿(まろ)んパン、とはナイスネーミング。さすがは京都!)
あらかじめお店のすべてのパンを買って食べた(!)結果、これが一番好きということで「誠心誠意売らせてもらおう」という心意気。
世間知らずの詩暢ちゃんのバイト、どうなるかと気になっていましたが、あらかじめ自腹で全部食べてみるなんて、正社員採用でもそうそうない心構え。
すばらしいです…!
(でもお店の他の人反応が引き気味なのが残念なところ・・・)
「日曜は催しあっていちばんお客さん多い日なんや」「レジとかスピード重視で頼むな」
と言われ、
「スピードと正確さにはいまいち自信があらしませんのや」とイケズ?をいう詩暢ちゃん。
でも顔は自信満々!(正確さとスピードさなんて、詩暢ちゃんの代名詞ですしね!)
そして営業スタート!
時給800円・週3日・1日2.5時間 というのが詩暢ちゃんのバイトの条件。
「自力で着物買いたい」と思ったきっかけは、呉服屋さんにあった、スノー姫のコラボ着物のよう。
『子供用やったけど反物があるってことや。大人用もあつらえてくれるやろ』
と、250円の麿んパンをうっとりとながめる詩暢ちゃん。
この日開催されているかるたの京都大会も欠場し、バイトにいそしみます。
『だれの手も借りとない』と祖母と母の姿を思いつつ・・・
が・・・
いらっしゃいませ、と丁寧にお辞儀するゆえお盆からトングをざざっと落としたり・・・
焼きたてパンを乗せたトレーを急な動きで突き出して強く推しすぎたり・・・
両替してきて、といわれ自分の財布を出したり・・・
『うちは うちで 好きなものと生きていくんや』
と頑張る思いは、どうも周囲から浮いている様子・・・
一方、東京都予選は表彰式。
「東京都予選 優勝 北央学園」
誇らしげに優勝杯を手にするヒョロ君。
1年のときこのトロフィーを「ぎゅぎゅーっ」と抱きしめ、
「これは僕が北央の中等部にはいったときから・・・ずっと部室にあったんだ・・・ずっとずっとあったんだ!」と泣きながら叫ぶヒョロ君の姿が思い出され・・・・・・胸熱です。
講評は、東京都予選の実行委員長・柳沢かるた会の鷲尾6段。
「すっごい落ち着いた進行」「地味だけど安心できる」との評価。
「結果は北央学園の全勝でしたが ひっくり返ってもおかしくない試合もありました。
各校数字ほど実力の差はありません。では勝敗をわけたのはなにか」
講評も堅実・・・
と、思いきや?
「チームの柱の存☆在☆感!」
と、はっちゃけたアピール!
またチャッと居直り、
「束勝ちするような強さではなく チームを真に支えるのは 苦しいときに それほど堪えたかるたができるかという
堪☆忍☆力」
富士崎市村くんの「見せちまったぜおれのギアセカンド」を思い出すようなポーズ決め・・・
「真に尊敬される柱としての力 北央学園にはそれがあった 全国大会でも 活躍を期待しています
団☆結☆力」
で決め!
という・・・面白キャラでした。
講評を受け、思いを巡らす千早。
『おまえは自分より強いやつしかみてねえんだ 冷てえよ』というヒョロ君の言葉。
いまの『チームの柱』についての講評。
『そのとおりだ』
『そのとおりだ』
かみしめる千早の眼の裏には、太一の背中―――
一方。
「そのとおりですっ 私の力が足りなくて」と声に出して泣き伏すのは、朋鳴の佐々部長。
「佐々 執念深すぎるぞ!」と言われながらも慟哭。
「終わっちゃった・・・先生と わたしたちの青春・・・」
との言葉に、目を見開く坪口先生。
「ああ・・・あれ あれな 全部 嘘だ」
「!?」
「ハハハ、「青春」が高校生のいまだけのわけがあるか」
こめかみに怒りマークをうかべる部員に向かって笑う広史さん。
「現におれだってなー 高校生のころより顧問やってるいまのほうが楽しいし 一生懸命だし」
みんなでうちこんだ練習を思い出し――
「お… おれの青春こそ いまだっ…」
こみ上げる涙を、袖でふく・・・
そんな先生をみつめる皆。
「いろんなおっさんを おばさんを たくさん見てきたから 先生知ってんだ いいか おまえら」
「青春は何度でも来る」
「何度でも来るから 何度でもがんばれよ な」
泣く先生を抱きしめ、抱きしめ合う、朋鳴メンバー。
予選終了後。ロビーには千早と、袴を届けてくれた千早母。
「ほかのみんなとはここで解散?」と聞く千早母に、「今日はもう帰るだけだから」と母と一緒に帰ろうとする千早。
すると、ロビーの、サモトラケのニケ像の前にヒョロ君の姿が。
