ひねもす ちはやふる
HN福ら雀による、漫画「ちはやふる」に関する思ったことのつれづれ考察。 基本的に、否定より現状肯定、貶すより良いほうに捉えることをメインのスタンスとしています。感想より分析が好きです。 支部もやってます↓ http://www.pixiv.net/member.php?id=11693593
ちはやふる35巻 感想
- 2017/08/11 (Fri) |
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とうとう出ました35巻!
ぎりぎりまで収録されると思いきや、BE・ LOVE 13号の183首までの収録でした。
ストーリー的には「これから準決勝」という、対戦カードに気が揉める展開ではありますが区切りはよいのかもです。
表紙はブログでも話題にあがっていた、金木犀と太一。
うるおい太一に、帯の「その香りに惑い、溺れる」が意味深です・・・
金木犀の花言葉は、「謙虚」ほか。
その姿が見えなくても、「千里先まで届く」と例えられるほど、その芳香だけで道行く人に秋の訪れを知らせることができる花。
周防さん本人はいないけれど、その匂いがする=太一が周防さんと同じ匂いをさせている、ということの喩えなのですよね、きっと。
太一の袴の翠とあいまて、綺麗な表紙です・・・
裏表紙は、ちはやふるカレーのメンズ。
帯で肉まんくん机くんが隠れてしまうので、一見太一と新のツーショットに見える?!
今回あらためて予選を頭から読み直して、やっぱり速水さんにユーミン、好きだなあと思いました。
もっとスポットライトが当たってほしいけど、本編からぶれそうなので、外伝で翠北会やってくれないかななんて。
速水さんと肉まん君で、いいご縁ができたりするかも?!
さて、今回コミックスをざっと読んで、「あれ?びらぶ本誌と違う」と気づいた箇所が183首で2つありました。
かつてブログの183首の感想で、こんなことを書きました。
「名人を目指す人たち相手にできるかやってみよう」という太一のモノローグ(ふきだし)、一連のふきだしなしのモノローグと不思議なバランスです。
もしかして、これは後から付け足されたネーム・・・?
なんて、妄想かもしれませんが(^^;)
ここの部分が、コミックスではさらに変わっていたのです。
「名人を目指す人たち相手にできるかやってみよう」のふきだしが、地のモノローグに代わり、ふきだしには新たなネーム
「何人が本気で目指してるかわかんねえけど」
が入っているのです。
参加者すべてが、「名人を目指す人たち」ではない。
「(自分を含めて)何人が本気で目指してるかわからないけれど」という、言い訳とも、ドライともとれるせりふ。
名人戦の予選なのだから、「全員が本気で目指している」と言ってもいいはず。
そこをあえてこう言う太一は、ドライなのでしょうか、それとも熱くなりそうな自分を散らそうとしているのでしょうか?
ひとつ言えることは、太一の目指すものがまだはっきりとはつかめないことです。
末次先生は意図的に小出しになさってるのだと思いますが、読者が太一に対して「??」となってしまっている現状に対しての、この吹き出しはヒントなのかもしれません・・・
あと1点の変更点は、桜山荘での菫ちゃんと太一母のシーン。
びらぶ本誌では、紅茶を口に運ぶ太一母に、
「好きな人の・・・」
と思う菫ちゃんでしたが、コミックスでは、
「いい匂いがする・・・」
という吹き出しが追加になっていました。
ここも、太一の「匂い」がらみです。
今回、周防名人の弟子として、どこまで通じるかを必至にぶつけている太一。
「どんなにかけがえがなくてもだれかの物語の一部分」というモノローグと意味ありげにつながり、「あなたはちゃんとあなたになってるのね・・・太一は・・・(私は・・・)」と思いにふける太一母。
このあたりの伏線が、「匂い」を交えてドカンと来そうな気がします。
というか、ぜひ来てほしいです!!
