ひねもす ちはやふる
HN福ら雀による、漫画「ちはやふる」に関する思ったことのつれづれ考察。 基本的に、否定より現状肯定、貶すより良いほうに捉えることをメインのスタンスとしています。感想より分析が好きです。 支部もやってます↓ http://www.pixiv.net/member.php?id=11693593
ちはやふる 138首の黒い札はなんの札?
- 2014/10/07 (Tue) |
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【1】告白直後に千早に降る黒い札。
【2】138首の最後にふたりに降る黒い札。
私が判読できた札は以下の通り。
(歌の意味は「ちはやと覚える百人一首暗記カード」を娘より拝借。)
【1】告白直後に千早に降る黒い札、5枚。
①いかにひさしきものとかはしる
→「なげきつつひとりぬる夜」が「ひさしきもの」と思うのは、
これまでの太一?それともこれからの千早?
②わかみよにふるなかめせしまに
→菫ちゃんの歌。
「美しかった花(桜)の色はむなしく色あせてしまったのですね。
むなしく世を過ごしている間に自分の姿や顔かたちも衰えてしまった。」(9巻より)
「桜の花の色つやはすっかりあせてしまったなあ。
私の容色も同じ。むなしく身をこの世において、春の長雨をながめて
物思いにふけっているうちに」(暗記カード)
「色あせる」で恋の移ろいを、「経る」で時間が経って以前とは変わってしまったことを示す?
「物思い」も、太一と千早っぽい・・・。
③うしとみしよぞいまはこいしき
→「辛いと思った過去が、いまは恋しく思われるのだから」
うーむ、太一が千早のそばでずっと見ていた過去を振り返ってっぽい・・・?
④「くものいつこにつきやとるらん」
→「夏の短夜はまだ宵のままで明けてしまったけれど
いったい雲のどのあたりに、月はとどまっているのだろうか」
むむむ。。。「宵のままで明ける」あたりに、
逢瀬のための長い夜を持てないまま、予想外に結末を迎えてしまった恋を暗示??むつかしい
⑤「みをつくしてやこひわたるべき」
→「澪標のように身を尽くして恋い続けるのでしょうか」
に、太一の姿を見るようです・・・
【2】138首の最後にふたりに降る黒い札。
①わかみよにふるなかめせしまに
→上の(1)とダブルで登場。いちばん関連が深い歌??
②ころもろすてふあまのかくやま
→「春過ぎて」だから、季節の春と、瑞沢かるた部の「春」が過ぎたということ?
③ふりゆくものはわかみなりけり
→「老いる」訳ではないけれど、やはり時が流れて変わっていく自分たちを示す??
札ひとつとっても、奥深い・・・!「ちはやふる」。
【蛇足】
古典で典型的な三角関係といえば、
「真間の手児奈」と「源氏物語」の「浮舟」。
千早は苦しんで身を投げる手児奈キャラではないし、
(複数の男も思われて、は合ってるけど、
誰にも寄り添うことなく・・・というところが似たらちょっと嫌かも><)
浮舟のような運命にゆらゆらするキャラじゃないけれど、
原典は未読ながら大和先生の「あさきゆめみし」的には・・・
身体寄りな匂宮が太一っぽく。
精神寄りな薫が新っぽい。
ところはあるかも???
太一は女好きじゃないし、新は屈折してないけど^^;
でも、ふたりが桜の木の下、衣冠束帯姿で並んだら絵になるなあ・・・
御簾の向こうには瑞沢女子三人衆に由宇ちゃん(笑)
詩暢ちゃんは女宮かなあ
【2】138首の最後にふたりに降る黒い札。
私が判読できた札は以下の通り。
(歌の意味は「ちはやと覚える百人一首暗記カード」を娘より拝借。)
【1】告白直後に千早に降る黒い札、5枚。
①いかにひさしきものとかはしる
→「なげきつつひとりぬる夜」が「ひさしきもの」と思うのは、
これまでの太一?それともこれからの千早?
②わかみよにふるなかめせしまに
→菫ちゃんの歌。
「美しかった花(桜)の色はむなしく色あせてしまったのですね。
むなしく世を過ごしている間に自分の姿や顔かたちも衰えてしまった。」(9巻より)
「桜の花の色つやはすっかりあせてしまったなあ。
私の容色も同じ。むなしく身をこの世において、春の長雨をながめて
物思いにふけっているうちに」(暗記カード)
「色あせる」で恋の移ろいを、「経る」で時間が経って以前とは変わってしまったことを示す?
「物思い」も、太一と千早っぽい・・・。
③うしとみしよぞいまはこいしき
→「辛いと思った過去が、いまは恋しく思われるのだから」
うーむ、太一が千早のそばでずっと見ていた過去を振り返ってっぽい・・・?
④「くものいつこにつきやとるらん」
→「夏の短夜はまだ宵のままで明けてしまったけれど
いったい雲のどのあたりに、月はとどまっているのだろうか」
むむむ。。。「宵のままで明ける」あたりに、
逢瀬のための長い夜を持てないまま、予想外に結末を迎えてしまった恋を暗示??むつかしい
⑤「みをつくしてやこひわたるべき」
→「澪標のように身を尽くして恋い続けるのでしょうか」
に、太一の姿を見るようです・・・
【2】138首の最後にふたりに降る黒い札。
①わかみよにふるなかめせしまに
→上の(1)とダブルで登場。いちばん関連が深い歌??
②ころもろすてふあまのかくやま
→「春過ぎて」だから、季節の春と、瑞沢かるた部の「春」が過ぎたということ?
③ふりゆくものはわかみなりけり
→「老いる」訳ではないけれど、やはり時が流れて変わっていく自分たちを示す??
札ひとつとっても、奥深い・・・!「ちはやふる」。
【蛇足】
古典で典型的な三角関係といえば、
「真間の手児奈」と「源氏物語」の「浮舟」。
千早は苦しんで身を投げる手児奈キャラではないし、
(複数の男も思われて、は合ってるけど、
誰にも寄り添うことなく・・・というところが似たらちょっと嫌かも><)
浮舟のような運命にゆらゆらするキャラじゃないけれど、
原典は未読ながら大和先生の「あさきゆめみし」的には・・・
身体寄りな匂宮が太一っぽく。
精神寄りな薫が新っぽい。
ところはあるかも???
太一は女好きじゃないし、新は屈折してないけど^^;
でも、ふたりが桜の木の下、衣冠束帯姿で並んだら絵になるなあ・・・
御簾の向こうには瑞沢女子三人衆に由宇ちゃん(笑)
詩暢ちゃんは女宮かなあ
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