どうも千早に用があった様子。
「千早・・・さっきは・・・ちょっと言葉が違ったなと思って・・・」
『おまえは自分より強いやつしかみてねえんだ』という自分の言葉を、ヒョロ君も振り返ったもよう。
「おまえは ずっと・・・ 強くて孤独なやつのそばに いてやろうとしてたんだもんな」
小学校のときの、新。
微笑む、詩暢ちゃん。
「冷たくない」
「まちがってもねえよ」
それだけを言って、「じゃあな」と背中を向けるヒョロ君。
その腕をとって・・・抱き付く千早。
「え」「え」
驚く母、ヒョロ君。
”ずっと おれなんか 眼中になったろ”
小学校時代のヒョロ君を思い出す、千早。
「優勝おめでとう ヒョロくん」
「北央 強かった 強かった」
「全国大会では 負けないよっ」
千早は目に涙を浮かべ、強い眼差しでヒョロ君を見据える。
カチンコチンに固まったヒョロ君をおいて、「お母さん やっぱ 先帰ってて」と駆け去る千早。
(浮気か?ゆかり嬢に殺されるぞ、とヒョロ君をゆする須藤さんがカワイイ)
一緒に帰るのか、和室で集まっていた残りの瑞沢メンバーのところに飛び込んでいく。
「みんな!疲れてるとこごめん やっぱミーティングいいかな?」
驚くメンバー。
「ミーティングっていうか・・・ あの・・・ みんなと一緒に 帰りたい」
『チームの柱の 存在感』
「みんな帰る方向ちがいますけど・・・」
(千早)「送っていく」
「え?全員?」
(千早)「全員」
「えーーっ?」
なんだそれ、集団下校?といいながら嬉しそうな机くん、みんな。
最後に会場に向けて一礼した千早にならい、部員みんなで、礼。
その様子を見ていた、千早母。
『プロがなくても 仕事になったりしなくても 一緒に帰れなくても
あの子に かるたがあってよかった』
東京都予選が、終わり・・・・・・
舞台変わって、京都のパン屋さん。
今日も頑張った詩暢ちゃんに出されたのは、封筒。
中には今日までのアルバイト代が入っている。
「ごめんなあ やっぱり即戦力にならん子 雇う余裕のうてなあ」
「もっと 合うてるバイト 見つかるとええなあ」
との言葉に、
「ありがとうございます。パン苦手やしちょうどよかったです」
と応える詩暢ちゃん・・・。
若宮家では。
詩暢ちゃんが試食した全種類のパンの残りが、お祖母様の前に。
お茶菓子にといいながら、「がんばってらっしゃいますよ お嬢さん」と微笑む家政婦さんに、
「私もパンは苦手です」というお祖母様。
慌てて、お下げします、と言うのを「いえ」と押しとどめ、「そのうち家で作ってみたりするかもしれへんからなあ」(作る方のバイトではないけれどね)と、少しズレた孫に甘いところ?を見せる。
そこにかるたを持って飛び込む詩暢ちゃん。
座敷を使っているのをみて、失礼しました、と一礼して去る。
パンを口にしながら、詩暢が立ち去る気配がないのに気づく祖母。
「どうしました?」と声をかけられ、ふすまをあげて、「いつお座敷あく?練習したいんや」と尋ねる詩暢ちゃん。
様子がおかしいのを察したか、「どうしました?」という問いを重ねる祖母。
「かるたがしたいんや」と繰り返す詩暢。
「かるたが」
「かるたで生きたいのに できんっ」
「でも ほかのことも できんっ おかあさんみたいに 私もなる」
「おばあちゃんに 養ってもらって お荷物になって 悔しい 怖い でもできん」
「かるたしか 好きじゃない かるたしか できん」
泣きながらかるたを抱える詩暢。
祖母は黙ったまま、そのかるたの箱を取り上げる。
「いやや うちのかるた うちのや」と取り返そうとする詩暢に。
「これは 私が買ったもんや 手に入れたかったなら あんた」
「かるたの プロになるしかないやろ」
しっかり目線をあわせて告げる、祖母。
「は? ないもん そないなの」
「あんたはクイーンやろ? 女性の中では日本一強いんやろ?」
「うちは 周防名人にも負けん 男女とも合わせて 日本一や」
「それは 世界一ってことや」
静かに言い放たれる、祖母の言葉。
「若く 美しく 世界一つよいあんたがプロになれなんだら だれもなれん」
「覚悟しなさい 詩暢」
「世界で一人目の かるたのプロにおなりなさい」
その言葉に涙をとめる、詩暢。
藤岡東メンバーとともに練習に励む、新。
名人を前に黙々と練習する、太一。
仲間と体力づくりに走りこむ、千早。(思えば1年のときもここからからでした…!)