36巻は11/13発売。
1コミックスに5首入るとして、3首(184-186首)ストックがあるのであと2首。
第187首は1号あいて9/15発売のびらぶに載るようなので、第188首も1号あいて10月のびらぶになってしまうかな?
ともあれ36巻でどこまで行くのか・・・楽しみです。
ぎりぎりまで収録されると思いきや、BE・ LOVE 13号の183首までの収録でした。
ストーリー的には「これから準決勝」という、対戦カードに気が揉める展開ではありますが区切りはよいのかもです。
表紙はブログでも話題にあがっていた、金木犀と太一。
うるおい太一に、帯の「その香りに惑い、溺れる」が意味深です・・・
金木犀の花言葉は、「謙虚」ほか。
その姿が見えなくても、「千里先まで届く」と例えられるほど、その芳香だけで道行く人に秋の訪れを知らせることができる花。
周防さん本人はいないけれど、その匂いがする=太一が周防さんと同じ匂いをさせている、ということの喩えなのですよね、きっと。
太一の袴の翠とあいまて、綺麗な表紙です・・・
裏表紙は、ちはやふるカレーのメンズ。
帯で肉まんくん机くんが隠れてしまうので、一見太一と新のツーショットに見える?!
今回あらためて予選を頭から読み直して、やっぱり速水さんにユーミン、好きだなあと思いました。
もっとスポットライトが当たってほしいけど、本編からぶれそうなので、外伝で翠北会やってくれないかななんて。
速水さんと肉まん君で、いいご縁ができたりするかも?!
さて、今回コミックスをざっと読んで、「あれ?びらぶ本誌と違う」と気づいた箇所が183首で2つありました。
かつてブログの183首の感想で、こんなことを書きました。
「名人を目指す人たち相手にできるかやってみよう」という太一のモノローグ(ふきだし)、一連のふきだしなしのモノローグと不思議なバランスです。
もしかして、これは後から付け足されたネーム・・・?
なんて、妄想かもしれませんが(^^;)
ここの部分が、コミックスではさらに変わっていたのです。
「名人を目指す人たち相手にできるかやってみよう」のふきだしが、地のモノローグに代わり、ふきだしには新たなネーム
「何人が本気で目指してるかわかんねえけど」
が入っているのです。
参加者すべてが、「名人を目指す人たち」ではない。
「(自分を含めて)何人が本気で目指してるかわからないけれど」という、言い訳とも、ドライともとれるせりふ。
名人戦の予選なのだから、「全員が本気で目指している」と言ってもいいはず。
そこをあえてこう言う太一は、ドライなのでしょうか、それとも熱くなりそうな自分を散らそうとしているのでしょうか?
ひとつ言えることは、太一の目指すものがまだはっきりとはつかめないことです。
末次先生は意図的に小出しになさってるのだと思いますが、読者が太一に対して「??」となってしまっている現状に対しての、この吹き出しはヒントなのかもしれません・・・
あと1点の変更点は、桜山荘での菫ちゃんと太一母のシーン。
びらぶ本誌では、紅茶を口に運ぶ太一母に、
「好きな人の・・・」
と思う菫ちゃんでしたが、コミックスでは、
「いい匂いがする・・・」
という吹き出しが追加になっていました。
ここも、太一の「匂い」がらみです。
今回、周防名人の弟子として、どこまで通じるかを必至にぶつけている太一。
「どんなにかけがえがなくてもだれかの物語の一部分」というモノローグと意味ありげにつながり、「あなたはちゃんとあなたになってるのね・・・太一は・・・(私は・・・)」と思いにふける太一母。
このあたりの伏線が、「匂い」を交えてドカンと来そうな気がします。
というか、ぜひ来てほしいです!!
36巻は11/13発売。
1コミックスに5首入るとして、3首(184-186首)ストックがあるのであと2首。
第187首は1号あいて9/15発売のびらぶに載るようなので、第188首も1号あいて10月のびらぶになってしまうかな?
ともあれ36巻でどこまで行くのか・・・楽しみです。
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