7月。
高校最後の、朱い夏が来る。
21号に、続く・・・!
1号お休みです、残念><
でも次号には、なんと末次先生と、「大奥」よしながふみさんとの対談が!
肉まんくん役矢本悠馬さんとのインタビューとともに、これは、必読・・・!
以下、感想つぶやきです。
◎一番の驚き。
前回、「会場、高校だったんですねー!うちの娘の高校にも、ひろーい立派な玄関付の和室があります。リアルさが増します」と記載しましたが。
なんと、東京都予選。
うちの娘の高校が会場(のモデル)でした…。
サモトラケのニケ像(触ると合格するとのジンクスがあって、中3の娘とぺたぺた触ったなあ・・・)にあれ?と思ったら、その背後の階段、和室、すべて、うちの娘の高校そのまんまでした。わー!
娘に見せたら大喜びしてそのままツイートしそうだったので、ネタバレになっちゃうから!と必死で止めた次第^^;
来週文化祭があり学校行くので、写真とって比較してみよう♪
◎しかし、冨原西も同じ勝ち星のはずだったのに・・・勝ち星の謎は解かれないままだったなあ・・・コミックスでは加筆されるかな。
◎鷲尾6段、予選の進行は地味にしっかり落ち着いていたのに、こってり熱い部分がちら見えする感じが新しいキャラでいいなと思いました。
なんとなーく・・・桜沢先生と昔馴染みだったらいいなあ、と妄想。ぜひ、桜沢先生にこの熱さ、突っ込み入れてほしい。
◎広史さんの「青春真っ只中」な感じ、良かったなあ・・・そしてその楽しさが、しっかり部員たちに伝わってるのが、良かった。
朋鳴が全国大会に出られなかったのは本当に残念だけど、それあってこそのこのシーンになるのかな。大好き。
でも、冨原西が全く描かれていないのは・・・確かに、北央に朋鳴のこれに冨原西までだとこってり感はあるかもですが・・・うーん・・・
◎ヒョロ君に抱き付いた千早、びっくりしました。
机くんや肉まんくん、かつては太一にも抱き付いていた千早。
高校生女子なのに、男女の別ない子どもの頃のままピュアな千早らしいところ、ではありますが…!
ある意味、罪作り・・・
でも一方で、新には、伸ばした手が届かなかったり、Tシャツの裾をにぎったりしているところが、キュンとくるんですよね・・・
久々に見たいな、そんな千早と新の接触・・・。
◎詩暢ちゃんバイト先のパン屋さん。お店の看板「Sweet Breat」となっていますが、もしや本当はSweet Bread??これはこれで別の意味もありますが…
◎そして来ました、詩暢ちゃんの目標!
バイトと聞いてかるたのことを心配していましたが・・・こう持ってくるための展開とは。
これで「太一が戻ってくるまでにクイーンになる」と告げた千早の夢と、詩暢ちゃんの目標が、真っ向から同じくらいの強さでぶつかることは必死。
クイーン戦が楽しみです・・・!
◎そして、物語には絡まないとはいえ、久々の!新ショット。
この流れで、詩暢、新チーム、太一、千早チーム、と来て「朱い夏」と来るならば・・・
藤岡東の全国大会出場はもちろん、詩暢が全国大会個人戦優勝を本気に取りに行くとともに、太一も、個人戦に参戦の流れ・・・?!
でも確かに、東西線で太一と新が当たるなら、そこではフェアなガチンコ勝負であってほしいので、太一復活は全国大会で果たしておいて欲しいかも。
太一が復活した場合、当たるのは千早とか新とか、はたまたクイーンか・・・気になるところです。
ところで。
ふと思い出しましたが、太一の名前の由来と、太一と名前が一緒の新海先生の伏線には、いつスポットライトがあたるのでしょう??
これはこれで楽しみです。
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